悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

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La Madrugada 23 〔嬉戯 3〕# R18

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男根ここめてやるのは初めてだったな……」

 兄は弟の、色の薄い鬼頭鈴口に浮かぶ精を舌でめ取り、吸う。

「あ……ぃヤ……兄さま、しずく、まだこぼれて……ないっ!ーーダメ、あ……め、ないで……っ」

 ちゅく……

 視界をふさがれた弟の耳に、その音はやけに大きく、卑猥ひわいに聞こえた。

「リシェが先に兄さまを誘惑ゆうわくしたろう? どうした」

 兄は体を起こし、弟を引き上げてもう一度自分の膝に乗せて抱いた。

「だ……って……」
 戦慄わななくく弟の唇を、兄は吸ってやり、うながす。

「ん?」

男根ペニス、だけ……で。イかせない、って……」
 恥じ入るようにうつむく弟に、兄の笑みが深くなる。

「兄さまの命令を忘れないのだな、リシェは。ーーだが、リシェ……」

 兄の手が下り、指が肛門アヌスふちくすぐる。

アヌスココは? 最奥おくうずいているだろう?」

「ーーんっ……」
 弟は、耐えるように切な気に口を結び、うなずいた。

「リシェは、もう男根ペニスだけでイけない身体だ。兄さまが、そうしつけた。だからもう気にするな。リシェの可愛い乳首も……そして肛門アヌスも、一緒に責めてあげるから。ーー自分で言いなさい。して欲しいことを」

 兄はそう教えて、もう一度、ソファファラに弟を押し倒した。

 思いついたことは全て、口に出すように……。

「あ……、兄さま……リシェ男根ペニス……乳首と……肛門アヌスも一緒に……シて……リシェに、意地悪……して、いい……から……シて、ください……」

 兄は、クスクス笑って弟をめた。

「良い子だ、リシェ。足を大きく開いて……自分でひざを抱えなさい」

「や……兄さま……恥ず、かしい……っ」

 弟は羞恥しゅうちに叫んでも、兄の命令には逆らわない。命じられた通りに、膝を抱えて大きく足を開いた。

 また、弟は泣いてしまったが、それを兄はとがめないことは、もう覚えた。

「恥ずかしいね、リシェ。イヤらしい格好、可愛いよ。ーーはずかしめられて……いんだろう?」

「ぅ……好き……兄さまに、はずかしめられるの、好き……ぃ……です……」

 兄は莞爾かんじと笑む。

「良い子だ」

「ーーぁあ、気持、ち……悦いっ……!」

 兄は弟の男根ペニスの先端をくじき、同時に肛門アヌスめた。

肛門ココ調教しつけは、本来こうして男根ペニスへ与えられる刺激快感肛門アヌスのものとひも付けるか、錯覚さっかくさせるか……その内、肛門なかの|前立腺良いトコロを責めて仕込んでいく……だが、リシェにはそれを許さなかった」

 ちゃぷ、……ちゅ……ちゅぷ……卑猥な水音と、悦楽えつらくに、あっという間さえなく、弟は支配され、尻を振り始める。

「リシェ、お前には最初からアヌスおんなよろこびだけを調教し教えた。もう、例え男根ペニスをしゃぶってやっても、リシェお前は、肛門アヌスへの責めをねだるよ」

 兄は弟の鬼頭きとうくわえて、音を、立ててしゃぶってやった。
 性器への刺激だけてなく、淫靡いんぴに立てられた音も、二人の性感をあおっていく。

「あんっ……あ……や…………っん、!」

 兄に先端鈴口を強く吸われ、弟の背が大きくる。

「に……さまっ! ぁ……ねがっ…………、」 
 弟は、兄の言った通りのことを、い願った。

「ーー兄さま……もう、許し……て」
 泣きながら、兄に許しを乞う。

肛門アヌスの、最奥おく……ーーリシェの、ア……肛門アヌス最奥おくを、弄っ……て、くださ……い」

 リシェ肛門アヌスを責められたい……リシェは、肛門アヌスいからーー弟は何度も、兄に泣いて願い、巻かれたきれらした。
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