悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

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La Madrugada 20 〔寵辱 4〕# R18

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 弟が荒く息をつき、ドライメスイキに半ば放心している合間に、兄は、足を拘束していた鎖を外して下ろさせた。そして、後ろ手にされていた手首のいましめを外し、左右のヘッドボードの鎖に改めて繋いだ。

「大丈夫か? リシェ」
 兄は、めるように弟の頭をで、口づけを与えた。

「あ……兄さま……」

 口づけは弟の首筋から胸まで辿たどり、乳首がめられ、あまみされながら優しく吸われた。
 兄の指先が、弟の感じるところを触れるか触れないかの愛撫あいぶほどこしていく。

「ん……」

 あえかに吐息をこぼす弟は、与えられる快感を丁寧に拾い上げていく。

「あぅ……ん……兄さま……」
  
ドライメスイキの直ぐ後では、キツいだろう? リシェがもどかしく感じるくらいで丁度良い。少し、ゆっくりな」

 兄の手が腰から鼠径部そけいぶすべり、茎環ペニスリングめられている男根ペニス鬼頭鈴口辿たどり着く。わずにじむ精をすくい、満足そうに笑む。

ドライメスイキはーーかったか?」

 弟は、恥じらうようにうつむき、うなずいて言った。
「ーー……凄く。……リシェ……本当に、性奴隷おんなになったんですね……」

「そう。兄さまが望んだ時には、必ず足を開かなければならない性奴隷おんなにだ。……さあ、もう一度だよリシェ。大きく足を開きなさいーー自分から」

 弟は眼を閉じて足を開いたが、直ぐに兄から叱責しっせきされた。

「眼を閉じて良いとは言っていないよ、リシェ」
「はい、兄さま……」

 兄は開かれた弟の足を抱え、己れの男根ペニスを弟の肛門アヌスに突き刺した。
 兄の白濁で満たされた肛門アヌスが、ヌプり……と淫靡いんぴな音を聞かせる。

「んっ…………! は…………」

「リシェ、足は自由にした。ーー兄さまの身体に足を絡めてごらんーーそう、上手だ」
 弟は素直に、兄の身体に足を絡め……それだけでもひどく感じてしまう。

「兄さま……リシェ、すごく、感じて……あーー……ねがっ……」
 弟は、切な気に眼を細め、唇を薄く開いた感にたええないはしたない表情かおで、はしたないことを、兄にう。

最奥おく……っーー男根ペニス、突いてーー……ってくだ……」

 ーー兄の抽挿ちゅうそうが始まり、弟に声をあげさせた。

「いい表情かおをしているーー気持ち悦いか? リシェ」
「あ………………に、さまーーもっと、いっぱい……っ」

 兄の身体に、足を絡めることを許された弟は、すぐに極まってしまう。

「兄さま……っーーリシェ、……っ」
「ーー兄さまがいいと言うまで、イくのを我慢しなさい、リシェ……飛ぶくらいくなるからな」



 §



「……、…………さま」

 弟が気づいた時には、ヘッドボードに鎖で繋がれていた両腕が外されており、兄の胸に抱かれていた。

 兄に、半ば意識を飛ばし重くなっていただろう身体を起こされ、緩慢かんまんに下から突き上げられ、揺さぶられていた。

「手も、兄さまの身体に回して……そう、いいよ」
 弟は兄の背に手を回した。

 互いの汗で、しっとりとれている身体を抱き、弟は頬を寄せた。
 兄の精を受けた肛門アヌスは、下から緩く突き上げられながら、婬猥いんわいな音を聞く。

「……んっーー……や、らし……音する……」
 浅い息の中から、弟がつぶやく。

「兄さまの精を沢山肛門アヌスに注いだからな……悦いだろう?」

「ん……悦ぃ……は…ぁ……」

 次第に弟の瞼が閉じていき、背に回されていた腕がすべり落ち、身体が完全に兄に預けられた。

 兄はふっと微笑み、弟の身体を支え直すと、意識を落としたままの弟の肛門アヌス男根ペニスで、良いように突き上げた。

「ーーっ……は…………っ」
 愛しい弟の肛門アヌスを存分に犯した後、尻をきつくつかみ、兄は、精を弟の肛門アヌスへ叩きつけるかのように射精した。

「ああ悦いーー……悦いね、リシェ……」
 荒い息を収めた兄は、既に聞こえていない弟へ愛しさを込めてささやいた。
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