468 / 853
連載
変わらないもの②
しおりを挟む
優衣、まずは子供達にかけられとる、拘束系の魔法を解除せんといかん。
さっきの父のこしょこしょが頭の中で甦る。
警備の人達も来とる、中には耳のよか人達がおるから、まずは子供達が馬車におるって証明ばせんといかん。ビアンカやルージュ達がよくわからんようになるまで分厚くかけられた、阻害系の魔法を全部解除や。
私はもう一度、頭の中で確認。
ルージュの闇の魔法なら、なんとでもなる。
よし。
かみかみのメタボな男性は、護衛の人達にどなりつける。
「さっさとこいつらをどうにかしろっ。いくら払っていると思っているんだっ」
まさに、えー、みたいな顔の護衛の皆さん。目の前には、ドドドドン、と立ち塞がる鼻息の荒い厄災クラスのアレス。その後方からビアンカとルージュが、静かに鎮座している。
護衛の皆さんは、やっぱりお仕事だからね、武器を手に立ちはだかる。真っ青だけど。
「ミズサワ様っ、お待ちくださいっ。今、検閲権利のある警備長が来ますからっ」
ラソノさんが必死に言ってくる。
「それって、手続きにどれくらい時間かかります?」
「そ、それは。書類の確認から………………」
「待っていられません。中にいる男の子の容態が悪いんですよっ」
絶対時間かかるやつやんっ。
多分、ラソノさんには色々な立場があるんやろう。しかも荷は、アスラ王国とユリアレーナ王国が、友好な関係を保つためのもの。それに何かあったら、色々いかんのやろうけど、すでにいかん状況や。
違法奴隷なんて、乗ってる時点で。
私の焦りと怒りの混じった声に、ラソノさんたじたじ。その後ろから、見知った人達がギルドから出てきた。
ケルンさん達、ラスチャーニエだ。
真っ直ぐ、こちらに来る。
いつもはリスのケルンさんだけど、なんだか無表情や。イケメンやから、なんや怖い感じになってる。ヒェリさんとエドワルドさんも無表情だが、ツヴァイクさんはちょっと怒っているのか、鼻腔全開だけど。
「ミズサワ殿、大体の事情は分かっています」
と、ケルンさん。そして、ちら、と豪華な馬車を見る。
「なるほど恐らく阻害系の魔力でしょうね。ミズサワ殿、確認ですが捕らえられている子供達は、確実にいますか?」
「はい、います。全部で14人。拘束系、阻害系魔法で気配感知から逃れていますが、います」
私ははっきり答える。
「はい、分かりました。では、私Sランク冒険者ケルン・クルィーサが、テイマー、ユイ・ミズサワ殿に依頼します。荷を傷付けず、それら全てを破壊し、子供達の存在を証明してください」
これは、確か、見たことある。
スカイランで、フェリクスさんが出したやつや。
あ、これ、免罪符にならんね? よし、そうとろう。
ならばっ。
「ルージュッ」
『待っていたわ』
にまあ、と笑うルージュ。
「あの馬車にかけられた、阻害系魔法、子供達にかけられた拘束系魔法、全部破壊っ。荷物は傷付けんでねっ」
『任せて』
ルージュがアレスに代わり、一歩前に。
ひーっ、と下がる護衛の皆さん。
『ハンターモード 黒狩人(ネロ・ハバス)』
ルージュの身体に黒いラインが浮かぶ。
野次馬から、おー、と歓声。そして、
「「「「「わーっ」」」」」
真っ暗な霞がルージュから噴き出して、3台の馬車を包み、悲鳴が上がる。確かにホラーな感じだからね。かみかみのメタボな男性は腰を抜かしている。多分仲間だろう、その人達も悲鳴を上げてる。
黒い霞は蠢きながら、馬車を覆い尽くす。
『ふんっ、ダンジョンの罠よりめんどくさいわね、でも』
ルージュが気合いを入れ、ルビーの様な赤い目が全開。
『だったら、魔力の出力を上げるだけよっ』
黒い霞が一気に増えて。
バキバキッ、バキバキッ、メキメキッ
なんや、いかん音が響き、黒い霞が波のように引いていく。
『私に解除出来ない物はないわ。ユイ、終わったわ』
どやあ、とやりきったいつものルージュが振り返る。
今まで騒がしかったギャラリーが、黒い霞が引いた事で、妙な静かさが包む。
コツン、コツン……………
小さな音が馬車から響く。
「私の気配感知にもひっかかりましたよ」
