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第9章 海賊のふりをした敵からの襲撃

052 10日目 「アリム」と呼ぶ仲になった私たち

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 襲撃1回目を跳ね返した翌朝・・・

10日目 AM 07:30
《2日に一度の会議: あり、
 第2回襲撃予測日: 2日後の夜 PM20:00》


 冬香は目を覚ました。
 心身共に疲労して深く深く眠れたから、回復効率が良かったようだ。

冬香
「アリムさん、おはよう。
 って、まだ寝てるわね。

 まあ、なんて幸せそうな寝顔かしら?

 あ、そうか、わたしたちとの夜が素晴らしかったから当然よね。

 ねえ、起きて、アリムさん。」

アリム
「冬香さん、きれいだ。
 とっても、綺麗だ。
 いままで見た、どのAI美女よりも綺麗だよ。」

冬香
「寝言みたいね。
 起きそうも無いなあ。

 ・・・!

 ということは、・・・

 しめしめ!

 アリムさん、朝の健康診断しましょうね。」

冬香 こころの声
『ふうむ、昨日の夜、もう1回するべきだったわね。

 見事な長さと硬さね。

 まだ、寝ているようだから、やさしくしてあげなきゃね。』

冬香
「はーい、アリムさん、優しく包んであげますからね。」

冬香はやさしく手に取って、胸の間にはさんだ。

冬香
「まあ、げんきね。
 暴れないでね。
 こわくないからね。」

 抜け出そうとするプリンス・アリムさんを押し留めた。

冬香
「うーん、すばらしい熱さと硬さね。
 あ、さらに大きくなってきた。

 三日後まで待つか、いま食べるか、それが問題ね。

 えっ? もう8時になっている!?

 3分くらいしか経ってない気がするのに、残念ね。」

 冬香はベットから出て、さっとシャワーを浴びた。

冬香
「10分でも無いよりはマシね。」

 冬香は出勤用の身支度を整えた。

冬香
「アリムさん、起きて、朝よ。
 起きそうにないわね。

 仕方ないわねえ。

 おお、なんと美しい姫だろう。
 わたしのくちづけで起こしてあげると誓おう!」

 冬香はアリムさんを抱き起して、熱い口づけをした。

アリム
「う、うーん。
 冬香さん、おはよう。

 えっ? 抱き起されている?

 きゃっ? はずかしい。
 でも、とってもうれしいです。」

冬香
「おはよう、アリムさん、良い朝ね。
 朝の身支度をしてくれる?

