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第8章

真由のち詩絵美

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バス停で真由を見送ると、恵子は食品店で食材を買って、急いで家に戻りました。
恵子の部屋やリビング、ダイニングや浴室を清掃して、詩絵美の到着を待ちます。
もちろん、白いシームレスハイウエストタイツのみ着用しています。

インターホンが鳴りました。
詩絵美の到着です。
「いらっしゃい」
恵子がドアを開けると、詩絵美も白いシームレスハイウエストタイツ姿で待っていました。
「詩絵美、まさかその姿で来たわけじゃないよね?」
恵子は詩絵美のタイツ姿を見ながら尋ねます。
「当たり前でしょ。さすがにそんなことできないわよ。貴浩くんの家を過ぎたら、もう誰にも会うことはないから脱いだのよ。恵子に会うなら早くタイツ姿になりたかったからね」
(私には頼子さんの家だけど、詩絵美には貴浩くんの家なのね)
恵子は一瞬戸惑いの表情が出ましたが、詩絵美は気づいていません。
「そのタイツ姿をそんなに気に入ってくれるのはすごく嬉しいわ。さあ、入って」

詩絵美がバッグを置いて靴を脱いで上がると、恵子はすぐに詩絵美を抱きしめます。
詩絵美も応えるように抱きしめます。
「詩絵美、詩絵美、ああっ、いっぱい欲しいわ、詩絵美」
恵子は右手で詩絵美を抱きしめながら、左手で優しく詩絵美の右胸をタイツごと揉みます。
「恵子、求めてくれて嬉しいわ、恵子」
詩絵美は両手で恵子のお尻や背中を愛撫します。
その後、2人は熱いディープキスを交わすと、リビングに入りました。

恵子はすぐに紅茶を用意してリビングへ運び、詩絵美の隣に座ります。
静かな2人だけの空間です。
「ねえ、真由との一夜はどうだった?」
「いろいろ話ができて楽しかったわ。真由のいろんな一面を見ることもできてよかったわ。ちょっとトラブルもあったけど」
「それじゃあ、夜は熱く過ごせたみたいね」
詩絵美はニコニコ顔で聞いてきます。
「え?いや、そうじゃないの‥」
恵子の顔が一気に曇ります。
「あら、やっぱり真由ってそういうタイプじゃなかったの?」
「実は2人でベッドの上でサイハイソックスオナニーをした時に、私が真由を怒らせてしまったの。もちろん、私がすべて悪いんだけど、それで夜は別々に寝たのよ」
恵子は仲直りしても、あの場面を思い出すと涙が出てきます。
詩絵美は何があったのか知りたいと思いましたが、恵子の様子でそれを聞くのは控えました。

「それじゃあ、真由はまだ怒ってるの?」
「ううん、朝には仲直りできたわ。その後は何度もセックスをしたわ。昨日の夕方にもしたけどね」
「真由ってオナニーやセックスするんだ。なんかそんなキャラには見えないけどね」
「かなり激しいセックスだったわ。喘ぎ声や叫び声がすごくて、私もかなり興奮したわ」
恵子に笑顔が戻って、詩絵美も少し安堵しました。

「やっぱり恵子とセックスすると、みんな興奮するのよ。恵子はセックスでみんなを幸せにするからね。私も恵子とセックスできて幸せよ」
「詩絵美にそう言われるとすごく嬉しいわ。ねえ、先に1回、いいかな?」
恵子は真由とのセックスで興奮していたこともあり、詩絵美を求めたくて仕方ありません。
詩絵美の答えを待つより早く詩絵美に跨がります。
「恵子、早すぎるよ」
詩絵美は笑いながらソファにもたれて、腰を少し前に出しました。
恵子も詩絵美も幸せの笑みで見つめ合いながら、お互いの秘部を右手で弄ります。

ほとんど同時に2人の右手の中指と薬指がタイツごとヴァギナに挿入されました。
「ああっ、詩絵美が入ってる、ああっ」
「恵子、恵子が入ってるわ、感じるわ、ああっ」
ヴァギナに押し込まれているタイツが、すぐに愛液でグチョグチョになってきたので、ゆっくりとピストン運動が開始されました。
「はあっ、はあっ、詩絵美、いい、いいわ、感じるわ、はあっ、ああっ」
すぐに恵子は詩絵美に覆い被さり、詩絵美にディープキスを求めて口を塞ぎます。
タイツのグチョグチョ音と舌が絡み合うねっとりとした音が部屋に響きます。
感じあっている2人の鼻息もかなり荒くなっています。

徐々に指の動きが加速し始めます。
恵子は詩絵美から唇を離すと、荒い鼻息のまま、詩絵美の耳や頸に接吻して、舐め始めました。
「ああ、恵子、もっと、もっと来て、ああっ」
「ああっ、詩絵美、もっと欲しい、詩絵美」
「恵子、もっと抱きしめたい、恵子」
詩絵美は左手で恵子を抱き寄せたまま、ソファに仰向けに倒れ込みました。
指を動かしやすいように恵子は少し腰を浮かしていますが、上半身は詩絵美に密着させました。
お互いの胸の膨らみをタイツ越しに擦り合わせます。
詩絵美の白いタイツ脚が少しずつ痙攣し始め、絶頂が近づいていることを恵子も感じとりました。
「ああっ、恵子、ダメ、ダメ、イキそう、恵子」
「詩絵美、私もイクわ、詩絵美、詩絵美」
恵子も詩絵美もタイツの上半身を力の限り抱きしめます。
2人の白いタイツ脚が激しく痙攣しながら、絶頂に到達しました。
「し、詩絵美、イク、イク、ああっ、詩絵美ーーーーッ」
「あああっ、恵子、恵子、あああっ、イッちゃうーーーーッ」
恵子の詩絵美への愛から発せられる欲情によるセックスは、真由との親愛の気持ちによるセックスとは異なる、激しく詩絵美を求める快感を恵子にもたらし、セックスの満足感に恵子は浸っていました。
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