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浴室にて
二、
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天藍は微笑み、
「もちろん、汚したら掃除はしてもらうし、一言断ってもらえればの話だけど。考えてみれば、君がおもらしする恥ずかしい姿を、僕以外に見る権利はないからね」
そう言われ、蝶は『貞操帯を外してもらったあと、すぐにトイレへ駆け込める』という希望を感じ天藍に感謝の気持ちを覚えたが、彼は強がり、ふいと顔を逸らした。
「旦那様にもお見せしませんが?」
「ふふ、どうかなあ」
そう言って天藍は、蝶のその膨らんだ腹をポンポンと叩いた。
「うッ……!」
チョロロッ…
その満杯の膀胱が刺激され、蝶はとうとうちびってしまった。
慌てて膝をすり合わせ、天藍を睨みつけた。
「急に叩かれると困ります」
「どうして?」
「……自分で考えてください」
蝶はそう素っ気なく言って書類の整理に戻るが、膀胱を刺激されたせいで、その姿勢は完全に落ち着きを無くしていた。
「っ…ふ……っ」
貞操帯の中では、もっとその液体を外へ出そうと、出口がヒクヒクと震えている。
とうとう腰を捻ったり足をクロスしたり、あからさまにもじもじし始めた蝶に、天藍は微笑んだ。
「蝶、おしっこしたいでしょう?」
「し……したくありませんが?」
「じゃあなんでそんなにモジモジしてるの?」
「そんなの、旦那様の気のせいで——」
蝶が言いかけた時、突然、天藍に後ろから抱きしめられた。
そして両手で、そのパンパンな膀胱をぐっと押し込まれる。
「ッ~~~!!!」
ビューッ
勢いよくちびってしまい、蝶は天藍を振り切って股を押さえつけた。
もちろん、そこには貞操帯があるため、抑えても何も感じることはできないのだが。
「んっ、はーっ、んんっ!!」
蝶は完全に落ち着きをなくし、その場で足踏みを繰り返し、太腿や腰をひっきりなしにさすり始める。
「出ちゃった?」
「出てませんけど!!」
たらたらと太ももに水滴が流れた感覚がしたが、蝶は強がって否定の言葉を叫んだ。
天藍は口角をあげたまま、
「本当?」
「あっ、あ、待っ……!」
そう、蝶を抱き抱え、机の上に仰向けに押し倒した。
そして服をたくし上げ、彼の白い足をあらわにさせた。
蝶の太腿には、明らかに水の通った跡がある。
天藍はニヤリと笑い、
「足、濡れてるけど?」
「汗です!」
蝶は、キッパリとそう言った。
そのとき、七時を知らせる鐘が鳴った。
蝶は、天藍を見つめた。
「時間ですが?」
「そうだね」
天藍は鍵を取り出し、蝶の貞操帯を外す。
蝶は床に下され、そして落ち着きなく腰を揺らし足を擦り合わせながら、
「旦那様のバスルーム、お借りしても?」
「どうぞ」
その答えを聞くなり、蝶は書斎の奥へと駆け込んだ。
「はあっ、はーっ、んん~っ!」
漏れる漏れる漏れる……!!!
