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ハルシネイション・ヘヴン
金田未琴
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微妙な空気の車内。
どこか暗い表情の広空が口を開いた。
「…未琴、カラオケ屋に居るそうです」
「OK。行きましょう」
落ち着いたのか、元の表情で穂香は応えた。
そして、最後の参加者の未琴。妹へ話を聞いたら、捜査は終了だ。
でも、未琴に聞いたところで新しい真実は出てくるのだろうか?この3日間に意味はあったのだろうか?
皇介の心は晴れなかった。
広空が未琴と会うのは、何年ぶりになるだろう。
長い付き合いだし、一緒に遊んだり食事をした事も沢山あったが、未琴が実家を離れた3年位前から、疎遠になった。
待ち合わせたカラオケ(望と広空が初めて会った場所でもある)の個室に居た未琴は、すっかり垢抜けて綺麗になっていたが、どこか無理してるようにも見えた。
未琴はサングラス越しに3人を見た。
「うーさん久し振りだね。あと、赤峰さん? 初めまして」
「初めまして。今日はわざわざすみません」
穂香が会釈すると、未琴はサングラスを外した。
「構いませんよ。どうですか? 何か判った事、ありました?」
「有る様な無い様な。…少なくとも、2人の行方を突き止める事は、出来ませんでした」
「そうですか…。私に聞きたい事って、何です?」
穂香は真っ直ぐ未琴を見ると、信じられない事を口にした。
「望くんと真姫さん、居なくなって当然だと思います?」
3人は絶句して、穂香を見つめた。
「…とても良い人で、非の打ち所がない。けれど革新的な事柄…、昨日までの常識をひっくり返してしまったから、心の底には存在に戸惑いがあった。
…何て事ありませんか?いつぞやの千葉さんの様に」
いつの時代も、革命者の運命は過酷だ。穂香は2人の失踪に、12年前の潔白証明を関連づけて考えているのか。
反論しようとした皇介よりも先に、未琴が口を開く。
「あの2人は、妬まれる事があっても、人から憎まれる事はありません。
あたし、ノゾさんの隣に居たくて、思いを伝えたんです。ダメでした。
忘れようと思って、曇天を出て、知り合いの居ない所でガラッと仕事も生活も変えた。
選んでもらえなくても忘れられなくても、ノゾさんを恨んだ事はありません」
「未琴…」
告白の事を広空は知ってたが、皇介には伏せていた。初めて聞いた皇介は、気の抜けた様に呟いた。
未琴は続けた。
「そして真姫さんは、あたしにとっては越えられない存在なの。強くて美人、頭も良い。喧嘩もいっぱいしたけど、それはあたしが子供だったからで、いつも真姫さんが正しかった。
…謝りたいな」
「二次会?」
穂香が言うと、未琴は頷いた。
「貢ぎたいから始めたんじゃない。あたし、人一倍コンプレックスがあって。頑張ったら認められる事、やりたかったの。
真姫さんに認めてもらえなくて、悲しかったけど、『頑張って認められる』なら他の仕事でも良かったよね。
…やっぱり真姫さんが正しかった」
未琴は目を伏せた。穂香は優しく言った。
「そっか…。皆に話を聞いてるとね、2人がすごい人だって言うのが伝わってくるんだよね。
それ程の人が地元を離れたら『曇天を捨てた』みたいに言われそうなのに、無いもの。
…2人が東京行くって時は、戸惑わなかった?」
「あたしの場合は、『東京行き』より『陽炎と仕事する』事に戸惑いがあったかも。勿論うーさんの事知ってたから、すぐ消えたけど。
他の人もきっと、東京行きに戸惑いがあっても、ちゃんと結果を出して頑張ってるから…。
兄貴の事もだけど、誰も『捨てた』なんて言わないんだと思うよ」
未琴の言葉に、穂香は深く頷いた。未琴はオレンジジュースを口にし、切り出した。
「天番とか警察はどう動いてるんだろうね? あたしのとこも、1回だけ来て終わりだったけど」
「俺とコウとか、会社に1回聞き込みに来たな。あと地元の人にも事情を聞いたみたいで。あと、車の発見現場の捜索だっけ?
