【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第27章 アリムの無理とクラスター制度

170 シフターは聖女ではない

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宝物庫の準備室前の空いたスペースに設置された折りたたみ机に椅子を集めて話し合っている。

シュウピン、メラニィ、セーラ
[  折りたたみ机  ]
スリーカーさん、絵美

のように座っている。


スリーカー(理香の転生体)
「一番安全で確実な方法を提案します。
 メラニィ様には、シフターになってもらいましょう。」

シュウピン
「シスターですか?
 ライトノベルの聖女さまになってどうするのですか?」

スリーカー(理香の転生体)
「いいえ、ちがいます。
 クラスター制度の一覧表を出してもらえますか?」

セーラ
「どうぞ、これです。
 スリーカーさん。」

絵美
「セーラさん、あなたってなんて気が利くの?
 ギューしてあげる。」

絵美は、セーラを抱きしめた。
いつもなら、メラニィが引き剝がしにかかるのだが・・・

絵美
「メラニィさんは、別人みたいね。」

メラニィ(理香の転生体)
「わたしは、めら兄さんではないです。」

絵美
「えーっとね、そうじゃなくて・・・」

スリーカー
「絵美様、栄語風の名前を聞き取りできないだけです。
 いまは、聞き流してあげてください。」

メラニィ
「栄語風の名前といえば、月夜様の名前も聞き取れなかったわ。
 するな、するな、って、なにもしていないのに、ひどいよね。」

スリーカー
「理香、あれから、300年の年月が流れました。
 わたしとあなたは、同じ記憶を共有しています。」

メラニィ
「もうひとりの私かあ。
 そう言えば、あなたは、15歳のころのわたしに似ているわ。」

スリーカー
「ええ、その通りです。
 あなたは、20歳のころのわたしに似ています。」

シュウピン
「いつまで待たせますか?」

いつも無表情なシュウピンとは思えないくらい余裕が感じられない。

スリーカー
「失礼しました。
 いま、メラニィ様の身体には、メラニィ様としての記憶とわたし理香としての記憶というか人格が同居しています。 そのふたりを共存させる方法についての説明を始めます。

 クラスター表のココをご覧ください。」

スリーカーさんは、↓ 左側の表、見出し「女性」の列2行目 Shifter 、シフターです。


シュウピン
「女の人の上のクラスね。
 この Shifter についての情報は無かったわ。」

スリーカー
「そうでしょうね。
 最高機密ですから、ご存じの方はクラスター制度を作成された方だけだと思います。」

絵美
「サア女王しか知らないということね。」

スリーカー
「フルネームをお聞きしてもいいですか?」

絵美
「サアロフィア メイ カセイダードです。」

☆ わたしは、絵美のハイシスにして、カセイダード本星の女王をしています。
☆ Surlofiaサアロフィア Mayメイ Kaseidardカセイダード です。
☆ カセイダード本星の女王になる前の苗字みょうじ家名かめいは、Rubielineルビエラインです。

☆ 106 21日目 女王様との謁見 参照


スリーカー
「そうですか、良い響きのお名前ですね。」

絵美
「そうでしょう。 でも、長いから、普段は「サア」って、呼んでいるわ。」

スリーカー
「それは良い愛称ですね。」

絵美
「でしょう。」

絵美は笑顔だったが、スリーカーさんの表情は冷や汗が隠しきれなかった。

スリーカー こころの声
『どうして、第16神 政治調和の女神様 サアロフィア様と同じ名前なのよ。
 もしかして、天祥てんしょうなの。』

☆ <<< 天祥てんしょう遺伝子いでんし >>>
☆ 
☆  天の神に愛された人間を指す。
☆  しょうは、神へのいけにえのひつじという意味です。
☆  神様と同じ容姿ようし、つまりルックスをあたええられているというせつもあります。
☆ 054 10日目 天祥(てんしょう)遺伝子 参照


シュウピン
「それで、この Shifter についての情報をスリーカーさんは、ご存じなのですか?」

スリーカー
「はい、存じています。
 女性の二重人格制御者のことです。」

シュウピン
「メラニィは多重人格になってしまったのですか?
 後から出てきた人格に消えてもらうか眠ってもらうことは出来ないのですか?」

スリーカー
「シュウピン様、いい加減にしないと私も怒りますよ。
 あなた、いったいナニ様ですか?」

スリーカーさんは、シュウピンのタグを見た。

===============
シュウピン

天祥: 第4神 未来知見の女神 ミサキ
===============

スリーカー こころの声
『ミサキ様の天祥だったの。
 それにしては、冷静さに欠けるわね。
 ああ、それほど、メラニィ様を愛しているということね。』

シュウピン
「わたしの可愛いサブシスであるメラニィに異変が起こっています。
 冷静さは、山の向こうに飛んでいきましたわ。」

スリーカー
「御心中お察しします。

 ただ、メラニィ様に異変が起こったのではなく、新しい力を得た強化イベントが発生したとお考えいただけませんか?」

シュウピン
「じゃあ、元の可愛いメラニィに会えるのね。」

スリーカー
「おっしゃる通りです。」

シュウピンから怒りのオーラというか波動が消えて、落ち着いた雰囲気が出てきた。

シュウピン
「くわしく聞かせていただけますか?」

つづく


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