46 / 92
第45話 勝者サーシャさん
しおりを挟む
風が吹き込む暗くなってきた窓の外を、タロウさんを真似た訳じゃないけどぼんやりと眺めた。
そういえば、さっきまで聞こえていたシスとサーシャさんが戦う音や、野次馬たちの声が聞こえなくなっている。
柵に肘をついて外を覗いているタロウさんに、問いかけた。
「……もう勝負は決まったんですかね?」
「だろうね。静かになってるし、今頃サーシャがシスくんにお説教でもしてる頃じゃないかなあ?」
サーシャさんが絶対勝つって思っているあたり、さすがだなあと思う。絶対的信頼ってやつかな。私とシスの間にはまあないやつだ。
「そろそろ戻ってくるんじゃないかなあ?」
タロウさんが言ったその時。
バサ、バサ、と羽音がしたかと思うと、柵の向こうからシスが飛び込んできた。いや、正確には放り投げられたっぽい。
「うわぷっ!」
私の上に落ちてきた大きな身体を受け止めることなんて出来なくて、クッションの上に一緒にひっくり返る。上から押し潰される様な体勢になった私は、当然のことながら慌てた。
「ちょ、ちょっとシス! 早く退きなさいよっ」
シスの足の間から飛び出した足をジタバタさせていると、やけに静かだったシスが顔をゆっくりと上げる。
癖のある青い髪には、埃や葉っぱが絡みついていた。端正すぎて至近距離で直視すると心臓が辛い顔には、泥みたいな汚れが沢山付いている。
平坦な頬骨の一番出た部分には擦り傷が出来ていて、赤い筋が何本も入っていた。
「シス!? あんた怪我してるじゃないの!」
超絶美形の顔が、なんてこと! ガッと両頬を手で掴むと、傷を確認する。赤い筋の間には砂が入り込んでいた。なんて勿体ない!
「……別に痛くないぞ」
「そんな訳ないでしょ! ちょっと、他は!?」
シスの胸を両手で押すと、シスの協力もあって、私とシスの間に隙間が生まれる。横では「サーシャおかえり」なんて声が聞こえるけど、いやいやいや、それどころじゃないって!
「うわ、これ痛そう……っ」
剥き出しのお腹を見ると、脇腹に赤紫色のそこそこ大きな痣が出来てる。思わず手で触れると、シスが「つっ!」と小さく声を上げた。やっぱり痛いんじゃない!
「他は!?」
「大丈夫だぞ」
「あんたの大丈夫は信用出来ないの!」
よく見ると、肘も擦りむいてるし、顎の下も擦りむいている。背中も見たかったけど、シスが乗ったままだから見れなかった。
「……ボロボロじゃないの」
「……他種族に初めて負けた」
しょんぼりとしているシス。傷の痛みよりも、鳥亜人に負けたってことが相当響いてるみたいだ。
「小町ちゃん、ちゃんとお説教しておいたわよ!」
白い翼を毛繕い中のサーシャさんが、私に向かって言った。そうだ、そういえばシスが負けたら匂いが気になっちゃう理由を教えるんだったっけ。
シスを見る。項垂れていて落ち込んでいるのは分かったけど、ちゃんと話を聞けたのかな。
サーシャさんがニマニマとしているので、こっちに尋ねてみることにした。
「それで、匂いが気になる理由ってなんだったんですか?」
サーシャさんのニマニマが、ニタニタに変わる。
「さあ? それはシスくんに聞いてご覧なさいな」
「ええー……。じゃあシス、分かったんでしょ? 教えてよ」
ていうかさっさと退いてほしい。お姫様抱っことか、正面を向いて寝ることはあったけど、こんな風にのしかかられる様になったのは初めてだから、……ああもう! 心臓が保たない!
シスの胸を押しても、やっぱりびくともしない。
「シス? とにかく退いて、それから教えてってば」
「……やだ」
「は?」
思わず聞き返した。コイツ今、嫌って言った?
「……小町、帰ろう」
そう言うと、シスは立ち上がるついでに私をひょいと横抱きにする。うひゃあ!
