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第55話 討伐大会 開始
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翌朝、俺は少し早く起きてギルドに向かった。
「あ、おはようダグラス君!」
「おはようございますテレサさん。討伐大会と重複してクエストを受けれるということで受けに来ました!」
「何を受けるの?」
「じゃあ…」
俺は”サンドクラブ討伐”、”ナイフフィッシュ討伐”、”ハンマーシャーク討伐”、”デビルスター討伐”を受注した。
「クエストの期限は10日だから報告は討伐大会終了後でいいわ!頑張ってね!」
「ありがとうございます!行ってきます!!」
俺は万全の状態で会場に向かった。
そこは非常に人が多く、今にも人込み酔いしそうだ。
「野郎どもぉ!!準備はできてるか!!!!」
「おー!!!!!!!」
「な、なんだ突然…!?」
どうやら開会式が始まったようだ。
「ルールを説明する!!まず…」
内容はテレサさんから聞いたのと同じだったので割愛する。
「次に特別報酬についてだ!!」
俺はこれが気になって昨晩は寝付けなかった。
「11~30位は金貨30枚だ!そして4~10位は金貨50枚!
3位は高級食材10kg、2位はAランク装備一式、そして1位はなんと…あそこにある屋敷だ!!」
「おおおぉぉ!!!!!!」
皆とても盛り上がっている。
『奴隷を使った企業に使えるからいいな!!』
正直3位の報酬も魅力的なのだが、それよりも企業の展開をしたいので1位を目指して頑張ろうと思う。
「ではこれより討伐大会を開催する!!」
「おおおおおぉぉぉ!!!!」
全員がすごい勢いで海の方へ向かっていった。
俺は”気配遮断”を行使して他者から見えないようにし、1番乗りで海に着いた。
『よし、みんなが来る前に狩りつくしてやる!!』
これは俺が昨日の夜に考えた作戦だ。
多くの人はまずここから狩り始めると思うので、先に討伐対象をできるだけ減らすのだ。
これによって俺と他の人の差は大きく開くだろう。
ヒヒイロカネの装備を着け、全バフをかけ準備は万端だ。
熟練度上げを兼ね、殲滅に向いている魔法を使うことにした。
俺は早速盾スキル”デコイ”を通常の消費SPの5倍を消費して行使した。
すると、周辺5kmにいた魔物すべてが俺に向かって襲い掛かってきた。
『いい感じだ!他の人たちがここに着くまであと7分くらいか…最速で倒す!!』
俺は空中に浮かんで上からそれぞれの魔法スキルのSランク、メテオ系を行使しまくった。
もちろん街に余波が行かないように海側の街に結界魔法”スキル遮断結界”を展開した。
正直な話、街全体に結界魔法”絶対不可侵結界”を展開して街の出入りを封鎖し、俺一人で無双することもできる。
しかし、やはりここは正々堂々と勝負しようと思う。
メテオ系を行使し続けて5分後、5km圏内の魔物は殲滅終了した。
合計サンドクラブ×203、ナイフフィッシュ×261を討伐した。
『やっぱりここにはハンマーシャークやデビルスターはいないんだな。』
とりあえず最初の作戦は終了したのでここに来る人たちの反応を楽しもうと待っていた。
驚かせるために魔物の死体を山のように重ねておいた。
「狩るぞぉーー!!!!!」
「俺たちが一番乗りだ!!!」
そんなことを叫びながら早い集団がやってきた。
「な、なんだこの魔物の死体の山は…!!」
「…討伐大会参加者か?」
「いや、非常事態もあり得る。」
「確かに…いったんギルドに戻って報告するか?」
「ああ…それがいいかもな…」
…やりすぎてしまったみたいだ。
ギルドに報告されたら討伐大会が中止になりかねない。
『…仕方ない。ここは一つ演技をするか。』
「よく来たな!!!」
「なっ…!?あいつ宙に浮いているぞ!」
「ま、まさかお前がこれを…?」
俺は姿を”偽装”して大声で話した。
「そうだ!俺がこのあたりの魔物を討伐した!!」
「まさか開会式前から狩っていたのか…!!」
「いや、開会式が終わってから倒した!」
「嘘だ!いったいどうやって!!」
「知りたいか…?仕方ない、見せてやろう。」
俺は結界を展開して少し離れたところに火属性魔法S”ファイヤーメテオ”を行使した。
「なっ…!?なんて威力の魔法だ…」
「これで分かっただろう?俺はこの討伐大会で圧倒的な差で優勝する!!」
「いや、分からないぞ!!」
「…どういうことだ?」
「今回の大会にはSランク冒険者のパーティーが参加しているらしい!