底冷えのするケルンさんの声が響く。警備の人達の中でも数人が、いるぞ、と騒ぎ出す。
「どうやら、本当でしたね」
そして、ラソノさんの声まで低くなる。
「Sランク冒険者ケルン・クルィーサが荷の開示を命じます」
「冒険者ギルド事務長、ラソノ・リスダ、同意します」
「商人ギルド買い取り主任、ガトール、同意します」
いつの間にか、ガトールさんまで来ていた。
『ユイ、来るのです』
『あのノワールの相手の主人よ』
あ、パーヴェルさんやっ。騒ぎを聞き付けて来てくれたんやっ。
そこでメタボな男性復活。
「ふざけるなっ、そんなのさせてたまるかーっ」
ビアンカやルージュ達から、ヤっちゃダメ? みたいな視線だけど、ダメよ。
そこに人垣が割れて、パーヴェルさんがやってきた。部下らしき警備の人が、こしょこしょ、と耳打ち。
聞いたパーヴェルさんの形相が鬼のように。
「ならば強制執行だっ。我がパーヴェル・イコスティが許可するーっ」
はい、行きましょうっ。
「ルージュッ、拘束っ」
『任せてっ』
ルージュがお馴染みの真っ黒な触手を伸ばし、はい、ぐるぐるごちんっ。
「どれに何人おるねっ」
『これに3匹、こっちは7匹、あっちに4匹なのだっ。この木を破壊してっ』
「それはダメよっ。一番悪い子はっ」
『これなのだっ』
「チュアンさん、お願いします」
「はい、ユイさんっ」
私はチュアンさんと、これ、と呼ばれた馬車に乗り込む。
…………………に、荷物、ぎっちりなんやけどっ。
ええぃっ、めんどくさかっ、片っ端から開けるしかないっ。
手近の木箱に手をかける。
「ミズサワ殿、それでは時間がかかりますっ」
馬車の入り口でラソノさんが告げる。
「まずは全ての荷を出した方が早いですよっ」
「あ、はい」
私はラソノさんの指示を聞く。その横から、ケルンさんがするり、と乗り込んできた。
「私なら、どれに入れられているか分かります。さあ、運びだしますよっ」
それからバケツリレーだ。
どれも重たい木箱で、屈強な警備の人達や、騒ぎを聞き付けた冒険者の方、そしてギルド職員さんで運び出す。
「いたぞーっ」
「治療班、急げーっ」
外からそんな声が響く。
だけど、私が乗り込んだ馬車からなかなか拘束された子供が見つからない。
木箱はケルンさんがチェックして、すぐにいないと判断されて運び出されていく。ラスチャーニエの残りのメンバーも運び出すのに協力してくれている。
「いましたっ」
奥の方に置いてあった木箱から、やっと発見。
ケルンさんがなにやら魔法を使うと、簡単に丈夫そうな木箱が割れる。中には、痩せて汚れて、性別も分からないような小さな子供が2人。手足に壊れた金属の枷。
いたっ、いたっ、良かった、ちゃんと私をみてるっ。だけど、ひどく怯えている。
「さあ、もう大丈夫やからね」
そう声をかけると、きょとんとして、わんわん泣き出す。良かった、泣くだけの体力があるんや。
チュアンさんが抱っこしようとしたが、嫌がる子供達。もしかしたら、大人の男性だめかも。だって、この子供達をこんな目に合わせたのは、あのメタボな男性達だろうからね。
「さあ、おいで、大丈夫よ、おいで」
私が手を差し出すと、立とうともがいている。あ、足が立たんほどなんやな。
「ごめんね、抱っこするよ」
そういって、片割れを抱っこ。強烈な臭いが鼻をつく。多分、まともに排泄もさせてもらえてなかったのか、下がぐしゃぐしゃに汚れていた。こんな小さな子供に、なんてことを。頭に来るが、今は手当てが先や。すぐに女性騎士が乗り込み、もう片割れを抱っこ。
無事に外の救護班に渡す。
騎士の人達、警備の人達、冒険者の人達、ギルドの人達が必死に治療している。
回りをアレスがおろおろとしている。
『童よっ、我が付いているのだっ、もう心配ないのだっ』
って言ってるが、何せサイズがデカイものだから、子供達が怯えてる。しかもお邪魔よ。サイズがデカイから。ちら、とビアンカに目配せしておく。
私は再び馬車に乗り込む。
「ミズサワ殿、いましたよっ」
きっと重症の男の子やっ。
ケルンさんが鋭く言って、魔法を炸裂。
分厚そうな木箱が割れ、中から倒れるように現れた子供に、私は思わず絶句した。
さっきの父のこしょこしょが頭の中で甦る。
