もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

文字の大きさ
上 下
520 / 852
連載

一時の③

しおりを挟む
 明日はマーファに向かって出発だけど、特にすることない。ルームを主に使い、パーティーハウスは常にある程度掃除してあるしね。忘れ物がないかだけ確認。
 よし。いいかな。
 ホークさんにゆっくりして貰わないとね。
 空になったお弁当箱を洗い、エマちゃんは洗濯機を回す。
「ホークさん、ゆっくりしてください」
「ありがとうございます」
 どうしようかと思ったら、ゆっくり湯船に浸かりたいそうなので、異世界の湯に行ってもらい、私達も後から向かうことに。その間に、ルーティのダンジョンに繋がっているサブ・ドアの向こうでちゅどん、ドカン。ホークさん以外の鷹の目の皆さんが交代でドロップ品拾い、パーティーハウスでお留守番。
「わいもそろそろ風呂に行きたかっ」
 と、晃太がブーイング。
「そうやね。私も岩盤浴したか」
 私は従魔ズに集合をかける。
「さあ、帰るよ」
『そうなのですね。小腹が減ったのです』
『アリスも罠解除順調だし、一休みしましょう』
『ウム、サクサククッキーヲ所望スル』
『走り足りないのだっ』
「わふんっ、わふんっ」
『あ、そうなのだな。シルフィ達が腹を空かせているのだな』
「くうっ、くうっ」
 はいはい。賑やか。
 仔達もおやつと大合唱。
 サブ・ドアからルームに入り、おやつの準備。
「姉ちゃん、リスト」
 と、晃太が私にカルーラに帰って来てからの、ルーティのダンジョンで得たドロップ品のリストを出す。
 何々、ウサギの角が小が466、中が73、大が31……………増えてるう。ルーティの最下層のボス部屋はウサギが出る。もちろん普通のウサギじゃない。こちらはウサギ=角がある。試しに私が開けたら一般的に魔の森にいる角ウサギが10数匹。これはエマちゃんやテオ君でも1ぴき単位なら、単独撃破可能。で、更に一回りデカイ角ウサギが2~3匹。これは1匹につき、数人、もしくはパーティーで対応。次に更に大型が必ず1匹出る。これがファングさんの言う鎧貫通するやつね。うちのビアンカとルージュの敵じゃないけどね。ダンジョンでのドロップ品は角ウサギが10匹なら角が10本出ることはない。ダンジョンの魔物は解体された状態で出るけど、本来得られるドロップ品の半数以下。これだけの角があるけど、その倍数のウサギが出たことになる。
 レベル500のビアンカやルージュが開けると約10倍、レベル700の厄災クラスのイシスとアレスが開けると約20倍のウサギが出る。それで僅かこの数日でこの数。お肉や毛皮もすごい数。なんで蛇や猪な項目があるんよ。
「イシスやアレス達が散歩言って取ってきた」
「そうね」
 少しずつ提出やね。
 宝箱も豪勢やな。宝飾品にワイン、胡椒もある。ポーション類も、あら、これは。
「エリクサー?」
「そ、出たよ」
 7本も。これはヤマタノオロチの討伐の時に使うかもしれないし。引き取ろう。
「晃太、ポーション類はすべて引き取りね」
「分かった」
 さ、おやつも済んだし、皆お昼寝体勢やね。
『なんでところてんなのですかっ』
『物足りないわっ』
「つまみ食いしたのを知らんとでも?」
『『キーッ』』
 はいはい。
 私達は片付けて異世界の湯に向かった。

 はあ、岩盤浴気持ちよかった。マデリーンさんと一緒に行った。エマちゃんは途中でギブアップ。汗を拭くマデリーンさん、色っぽいなあ。一休みしていたら、結局仔達も来てしまい、一緒にお昼寝。
『むにぁ~、ねえね~』
 ヒスイが寝言。かわいか。貸し出しのブランケットをかける。私もうつらうつら。
 ………………………………………………
 なんや、おでこが、冷たか。冷たいのが当たって。
 目を開けると、顔面までに迫ったでっかい鼻面。
 寝起きに勘弁っ。いくら慣れてるからってっ、ちょっと心臓に悪かっ。
「なんね、ビアンカ、ルージュ」
『お腹空いたのです~』
『ところてんじゃ足りないわ~』
 ふわあっ。時間を確認。17時過ぎ。夕御飯時間やね。
 母は近くで花をだっこして寝てる。ルリとクリスも母にぴったり寄り添って寝てる。
 夕御飯は食事処にしようかね。
「はいはい。皆ば起こしてご飯にしようかね」
『分かったのです』
『任せて』
 ビアンカとルージュがペロペロに回る。
 喉乾いた。お茶でも買おう。
 ミゲル君とテオ君が悲鳴上げてる。
 私は自動販売機コーナーへ。
「あ、ホークさん」
 そこにはお茶のペットボトルを購入しているホークさん。綺麗に無精髭もなくなってる。
「ゆっくり出来ました?」
「はい」
 私は麦茶のペットボトルを購入する。
「本当は1日ゆっくりしてもらいたかったんですけどすみません」
「俺は大丈夫です」
 なら、いいけど。ホワイト目指しているのに、ブラック臭がしてきた。マーファに帰ったらしっかり連休にしよう。麦茶を一口、冷たくて喉ごしがよか。
 ん、なんや視線が。
 ホークさんが私を見てる。
「あの、ホークさん」
「あ、いえ、なんでもないです」
「気になるんですけど。あ、お腹減りました?」
 時間的にね。向こうで晃太が悲鳴上げてる。
「いえ、違いますって。その、ユイさん」
「はい」
 少し改まるホークさん。
「……………触れても、宜しいですか?」
 何故に確認? 散々ノワールに乗ってる時に密着してるのに? ノワールから降りる時は未だにドキドキやけど。餃子の具材として皮のホークさんに包まれるのは心地いい。
「ど、どうぞ」
 よく考えもせず、どうぞ。
 でも、ちょっとドキドキ。久しぶりに皮のホークさんに包まれるのかな。あれ、安心するんよね。
 ホークさんは少し目を細めて、私の手を引く。
 ? ? ?
 何々?
 誘導されるまま、私は連れていかれたのは、家族風呂がある個室。畳の部屋で、座布団やテーブルがある。あんまり使わないけど、何やろ?
「あの、ホークさ、」
 ん。
 と、言う前に、ちゅ、とされる。
 ひゃーっ、あれ以来のやつーっ。
 ひゃーっ、ひゃーっ、ひゃーっ。
 それからぎゅうと抱き締められる。うわあ、恥ずかしいっ。ノワールに乗るときは後ろからやけど、真正面は慣れない。慣れないけど、嬉しかっ。う、館内着越しでも鍛えられたホークさんの身体。うわあ、凄か。
 それから、ちゅ、ちゅ、とされる。私はされるがまま。嬉しいけど、嬉しいけど、ぼちぼち私の許容力オーバーするっ。ちょっと、ちゅ、ちゅ、しすぎやないっ。嬉しかけど。ちゅ、とすると、私の頭のネジが1つ飛ぶ。私のネジがなくなるっ。
 私はがっちりホールしていた、ホークさんのたくましい腕をタップ。
 名残惜しい様子で、離れていくホークさん。
 いかん、頭に血が上りそうや。
 は、いっぱいにちゅ、ちゅ、してしまった。ここは剣と魔法の世界。まさか、これで身籠ったりしないよねっ。  
 はい、私この時点での混乱ぶりが分かる思考だ。ネジが飛びすぎて想像以上に混乱していた。
「これで赤ちゃんできたりしませんよね?」
 はい、パニック。
 ホークさんがフリーズする。
「…………………子作りしますか?」
 どうやら、私のパニックがホークさんまで伝染してパニック。
 パニック。
 でも、直ぐに正常に戻る。
「すみません、おかしかですよねっ」
「いえ、俺の方こそ、我慢が、出来なくて」
 ホークさんがすごく申し訳なさそうな顔。
 え? 我慢? ホークさん、何を我慢したんやろ? いかん、一応私は主人やしね。うん、ホワイトな職場を目指さんと。
「そんな我慢とかせんでいいんですよ。ストレスとか貯めたらいかんしっ」
 私の答えに、再び、ホークさんフリーズ。
「あのですね、ユイさん」
「はいっ」
 ある程度の要求は受けますよ。
「俺は貴女を愛しています」
 ………………………う、嬉しかっ。
「家庭を築きたい、それに相応しくなりたい」
 う、うん、嬉しか。
「鷹の目のリーダーとして、戦闘奴隷として節度を守りたい。でも、ユイさん、ちょっと無防備ですよ」
「え?」
「こんなところに連れ込まれて、キスしても抵抗しないとなれば、事に至ってもいいと思われますよ」
 連れ込んだのは俺ですけど、と。
 ぼんっ、とネジが不足した噴火。た、確かに向こうでもそう取られる可能性があるっ。言い訳だけど、いままでこんなことに遭遇したことなかったし。
「ユイさん。少し俺は自惚れてます。貴女が俺を受け入れてくれていると」
 ホークさんの顔が近づいて、頬に、ちゅ。ネジがぽんっ。
「ほら、抵抗しない」
「うっ、それは、その」
 ホークさんを信頼しているというか、なんと言うか。モゴモゴ。
「嫌じゃ、ない、と言うか」
 モゴモゴ。
 ホークさんが顔を片手で覆う。
「……………本当に、貴女は………………」
 軽く頭を振る。
「ユイさん。それ、他の男に、言ってはダメですよ」
 物凄く真剣に言ってきた。
 あ、もしかしたら、こっちじゃ言ってはダメなワードかな? ほら、委ねますと同じように。
「特に二人きりの時には、嫌じゃないとか言われたら、ネジが飛びますよ。俺は我慢してますけど、あの男には絶対に言ってはダメですからね」
 ホークさんが言うあの男は、シュタインさんよね。一緒に行動していると、必ず、あのイケメンな顔で迫って来るから、ドキドキものなのよね。
「あの、異性を口説く言葉と同じなんですか?」
「違いますよ。こんな所で、二人きりで、そんなこと言われたら、手を出してもいいと解釈されますって」
 ………………そうだよね。落ち着いて考えたらそうだよね。わ、我ながら恥ずかしい。なんや、身持ちが悪いように思われそうや。気をつけんと。
「気をつけます」
 ホークさんが、再び、頬にちゅ。ネジがぽんっ。
「あ、そもそもホークさんの我慢の原因は?」
 そうだよ、それを解決しないと。視線を外しながら聞く。いかん、ちゃんとホークさんの顔みて聞かんと。やけど、直視しにくい。
「レディ・ロストークの為とはいえ、ユイさんと離れていましたから」
「え? 差し入れとかに行ってましたよね?」
 毎日ではなかったし、ルーティのダンジョンに行ったりしていたけどさ。
「あれじゃ、足りませんよ。我ながら女々しいとは思いますが。他の誰かが、ユイさんに触れていないか、やきもきしてました。それで久しぶりにユイさんが無防備に来たから我慢できなくなってしまって」
 じっと私を見る、青みがかった目が、切なそうに見える。なんや、嬉しい。ホークさんもそんな思いをしているんや。なんや、嬉しか。くすぐったいけど、嬉しか。しかし、私、そんなに無防備と言うか、隙だらけなんかな。
「わ、私も、ホークさんいないと、その、不安になったりしますし」
 安心感がね。やっぱり、いないと、何かちょっぴり不安なんだよね。それに、ホークさんに、ちゅ、てされるのは本当に嫌やない。恥ずかしいけど、安心できる。
 それは、きっと、私がホークさんに対する想いがあるんやろうけど、まだ、私はそれを言葉に出せるほどの度胸がない。私には、自信がない。以前の件を自分なりに解決したつもりだったけど、古傷として熱を持ち出している。
 また、見向きもされなくなるのでは、と。
 ホークさんはそんなことするような人ではない。誠実に人だと分かっている。今だって、無理にすれば、押し倒せたはず。それをしなかったのは、それこそホークさんの人柄を示している。
 ホークさんの気持ちに答えたい、でも、怖い。もう少し、ぬるま湯のようなこのままの関係がいい。凄いわがままや。幻滅されそうや。
 誤魔化そう。
「あ、今日から一緒ですから、問題解決ですねっ」
 ホークさんは、少し考える様子だけど。
「そうですね」
 そして流れる沈黙。なんとも気まずい雰囲気に。
「あ、ご飯にしませんか? ビアンカとルージュが待ってるし」
「はい、ユイさん」
 気まずいけど、私とホークさんはそっと個室を出た。
しおりを挟む
感想 679

