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探偵ヌーッティ
1.犯人はヌーッティ?
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クリスマスが明けて数日が経ったある冬の日。お昼を少し回った頃、アキが昼食を終えて、自身の部屋の掃除をすべく2階へと戻った時。
「誰がやらかした?」
凄惨たる自室の散らかりを目の当たりにしたアキの口から出てきた咄嗟の一言はそれであった。
本棚の下に積んであった本の群れは雪崩を起こしていた。ブランケットは床の上に無造作に置かれ、クッションの一つには鋭利なもので突かれたかのような穴が開けられており綿が出ていた。ポールハンガーにかけられていたはずの服はすべて落とされうず高く積まれていた。
アキは屈み込んで床の上のブランケットを手に取る。するとそこにはビスケットの食べかすがベッド下へと点で繋がっていた。誰が部屋を散らかしたのか、その犯人を推量するのは難しいことではなかった。
「ヌーッティ? 言い訳はある?」
アキは、ベッドの上でごろごろしながら、1人で大きな袋に入ったポテトチップスを食べているヌーッティに視線を移して尋ねた。
「ヌーッティはおやつ中だヌー。用事はあとにして欲しいヌー」
アキは目を細め、
「これ、1人で全部片付けないなら、明日から年明けまでおやつ抜きだからな」
「なにごとだヌー⁈」
ヌーッティは、ポテトチップスをベッドの上に撒き散らしながら勢いよく身を起こした。
「聞いてなかったな。あ、ベッドの上も散らかして。ほんっっとに明日からおやつなしな」
アキはそう言うと、溜め息を吐きながら片付けに取りかかる。
「なにを言ってるのかわからないヌー! なんでなにもしてないヌーッティがおやつなしになるヌー⁈ ヌーッティはただポテチを食べてただけだヌー! 漫画を読んでただけだヌー!」
涙目ながらに訴えるヌーッティをちらりとアキは見やる。
「それ、誰が証明できる?」
ヌーッティは返答に窮した。何故なら、たった今まで、アキが部屋に戻って来るまで、ヌーッティは部屋に1人っきりでいたはずである。友だちの小人の女の子トゥーリもいなかった。ヌーッティは独り、ポテトチップスと漫画に夢中であったのである。そして、ヌーッティにはそれを証明する手立てがなく、
「ヌーッティはおとなしく良い子でベッドの上でごろごろしてたヌー!」
こう言うほかなかった。
「今回はだめ。この間もキッチンを盛大に散らかしただろ」
「あれはトゥーリがやったヌー!」
そこでアキは手を止めて顔を上げると、周囲を見渡す。
「トゥーリは? 一緒じゃないの?」
「アキになんて教えてあげないヌー!」
ヌーッティはアキから顔をぷいと逸らす。
アキはそんなヌーッティを見ると、ヌーッティの頬を片手で引っ張った。
「ひひゃいふー!(※痛いヌー!)」
その時、部屋のドアが開いた。
「お待たせー。いっぱいもらって来たよ」
ドアの向こうに小人のトゥーリとオコジョ姿の雪の精霊リュリュの姿があった。
2人は部屋とアキとヌーッティそれぞれに目を配ると、
「ヌーッティ、またなの?」
同時に疑問を呈した。
それを聞いたヌーッティはベッドの上で地団駄を踏む。
「違うヌー! ヌーッティじゃないヌー!」
ヌーッティの足踏みでベッド上の食べかすが床へ撒き散らかされる。
それを見かねたアキがヌーッティの身体をひょいと掴んで床へ下ろした。
「トゥーリたちはどこへ行ってたんだ?」
アキはヌーッティから手を離してトゥーリとリュリュに尋ねた。
「水の主アハティのところ。魔除けの水をもらってきたの」
トゥーリは言いながら背負っている荷物を床に下ろし、中から透明な小石を取り出してアキに見せた。
「詩を歌いながらこれを敵に向かって投げると災を撃退できるんだって。これなら、私たちがいないときにアキが危険な目に遭っても、これが守ってくれるでしょ?」