 御飯を食べたら、アリムさんの部屋の中まで送るからね。

 身支度と荷造りを済ませたら、朝ごはんにしましょうね。」

アリム
「はーい、あ、朝ごはんを作ってないよ。
 どうしよう。」

冬香
「ごはんと卵の目玉焼き《Sunny Side Up Eggs》、インスタントみそ汁を用意するから大丈夫よ。」

アリム
「冬香さん、ありがとう。」

冬香
「いいのよ。
 また、洗濯をお願いするときに気が楽になるわ。」

アリム
「持ちつ持たれつですね。
 あ、あのう、冬香さん。

 それで、思い出したことがあります。

 お願いして良いですか?」

冬香
「なあに、なにをして欲しいの?」

アリム
「それじゃあ、失礼します。」

アリムさんは冬香の胸元に顔を近づけた。

アリム
「くんくん、いい香りです。
 次は三日後だから、鼻の中に補充したかったんです。」

冬香
「まあ、アリムさんのエッチ、変態。

 今夜、オルアの香りに出会うまでの間、味わっていてね。」

アリム
「うん、ありがとう。
 じゃあ、朝のトイレと顔洗ってきます。」

冬香
「どうぞ、アリムさん。」

冬香 こころの声
『よしよし、順調にわたしのとりこに出来そうね。』





そのころ、真々美は・・・

3日目の夜に来ていたメールに気付いた真々美。

絵美 メール
「えーん、忙しくて、眠る暇が無いよう。 ぴえん。」

真々美 メール
「無理しないで、身体を大事にしてくれ。」

白沢絵美様からのメールに返信していた。





 朝ごはんを終わらせた冬香とアリムさんは、アリムさんの居室の玄関の中にいた。

冬香
「じゃあね、アリムさん。」

アリム
「待って、冬香さん、わすれものだよ。」

冬香
「えっ? なにもわすれてないけれど?」

アリム
「いじわるを言わないでよ。
 チュ!
 行ってらっしゃいのキスを忘れたよ!」

冬香
「よし、よし、いい子ね。
 じゃあ、行ってくるわ!」

 冬香はアリムさんの頭をなぜなぜしてでまわしたあとで、アリムさんの部屋を出て行った。





10日目 AM 09:00

 真々美の司令室にて

真々美
「冬香、アリムさんは、どうだった?」

冬香
「まあまあね。」

真々美
「それは、冬香にとっては、とても良かったという意味だな。」

冬香
「そうね、アリムさんは私の身体無しには生きていけなくなったかもね。」

オルア
「えっ? わたしの身体があるから大丈夫でしょ?」

冬香
「そうかもね、でも、オルアは攻めだけで、受けをしなかったでしょう?」

オルア
「ううっ、今度は受けをするから大丈夫よ。」

冬香
「攻めのアリムさんは、とっても丁寧で、時間を掛けてくれたわ。」

真々美
「ほう? それは、わたしも見習わなくてわな。
 今夜、どんな風に可愛がってもらったのか、ぜひ話してもらおうか。」

冬香
「まあ、攻めの真々美が楽しみね。
 今夜、見せてもらおうかしら。」

真々美
「ああ、アリムさんとの夜を忘れてしまうぐらい、熱く上書きしてあげるからな。」

冬香
「よろしくね、真々美。

 でも、ね。」

真々美
「冬香、なにがあった?
 まさか、アリムさんに怪我が残るような重い行為をされたのか?」

真々美は、冬香の両肩を抱きかかえて、冬香の顔をのぞき込んだ。

冬香
「じ、実はね。
 わたし、アリムさんに、アリムさんに、・・・」

真々美
「わたしが仕返ししてやるから、言ってくれ、さあ。」

冬香
「性的にも快楽的にも、身も心も征服されちゃったあ。
 わたしがアリムさんを征服する予定だったのにーーーーー!

 おふろジャンケンで勝ち続けたバランスを取るために、攻めをゆずって、受けをしたことが間違いだったわ。」

真々美
「アリムさんに痛くされたのではないのか?」

冬香
「そんなことないわ。

 全身をやさしく愛されて、天に昇るような誉め言葉をささやかれ続けて、ていねいにていねいに、バラの花びらを1枚1枚めくるように深くまで愛されたわ。

 でも、今度は、わたしが征服してやるんだから!」

真々美
「良かった。
 傷つけられたわけではないんだな。」

冬香
「アリムさんがわたしを傷つけることなんて、ありえないわ。」

真々美
「びっくりした。」

オルア
「ねえ、真々美、冬香、提案があるんだけど・・・」

冬香
「どうしたの、オルア。」

真々美
「提案とは?」

オルア
「わたしたちは、まだまだアリムさんのことを信用できていないみたい。
 それは仕方無いことだけれど、ハラハラドキドキして心臓に良くないわ。

 いっそのこと、わたしたちの寝室を一緒にして、目の前で愛し合ってもらう方が安心できるわ。」

冬香
「つまり、アリムさんと愛し合う姿を見せあうってことね。」

真々美
「いいかもしれないな、ただ、アリムさんがどう言うかが問題だな。」

オルア
「たしかに、アリムさんの答えは私たちの予想から外れることが多いわよね。」

冬香
「こういうのは、どうかしら。
 わたしたちがお互いの夜の話をして情報交換したって、アリムさんに言うのよ。」

真々美
「二人だけの秘め事を言わないで、はずかしいでしょ!
 って、怒るだろうな。」

オルア
「アリムさんは乙女だからな。」

冬香
「そこで、こう答えるのよ。

 わかったわ、もう二度と他の2人に話したりしないから、その代わりにお願いを聞いてくれる?

ってね。」

真々美
「もしかして?」

冬香
「そう、その代わり、わたしたちの寝室を一緒にしましょうね。
って、提案するのよ。」

オルア
「策士ね。 冬香。
 すがすがしいくらいに開き直って、無理を押し通すのね。」

真々美
「うまく行くだろうか?
  「藪をつついて蛇を出す Poking a bush and letting out a snake」 とか
  「Stirring up a hornet's nest 蜂の巣をつつく」
になりそうな気がする。」

冬香
「真々美とオルアにも挑戦するメリットがあるわよ。」

真々美、オルア
「「メリット? どんな?」」

冬香
「真々美とアリムさんが愛し合うときは、わたしとオルアはとなりで愛し合うわよね。」

真々美
「まあ、見ているよりも自分たちも愛し合う方が良いからな。」

冬香
「そして、オルアとアリムさんが愛し合うときは、わたしと真々美が愛し合うわよね。」

真々美
「当然、そうなるな。」

冬香
「じゃあ、わたしとアリムさんが愛し合うときは、真々美とオルアはどうするの?」

真々美
「サブシスのサブシスに手を出すことは良くない気がするな。」

オルア
「ハイシスのハイシスに手を出すことは良くないと思う。」

冬香
「でも、待っている間、退屈でしょ。
 わたしとアリムさんがしているそばにいるときだけという条件で、真々美とオルアが愛し合うことは自然だし、ゆるされると思うわ。

 だって、わたしたちは共通の男性とナイトバインドをしたんだから!

