35 / 66
La Madrugada 23 〔嬉戯 3〕# R18
しおりを挟む
「男根を舐めてやるのは初めてだったな……」
兄は弟の、色の薄い鬼頭に浮かぶ精を舌で舐め取り、吸う。
「あ……ぃヤ……兄さま、雫、まだ溢れて……ないっ!ーーダメ、あ……舐め、ないで……っ」
ちゅく……
視界を塞がれた弟の耳に、その音はやけに大きく、卑猥に聞こえた。
「リシェが先に兄さまを誘惑したろう? どうした」
兄は体を起こし、弟を引き上げてもう一度自分の膝に乗せて抱いた。
「だ……って……」
戦慄く弟の唇を、兄は吸ってやり、促す。
「ん?」
「男根、だけ……で。イかせない、って……」
恥じ入るように俯く弟に、兄の笑みが深くなる。
「兄さまの命令を忘れないのだな、リシェは。ーーだが、リシェ……」
兄の手が下り、指が肛門の縁を擽る。
「アヌスは? 最奥が疼いているだろう?」
「ーーんっ……」
弟は、耐えるように切な気に口を結び、頷いた。
「リシェは、もう男根だけでイけない身体だ。兄さまが、そう躾た。だからもう気にするな。リシェの可愛い乳首も……そして肛門も、一緒に責めてあげるから。ーー自分で言いなさい。して欲しいことを」
兄はそう教えて、もう一度、ソファに弟を押し倒した。
思いついたことは全て、口に出すように……。
「あ……、兄さま……僕の男根……乳首と……肛門も一緒に……シて……僕に、意地悪……して、いい……から……シて、ください……」
兄は、クスクス笑って弟を褒めた。
「良い子だ、リシェ。足を大きく開いて……自分で膝を抱えなさい」
「や……兄さま……恥ず、かしい……っ」
弟は羞恥に叫んでも、兄の命令には逆らわない。命じられた通りに、膝を抱えて大きく足を開いた。
また、弟は泣いてしまったが、それを兄は咎めないことは、もう覚えた。
「恥ずかしいね、リシェ。イヤらしい格好、可愛いよ。ーー辱しめられて……悦いんだろう?」
「ぅ……好き……兄さまに、辱しめられるの、好き……悦ぃ……です……」
兄は莞爾と笑む。
「良い子だ」
「ーーぁあ、気持、ち……悦いっ……!」
兄は弟の男根の先端をくじき、同時に肛門を舐めた。
「肛門の調教は、本来こうして男根へ与えられる刺激を肛門のものと紐付けるか、錯覚させるか……その内、肛門の|前立腺を責めて仕込んでいく……だが、リシェにはそれを許さなかった」
ちゃぷ、……ちゅ……ちゅぷ……卑猥な水音と、悦楽に、あっという間さえなく、弟は支配され、尻を振り始める。
「リシェ、お前には最初からアヌスの悦びだけを調教した。もう、例え男根をしゃぶってやっても、リシェは、肛門への責めをねだるよ」
兄は弟の鬼頭を咥えて、音を、立ててしゃぶってやった。
性器への刺激だけてなく、淫靡に立てられた音も、二人の性感を煽っていく。
「あんっ……あ……や…………っん、!」
兄に先端を強く吸われ、弟の背が大きく反る。
「に……さまっ! ぁ……ねがっ…………、」
弟は、兄の言った通りのことを、請い願った。
「ーー兄さま……もう、許し……て」
泣きながら、兄に許しを乞う。
「肛門の、最奥……ーー僕の、ア……肛門の最奥を、弄っ……て、くださ……い」
僕、肛門を責められたい……僕は、肛門が悦いからーー弟は何度も、兄に泣いて願い、巻かれた裂を濡らした。
兄は弟の、色の薄い鬼頭に浮かぶ精を舌で舐め取り、吸う。
「あ……ぃヤ……兄さま、雫、まだ溢れて……ないっ!ーーダメ、あ……舐め、ないで……っ」
ちゅく……
視界を塞がれた弟の耳に、その音はやけに大きく、卑猥に聞こえた。
「リシェが先に兄さまを誘惑したろう? どうした」
兄は体を起こし、弟を引き上げてもう一度自分の膝に乗せて抱いた。
「だ……って……」
戦慄く弟の唇を、兄は吸ってやり、促す。
「ん?」
「男根、だけ……で。イかせない、って……」
恥じ入るように俯く弟に、兄の笑みが深くなる。
「兄さまの命令を忘れないのだな、リシェは。ーーだが、リシェ……」
兄の手が下り、指が肛門の縁を擽る。
「アヌスは? 最奥が疼いているだろう?」
「ーーんっ……」
弟は、耐えるように切な気に口を結び、頷いた。
「リシェは、もう男根だけでイけない身体だ。兄さまが、そう躾た。だからもう気にするな。リシェの可愛い乳首も……そして肛門も、一緒に責めてあげるから。ーー自分で言いなさい。して欲しいことを」
兄はそう教えて、もう一度、ソファに弟を押し倒した。
思いついたことは全て、口に出すように……。
「あ……、兄さま……僕の男根……乳首と……肛門も一緒に……シて……僕に、意地悪……して、いい……から……シて、ください……」
兄は、クスクス笑って弟を褒めた。
「良い子だ、リシェ。足を大きく開いて……自分で膝を抱えなさい」
「や……兄さま……恥ず、かしい……っ」
弟は羞恥に叫んでも、兄の命令には逆らわない。命じられた通りに、膝を抱えて大きく足を開いた。
また、弟は泣いてしまったが、それを兄は咎めないことは、もう覚えた。
「恥ずかしいね、リシェ。イヤらしい格好、可愛いよ。ーー辱しめられて……悦いんだろう?」
「ぅ……好き……兄さまに、辱しめられるの、好き……悦ぃ……です……」
兄は莞爾と笑む。
「良い子だ」
「ーーぁあ、気持、ち……悦いっ……!」
兄は弟の男根の先端をくじき、同時に肛門を舐めた。
「肛門の調教は、本来こうして男根へ与えられる刺激を肛門のものと紐付けるか、錯覚させるか……その内、肛門の|前立腺を責めて仕込んでいく……だが、リシェにはそれを許さなかった」
ちゃぷ、……ちゅ……ちゅぷ……卑猥な水音と、悦楽に、あっという間さえなく、弟は支配され、尻を振り始める。
「リシェ、お前には最初からアヌスの悦びだけを調教した。もう、例え男根をしゃぶってやっても、リシェは、肛門への責めをねだるよ」
兄は弟の鬼頭を咥えて、音を、立ててしゃぶってやった。
性器への刺激だけてなく、淫靡に立てられた音も、二人の性感を煽っていく。
「あんっ……あ……や…………っん、!」
兄に先端を強く吸われ、弟の背が大きく反る。
「に……さまっ! ぁ……ねがっ…………、」
弟は、兄の言った通りのことを、請い願った。
「ーー兄さま……もう、許し……て」
泣きながら、兄に許しを乞う。
「肛門の、最奥……ーー僕の、ア……肛門の最奥を、弄っ……て、くださ……い」
僕、肛門を責められたい……僕は、肛門が悦いからーー弟は何度も、兄に泣いて願い、巻かれた裂を濡らした。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる