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第8章

大好きな頼子

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バイブが動き続けているので、恵子はすぐに目を覚ましました。
一瞬、正気に戻りましたが、バイブを自分で抜くことができないので、再びバイブによる快楽の世界に引き戻されています。
「ああああっ、またダメーーッ、ああっ、気持ちいいーーッ」
すぐに白いタイツ脚が痙攣し始めます。
大きくV字に開いて痙攣するタイツ脚の真ん中にバイブが突き刺さる光景に、恵子は大興奮し、我を忘れて絶叫します。
「バイブが、バイブが刺さってる。ああっ、最高、あっ、あっ、またイッちゃう、イッちゃうよ、頼子、イク、頼子、好きよ、イクーーーッ」

恵子の叫びで頼子も意識が戻りました。
恵子が再び絶頂を迎えたのを見届けて、バイブのスイッチをオフにしました。
恵子はオーガズムで呆然とした様子です。
「恵子、大丈夫?」
頼子は恵子を覗き込みます。
「あっ、頼子さん。私、すごい格好になってる。私、何があったの‥」
「この姿でバイブで何度もイッたのよ。すごく絶叫してたわ」
「何か今まで経験したことのない快感に襲われて、何度もすごく気持ちよかったのは覚えてます。でもその後は思い出せない‥」
「恵子ちゃん、「頼子、大好き」って叫んでくれたわ。すごく嬉しくて泣いちゃったわ」
頼子は涙ぐみながら恵子に微笑みます。
「え?そんなこと叫んだのですか?全然覚えてないです。やだ、恥ずかしい‥」
顔を赤らめる恵子を、頼子は益々愛おしく感じました。

頼子は恵子のタイツ脚とベッドのパイプを結んでいるヒモを解きました。
「恵子ちゃん、痛くなかった?」
「脚は全然大丈夫ですよ。縛り付けられて気持ちよかったですし、嬉しかったですよ。あ、手錠はまだ外さないで。もう少しこのままでいたいから」
頼子は恵子の白いタイツ脚を抱えて、舌で舐め回すと、再び恵子のスイッチが入りました。
「頼子、指を入れて。お願い、頼子」
頼子は優しく恵子の秘部を右手でタイツの上から撫でます。
「あっ、あっ、頼子、いい、いいわ、頼子」
恵子は頼子に幸せそうな笑みを見せながら喘ぎます。

頼子の右手の中指と薬指が恵子のヴァギナの中へタイツごと飲み込まれます。
「ふああっ、頼子、入ってる、あああっ」
頼子はゆっくりと日本の指を回転させ、ピストン運動も始めました。
(タイツがびしょ濡れだわ。すごくいっぱい感じたのね)
「ああっ、ああっ、頼子、好きよ、頼子、ああっ、好き」
「恵子、私も恵子が好きよ、恵子、好きだからこうするわ」
頼子は右手を一気に加速します。
「うああああっ、よ、頼子、あああっ、あああっ、頼子、いい、気持ちいい、あああっ」
幸せそうに体をよじる恵子を見ながら、頼子は不意に指をヴァギナから抜きました。

「え?いやよ、頼子。どうしたの?」
頼子は急いで恵子の手錠を外します。
「いや、外さないで、頼子」
「勝手なこと言わないで。自分だけいい気持ちになって許せないわ。私も気持ちよくイカせるのよ」
「そんな、頼子‥分かったわ」
手錠を外し終えると、頼子は恵子に覆い被さり、すぐに右手の指をさっきと同じように、恵子のヴァギナにタイツごと挿入します。
恵子もすぐに右手の中指と薬指を、頼子のボディタイツのオープンクロッチから頼子のヴァギナへ挿入します。
二人同時にピストン運動をトップスピードで始めますが、頼子も恵子もすでに興奮状態なので、あっという間に絶頂を迎えます。
「ああっ、ああっ、頼子、ああっ、もうダメ、我慢できない、イキそう、イッちゃう、ああっ、ダメ、イク、好きよ、頼子ーーーーッ」
「恵子、ああっ、恵子、好き、好き、大好きよ、恵子、ああっ、恵子、ダメ、イッちゃうーーーーッ」
二人の白いタイツ脚やタイツ体が激しく痙攣して、ヴァギナから愛液が溢れながら昇天しました。

指をお互いのヴァギナから抜くと、頼子は優しく恵子を抱きしめます。
「頼子さん、頼子さんとこんなセックスできて、すごく幸せです」
「恵子ちゃん、私もよ。恵子ちゃんと激しくセックスできて幸せだわ」
幸せいっぱいの笑みを見せる恵子を、頼子は涙を浮かべながら見つめます。
(愛してるって言えなくても、これで充分幸せだわ。好きだって言ってくれた恵子ちゃん、大切にしたいわ。真由ちゃんとはこんなセックスできないからね)
(こんなセックス、頼子さんとしかできないわ。頼子さんはやっぱり私の憧れよ。ずっとそばにいたいわ)
恵子は頼子の胸の膨らみを白いボディタイツの上から優しく揉みます。
「あはっ、恵子ちゃん」
少し感じている頼子を見て、恵子は心から幸せを感じています。
「私の頼子さん」
恵子は甘い声で頼子の胸をツンツンします。
「こらっ、恵子ちゃん」
「えへ!」
頼子にとって愛する恵子との逢瀬の時間は最高の幸せでした。
永遠に続いてほしいと願うものの、すぐに現実に引き戻されてしまいます。
「頼子さん、ごめんなさい。そろそろ帰ります」
「恵子ちゃん、今度休みの日に一晩一緒に過ごさない?できれば恵子ちゃんの家で」
「え?いいんですか?すごく嬉しいです!じゃあ、都合のいい日をまた連絡しますね」
恵子はパーカーを持って立ち上がりました。

「恵子ちゃん、パーカー着ないの?
「このタイツのまま帰ります。寒くないですし、セックスで熱った体を少し冷ましたいので。それに何より頼子さんとのセックスが染み付いたタイツを満喫したいんですよ。あ、頼子さん、ここまででいいですよ。それじゃあ、頼子さん、また今度楽しみにしています。おやすみなさい」
「おやすみ、恵子ちゃん」
(恵子ちゃん、私がボディタイツで外に出るの躊躇うから気を遣ってくれたのね。そういう恵子ちゃん、愛してるわ)
頼子は白いボディタイツ姿で、白いハイウエストタイツ姿の恵子を、玄関で充実した気持ちで見送りました。
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