冴えない冒険者の俺が、異世界転生の得点でついてきたのが、孤独の少女だったんだが

おもちゃの都市 ゆめしあ編

076 テーゼの死因

ビニル「で！」

ビニル「結局は何で死んだかといいますと！」

ビニル「刑務所で！」

ビニル「死刑にされたんです!」

アルファ「死刑....ってなに？」

ビニル「死刑...ようするに」

ビニル「自ら命を断つ...」

ビニル「と思ってくれたら良いです」

アルファ「...ってことはテーゼは...」

テーゼ「そうだよ」

テーゼ「俺は....悪いことをしたと思っているが」

テーゼ「どうしても許せなかったんだよ」

テーゼ「俺がやらないとって思ってしまったんだ」

テーゼ「....だがアルファも言ったよな？」

アルファ「...？」

テーゼ「俺も同じだ」

テーゼ「この過去を背負って生きていく」

テーゼ「....俺は」　

テーゼ「もし...また日本に帰れたなら」

テーゼ「...もう一回」

テーゼ「ちゃんとやり直して」

テーゼ「...親友を作りたいと思っている」

アルファ「テーゼ....」

ビニル「はーい....じゃあテーゼさん...残り5つになりました！」

ビニル「って言っても...テーゼさんこれ以上ないんですよね...」

ビニル「秘密が」

テーゼ「まあな」

ビニル「うーん...じゃあ」

テーゼ「クリアか？」

ビニル「アルファさんに5つ！」

アルファ「えっ！？」

テーゼ「はっ？」

ビニル「じゃあアルファさん...一つ目」

アルファ「ちょっと...」

ビニル「秘密にしていること...またありますよね？」

アルファ「まってぇ！」

アルファ「お願いそれだけはやめて....お願い」

ビニル「ならやめますか？」

ビニル「やめても良いんですよ？」

アルファ「やめ...」

テーゼ「アルファ...ダメだ」

テーゼ「脱出できないぞ！ここから！」

アルファ「...たしかに」

アルファ「....っけど...」

ビニル「じゃあ...アルファさんがもう一つ秘密にしてることは....」

ビニル「週に4回！

テーゼ「週に４回？」

ビニル「自慰をしていること!」

アルファ「......がくっ」

テーゼ「...なんだそんなことかよ」

テーゼ「気にすんなよ」

テーゼ「アルファの年じゃしゃあねぇよ」

アルファ「もう私生きてけないよ....」

アルファ「....もう無理」

テーゼ「大丈夫だ...聞こえてねぇ」

アルファ「....聞こえてないなら良いけど...っていやいやダメだよ」

テーゼ「...俺は気にしねぇよ」

ビニル「...うーん...つまらないですねぇ」

ビニル「それじゃ...2つ目の秘密は」

ビニル「雄団に、すごく嫌いな人がいる....ということについて」