「ありがとう」
アキは嬉しさを讃えた微笑をトゥーリとリュリュに向けた。
「ヌーッティが今使いたいヌー! ヌーッティはあらぬ疑いを着せられてるヌー! これこそ災だヌー!」
アキとトゥーリとリュリュの3人は目を細めて鼻息荒いヌーッティを見る。
「自業自得」
3人の声が重なった。もはや誰もヌーッティの弁護を引き受ける者はいないと思えたその時、
「いやぁ、悪いね。遅れた。けど、博識の魔術師ビプネンからいい詩を教えてもらったよ」
赤リス姿の風の精霊アレクシが窓を開けてアキの部屋へ入ってきた。アレクシは室内へ入ると風を操りそっと窓を閉めた。それから、部屋を見回し、アキ、トゥーリ、リュリュとヌーッティを確認すると、
「またかい?」
トゥーリたちと同じ反応をした。
「ヌーッティじゃないヌー!」
アレクシは鼻で笑うと、
「きみとトゥーリ以外に誰が部屋をこんなにするっていうんだい? まったく、もうすぐ新年だというのにきみたちは」
両肩をすくめた。
「今回はトゥーリ様は関与しておりませんわ。ヌーッティの単独犯ですわ」
すかさずリュリュがアレクシの言葉に訂正を入れた。
「なんでトゥーリはよくてヌーッティが疑われるヌー⁈」
「普段の行い」
間髪入れずにアキたち3人はヌーッティに突っ込みをいれる。
「ほら、早く片付ける」
アキの号令一下、ヌーッティは不貞腐れた様子で渋々片付け始める。トゥーリとリュリュもアキの手助けのため片付けに取りかかる。アレクシは空中に漂い、俯瞰しながら風を操って手伝いに加勢した。
だからこそアレクシがある違和感に最初に気づけた。
「少し変じゃないかい?」
アレクシは顎に手を当てて、怪訝な表情で部屋を見回した。
「変? 何が?」
アキは床に落ちている服をハンガーに掛けながらアレクシに問い返した。
「この部屋の散らかり様さ」
「ヌーッティとトゥーリが暴れればいつもこんな感じだろ?」
そう。確かにヌーッティとトゥーリが喧嘩をすると、この様な惨事にまで発展はする。
「そこさ。今回はヌーッティの単独犯であるにも関わらず、散らかり過ぎてやしないかい?」
アキは部屋を見回した。言われてみれば、確かにヌーッティが単独で散らかしたにしてはやり過ぎている。むしろ、直前までベッドの上でポテトチップスを食べながらごろんごろんしていたヌーッティが散らかすとすれば、その範囲はベッド周辺に限定される。
「ヌーッティがクッションに穴を開けるのも変だよね」
クッションを手にしているトゥーリがアキを見上げる。
「では、ヌーッティを除くわたくしたち以外の誰が?」
アキたちは黙考する。そこへ、
「あー! なんなんだヌー⁈」
ベッド下からヌーッティが叫び声を上げた。
アキは急いで屈むとベッドの下を覗き見た。薄暗いが視認できた。そこには無数の羽根が撒き散らかされていた。
ベッド下へ容易に潜り込めるトゥーリとリュリュがヌーッティの元へ行くと、ヌーッティと真っ白な一枚の羽根を手にアキの元へ戻ってきた。
連れてこられたヌーッティは空になったビスケットの箱を手に持っていた。
「ヌーッティの、ヌーッティの大事なビスケットが全部ないヌー……」
アキは涙目ながらに訴えるヌーッティの頭をそっと撫で、トゥーリから羽根を受け取った。大きくて真っ白な羽根であった。
「誰かがこの部屋に侵入してきたようだね」
アレクシは言いながら、アキの肩に腰掛ける。
「つまり、それが部屋を荒らした真犯人だということか」
「まあ、おそらく」
アキの言葉にアレクシが応えた。
「ヌーッティ、ごめんな」
アキは足元にいるヌーッティに目を向ける。ヌーッティは身体を震わせていた。アキは叱りすぎたと思い、泣き始めるような様子のヌーッティに声をかけようとした。
だが、
「怒ったヌー! ヌーッティが真犯人を捕まえるヌー!」