天藍の私室に入り、彼の目がなくなった途端、蝶は慌ただしく両手で股を押さえ込んだ。
その両手の中で、ショロ、ショロっと、少しずつおちびりが始まっている。
蝶は焦りながらも、なんとかバスルームの扉へ進む。
そしてバスルームへ入るなり、蝶は服をたくし上げた。
「はあっ、はーっ……!」
便器まで、あと数歩。
ところが、そこで蝶の限界が来た。
ビタッ
「ッ……!」
蝶の先っぽから出た黄色い液体が、バスルームの白い床に落ちた。
ビタビタッ、ビチャビチャビチャッ
「あ、あっ、だめ……!!」
それをきっかけに、ついにおもらしが始まってしまった。
蝶は服をたくし上げたまま、なんとか止めようと足踏みを繰り返す。
しかし、その水流は止まるどころか、勢いを増していく。
ビシャアアアアーーーー……
どうすることもできず、蝶は便器の目の前で、その床に放尿してしまった。
「はあ、ああ……っ」
真っ白な床に、黄色い水たまりが形成されていく。
やってしまった、という気持ちに苛まれながらも、十時間ぶりのそれは蝶に開放感を与え、彼は立ち尽くしたまま床で長い放尿を続けた。
「あの、旦那様……」
蝶は天藍の書斎へ戻り、彼におずおずと尋ねた。
「シャワーは、どのようにして出せばよろしいのでしょうか……」
「シャワー?」
天藍は不思議そうに蝶を見た。
そして、天藍はあることに気付いた。蝶はさっきまで履いていた足袋を何故か脱いでおり、裸足になっている。
天藍はすぐに察した。
「床に漏らしちゃった?」
「……少し、その……」
蝶は、視線を彷徨わせる。
天藍は席から立ち上がった。
「なら、出し方を教えるよ。おいで」
「いえ、やり方だけ教えてもらえれば自分でやりますので……」
「僕がやってみた方がわかりやすいでしょ」
蝶の言葉を聞かず、天藍はどんどん進み、そしてバスルームの扉を開けてしまった。
「旦那様!」
蝶は焦り、思わず叫んだ。
そして天藍は、便器の前の盛大なおもらしの後を見つけ、蝶の顔を覗き込んだ。
「……『少し』?」
「………………」
蝶は思いっきり顔を背ける。
天藍は可笑しそうに笑い出した。
「ふふふ、蝶、バスルームだったらどこでもしていいわけじゃないんだよ」
「……存じています……」
「じゃあ、どうしてトイレでしななかったの?」
「…………っ……」
天藍の問いに、蝶は黙り込む。
そして、耳まで真っ赤になって、消え入りそうな小さな声で答えた。
「……が、我慢、出来なくて……っ」
天藍は満足げに微笑み、彼の赤く染まった頬を撫でた。
「やっと可愛いところを見せてくれたね?」
「っ~~~!!!」
蝶はついに羞恥心が爆発し、天藍のその手を振り払って叫んだ。
「早く掃除をするので、やり方を教えてください!!」
「もちろん、汚したら掃除はしてもらうし、一言断ってもらえればの話だけど。考えてみれば、君がおもらしする恥ずかしい姿を、僕以外に見る権利はないからね」
そう言われ、蝶は『貞操帯を外してもらったあと、すぐにトイレへ駆け込める』という希望を感じ天藍に感謝の気持ちを覚えたが、彼は強がり、ふいと顔を逸らした。
「旦那様にもお見せしませんが?」
「ふふ、どうかなあ」
そう言って天藍は、蝶のその膨らんだ腹をポンポンと叩いた。
「うッ……!」
チョロロッ…
その満杯の膀胱が刺激され、蝶はとうとうちびってしまった。
慌てて膝をすり合わせ、天藍を睨みつけた。
「急に叩かれると困ります」
「どうして?」
「……自分で考えてください」
蝶はそう素っ気なく言って書類の整理に戻るが、膀胱を刺激されたせいで、その姿勢は完全に落ち着きを無くしていた。
「っ…ふ……っ」
貞操帯の中では、もっとその液体を外へ出そうと、出口がヒクヒクと震えている。
とうとう腰を捻ったり足をクロスしたり、あからさまにもじもじし始めた蝶に、天藍は微笑んだ。
「蝶、おしっこしたいでしょう?」
「し……したくありませんが?」
「じゃあなんでそんなにモジモジしてるの?」
「そんなの、旦那様の気のせいで——」
蝶が言いかけた時、突然、天藍に後ろから抱きしめられた。
そして両手で、そのパンパンな膀胱をぐっと押し込まれる。
「ッ~~~!!!」
ビューッ
勢いよくちびってしまい、蝶は天藍を振り切って股を押さえつけた。
もちろん、そこには貞操帯があるため、抑えても何も感じることはできないのだが。
「んっ、はーっ、んんっ!!」
蝶は完全に落ち着きをなくし、その場で足踏みを繰り返し、太腿や腰をひっきりなしにさすり始める。
「出ちゃった?」
「出てませんけど!!」
たらたらと太ももに水滴が流れた感覚がしたが、蝶は強がって否定の言葉を叫んだ。
天藍は口角をあげたまま、
「本当?」
「あっ、あ、待っ……!」
そう、蝶を抱き抱え、机の上に仰向けに押し倒した。
そして服をたくし上げ、彼の白い足をあらわにさせた。
蝶の太腿には、明らかに水の通った跡がある。
天藍はニヤリと笑い、
「足、濡れてるけど?」
「汗です!」
蝶は、キッパリとそう言った。
そのとき、七時を知らせる鐘が鳴った。
蝶は、天藍を見つめた。
「時間ですが?」
「そうだね」
天藍は鍵を取り出し、蝶の貞操帯を外す。
蝶は床に下され、そして落ち着きなく腰を揺らし足を擦り合わせながら、
「旦那様のバスルーム、お借りしても?」
「どうぞ」
その答えを聞くなり、蝶は書斎の奥へと駆け込んだ。
「はあっ、はーっ、んん~っ!」
漏れる漏れる漏れる……!!!