 真々美もオルアも、ナイトバインドが完了しているわよね。」

真々美
「完了した。」

オルア
「わたしも、完了してから、アリムさんと愛し合ったわ。」

冬香
「それなら、問題ないんじゃない。」

真々美
「うーん、アリムさんに聞いてみないと、なんとも言えないな。
 ただ、進めたい話だな。」

オルア
「そうよね、それと確認だけど・・・

 真々美も冬香も、
   サトスの光《The light of Satoss》
を出せたかな?」

真々美
「ああ、暖かい光だった。」

冬香
「かなりの覚悟をして迷ったけれど、無事に出たわ。」

オルア
「目に見えない赤い糸って、語り継がれた話も聞いたわよね。」

真々美
「ああ、作り話かと思ったが実に真実味があったぞ。」

冬香
「そうね。
  目に見えないのに赤い糸って決めつけるなんて、
と思っていたけれど、納得したわ。」

オルア
「わたしもよ。
 どうせなら、頑丈なくさりつないでほしいと思ったけれど、糸のように細くなって、最後には見えなくなったという結末が、悲しくって涙が出そうになったわ。」

真々美
「ああ、思わず、涙があふれそうになった。」

冬香
「アリムさんはロマンチックだから、純愛小説が好きそうよね。」

オルア
「前世の先生って、ひとに会ってみたいわあ。」

真々美
「ナーム=トゥ=マミ《Naam-to-Mami》さんだな。」

☆ アリム
☆ 「構いません。
☆  ナーム=トゥ=マミ《Naam-to-Mami》 というお名前です。」
☆ 
☆   044 8日目 真々美さんとアリムさんの夜

冬香
「真々美、知っているの?」

真々美
「いや、ただの同姓同名だと思う。
 アリムさんの年齢を考えると時期が合わない。」

冬香
「そうね。
 アリムさんの前世の話だから、そうなるわね。」

オルア
「なぜ、真々美と冬香は、名前を知っているの?」

真々美、冬香
「「聞いたから。」」

オルア
「わたしは聞かなかったからか。
 前世の先生でも、現世にいないならライバルじゃないよね。」

☆ アリム
☆ 「前世の先生からだよ。」
☆ 
☆   039 目に見えない赤い糸の真実

真々美
「ライバルじゃなければ関心がないのか、オルアらしいな。」

冬香
「その同姓同名のひとは、どうしているの?」

真々美
「さあな? 知らないとしか言いようがない。
 カセイダード大学の卒業式の日に、5分程度だけ目に見える位置に居ただけのひとだからな。」

冬香
「アリムさんの前世が遠い未来でもない限り、関係は無さそうね。」

オルア
「うんうん。
 今日は、わたしがアリムさんと過ごす日ね。
 楽しみだわあ。」

真々美
「話をまとめようか?
 1つ オルア、わたし、冬香の3人が、アリムさんとのナイトバインドを完了した。
 2つ オルア、わたし、冬香の3人が、アリムさんとのサトスの光《The light of Satoss》を出せた。
 3つ アリムさんを含めて、わたしたち4人は、名前を呼び捨てできる関係になることと公表すること。

 なにか、質問は?」

冬香
「3つ目の公表は、どういう形で発表するの?」

真々美
「最初は、シュウピンさんとメラニィさんに連絡するだけだな。
 アリムさんの存在を関知しなければならない人間は、限られているからな。

 あとは、アリムさんをお披露目する都度、わたしたちとの関係を示していくことになる。」

オルア
「その前に、アリムさんに教えないと、びっくりして思考停止して固まってしまうわよ。
 わたしがアリムさんを呼んでこようか?」

真々美
「ああ、そうしてくれ。」

オルア
「行ってきまーす。」





冬香
「アリムさんは予想してなかったでしょうね。」

真々美
「そうだな、10時に、シュウピンさんとメラニィさんが来る前に、アリムさんの了承を得る。
 10時からの会議で、シュウピンさんとメラニィさんに連絡する。
 その時点で、アリムさんには退席してもらう。

 その後で、セーラさんの面会謝絶について確認する。
 襲撃2回目についての打ち合わせをする。

 ただし、シュウピンさんはモンテハート大公爵に盗聴されているという前提で話を進める。

 こんなところか、冬香?」

冬香
「そうね。
 襲撃2回目も100名と予想しているまでは自然な流れで行けそうね。

 ただし、相手の装備が問題よね。
 こちらの手持ちの武器は、チータマルム支国の軍隊が使用するものに比べて威力が低いから、効果が無いかもしれない。
 救援について指示した方が良いかもしれないわね。」

真々美
「チータマルム支国の防衛力が弱まることも問題だが、呼んで来るかどうか疑問が残るな。
 わたしがモンテハート大公爵なら関係者の家族を人質にとって、救援要請を無視させるだろう。」