シスの横顔を手で押して、抵抗した。
「ちょっとちょっと! まだ二人との話が途中なんだけど!」
ついでに足もバタバタさせて暴れると、可笑しそうに微笑んでいたタロウさんが、片手を上げる。
「あ、小町ちゃん。サーシャと今話したんだけど、明日俺たちが地図屋に連れて行ってあげるよ」
「へ? 地図屋?」
何のことだろう。キョトンとしていると、タロウさんが続けた。
「死都に行くルート、分かってないんだろ? 地図屋に行けば、そこまでのルートと、もしかしたら簡単な内部の地図もあるかもしれないよ」
「え……! 是非! お願いします!」
ああ、やっぱりこの二人はとてもいいヒトと亜人! 手を顔の前で組むと、「ありがとうございますっ!」と感謝の気持ち一杯でお礼を言う。
「分かったよね、シス!」
「……分かった」
ボソリと答えるシスは、相変わらず暗い。勝負に負けたのがよほど悔しいんだろう。へこんでいる奴は、放っておくに限る。
「私たち、広場にある宿屋に泊まってます!」
「あの大きな所かな? 分かった、じゃあ明日午前中に迎えに行くよ」
「きゃー! ありがとうございます!」
ウロウロ彷徨かなくても、亜人街に着いた初日にここまでトントン拍子で情報が得られるなんて。まあ風呂場で裸をシスに見られたり、その後は逆上せてシスに膝枕までされるなんていう未知の体験をしてしまった訳だけど、それもこれもこの情報を得る為だったと考えれば、大したこと――なくはないけど、ない!
「シス! やったやったー!」
あまりにも嬉しくてシスを振り向き、笑顔全開でシスを見ると。
黄金色の瞳がハッと動いて、その後シスがフイッとそっぽを向いてしまったじゃないか。
え……え? シスの様子が変!
慌ててサーシャさんの方を見ると、口に指先を当てて、プクク、と笑っている。
「シ、シス……? どうしたの?」
「なんでもないし」
「いや、でもあんたの様子、どう考えても変だよ」
怪我をしてるから、熱でも出てきちゃったんじゃないか。思わず手をシスの額に当てたけど、熱はないみたいだ。
シスは、目を細めて私の手を見つめている。やっぱり変。絶対変。
「……帰るぞ、小町」
「あ、うん。その方がよさげだね……」
よく分からないけど、お疲れみたいだから今夜はゆっくり寝かせてあげよう。
殊勝にも、そんなことを思った私だった。
そういえば、さっきまで聞こえていたシスとサーシャさんが戦う音や、野次馬たちの声が聞こえなくなっている。
柵に肘をついて外を覗いているタロウさんに、問いかけた。
「……もう勝負は決まったんですかね?」
「だろうね。静かになってるし、今頃サーシャがシスくんにお説教でもしてる頃じゃないかなあ?」
サーシャさんが絶対勝つって思っているあたり、さすがだなあと思う。絶対的信頼ってやつかな。私とシスの間にはまあないやつだ。
「そろそろ戻ってくるんじゃないかなあ?」
タロウさんが言ったその時。
バサ、バサ、と羽音がしたかと思うと、柵の向こうからシスが飛び込んできた。いや、正確には放り投げられたっぽい。
「うわぷっ!」
私の上に落ちてきた大きな身体を受け止めることなんて出来なくて、クッションの上に一緒にひっくり返る。上から押し潰される様な体勢になった私は、当然のことながら慌てた。
「ちょ、ちょっとシス! 早く退きなさいよっ」
シスの足の間から飛び出した足をジタバタさせていると、やけに静かだったシスが顔をゆっくりと上げる。
癖のある青い髪には、埃や葉っぱが絡みついていた。端正すぎて至近距離で直視すると心臓が辛い顔には、泥みたいな汚れが沢山付いている。
平坦な頬骨の一番出た部分には擦り傷が出来ていて、赤い筋が何本も入っていた。
「シス!? あんた怪我してるじゃないの!」
超絶美形の顔が、なんてこと! ガッと両頬を手で掴むと、傷を確認する。赤い筋の間には砂が入り込んでいた。なんて勿体ない!
「……別に痛くないぞ」
「そんな訳ないでしょ! ちょっと、他は!?」
シスの胸を両手で押すと、シスの協力もあって、私とシスの間に隙間が生まれる。横では「サーシャおかえり」なんて声が聞こえるけど、いやいやいや、それどころじゃないって!
「うわ、これ痛そう……っ」
剥き出しのお腹を見ると、脇腹に赤紫色のそこそこ大きな痣が出来てる。思わず手で触れると、シスが「つっ!」と小さく声を上げた。やっぱり痛いんじゃない!
「他は!?」
「大丈夫だぞ」
「あんたの大丈夫は信用出来ないの!」
よく見ると、肘も擦りむいてるし、顎の下も擦りむいている。背中も見たかったけど、シスが乗ったままだから見れなかった。
「……ボロボロじゃないの」
「……他種族に初めて負けた」
しょんぼりとしているシス。傷の痛みよりも、鳥亜人に負けたってことが相当響いてるみたいだ。
「小町ちゃん、ちゃんとお説教しておいたわよ!」
白い翼を毛繕い中のサーシャさんが、私に向かって言った。そうだ、そういえばシスが負けたら匂いが気になっちゃう理由を教えるんだったっけ。
シスを見る。項垂れていて落ち込んでいるのは分かったけど、ちゃんと話を聞けたのかな。
サーシャさんがニマニマとしているので、こっちに尋ねてみることにした。
「それで、匂いが気になる理由ってなんだったんですか?」
サーシャさんのニマニマが、ニタニタに変わる。
「さあ? それはシスくんに聞いてご覧なさいな」
「ええー……。じゃあシス、分かったんでしょ? 教えてよ」
ていうかさっさと退いてほしい。お姫様抱っことか、正面を向いて寝ることはあったけど、こんな風にのしかかられる様になったのは初めてだから、……ああもう! 心臓が保たない!
