ハーミタリアン

ICMZ

文字の大きさ
上 下
97 / 149
Romans 8:28 And we know

Day67 Spectators(見物人)

しおりを挟む
Day67 昼12時半 ちょいすぎ 西の村
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男は村人に言う

男   :「One for me, One for the town (1つは俺に 1つは村に)」

そして指を1本づつ右手と左手 そして自分と村人を指さす
そして青年にタブレットで村用に荷車を持ってくるように
男は自分の馬と荷車を取りに行く

なんだなんだ と見ている村人達
男と青年は それぞれの荷車を持ってくる

その間に4人の騎士を埋めた3人の村人もやってくる

男   :「Hey guys, do you wanna do it again?(もう1回しないか?)」

男は小袋を6つかざしながら砦を指さす

青年の父:「えーと これって?」
村の青年:「父さん 森の賢者様が砦の騎士全員倒した」
青年の父:「え?」
村の青年:「確か20人近く」
青年の父:「それを1人で? そんな事が?」
村の青年:「出来ちゃうんだよ 賢者様だから
      それで今度はその20人を埋めてくれって事だと思う
      引き受けたほうが良い」

ただでさえ高いお金 しかも小袋が複数を貰える仕事
村人3人に加えさらに3人が手を挙げ
男は小袋と死体のある場所を記した紙を渡し 死体の処理を任せる

男は村人達に言う

男   :「One for me, One for the town (1つは俺に 1つは村に)」

そして指を1本づつ右手と左手 そして自分と村人を指さす

村人  :「えーとなんだって?」
村の青年:「これは判らない」

ただ男は全員についてくるようにジェスチャーをする
そして村人と男は兵舎のキッチンへ
そして食糧を持って行くように村人に指示
同じように倉庫へ 食料を持っていくように指示

そして砦の入口に積み上げられた食料等を前にして

男   :「1 for me  (1つは俺に)」
男はそう言いながら自分の荷車へ
男   :「1 for the  town (1つは村に)」
男はそう言いながら青年の引いてきた荷車に
そして村人達を ぐるぐる 指さす
それを数回 繰り返す

村の青年:「えーと 賢者様が半分くれるらしい」
村人  :「えーいいのかい!?」

北の街にほとんどの兵士が遊びや休憩に行っているとはいえ
軍隊用の砦 もともと約50人 ゆうに収容できる

燃やされた宿舎は仮設の為 小さくなって 物の収容数が多少は減っていたとしても
倉庫などは そのままの大きさで
村人全員に食料を分けても約1月は食べていける分だけある

それには村人は大喜び

小太り女:「おーい ちゃんと村人全員に分けるからねーー」

少しふくよかな女性の村人が声を張り上げて仕切り始める

小太り女:「そこの男達は賢者様と荷車に詰め込み始めな
      残りは持てるだけ入口に持ってきな」

そういいながら村人達は動き始める

***数十分後***
男の荷車が 一杯になった

男はタブレットで絵を描き
一度家に戻ってまた来る事を伝える
そして男は家路へ

村人  :「賢者様なんだって?」
村の青年:「一度荷車を家に持って帰るんだってさ
      また戻ってくるって」

***1時間後***
砦からの死体は消え ある者は穴を掘りはじめ
残りの者たちは荷物を砦の入口に

ある村人は言った
村人  :「なー これって賢者様が戻る前に分けちまわないか?」
小太り女:「なに馬鹿な事言ってんだい! あんたは」
村人  :「でも 賢者様 お金も持ってるだろ? だったら」
針ネズミ:「。。。。。めておいた方がいいよ」