お前がどんなに強くたってあの方々には敵うまい!!」
「…Sランクパーティーだと!」
確かに話が本当なら厳しい戦いになるだろう。
「…それでも俺は負けん!!お前たちもせいぜい頑張るんだな!」
「ああ!!言われなくても頑張るさ!!」
何とかこれで討伐大会中止は免れただろう。
少し悪役ぶってしまったが結構楽しかった。
しかしこれからが1番大変な作業だ。
そう、それは”解体”と”鑑定&略奪”、”魔石吸収”だ。
『討伐大会終わってからまとめてやるか…』
ひとまず”アイテムボックス”にしまうとステータスウィンドウのようなものが出てきた。
収納前に”解体”、”鑑定&略奪”をしますか?と書かれていた。
俺は”はい”を押すと、一気にすることができた。
『おぉ…!!今まで一体一体をやっていたけど一気にできたのか!!』
“硬質化”、”鋭利化”両方ともBにあがり、ステータスも爆上がりした。
『この調子で頑張ろう!』
「あ、おはようダグラス君!」
「おはようございますテレサさん。討伐大会と重複してクエストを受けれるということで受けに来ました!」
「何を受けるの?」
「じゃあ…」
俺は”サンドクラブ討伐”、”ナイフフィッシュ討伐”、”ハンマーシャーク討伐”、”デビルスター討伐”を受注した。
「クエストの期限は10日だから報告は討伐大会終了後でいいわ!頑張ってね!」
「ありがとうございます!行ってきます!!」
俺は万全の状態で会場に向かった。
そこは非常に人が多く、今にも人込み酔いしそうだ。
「野郎どもぉ!!準備はできてるか!!!!」
「おー!!!!!!!」
「な、なんだ突然…!?」
どうやら開会式が始まったようだ。
「ルールを説明する!!まず…」
内容はテレサさんから聞いたのと同じだったので割愛する。
「次に特別報酬についてだ!!」
俺はこれが気になって昨晩は寝付けなかった。
「11~30位は金貨30枚だ!そして4~10位は金貨50枚!
3位は高級食材10kg、2位はAランク装備一式、そして1位はなんと…あそこにある屋敷だ!!」
「おおおぉぉ!!!!!!」
皆とても盛り上がっている。
『奴隷を使った企業に使えるからいいな!!』
正直3位の報酬も魅力的なのだが、それよりも企業の展開をしたいので1位を目指して頑張ろうと思う。
「ではこれより討伐大会を開催する!!」
「おおおおおぉぉぉ!!!!」
全員がすごい勢いで海の方へ向かっていった。
俺は”気配遮断”を行使して他者から見えないようにし、1番乗りで海に着いた。
『よし、みんなが来る前に狩りつくしてやる!!』
これは俺が昨日の夜に考えた作戦だ。
多くの人はまずここから狩り始めると思うので、先に討伐対象をできるだけ減らすのだ。
これによって俺と他の人の差は大きく開くだろう。
ヒヒイロカネの装備を着け、全バフをかけ準備は万端だ。
熟練度上げを兼ね、殲滅に向いている魔法を使うことにした。
俺は早速盾スキル”デコイ”を通常の消費SPの5倍を消費して行使した。
すると、周辺5kmにいた魔物すべてが俺に向かって襲い掛かってきた。
『いい感じだ!他の人たちがここに着くまであと7分くらいか…最速で倒す!!』
俺は空中に浮かんで上からそれぞれの魔法スキルのSランク、メテオ系を行使しまくった。
もちろん街に余波が行かないように海側の街に結界魔法”スキル遮断結界”を展開した。
正直な話、街全体に結界魔法”絶対不可侵結界”を展開して街の出入りを封鎖し、俺一人で無双することもできる。
しかし、やはりここは正々堂々と勝負しようと思う。
メテオ系を行使し続けて5分後、5km圏内の魔物は殲滅終了した。
合計サンドクラブ×203、ナイフフィッシュ×261を討伐した。
『やっぱりここにはハンマーシャークやデビルスターはいないんだな。』
とりあえず最初の作戦は終了したのでここに来る人たちの反応を楽しもうと待っていた。
驚かせるために魔物の死体を山のように重ねておいた。
「狩るぞぉーー!!!!!」
「俺たちが一番乗りだ!!!」
そんなことを叫びながら早い集団がやってきた。
「な、なんだこの魔物の死体の山は…!!」
「…討伐大会参加者か?」
「いや、非常事態もあり得る。」
「確かに…いったんギルドに戻って報告するか?」
「ああ…それがいいかもな…」
…やりすぎてしまったみたいだ。
ギルドに報告されたら討伐大会が中止になりかねない。
『…仕方ない。ここは一つ演技をするか。』
「よく来たな!!!」
「なっ…!?あいつ宙に浮いているぞ!」
「ま、まさかお前がこれを…?」
俺は姿を”偽装”して大声で話した。
「そうだ!俺がこのあたりの魔物を討伐した!!」
「まさか開会式前から狩っていたのか…!!」
「いや、開会式が終わってから倒した!」
「嘘だ!いったいどうやって!!」
「知りたいか…?仕方ない、見せてやろう。」
俺は結界を展開して少し離れたところに火属性魔法S”ファイヤーメテオ”を行使した。
「なっ…!?なんて威力の魔法だ…」
「これで分かっただろう?俺はこの討伐大会で圧倒的な差で優勝する!!」
「いや、分からないぞ!!」
「…どういうことだ?」
「今回の大会にはSランク冒険者のパーティーが参加しているらしい!
お前がどんなに強くたってあの方々には敵うまい!!」
「…Sランクパーティーだと!」
確かに話が本当なら厳しい戦いになるだろう。
「…それでも俺は負けん!!お前たちもせいぜい頑張るんだな!」
「ああ!!言われなくても頑張るさ!!」
何とかこれで討伐大会中止は免れただろう。
少し悪役ぶってしまったが結構楽しかった。
しかしこれからが1番大変な作業だ。
そう、それは”解体”と”鑑定&略奪”、”魔石吸収”だ。
『討伐大会終わってからまとめてやるか…』
ひとまず”アイテムボックス”にしまうとステータスウィンドウのようなものが出てきた。
収納前に”解体”、”鑑定&略奪”をしますか?と書かれていた。
俺は”はい”を押すと、一気にすることができた。
『おぉ…!!今まで一体一体をやっていたけど一気にできたのか!!』
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『この調子で頑張ろう!』
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