警備の人達も来とる、中には耳のよか人達がおるから、まずは子供達が馬車におるって証明ばせんといかん。ビアンカやルージュ達がよくわからんようになるまで分厚くかけられた、阻害系の魔法を全部解除や。
私はもう一度、頭の中で確認。
ルージュの闇の魔法なら、なんとでもなる。
よし。
かみかみのメタボな男性は、護衛の人達にどなりつける。
「さっさとこいつらをどうにかしろっ。いくら払っていると思っているんだっ」
まさに、えー、みたいな顔の護衛の皆さん。目の前には、ドドドドン、と立ち塞がる鼻息の荒い厄災クラスのアレス。その後方からビアンカとルージュが、静かに鎮座している。
護衛の皆さんは、やっぱりお仕事だからね、武器を手に立ちはだかる。真っ青だけど。
「ミズサワ様っ、お待ちくださいっ。今、検閲権利のある警備長が来ますからっ」
ラソノさんが必死に言ってくる。
「それって、手続きにどれくらい時間かかります?」
「そ、それは。書類の確認から………………」
「待っていられません。中にいる男の子の容態が悪いんですよっ」
絶対時間かかるやつやんっ。
多分、ラソノさんには色々な立場があるんやろう。しかも荷は、アスラ王国とユリアレーナ王国が、友好な関係を保つためのもの。それに何かあったら、色々いかんのやろうけど、すでにいかん状況や。
違法奴隷なんて、乗ってる時点で。
私の焦りと怒りの混じった声に、ラソノさんたじたじ。その後ろから、見知った人達がギルドから出てきた。
ケルンさん達、ラスチャーニエだ。
真っ直ぐ、こちらに来る。
いつもはリスのケルンさんだけど、なんだか無表情や。イケメンやから、なんや怖い感じになってる。ヒェリさんとエドワルドさんも無表情だが、ツヴァイクさんはちょっと怒っているのか、鼻腔全開だけど。
「ミズサワ殿、大体の事情は分かっています」
と、ケルンさん。そして、ちら、と豪華な馬車を見る。
「なるほど恐らく阻害系の魔力でしょうね。ミズサワ殿、確認ですが捕らえられている子供達は、確実にいますか?」
「はい、います。全部で14人。拘束系、阻害系魔法で気配感知から逃れていますが、います」
私ははっきり答える。
「はい、分かりました。では、私Sランク冒険者ケルン・クルィーサが、テイマー、ユイ・ミズサワ殿に依頼します。荷を傷付けず、それら全てを破壊し、子供達の存在を証明してください」
これは、確か、見たことある。
スカイランで、フェリクスさんが出したやつや。
あ、これ、免罪符にならんね? よし、そうとろう。
ならばっ。
「ルージュッ」
『待っていたわ』
にまあ、と笑うルージュ。
「あの馬車にかけられた、阻害系魔法、子供達にかけられた拘束系魔法、全部破壊っ。荷物は傷付けんでねっ」
『任せて』
ルージュがアレスに代わり、一歩前に。
ひーっ、と下がる護衛の皆さん。
『ハンターモード 黒狩人(ネロ・ハバス)』
ルージュの身体に黒いラインが浮かぶ。
野次馬から、おー、と歓声。そして、
「「「「「わーっ」」」」」
真っ暗な霞がルージュから噴き出して、3台の馬車を包み、悲鳴が上がる。確かにホラーな感じだからね。かみかみのメタボな男性は腰を抜かしている。多分仲間だろう、その人達も悲鳴を上げてる。
黒い霞は蠢きながら、馬車を覆い尽くす。
『ふんっ、ダンジョンの罠よりめんどくさいわね、でも』
ルージュが気合いを入れ、ルビーの様な赤い目が全開。
『だったら、魔力の出力を上げるだけよっ』
黒い霞が一気に増えて。
バキバキッ、バキバキッ、メキメキッ
なんや、いかん音が響き、黒い霞が波のように引いていく。
『私に解除出来ない物はないわ。ユイ、終わったわ』
どやあ、とやりきったいつものルージュが振り返る。
今まで騒がしかったギャラリーが、黒い霞が引いた事で、妙な静かさが包む。
コツン、コツン……………
小さな音が馬車から響く。
「私の気配感知にもひっかかりましたよ」
底冷えのするケルンさんの声が響く。警備の人達の中でも数人が、いるぞ、と騒ぎ出す。
「どうやら、本当でしたね」
そして、ラソノさんの声まで低くなる。
「Sランク冒険者ケルン・クルィーサが荷の開示を命じます」
