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禁じられた恋に遊ぶ
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アイザックは自身を罪な男だと思っている。
婚約者がいるのに、別の女性に惹かれてしまった。
密やかな恋は、罪の意識もあって燃えるもの。
その恋が公になれば、その刺激はなくなり熱も冷めてしまった。
しかも、初々しさは年々無くなっていき、魅力的だったクリスティーヌも他の貴婦人と変わらなくなってしまった。
そんな時だ。
昔の婚約者であったイザベラと再会したのは。
彼女は自身を忘れる事ができなかったと悲しげに微笑んでいた。
そんな彼女に、当時の想いが溢れ、燃え上がるのは時間の問題だった。
しかも、当時のイザベラとは違い、今の彼女はアイザックの思いを汲み取り、甘え、愛しさが募る。
更に、妻であるクリスティーヌに見つかってはいけないという不倫のスパイスは、昔の恋を思い出させてくれる。
「愛しているよ、イザベラ・・・」
「わ、わたくしも」
そういって頬を紅く染める彼女をアイザックは愛おしく思った。
そんな日々が続いたある日、イザベラはお腹を撫でながら申し訳なさげにアイザックに告げた。
「貴方の子を宿してしまった」
「本当かい!?」
「わたくしを抱けるのは貴方だけよ」
「ああ、イザベラ!嬉しいよ!!」
思わず抱きしめるアイザックにイザベラは「産んでいいの?」と訊ねる。
「勿論だ!むしろ、なぜ駄目だと思ったんだい?」
「だって、貴方の妻は・・・っ!いいえ、わたくしが望んだことですもの、仕方がないことだわ。でも、この子の事が心配でっ」
言葉に詰まりながら瞳に涙を溜めるイザベラに、アイザックはある決意を固めた。
「クリスティーヌとは離婚する。そして、すぐにでも式をあげよう」
「そんなっ!」
「君のお腹の子が産まれれば、私にとって初めての子だ。その子どもが庶子になるだなんて、私にも耐えられない」
「ああ、アイザック!」
嬉しそうに自身に抱きつくイザベラに、この決断は間違っていないとアイザックは思った。
婚約者がいるのに、別の女性に惹かれてしまった。
密やかな恋は、罪の意識もあって燃えるもの。
その恋が公になれば、その刺激はなくなり熱も冷めてしまった。
しかも、初々しさは年々無くなっていき、魅力的だったクリスティーヌも他の貴婦人と変わらなくなってしまった。
そんな時だ。
昔の婚約者であったイザベラと再会したのは。
彼女は自身を忘れる事ができなかったと悲しげに微笑んでいた。
そんな彼女に、当時の想いが溢れ、燃え上がるのは時間の問題だった。
しかも、当時のイザベラとは違い、今の彼女はアイザックの思いを汲み取り、甘え、愛しさが募る。
更に、妻であるクリスティーヌに見つかってはいけないという不倫のスパイスは、昔の恋を思い出させてくれる。
「愛しているよ、イザベラ・・・」
「わ、わたくしも」
そういって頬を紅く染める彼女をアイザックは愛おしく思った。
そんな日々が続いたある日、イザベラはお腹を撫でながら申し訳なさげにアイザックに告げた。
「貴方の子を宿してしまった」
「本当かい!?」
「わたくしを抱けるのは貴方だけよ」
「ああ、イザベラ!嬉しいよ!!」
思わず抱きしめるアイザックにイザベラは「産んでいいの?」と訊ねる。
「勿論だ!むしろ、なぜ駄目だと思ったんだい?」
「だって、貴方の妻は・・・っ!いいえ、わたくしが望んだことですもの、仕方がないことだわ。でも、この子の事が心配でっ」
言葉に詰まりながら瞳に涙を溜めるイザベラに、アイザックはある決意を固めた。
「クリスティーヌとは離婚する。そして、すぐにでも式をあげよう」
「そんなっ!」
「君のお腹の子が産まれれば、私にとって初めての子だ。その子どもが庶子になるだなんて、私にも耐えられない」
「ああ、アイザック!」
嬉しそうに自身に抱きつくイザベラに、この決断は間違っていないとアイザックは思った。
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