そう言ったのはハリネズミ

針ネズミ:「賢者様 黒く透明な石板で倉庫と台所など全ての部屋の状況
      凄く綺麗な絵の様に残してた
      ちょろまかしたら直ぐ ばれるよ」
全員  :「。。。。。。。。。。。。。」
針ネズミ:「やりたいならやればいい あたしには関係ないから
      ただ あなた達は賢者様の本当の怒りを
      知らないからそんな事言えるんだ」
小太り女:「どういう事だい?」
針ネズミ:「ずっと前 砦に火が付いたの覚えているか?」
村人  :「あー」
針ネズミ:「あたしはそこに居たんだ
      賢者様の本当の怒りだ 炎の魔法だ!
      騎士達は生きたまま焼かれたんだよ」
村人  :「ちょっと待て! この間のも 賢者様の仕業って事か?」
針ネズミ:「言葉は分からないが 多分 名前らしき事を呼んでいた
      友達を殺されたらしい 
      今日なんて話にならないぐらい怒っていた」
村人  :「あの騎士達、賢者様の家から物を盗む、襲うだけでなく
      友達も殺したのか!」
村人  :「なんて馬鹿な事をしでかしたんだ!」
針ネズミ:「あなた達、森の賢者様は駄賃をくれるし、物も施してくださる
      敵意を向けなければ友好である それは理解してるよね?
      たかが幾つかの食べ物の為に それをぶち壊したいのかい?」
全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

ハリネズミの言葉に何も言えなくなる村人達

小太り女:「なに突っ立っているんだい!
      半分くれるんってんだから 半分もらえばいいだろ!」

少しふくよかな女性の村人に言葉に村人たちは半分を荷車に
それを村の集会場にもっていき、それぞれの村人に配り始める

***数時間後***
男が再び荷車を引いた馬で砦の前に

村人  :「おーい 森の賢者様が戻って来たぞー」

そして村人たちが何も言われるでもなく手伝って男の荷車に運ぶ
男はお駄賃として
それぞれの村人に銀賎を数枚 そして ふくよかな女性に銅貨を渡す
だた まだ乗せきれない食料の山
そして男はタブレットで絵を描く
それを覗き込む青年とハリネズミと ふくよかな女性の村人

小太り女:「えーと なんだい?」
針ネズミ:「残りの物を 木の板とエールと交換できないかっじゃない?」
村の青年:「木の板は村中に余っているからかき集められる」
小太り女:「エールは砦からの残りの村人分配分がある」

ただ、森の賢者様のお願いだ 
村人達は無下むげには出来ない

***数分後***
村人達の間で合意がなされる

村人が木の板を集め 男の荷車に乗せている間
男は兵舎に戻り 馬屋に残っていた騎士団の3匹の馬を連れ出す

1匹は青年に
1匹はハリネズミに
1匹はふくよかな女性の村人に

男   :「These are Yours(これも あなた達へ)」

そしてそれぞれを指さす

針ネズミ:「馬も貰っておけって事らしい」
村の青年:「助かる だって北の街まで荷車引いて歩くなんて
      時間がかかりすぎるし
      ゴフゴフ ゴーフゴフゴフ」

風邪 または病のかかりはじめのようなせきを青年がした

男   :「Hey U Ok? Try this (大丈夫か? これ試しな)」

トニックウォーターの入ったペットボトルを渡す

男   :「This is for you, (これを あげる)」
      taste OK, but try drinking it (味はそこそこ 飲んでみな)」

絵を描いてから説明する
分かったのか分からないのか判断できない
もう1度 男は絵を描いてジェスチャーを交え説明してから帰路へ

小太り女:「あと お嬢ちゃん 泊るところあるかい? なければうちに来な」
針ネズミ:「提案はありがたいけど
      テントを兵舎から借りて村の外に寝るから心配いらない」
小太り女:「そうかい?」

そしてハリネズミは村の横を流れる川にそって下流へ馬を走らせる
村人たちは夜までに全ての食料を それぞれの家に配り終わらせるのであった

青年はトニックウォーターを飲んでみる
まずくはない。。。が凄い美味しい訳でもない
それでも すっきり している
青年は毎日少しづつ 咳をする度に
男から貰った不思議な味の水を飲むのであった





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...