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第9章 海賊のふりをした敵からの襲撃
051 9日目 襲撃1回目のあとで
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真々美、冬香、オルア、シュウピンさん、メラニィさんは、明日に備えて、それぞれの部屋にもどろうとしていた。
◇
9日目 PM 23:00
《2日に一度の会議: なし、
第1回襲撃があった日: 当日》
冬香は、居室に戻った。
アリムさんといた部屋からは、明かりがもれていた。
冬香
「アリムさんは、まだ起きているみたいね。」
ドアを開ける冬香。
ガチャと音がした。
ドタドタドタと足音が鳴った。
アリム
「冬香さん、おかえりなさい。」
アリムさんが抱きついてきた。
冬香
「ただいま、アリムさん。」
アリム
「無事でよかった。
怪我はない?」
冬香
「大丈夫よ。
ただ、汗をかいているから、抱きつかない方がいいわよ。」
アリム
「冬香さんの香り。
本物だあ。
夢じゃないんだね。
本当に良かった。」
冬香
「心配させたわね。
大丈夫だから。」
アリム
「本当に良かった。
それで、あの・・・」
冬香
「なあに?
言ってみて?」
アリム
「真々美さんとオルアさんも、無事ですか?」
冬香
「ええ、大丈夫よ。
怪我もしていないわ。」
アリム
「良かった。
あの、冬香さん。
今日は冬香さんの日なのに、こんなことを言う私を、ゆるしてください。」
冬香
「どうしたの?
あらたまって。」
アリム
「真々美さんとオルアさんの無事な姿を見ることはできませんか?」
冬香
「無事って、言ったじゃない。
どうしても、自分の目で確かめたいのかな?」
アリム
「ごめんなさい。
でも、海賊が来たというから心配なのです。」
冬香
「仕方ないわね。
真々美、オルア、入ってきてくれる?」
ガチャとドアが開いて、真々美が入ってきた。
アリムさんは、冬香にしたように駆け寄ってきて、真々美に抱きついた。
アリム
「真々美さん、おかえりなさい。」
真々美
「ああ、ただいま。」
アリム
「怪我はないんだよね。」
真々美
「ああ、大丈夫だ。」
抱きしめてくるアリムさんの頭をなでながら、真々美は言った。
真々美
「オルアも来ているぞ。」
抱きしめてくるアリムさんを優しく押し戻して、オルアの方を向かせた。
オルア
「アリムさん、ただいま。」
アリム
「オルアさん、会いたかった。
怪我はないんだね。」
オルア
「ええ、大丈夫よ。
言わなかったかな?
わたしは、かなり強いんだよ。」
アリム
「オルアさん、良かった、良かった。
無事で本当に良かった。
オルアさーん。」
アリムさんはオルアを強く抱きしめながら、涙を流し続けていた。
鼻汁が出ていないことが奇跡だった。
オルア
「アリムさん、心配してくれてありがとう。」
冬香
「妬《や》けるわね。」
真々美
「本当にな。」
アリムさんは5分くらい泣き続けた。
オルア
「アリムさん、落ち着いた?」
アリム
「うん、ありがとう。
大泣きして、みっともないところを見せちゃったね。」
オルア
「そんなことないわ。
わたしへの深い愛を感じられて、うれしいわ。
ただ、その・・・」
アリム
「どうしたの?」
オルア
「今日は、冬香の日だから、わたしたちは、そろそろ帰るね。」
アリム
「うん、オルアさん、真々美さん、来てくれてありがとう。」
冬香
「アリムさん、そろそろ良いかしら。」
冬香 こころの声
『わたしのことだけでなく真々美とオルアのことも心配してくれることは素直に嬉しいけれど、わたしはアリムさんの一番じゃないって所に言い表しようがない不快感を感じるわ。』
真々美
「またな。 アリムさん。」
オルア
「またね。 アリムさん。」
ふたりは冬香に見送られて、それぞれの居室に帰って行った。
冬香
「さあ、アリムさん、続きをしましょうか?
と言いたいところだけれど、もう眠りましょうか?