天藍の私室に入り、彼の目がなくなった途端、蝶は慌ただしく両手で股を押さえ込んだ。
その両手の中で、ショロ、ショロっと、少しずつおちびりが始まっている。
蝶は焦りながらも、なんとかバスルームの扉へ進む。
そしてバスルームへ入るなり、蝶は服をたくし上げた。
「はあっ、はーっ……!」
便器まで、あと数歩。
ところが、そこで蝶の限界が来た。
ビタッ
「ッ……!」
蝶の先っぽから出た黄色い液体が、バスルームの白い床に落ちた。
ビタビタッ、ビチャビチャビチャッ
「あ、あっ、だめ……!!」
それをきっかけに、ついにおもらしが始まってしまった。
蝶は服をたくし上げたまま、なんとか止めようと足踏みを繰り返す。
しかし、その水流は止まるどころか、勢いを増していく。
ビシャアアアアーーーー……
どうすることもできず、蝶は便器の目の前で、その床に放尿してしまった。
「はあ、ああ……っ」
真っ白な床に、黄色い水たまりが形成されていく。
やってしまった、という気持ちに苛まれながらも、十時間ぶりのそれは蝶に開放感を与え、彼は立ち尽くしたまま床で長い放尿を続けた。
「あの、旦那様……」
蝶は天藍の書斎へ戻り、彼におずおずと尋ねた。
「シャワーは、どのようにして出せばよろしいのでしょうか……」
「シャワー?」
天藍は不思議そうに蝶を見た。
そして、天藍はあることに気付いた。蝶はさっきまで履いていた足袋を何故か脱いでおり、裸足になっている。
天藍はすぐに察した。
「床に漏らしちゃった?」
「……少し、その……」
蝶は、視線を彷徨わせる。
天藍は席から立ち上がった。
「なら、出し方を教えるよ。おいで」
「いえ、やり方だけ教えてもらえれば自分でやりますので……」
「僕がやってみた方がわかりやすいでしょ」
蝶の言葉を聞かず、天藍はどんどん進み、そしてバスルームの扉を開けてしまった。
「旦那様!」
蝶は焦り、思わず叫んだ。
そして天藍は、便器の前の盛大なおもらしの後を見つけ、蝶の顔を覗き込んだ。
「……『少し』?」
「………………」
蝶は思いっきり顔を背ける。
天藍は可笑しそうに笑い出した。
「ふふふ、蝶、バスルームだったらどこでもしていいわけじゃないんだよ」
「……存じています……」
「じゃあ、どうしてトイレでしななかったの?」
「…………っ……」
天藍の問いに、蝶は黙り込む。
そして、耳まで真っ赤になって、消え入りそうな小さな声で答えた。
「……が、我慢、出来なくて……っ」
天藍は満足げに微笑み、彼の赤く染まった頬を撫でた。
「やっと可愛いところを見せてくれたね?」
「っ~~~!!!」
蝶はついに羞恥心が爆発し、天藍のその手を振り払って叫んだ。
「早く掃除をするので、やり方を教えてください!!」
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