シスの胸を押しても、やっぱりびくともしない。
「シス? とにかく退いて、それから教えてってば」
「……やだ」
「は?」
思わず聞き返した。コイツ今、嫌って言った?
「……小町、帰ろう」
そう言うと、シスは立ち上がるついでに私をひょいと横抱きにする。うひゃあ!
シスの横顔を手で押して、抵抗した。
「ちょっとちょっと! まだ二人との話が途中なんだけど!」
ついでに足もバタバタさせて暴れると、可笑しそうに微笑んでいたタロウさんが、片手を上げる。
「あ、小町ちゃん。サーシャと今話したんだけど、明日俺たちが地図屋に連れて行ってあげるよ」
「へ? 地図屋?」
何のことだろう。キョトンとしていると、タロウさんが続けた。
「死都に行くルート、分かってないんだろ? 地図屋に行けば、そこまでのルートと、もしかしたら簡単な内部の地図もあるかもしれないよ」
「え……! 是非! お願いします!」
ああ、やっぱりこの二人はとてもいいヒトと亜人! 手を顔の前で組むと、「ありがとうございますっ!」と感謝の気持ち一杯でお礼を言う。
「分かったよね、シス!」
「……分かった」
ボソリと答えるシスは、相変わらず暗い。勝負に負けたのがよほど悔しいんだろう。へこんでいる奴は、放っておくに限る。
「私たち、広場にある宿屋に泊まってます!」
「あの大きな所かな? 分かった、じゃあ明日午前中に迎えに行くよ」
「きゃー! ありがとうございます!」
ウロウロ彷徨かなくても、亜人街に着いた初日にここまでトントン拍子で情報が得られるなんて。まあ風呂場で裸をシスに見られたり、その後は逆上せてシスに膝枕までされるなんていう未知の体験をしてしまった訳だけど、それもこれもこの情報を得る為だったと考えれば、大したこと――なくはないけど、ない!
「シス! やったやったー!」
あまりにも嬉しくてシスを振り向き、笑顔全開でシスを見ると。
黄金色の瞳がハッと動いて、その後シスがフイッとそっぽを向いてしまったじゃないか。
え……え? シスの様子が変!
慌ててサーシャさんの方を見ると、口に指先を当てて、プクク、と笑っている。
「シ、シス……? どうしたの?」
「なんでもないし」
「いや、でもあんたの様子、どう考えても変だよ」
怪我をしてるから、熱でも出てきちゃったんじゃないか。思わず手をシスの額に当てたけど、熱はないみたいだ。
シスは、目を細めて私の手を見つめている。やっぱり変。絶対変。
「……帰るぞ、小町」
「あ、うん。その方がよさげだね……」
よく分からないけど、お疲れみたいだから今夜はゆっくり寝かせてあげよう。
殊勝にも、そんなことを思った私だった。
0
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】平凡OL(β)ですが、同期の末っ子御曹司(α)に溺愛されています
神無月りく
恋愛
日本外食産業の一翼を担う『川嶋フーズ』で秘書としてOL黒田鞠花(くろだまりか)は、同期で社長令息の川嶋隼人(川嶋はやと)に入社以来恋に似た憧れを抱いていた。
しかし、そもそもの身分が違う上に自分はβで、彼はα。
ただの同期以上の関係になれないまま、五年の月日が流れた。
ある日、Ωのヒートに巻き込まれて発情した彼を介抱するため一夜を共にし、それがきっかけで両思いだったことが発覚して交際がスタート。
意外に庶民的でたまに意地悪なスパダリ彼氏に溺愛され、順調にデートを重ねて幸せな日々を送っていた鞠花だったが、自分の母親からαの交際を反対されたり、彼の運命の番を自称するΩ令嬢が登場したりと、恋路を妨げる波乱に見舞われるように……
※ムーンライトノベルズ(小説家になろう)様で同一作品を連載中ですが、こちらが若干先行公開となっております。
※一応R18シーンには☆マークがついています。
*毎週土日および祝日の不定時に更新予定(ただし、1月1日~5日までは連日更新)。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる