悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

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La Madrugada 24 〔嬉戯 4〕# R18

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日陰シェイ、ティゼ」
 ちゅぱ……兄が、弟の男根ペニスをしゃぶりながら、日陰シェイドに命じる。

「色は? あるじ

「ーー青。胸にも落とせ」

「承知。ーーあるじ、手を」
 差し出された兄の手に、日陰シェイドは青ティゼの軟膏ローションをいつものように、まとわせた。

 そして日陰シェイドは、ポタ……、ポタ……と、弟の乳首の上に軟膏ローションを落とした。ーー鋭敏えいびんになっている弟の身体は、それだけで面白いように飛び跳ねた。

「いやっ! 兄さまっ!! いやぁっ!!!」
 視覚でとらえられないことによる、予期できない刺激が、強過ぎる快感に変換されてしまう。

 肛門アヌスへの責めを望んだ弟は、その強過ぎる快感に堪えられず、声をあげる。

 ぬぷ、ぬぷ……と、青のティゼの軟膏ローションまとった兄の指が、弟の肛門アヌスしずめられ、前立腺良いところを探し当てられ、ゆっくりとマッサージがほどこされ始められた。すで肛門アヌスで快楽を得ることができる身体ではあったが、性急に生い立てることなく、悦楽でけるよう、中をでられていく。

 そしてもう片方の手は、ティゼが落とされた胸にティゼを伸ばし、すべらせていく。そしてすべらせた指の引っ掛かりを……まんでは、ね回しさいなんだ。
 時にその引っ掛かりをーー弟の乳首を、強くまみあげると、弟の肛門アヌスはきゅ……と絞られ、快感の道筋を作られた。

「ーーひっ、……ああっ!」

 その間も、弟の男根ペニスは、兄にしゃぶられながら、いいように責められた。ーーなのに、キツい快感を与えられながら、弟は、男根ペニスへの刺激だけではイくことはできなかった。もう、茎環ペニスリングいましめられていなくても。

 弟は、兄が良いと言うまで、許しを乞わなければならなかった。

「に……さま……、リシェの……リシェ肛門アヌスを……もっとリシェ肛門アヌス苛めてめて! 射精さイか、せて……くだ、さい……」

 弱いところ全てを同時に責められ、弟は、甲高い嬌声きょうせいをあげること、兄に射精の許しを乞うこと、指先で強くソファファラの地をくことしかできなかった。
 それを日陰シェイドに見とがめられ、怪我けがをさせないために、日陰シェイドのその手で、弟の両手首を頭上でいましめられてしまった。

 兄は、頃合いを計り弟の乳首を責めていた指を放して、弟のぎょくを柔らかくで、会陰えいんをゆるく刺激してやる。

「……や……もう……いや…………許してください、兄さま……射精さイかせて」
 
「良いだろう。リシェ、イくことを許すよ」

「…………あぁーーっ! ……兄、さま、リシェ、イくっ……」

 きゅ、と兄が前立腺イイところを強く刺激しながら、男根ペニスを吸うと、弟はあえかに声を引き、射精した。

 射精に然程さほどの勢いはなく、兄はその精を難なく口腔こうこうで受け止め、弟に口移した。

リシェお前のだ。飲みなさい」
 コク……兄に命じられた通り、弟は自分の精を飲み下した。

「美味しく……ない。兄さま……の、美味しいのに……」
 上がる息に胸を上下させながら、弟は口元をとがらせた。

 クス……と笑って、兄は応えた。
「兄さまは、リシェの精が美味しいのにな」
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