「冒険者ギルド事務長、ラソノ・リスダ、同意します」
「商人ギルド買い取り主任、ガトール、同意します」
いつの間にか、ガトールさんまで来ていた。
『ユイ、来るのです』
『あのノワールの相手の主人よ』
あ、パーヴェルさんやっ。騒ぎを聞き付けて来てくれたんやっ。
そこでメタボな男性復活。
「ふざけるなっ、そんなのさせてたまるかーっ」
ビアンカやルージュ達から、ヤっちゃダメ? みたいな視線だけど、ダメよ。
そこに人垣が割れて、パーヴェルさんがやってきた。部下らしき警備の人が、こしょこしょ、と耳打ち。
聞いたパーヴェルさんの形相が鬼のように。
「ならば強制執行だっ。我がパーヴェル・イコスティが許可するーっ」
はい、行きましょうっ。
「ルージュッ、拘束っ」
『任せてっ』
ルージュがお馴染みの真っ黒な触手を伸ばし、はい、ぐるぐるごちんっ。
「どれに何人おるねっ」
『これに3匹、こっちは7匹、あっちに4匹なのだっ。この木を破壊してっ』
「それはダメよっ。一番悪い子はっ」
『これなのだっ』
「チュアンさん、お願いします」
「はい、ユイさんっ」
私はチュアンさんと、これ、と呼ばれた馬車に乗り込む。
…………………に、荷物、ぎっちりなんやけどっ。
ええぃっ、めんどくさかっ、片っ端から開けるしかないっ。
手近の木箱に手をかける。
「ミズサワ殿、それでは時間がかかりますっ」
馬車の入り口でラソノさんが告げる。
「まずは全ての荷を出した方が早いですよっ」
「あ、はい」
私はラソノさんの指示を聞く。その横から、ケルンさんがするり、と乗り込んできた。
「私なら、どれに入れられているか分かります。さあ、運びだしますよっ」
それからバケツリレーだ。
どれも重たい木箱で、屈強な警備の人達や、騒ぎを聞き付けた冒険者の方、そしてギルド職員さんで運び出す。
「いたぞーっ」
「治療班、急げーっ」
外からそんな声が響く。
だけど、私が乗り込んだ馬車からなかなか拘束された子供が見つからない。
木箱はケルンさんがチェックして、すぐにいないと判断されて運び出されていく。ラスチャーニエの残りのメンバーも運び出すのに協力してくれている。
「いましたっ」
奥の方に置いてあった木箱から、やっと発見。
ケルンさんがなにやら魔法を使うと、簡単に丈夫そうな木箱が割れる。中には、痩せて汚れて、性別も分からないような小さな子供が2人。手足に壊れた金属の枷。
いたっ、いたっ、良かった、ちゃんと私をみてるっ。だけど、ひどく怯えている。
「さあ、もう大丈夫やからね」
そう声をかけると、きょとんとして、わんわん泣き出す。良かった、泣くだけの体力があるんや。
チュアンさんが抱っこしようとしたが、嫌がる子供達。もしかしたら、大人の男性だめかも。だって、この子供達をこんな目に合わせたのは、あのメタボな男性達だろうからね。
「さあ、おいで、大丈夫よ、おいで」
私が手を差し出すと、立とうともがいている。あ、足が立たんほどなんやな。
「ごめんね、抱っこするよ」
そういって、片割れを抱っこ。強烈な臭いが鼻をつく。多分、まともに排泄もさせてもらえてなかったのか、下がぐしゃぐしゃに汚れていた。こんな小さな子供に、なんてことを。頭に来るが、今は手当てが先や。すぐに女性騎士が乗り込み、もう片割れを抱っこ。
無事に外の救護班に渡す。
騎士の人達、警備の人達、冒険者の人達、ギルドの人達が必死に治療している。
回りをアレスがおろおろとしている。
『童よっ、我が付いているのだっ、もう心配ないのだっ』
って言ってるが、何せサイズがデカイものだから、子供達が怯えてる。しかもお邪魔よ。サイズがデカイから。ちら、とビアンカに目配せしておく。
私は再び馬車に乗り込む。
「ミズサワ殿、いましたよっ」
きっと重症の男の子やっ。
ケルンさんが鋭く言って、魔法を炸裂。
分厚そうな木箱が割れ、中から倒れるように現れた子供に、私は思わず絶句した。
2,289
お気に入りに追加
7,890
あなたにおすすめの小説

【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!