瞳に炎を灯したヌーッティが両手を頭上に挙げた。
その時であった。一階からアキの祖母パウリーナの悲鳴とアキを呼ぶ名が聞こえたのは。
こうして、アキの部屋を荒らした犯人探しが始まった。
「誰がやらかした?」
凄惨たる自室の散らかりを目の当たりにしたアキの口から出てきた咄嗟の一言はそれであった。
本棚の下に積んであった本の群れは雪崩を起こしていた。ブランケットは床の上に無造作に置かれ、クッションの一つには鋭利なもので突かれたかのような穴が開けられており綿が出ていた。ポールハンガーにかけられていたはずの服はすべて落とされうず高く積まれていた。
アキは屈み込んで床の上のブランケットを手に取る。するとそこにはビスケットの食べかすがベッド下へと点で繋がっていた。誰が部屋を散らかしたのか、その犯人を推量するのは難しいことではなかった。
「ヌーッティ? 言い訳はある?」
アキは、ベッドの上でごろごろしながら、1人で大きな袋に入ったポテトチップスを食べているヌーッティに視線を移して尋ねた。
「ヌーッティはおやつ中だヌー。用事はあとにして欲しいヌー」
アキは目を細め、
「これ、1人で全部片付けないなら、明日から年明けまでおやつ抜きだからな」
「なにごとだヌー⁈」
ヌーッティは、ポテトチップスをベッドの上に撒き散らしながら勢いよく身を起こした。
「聞いてなかったな。あ、ベッドの上も散らかして。ほんっっとに明日からおやつなしな」
アキはそう言うと、溜め息を吐きながら片付けに取りかかる。
「なにを言ってるのかわからないヌー! なんでなにもしてないヌーッティがおやつなしになるヌー⁈ ヌーッティはただポテチを食べてただけだヌー! 漫画を読んでただけだヌー!」
涙目ながらに訴えるヌーッティをちらりとアキは見やる。
「それ、誰が証明できる?」
ヌーッティは返答に窮した。何故なら、たった今まで、アキが部屋に戻って来るまで、ヌーッティは部屋に1人っきりでいたはずである。友だちの小人の女の子トゥーリもいなかった。ヌーッティは独り、ポテトチップスと漫画に夢中であったのである。そして、ヌーッティにはそれを証明する手立てがなく、
「ヌーッティはおとなしく良い子でベッドの上でごろごろしてたヌー!」
こう言うほかなかった。
「今回はだめ。この間もキッチンを盛大に散らかしただろ」
「あれはトゥーリがやったヌー!」
そこでアキは手を止めて顔を上げると、周囲を見渡す。
「トゥーリは? 一緒じゃないの?」
「アキになんて教えてあげないヌー!」
ヌーッティはアキから顔をぷいと逸らす。
アキはそんなヌーッティを見ると、ヌーッティの頬を片手で引っ張った。
「ひひゃいふー!(※痛いヌー!)」
その時、部屋のドアが開いた。
「お待たせー。いっぱいもらって来たよ」
ドアの向こうに小人のトゥーリとオコジョ姿の雪の精霊リュリュの姿があった。
2人は部屋とアキとヌーッティそれぞれに目を配ると、
「ヌーッティ、またなの?」
同時に疑問を呈した。
それを聞いたヌーッティはベッドの上で地団駄を踏む。
「違うヌー! ヌーッティじゃないヌー!」
ヌーッティの足踏みでベッド上の食べかすが床へ撒き散らかされる。
それを見かねたアキがヌーッティの身体をひょいと掴んで床へ下ろした。
「トゥーリたちはどこへ行ってたんだ?」
アキはヌーッティから手を離してトゥーリとリュリュに尋ねた。
「水の主アハティのところ。魔除けの水をもらってきたの」
トゥーリは言いながら背負っている荷物を床に下ろし、中から透明な小石を取り出してアキに見せた。
「詩を歌いながらこれを敵に向かって投げると災を撃退できるんだって。これなら、私たちがいないときにアキが危険な目に遭っても、これが守ってくれるでしょ?」
「ありがとう」
アキは嬉しさを讃えた微笑をトゥーリとリュリュに向けた。
「ヌーッティが今使いたいヌー! ヌーッティはあらぬ疑いを着せられてるヌー! これこそ災だヌー!」