冬香
「無視される前提で、救援要請だけでもしておきましょう。
 今後の交渉材料になるかもしれないから。」

真々美
「そうするか。
 アリムさんが会議で意見を言えれば良いのだが、オルアでさえ傍聴のみ可能な立場だから、さすがに無理だな。」

冬香
「そうね。
 夜に話し合うしかないわね。
 それこそ、寝室を一緒にする必要が有るわね。」

真々美
「その通りだな。
 オルアは、そろそろ戻ってくるかな?」





オルア
「ただいま、アリムさんを連れてきたよ。」

アリム
「失礼します。
 会議が始まる時間ですよね。
 わたしはお茶を出せば良いですか?」

真々美
「アリムさん、よく来てくれた。
 えーと、まずは、わたしたちと名前を呼び捨てで呼び合うようにして欲しい。

 周囲にわたしたちの関係が進んだことを示すためだ。」

アリム
「周囲って、ウェンさんとオネスティさんのことですか?」

真々美
「いまは、シュウピンさんとメラニィさんだけだが、今後出会う人たちすべてに対してだな。」

アリム
「わかりました。
 わたしから先に呼び捨てにすることは気が引けるので、みなさんから先に始めてもらえますか?」

真々美
「ああ、よろしくな。 アリム。」

アリム
「よろしく。 真々美。」

真々美 こころの声
『じーん、関係が進んだ実感がわくな。』

冬香
「よろしくね。 アリム。」

アリム
「よろしく。 冬香。」

冬香 こころの声
『うふふ、わたしが名前を呼び捨てにされても良いと思える男性が存在することを女神さまに感謝ね。』

オルア
「よろしく、アリム。」

アリム
「よろしく。 オルア。」

オルア こころの声
『さあて、外堀と内堀を埋められたわね。』

真々美
「さてと、だれが言うかが問題だな。」

冬香
「そうねえ。」

オルア
「えっ、わたし?」

アリム
「何の話ですか? オルアさん。」

オルア
「えーっと、落ち着いて、こころを静めてから聞いてね。」

アリム
「はい、準備できました。」

オルア
「わたしたち4人の寝室というかベッドを同じにしませんか?」

真々美、冬香 こころの声
『『オルア、よくがんばった。』』

アリム
「みなさんさえ、良ければ。」

オルア
「えっ? 本当にいいの?」

アリム
「確認しますけれど、オルアさんが冬香さんと姉妹関係を確かめあっている姿をボクに見られても大丈夫ですか?
 同じベッドの上にいるのに、よそを向くなんて嫌ですよ。」

冬香
「それは心配しないで。
 じっくり見て頂戴ね。
 ただ・・・」

真々美
「愛しあっている二人の間にはさまりたいという要求は我慢して欲しいがな。」

アリム
「それは、お互い様ですね。
 わたしも、愛し合っているときに、割り込まれたらイヤですからね。

 最初から2人でするか全員でするかを決めることが大事ですね。
 誰と誰が攻めをして、誰と誰が受けをするのかを最初に決めることは、とても重要ですね。」

冬香
「心理学的に、アリムさんが嫌がるかと思ったから意外だったわ。」

アリム
「わたしのことを100%信用するなんて無理だと思いますから、見守ってもらいながら愛し合う方が、お三人にとって良いと思います。
 真々美、冬香、オルアが、余計な心配をしたりしなくて済むでしょうからね。

 百聞は一見に如かず

ということわざがありますから、その方が良いと判断されたのでしょう?」

オルア
「アリム、ひょっとして、わたしたちが情報交換していることに気付いたの?」

アリム
「たぶん全部、話しただろうと考えています。
 本来、夜の秘め事は他人に話さないものですが、多くの女性は仲間うちに話したい傾向があるように感じています。

 それに、真々美、冬香、オルアの3人は一心同体というくらい密接な関係だから、情報交換して当たり前かなと覚悟してました。」

真々美
「正直に言えば、ふたりきりにさせることに不安があった。
 痛くされていないだろうか?
 大事にされているだろうか?
 嫌なことはされていないだろうか?
とな。」

冬香
「そうね。
 アリムさんとは貴重な御縁だけれど、手放しで信じ切ることはできないわね。」

オルア
「わたしは、おはようからおやすみまで一緒にいたけれど、アリムさんの知らない一面があったのではないかと不安になることもあるわ。」

アリム
「そんなものですよ。」

 わたしたちは、アリムさんのこころの広さに感心していた。

 本来、不安なのはアリムさんの方で、「かごの鳥」というか「水から出された魚」のように弱いアリムさんの立ち位置をわすれていた。
 だから、アリムさんがわたしたちに必要にされたくて、無茶をしていることに少しも気付けなかった。


10日目 AM 09:50



 真々美、冬香、オルアと名前を呼び捨てで呼び合う間柄になったアリムさんでした。


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