途中で寝たくなるかもしれないけれどね。」
アリム
「うん、冬香さん。
御手てをつなぎながら、向かい合って眠りたいです。」
冬香
「ふむ、それも良さそうね。」
ふたりは眠りについた。
冬香は、
「大きな女性?との戦闘」
と
「子宮と卵巣の形成&腹部損傷回復の手術」
の
疲れが出ていた。
アリムさんは、正性知識 2000 を読み進めようとして、脳が限界に来るくらい頭が痛くなっていた。
だから、ふたりともすぐに深い眠りについた。
◇
物語内の日付が変わるので、ここで区切ります。
◇
9日目 PM 23:00
《2日に一度の会議: なし、
第1回襲撃があった日: 当日》
冬香は、居室に戻った。
アリムさんといた部屋からは、明かりがもれていた。
冬香
「アリムさんは、まだ起きているみたいね。」
ドアを開ける冬香。
ガチャと音がした。
ドタドタドタと足音が鳴った。
アリム
「冬香さん、おかえりなさい。」
アリムさんが抱きついてきた。
冬香
「ただいま、アリムさん。」
アリム
「無事でよかった。
怪我はない?」
冬香
「大丈夫よ。
ただ、汗をかいているから、抱きつかない方がいいわよ。」
アリム
「冬香さんの香り。
本物だあ。
夢じゃないんだね。
本当に良かった。」
冬香
「心配させたわね。
大丈夫だから。」
アリム
「本当に良かった。
それで、あの・・・」
冬香
「なあに?
言ってみて?」
アリム
「真々美さんとオルアさんも、無事ですか?」
冬香
「ええ、大丈夫よ。
怪我もしていないわ。」
アリム
「良かった。
あの、冬香さん。
今日は冬香さんの日なのに、こんなことを言う私を、ゆるしてください。」
冬香
「どうしたの?
あらたまって。」
アリム
「真々美さんとオルアさんの無事な姿を見ることはできませんか?」
冬香
「無事って、言ったじゃない。
どうしても、自分の目で確かめたいのかな?」
アリム
「ごめんなさい。
でも、海賊が来たというから心配なのです。」
冬香
「仕方ないわね。
真々美、オルア、入ってきてくれる?」
ガチャとドアが開いて、真々美が入ってきた。
アリムさんは、冬香にしたように駆け寄ってきて、真々美に抱きついた。
アリム
「真々美さん、おかえりなさい。」
真々美
「ああ、ただいま。」
アリム
「怪我はないんだよね。」
真々美
「ああ、大丈夫だ。」
抱きしめてくるアリムさんの頭をなでながら、真々美は言った。
真々美
「オルアも来ているぞ。」
抱きしめてくるアリムさんを優しく押し戻して、オルアの方を向かせた。
オルア
「アリムさん、ただいま。」
アリム
「オルアさん、会いたかった。
怪我はないんだね。」
オルア
「ええ、大丈夫よ。
言わなかったかな?
わたしは、かなり強いんだよ。」
アリム
「オルアさん、良かった、良かった。
無事で本当に良かった。
オルアさーん。」
アリムさんはオルアを強く抱きしめながら、涙を流し続けていた。
鼻汁が出ていないことが奇跡だった。
オルア
「アリムさん、心配してくれてありがとう。」
冬香
「妬《や》けるわね。」
真々美
「本当にな。」
アリムさんは5分くらい泣き続けた。
オルア
「アリムさん、落ち着いた?」
アリム
「うん、ありがとう。
大泣きして、みっともないところを見せちゃったね。」
オルア
「そんなことないわ。
わたしへの深い愛を感じられて、うれしいわ。
ただ、その・・・」
アリム
「どうしたの?」
オルア
「今日は、冬香の日だから、わたしたちは、そろそろ帰るね。」
アリム
「うん、オルアさん、真々美さん、来てくれてありがとう。」
冬香
「アリムさん、そろそろ良いかしら。」
冬香 こころの声
『わたしのことだけでなく真々美とオルアのことも心配してくれることは素直に嬉しいけれど、わたしはアリムさんの一番じゃないって所に言い表しようがない不快感を感じるわ。』
真々美
「またな。 アリムさん。」
オルア
「またね。 アリムさん。」
ふたりは冬香に見送られて、それぞれの居室に帰って行った。
冬香
「さあ、アリムさん、続きをしましょうか?
と言いたいところだけれど、もう眠りましょうか?
途中で寝たくなるかもしれないけれどね。」
アリム
「うん、冬香さん。
御手てをつなぎながら、向かい合って眠りたいです。」
冬香
「ふむ、それも良さそうね。」
ふたりは眠りについた。
冬香は、
「大きな女性?との戦闘」
と
「子宮と卵巣の形成&腹部損傷回復の手術」
の
疲れが出ていた。
アリムさんは、正性知識 2000 を読み進めようとして、脳が限界に来るくらい頭が痛くなっていた。
だから、ふたりともすぐに深い眠りについた。
◇
物語内の日付が変わるので、ここで区切ります。
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