お姉さまに挑むなんて、あなた正気でいらっしゃるの?
中崎実
ファンタジー
若き伯爵家当主リオネーラには、異母妹が二人いる。
殊にかわいがっている末妹で気鋭の若手画家・リファと、市中で生きるしっかり者のサーラだ。
入り婿だったのに母を裏切って庶子を作った父や、母の死後に父の正妻に収まった継母とは仲良くする気もないが、妹たちとはうまくやっている。
そんな日々の中、暗愚な父が連れてきた自称「婚約者」が突然、『婚約破棄』を申し出てきたが……
※第2章の投稿開始後にタイトル変更の予定です
※カクヨムにも同タイトル作品を掲載しています(アルファポリスでの公開は数時間~半日ほど早めです)

『伯爵令嬢 爆死する』
三木谷夜宵
ファンタジー
王立学園の中庭で、ひとりの伯爵令嬢が死んだ。彼女は婚約者である侯爵令息から婚約解消を求められた。しかし、令嬢はそれに反発した。そんな彼女を、令息は魔術で爆死させてしまったのである。
その後、大陸一のゴシップ誌が伯爵令嬢が日頃から受けていた仕打ちを暴露するのであった。
カクヨムでも公開しています。
簡単に聖女に魅了されるような男は、捨てて差し上げます。~植物魔法でスローライフを満喫する~
Ria★発売中『簡単に聖女に魅了〜』
ファンタジー
ifルート投稿中!作品一覧から覗きに来てね♪
第15回ファンタジー小説大賞 奨励賞&投票4位 ありがとうございます♪
◇ ◇ ◇
婚約者、護衛騎士・・・周りにいる男性達が聖女に惹かれて行く・・・私よりも聖女が大切ならもう要らない。
【一章】婚約者編
【二章】幼馴染の護衛騎士編
【閑話】お兄様視点
【三章】第二王子殿下編
【閑話】聖女視点(ざまぁ展開)
【四章】森でスローライフ
【閑話】彼らの今
【五章】ヒーロー考え中←決定(ご協力ありがとうございます!)
主人公が新しい生活を始めるのは四章からです。
スローライフな内容がすぐ読みたい人は四章から読むのをおすすめします。
スローライフの相棒は、もふもふ。
各男性陣の視点は、適宜飛ばしてくださいね。
◇ ◇ ◇
【あらすじ】
平民の娘が、聖属性魔法に目覚めた。聖女として教会に預けられることになった。
聖女は平民にしては珍しい淡い桃色の瞳と髪をしていた。
主人公のメルティアナは、聖女と友人になる。
そして、聖女の面倒を見ている第二王子殿下と聖女とメルティアナの婚約者であるルシアンと共に、昼食を取る様になる。
良好だった関係は、徐々に崩れていく。
婚約者を蔑ろにする男も、護衛対象より聖女を優先する護衛騎士も要らない。
自分の身は自分で守れるわ。
主人公の伯爵令嬢が、男達に別れを告げて、好きに生きるお話。
※ちょっと男性陣が可哀想かも
※設定ふんわり
※ご都合主義
※独自設定あり

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
実家から絶縁されたので好きに生きたいと思います
榎夜
ファンタジー
婚約者が妹に奪われた挙句、家から絶縁されました。
なので、これからは自分自身の為に生きてもいいですよね?
【ご報告】
書籍化のお話を頂きまして、31日で非公開とさせていただきますm(_ _)m
発売日等は現在調整中です。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中

家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。