あなたにおすすめの小説

【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。

BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。 父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した! メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!

契約結婚のはずが、気づけば王族すら跪いていました

言諮 アイ
ファンタジー
――名ばかりの妻のはずだった。 貧乏貴族の娘であるリリアは、家の借金を返すため、冷酷と名高い辺境伯アレクシスと契約結婚を結ぶことに。 「ただの形式だけの結婚だ。お互い干渉せず、適当にやってくれ」 それが彼の第一声だった。愛の欠片もない契約。そう、リリアはただの「飾り」のはずだった。 だが、彼女には誰もが知らぬ “ある力” があった。 それは、神代より伝わる失われた魔法【王威の審判】。 それは“本来、王にのみ宿る力”であり、王族すら彼女の前に跪く絶対的な力――。 気づけばリリアは貴族社会を塗り替え、辺境伯すら翻弄し、王すら頭を垂れる存在へ。 「これは……一体どういうことだ?」 「さあ? ただの契約結婚のはずでしたけど?」 いつしか契約は意味を失い、冷酷な辺境伯は彼女を「真の妻」として求め始める。 ――これは、一人の少女が世界を変え、気づけばすべてを手に入れていた物語。

この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました

秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。 レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。 【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。 そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】

召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます

かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~ 【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】 奨励賞受賞 ●聖女編● いきなり召喚された上に、ババァ発言。 挙句、偽聖女だと。 確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。 だったら好きに生きさせてもらいます。 脱社畜! ハッピースローライフ! ご都合主義万歳! ノリで生きて何が悪い! ●勇者編● え?勇者? うん?勇者? そもそも召喚って何か知ってますか? またやらかしたのかバカ王子ー! ●魔界編● いきおくれって分かってるわー! それよりも、クロを探しに魔界へ! 魔界という場所は……とてつもなかった そしてクロはクロだった。 魔界でも見事になしてみせようスローライフ! 邪魔するなら排除します! -------------- 恋愛はスローペース 物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。

〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。 だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。 十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。 ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。 元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。 そして更に二年、とうとうその日が来た…… 

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

うたた寝している間に運命が変わりました。

gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。

姉妹の中で私だけが平凡で、親から好かれていませんでした

四季
恋愛
四姉妹の上から二番目として生まれたアルノレアは、平凡で、親から好かれていなくて……。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。