俺らは自主的に動いてるから、それ以上の事は判らねえ」
広空が上手くフォローする。すると未琴は俯いた後、決心したように顔を上げた。
「ヒロコって人と、テルさんの関係は、捜査してるかな?」
「え? ヒロコって、望の彼女の?」
「そう。あたしも、聞き込みで話さなかったからさ。話した方がいいのかなって思って」
「ちょっと待って。俺にも教えてくれねえか?」
顔色の悪くなる皇介に、未琴は淡々と言った。
「今回の件と関係があるか判らないけど、テルさん、ノゾさんを売ったの」
『売った』?
言葉を失う皇介の代わりに、広空が尋ねる。
「売ったって、どういう事だ?」
「紘子は東雲玲の大ファンだったの。それでネットに、『東雲玲を仲介して欲しい。謝礼は出す』ってカキコして、それにレスしたのがテルさん。
たまたま半年前に見つけたんだ。これ、その書き込み」
未琴の差し出した携帯には、『芸能人有償仲介場』とのネットの匿名掲示板が表示されていた。
スクロールさせ、日付は2009年11月。
『仲介希望:東雲玲//謝礼金額:30万要相談//仲介内容:セフレ、蜜、指名強化』などと書かれ、サブアドレスが記載されていた。
未琴は更に画面をスクロールし、次の書き込みを表示した。
4日後に『仲介可能:東雲玲//謝礼金額40万//面通し可』…。そしてサブアドレスは『third_star@…』。
輝暁のメールアドレスと酷似している。
皇介はやっとの事で声を出した。
「待てよ。似てるだけだろ? 本人て決まった訳じゃ…!」
「時期を見てよ!
この時、テルさんは奥さんのお産と自分の病気の入院で、かなりシビアだったの。
兄貴は東京だから判らないんだろうけど、親戚からの借金をすぐ返した話は有名なんだよ!
…ノゾさんの事まだ好きで、ネット見てたら見つけたの。怖くてテルさんに確かめる事は出来なかったけど」
反論しようにも、言葉が見つからず、皇介は頭を搔きむしった。
広空は目を細めた。
「…確かに紘子と望が知り合ったのは、この少し後だな」
「あたしがこの書き込み見つけたのは、今月初めだったんだけど、2人が居なくなった日に、昼過ぎかな、真姫さんにメールしたの。
どうしてもこの書き込みが気になったから『ノゾさんの彼女の事で気になる事があるから、話したい。会えない?』って」
穂香は食い入る様に未琴に尋ねた。
「…会えたの?」
未琴は首を振り、携帯画面を見せた。
『どうかした?用事あるからその後でいいなら、平気よ✨実家?他で?』。
時間は午後2時過ぎ。
望との通話で『寄ればいいのね』と返事し、午後2時前に家を出た真姫は、『寄り道』の最中に未琴に返信したのだ。
穂香は険しい顔でキャリアメールを見た。
「…『用事』は曇天内だったのかな」
「穂香さん!」
皇介が口を尖らせると、未琴は言った。
「曇天から出て、離れた所に居たなら『実家?』って聞かないでしょ?」
「かもしんねえけどよ…!」
皇介が苦しく反論する。身内を疑いたくない気持ちは、広空にもよく判った。
そんな折に、穂香が口を開く。
「…望くんの車、13時10分頃にコンビニの前を、西へ行った」
「え」
何の話?
固まる3人をよそに、穂香は続けた。
「真姫ちゃんは14時8分頃、やはり西へ向かった。そしてその後は、コンビニ前を通る事無く、赤東ライン脇のトンネル付近へ、望くんの車だけがワープした。
…コンビニの防犯カメラの映像だけを見るとね」
穂香はタブレット端末を取り出すと、説明を続けた。
「で、逆に発見現場周辺の防犯カメラを遡ると…。赤東ライン近くのコンビニは、16時20分頃に発見現場へ向かう、望くんの車を映してた。
それより20分前には、その地点より西の銀行前。銀行ってのは皇介くん未琴さんもお馴染みの『アカネ』銀行。山を挟んで曇天の真西にあるやつ。
…そして更に12分前には、上栄地区にあるコンビニ、その2分前にパチンコ屋」
タブレット端末には、曇天地区周辺の航空写真が表示され、穂香は発見現場から順に、地点を指さした。
曇天地区の外側を、時計回りに指は辿って行く。
「でも路線上にある、曇天地区からふもとへ繋がる県道、この並びの防犯カメラには映ってないの」
この道を使わず、上栄地区へは行けない。何故映らなかったのか。
「それって…?」
皇介が尋ねたと同時に、穂香の携帯が鳴り響いた。
どこか暗い表情の広空が口を開いた。
「…未琴、カラオケ屋に居るそうです」
「OK。行きましょう」
落ち着いたのか、元の表情で穂香は応えた。
そして、最後の参加者の未琴。妹へ話を聞いたら、捜査は終了だ。
でも、未琴に聞いたところで新しい真実は出てくるのだろうか?この3日間に意味はあったのだろうか?
皇介の心は晴れなかった。
広空が未琴と会うのは、何年ぶりになるだろう。
長い付き合いだし、一緒に遊んだり食事をした事も沢山あったが、未琴が実家を離れた3年位前から、疎遠になった。
待ち合わせたカラオケ(望と広空が初めて会った場所でもある)の個室に居た未琴は、すっかり垢抜けて綺麗になっていたが、どこか無理してるようにも見えた。
未琴はサングラス越しに3人を見た。
「うーさん久し振りだね。あと、赤峰さん? 初めまして」
「初めまして。今日はわざわざすみません」
穂香が会釈すると、未琴はサングラスを外した。
「構いませんよ。どうですか? 何か判った事、ありました?」
「有る様な無い様な。…少なくとも、2人の行方を突き止める事は、出来ませんでした」
「そうですか…。私に聞きたい事って、何です?」
穂香は真っ直ぐ未琴を見ると、信じられない事を口にした。
「望くんと真姫さん、居なくなって当然だと思います?」
3人は絶句して、穂香を見つめた。
「…とても良い人で、非の打ち所がない。けれど革新的な事柄…、昨日までの常識をひっくり返してしまったから、心の底には存在に戸惑いがあった。
…何て事ありませんか?いつぞやの千葉さんの様に」
いつの時代も、革命者の運命は過酷だ。穂香は2人の失踪に、12年前の潔白証明を関連づけて考えているのか。
反論しようとした皇介よりも先に、未琴が口を開く。
「あの2人は、妬まれる事があっても、人から憎まれる事はありません。
あたし、ノゾさんの隣に居たくて、思いを伝えたんです。ダメでした。
忘れようと思って、曇天を出て、知り合いの居ない所でガラッと仕事も生活も変えた。
選んでもらえなくても忘れられなくても、ノゾさんを恨んだ事はありません」
「未琴…」
告白の事を広空は知ってたが、皇介には伏せていた。初めて聞いた皇介は、気の抜けた様に呟いた。
未琴は続けた。
「そして真姫さんは、あたしにとっては越えられない存在なの。強くて美人、頭も良い。喧嘩もいっぱいしたけど、それはあたしが子供だったからで、いつも真姫さんが正しかった。
…謝りたいな」
「二次会?」
穂香が言うと、未琴は頷いた。
「貢ぎたいから始めたんじゃない。あたし、人一倍コンプレックスがあって。頑張ったら認められる事、やりたかったの。
真姫さんに認めてもらえなくて、悲しかったけど、『頑張って認められる』なら他の仕事でも良かったよね。
…やっぱり真姫さんが正しかった」
未琴は目を伏せた。穂香は優しく言った。
「そっか…。皆に話を聞いてるとね、2人がすごい人だって言うのが伝わってくるんだよね。
それ程の人が地元を離れたら『曇天を捨てた』みたいに言われそうなのに、無いもの。
…2人が東京行くって時は、戸惑わなかった?」
「あたしの場合は、『東京行き』より『陽炎と仕事する』事に戸惑いがあったかも。勿論うーさんの事知ってたから、すぐ消えたけど。
他の人もきっと、東京行きに戸惑いがあっても、ちゃんと結果を出して頑張ってるから…。
兄貴の事もだけど、誰も『捨てた』なんて言わないんだと思うよ」
未琴の言葉に、穂香は深く頷いた。未琴はオレンジジュースを口にし、切り出した。
「天番とか警察はどう動いてるんだろうね? あたしのとこも、1回だけ来て終わりだったけど」
「俺とコウとか、会社に1回聞き込みに来たな。あと地元の人にも事情を聞いたみたいで。あと、車の発見現場の捜索だっけ?
俺らは自主的に動いてるから、それ以上の事は判らねえ」
広空が上手くフォローする。すると未琴は俯いた後、決心したように顔を上げた。
「ヒロコって人と、テルさんの関係は、捜査してるかな?」
「え? ヒロコって、望の彼女の?」
「そう。あたしも、聞き込みで話さなかったからさ。話した方がいいのかなって思って」
「ちょっと待って。俺にも教えてくれねえか?」
顔色の悪くなる皇介に、未琴は淡々と言った。
「今回の件と関係があるか判らないけど、テルさん、ノゾさんを売ったの」
『売った』?
言葉を失う皇介の代わりに、広空が尋ねる。
「売ったって、どういう事だ?」
「紘子は東雲玲の大ファンだったの。それでネットに、『東雲玲を仲介して欲しい。謝礼は出す』ってカキコして、それにレスしたのがテルさん。
たまたま半年前に見つけたんだ。これ、その書き込み」
未琴の差し出した携帯には、『芸能人有償仲介場』とのネットの匿名掲示板が表示されていた。
スクロールさせ、日付は2009年11月。
『仲介希望:東雲玲//謝礼金額:30万要相談//仲介内容:セフレ、蜜、指名強化』などと書かれ、サブアドレスが記載されていた。
未琴は更に画面をスクロールし、次の書き込みを表示した。
4日後に『仲介可能:東雲玲//謝礼金額40万//面通し可』…。そしてサブアドレスは『third_star@…』。
輝暁のメールアドレスと酷似している。
皇介はやっとの事で声を出した。
「待てよ。似てるだけだろ? 本人て決まった訳じゃ…!」
「時期を見てよ!
この時、テルさんは奥さんのお産と自分の病気の入院で、かなりシビアだったの。
兄貴は東京だから判らないんだろうけど、親戚からの借金をすぐ返した話は有名なんだよ!
…ノゾさんの事まだ好きで、ネット見てたら見つけたの。怖くてテルさんに確かめる事は出来なかったけど」
反論しようにも、言葉が見つからず、皇介は頭を搔きむしった。
広空は目を細めた。
「…確かに紘子と望が知り合ったのは、この少し後だな」
「あたしがこの書き込み見つけたのは、今月初めだったんだけど、2人が居なくなった日に、昼過ぎかな、真姫さんにメールしたの。
どうしてもこの書き込みが気になったから『ノゾさんの彼女の事で気になる事があるから、話したい。会えない?』って」
穂香は食い入る様に未琴に尋ねた。
「…会えたの?」
未琴は首を振り、携帯画面を見せた。
『どうかした?用事あるからその後でいいなら、平気よ✨実家?他で?』。
時間は午後2時過ぎ。
望との通話で『寄ればいいのね』と返事し、午後2時前に家を出た真姫は、『寄り道』の最中に未琴に返信したのだ。
穂香は険しい顔でキャリアメールを見た。
「…『用事』は曇天内だったのかな」
「穂香さん!」
皇介が口を尖らせると、未琴は言った。
「曇天から出て、離れた所に居たなら『実家?』って聞かないでしょ?」
「かもしんねえけどよ…!」
皇介が苦しく反論する。身内を疑いたくない気持ちは、広空にもよく判った。
そんな折に、穂香が口を開く。
「…望くんの車、13時10分頃にコンビニの前を、西へ行った」
「え」
何の話?
固まる3人をよそに、穂香は続けた。
「真姫ちゃんは14時8分頃、やはり西へ向かった。そしてその後は、コンビニ前を通る事無く、赤東ライン脇のトンネル付近へ、望くんの車だけがワープした。
…コンビニの防犯カメラの映像だけを見るとね」
穂香はタブレット端末を取り出すと、説明を続けた。
「で、逆に発見現場周辺の防犯カメラを遡ると…。赤東ライン近くのコンビニは、16時20分頃に発見現場へ向かう、望くんの車を映してた。
それより20分前には、その地点より西の銀行前。銀行ってのは皇介くん未琴さんもお馴染みの『アカネ』銀行。山を挟んで曇天の真西にあるやつ。
…そして更に12分前には、上栄地区にあるコンビニ、その2分前にパチンコ屋」
タブレット端末には、曇天地区周辺の航空写真が表示され、穂香は発見現場から順に、地点を指さした。
曇天地区の外側を、時計回りに指は辿って行く。
「でも路線上にある、曇天地区からふもとへ繋がる県道、この並びの防犯カメラには映ってないの」
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追記2:ひとまず完結しました!
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