アキとトゥーリとリュリュの3人は目を細めて鼻息荒いヌーッティを見る。
「自業自得」
3人の声が重なった。もはや誰もヌーッティの弁護を引き受ける者はいないと思えたその時、
「いやぁ、悪いね。遅れた。けど、博識の魔術師ビプネンからいい詩を教えてもらったよ」
赤リス姿の風の精霊アレクシが窓を開けてアキの部屋へ入ってきた。アレクシは室内へ入ると風を操りそっと窓を閉めた。それから、部屋を見回し、アキ、トゥーリ、リュリュとヌーッティを確認すると、
「またかい?」
トゥーリたちと同じ反応をした。
「ヌーッティじゃないヌー!」
アレクシは鼻で笑うと、
「きみとトゥーリ以外に誰が部屋をこんなにするっていうんだい? まったく、もうすぐ新年だというのにきみたちは」
両肩をすくめた。
「今回はトゥーリ様は関与しておりませんわ。ヌーッティの単独犯ですわ」
すかさずリュリュがアレクシの言葉に訂正を入れた。
「なんでトゥーリはよくてヌーッティが疑われるヌー⁈」
「普段の行い」
間髪入れずにアキたち3人はヌーッティに突っ込みをいれる。
「ほら、早く片付ける」
アキの号令一下、ヌーッティは不貞腐れた様子で渋々片付け始める。トゥーリとリュリュもアキの手助けのため片付けに取りかかる。アレクシは空中に漂い、俯瞰しながら風を操って手伝いに加勢した。
だからこそアレクシがある違和感に最初に気づけた。
「少し変じゃないかい?」
アレクシは顎に手を当てて、怪訝な表情で部屋を見回した。
「変? 何が?」
アキは床に落ちている服をハンガーに掛けながらアレクシに問い返した。
「この部屋の散らかり様さ」
「ヌーッティとトゥーリが暴れればいつもこんな感じだろ?」
そう。確かにヌーッティとトゥーリが喧嘩をすると、この様な惨事にまで発展はする。
「そこさ。今回はヌーッティの単独犯であるにも関わらず、散らかり過ぎてやしないかい?」
アキは部屋を見回した。言われてみれば、確かにヌーッティが単独で散らかしたにしてはやり過ぎている。むしろ、直前までベッドの上でポテトチップスを食べながらごろんごろんしていたヌーッティが散らかすとすれば、その範囲はベッド周辺に限定される。
「ヌーッティがクッションに穴を開けるのも変だよね」
クッションを手にしているトゥーリがアキを見上げる。
「では、ヌーッティを除くわたくしたち以外の誰が?」
アキたちは黙考する。そこへ、
「あー! なんなんだヌー⁈」
ベッド下からヌーッティが叫び声を上げた。
アキは急いで屈むとベッドの下を覗き見た。薄暗いが視認できた。そこには無数の羽根が撒き散らかされていた。
ベッド下へ容易に潜り込めるトゥーリとリュリュがヌーッティの元へ行くと、ヌーッティと真っ白な一枚の羽根を手にアキの元へ戻ってきた。
連れてこられたヌーッティは空になったビスケットの箱を手に持っていた。
「ヌーッティの、ヌーッティの大事なビスケットが全部ないヌー……」
アキは涙目ながらに訴えるヌーッティの頭をそっと撫で、トゥーリから羽根を受け取った。大きくて真っ白な羽根であった。
「誰かがこの部屋に侵入してきたようだね」
アレクシは言いながら、アキの肩に腰掛ける。
「つまり、それが部屋を荒らした真犯人だということか」
「まあ、おそらく」
アキの言葉にアレクシが応えた。
「ヌーッティ、ごめんな」
アキは足元にいるヌーッティに目を向ける。ヌーッティは身体を震わせていた。アキは叱りすぎたと思い、泣き始めるような様子のヌーッティに声をかけようとした。
だが、
「怒ったヌー! ヌーッティが真犯人を捕まえるヌー!」
瞳に炎を灯したヌーッティが両手を頭上に挙げた。
その時であった。一階からアキの祖母パウリーナの悲鳴とアキを呼ぶ名が聞こえたのは。
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