17 / 47
1-2.転生冒険者と男娼王子の最初の一日
十七話
しおりを挟む
「……学園に入学してからも私の生活は変わらないと思っていた。だが、入学時の式典を終えた私の元に一人の女生徒が現れた。その女生徒の名前はアンヌ。とある男爵家の庶子で……現王妃だ」
フレデリック様から語られた言葉に、あー、あの気にくわない女かと思い出したくもない姿を思い浮かべる。
「謁見の間で会いましたよ。王妃としての心得もない……頭の軽い女でした」
「お前から見たらそうだろうな。私も否定はしない。あれは、初めて会った時ですら、一般生徒が進入禁止の生徒会棟に入ってきて、廊下の曲がり角で私にぶつかってくるような女だったからな。謝罪はしてきたが……下位貴族とは言え、品性の欠片もない謝罪だった」
当時を思い出し、頭が痛くなったのか、フレデリック様の眉間にしわが寄る。俺としては、フレデリック様に廊下でぶつかったって事に怒りを覚え、みすみすぶつからせたという警備や護衛の怠慢にも怒りを覚えた。
「当然罰は与えたんですよね?」
「一応な。だが、弟が……ジョエルがアレを気に入ったのだ」
重い溜息を吐いたフレデリック様が組んでいた指を外し、眉間を指で揉む。俺としては認めていないが母国の現国王である第二王子は、腹違いな事もあり、フレデリック様とは半年程度しか年齢が離れていないので学年としては同学年に当たる。
俺の家出前から王族としての心得すらわきまえていないような男だったが、あの女を初対面で気に入るとは……割れ鍋に綴じ蓋ってやつだろうな。フレデリック様や国を巻き込まずにやってくれって感じだが。
「当時の生徒会……私やジョエルの王族とその側近、前年から務めている者たちだけで構成されるはずだったところに、ジョエルがアンヌを加えた。私としては、庶子であった娘にたいして、不相応の役だと訴えたのだが……父上に冷遇されつつあった私の言葉を聞くものは居なくてな……前年から務めていた者達は多少私についてくれたが……まあ、何があったかは想像できるだろう?」
「あのアホがやりそうなことと言えば……クビにでもしました?」
「おおむね正解だ。正確には……学園に居れなくなったというのが正しい。家族での食事の際、庶子の友人が身分を理由に生徒会入りを前年からの生徒会役員と私に反対されていると告げたらしくてな……気がつけば、彼らは家の都合による自主退学。私は、選民意識の強い王子として下位貴族出身の生徒に広まっていた」
淡々と告げるフレデリック様からは僅かな後悔が滲んでいる。だが、その状況でフレデリック様に何ができたであろう。
得体のしれない女、それを気に入る弟、味方にならない側近、弟の言葉をうのみにする父王、排除された先輩生徒。例え、次期後継者であっても、ただの一王子でしかない。王が黒を白と言えば、白となる世界で、フレデリック様は無力としか言いようがなかった。
「下位貴族出身の生徒からは王族という理由以外でも遠巻きにされ、上位貴族の中でも良識を持つ者は私から距離を置き、選民意識の強い上位貴族は私を旗頭に担ぎ上げようとする。そして、私をそんな状況に追い込んだ切欠になったアンヌは、しつこいほどに私を構った……フレデリック様は、本当はお優しい方だと知っていますだとか……私は、そんなフレデリック様が大好きですとかな」
疲れたように吐き捨てたフレデリック様に、脳内お花畑を相手にするのは疲れただろうなと、同情する。俺が側に居れたら、婚約者として排除出来ただろうになんとも不甲斐ない。
「三年間付きまとわれ、ジョエルやその側近達からは恨みのこもった眼差しを向けられ……それがようやく終わると思った卒業祝いの式典で……事は起きた」
表情の抜け落ちたような、光のない目でフレデリック様が言葉を続ける。
「王族として、生徒会役員として壇上の上にいた私を、側近候補であった騎士団長の息子であったデビットが取り押さえ、ジョエルが私が犯したという罪をつらつらと連ねていった。アンヌに暴漢を差し向けたなどという事から国庫の横領まで身の覚えのない事ばかりを……いや、一つだけあったな。一度だけ……男を侍らせているアンヌに、娼婦のように見えてしまうから気を付けるようにと……それを、まるで娼婦のようだと言ったと解釈されたものだったが」
いや、単純に慎みを持てってフレデリック様は言っただけで何も悪くなくないかそれ。確かに娼婦という単語を使ったのは悪手だったと思うが、言われても仕方のないほどの有様だろう。
「罪状を告げた後、ジョエルは罪を認めろと言い、アンヌは心から償うのであれば皆許してくれるはずですと宣い……だが、してもいない事を認める事はできん。先に述べた娼婦のくだりだけは認めたがそれ以外は否定した」
「それで……その証言は認められたんですか?」
「認められたと思うか?全ては、茶番……最初から結末は決まっていた。壇上の裏に潜んでいた父上が現れ、私の罪を認めるとそのまま地下牢へと幽閉された。貴族牢などではなくな……結局、私の存在は父上にとっても邪魔でしかなかったようだ」
自嘲するように笑うフレデリック様にかける言葉が見つからない。国全てが敵に回ったような状態で、フレデリック様を助けようとした人間はいなかったに違いない。そうでなければ、王宮娼夫などになっているはずもないのだから。
「無実を叫んでも無駄だと諦め、これ以上の下は無いと地下牢で打ちひしがれていた私の前に……また、アンヌが現れた」
力なく俺の肩に頭を寄せたフレデリック様が呟く。
「……一人で?」
「ああ……どうやって忍び込んだのかはわからないがな」
首筋に額を寄せ、擦り付けるように甘えてくるフレデリック様を撫でながら、その続きを待つ。正直、あまりにも頭お花畑なアレに嫌な予感しかしない。
「アンヌは……私を見て、忌々し気に口を開いた。いい気味ね、メインヒーローの癖に私に落ちないからそうなるのよこのバグ!……と。……どうやらあの女にとって、私もジョエルや側近達のようになる予定だった事だだけは察した。理解できんところもあったがな」
言われた事を思い返しながら口調まで似せてきたフレデリック様に嫌な予感が的中した。前世同郷かよあの女!
フレデリック様から語られた言葉に、あー、あの気にくわない女かと思い出したくもない姿を思い浮かべる。
「謁見の間で会いましたよ。王妃としての心得もない……頭の軽い女でした」
「お前から見たらそうだろうな。私も否定はしない。あれは、初めて会った時ですら、一般生徒が進入禁止の生徒会棟に入ってきて、廊下の曲がり角で私にぶつかってくるような女だったからな。謝罪はしてきたが……下位貴族とは言え、品性の欠片もない謝罪だった」
当時を思い出し、頭が痛くなったのか、フレデリック様の眉間にしわが寄る。俺としては、フレデリック様に廊下でぶつかったって事に怒りを覚え、みすみすぶつからせたという警備や護衛の怠慢にも怒りを覚えた。
「当然罰は与えたんですよね?」
「一応な。だが、弟が……ジョエルがアレを気に入ったのだ」
重い溜息を吐いたフレデリック様が組んでいた指を外し、眉間を指で揉む。俺としては認めていないが母国の現国王である第二王子は、腹違いな事もあり、フレデリック様とは半年程度しか年齢が離れていないので学年としては同学年に当たる。
俺の家出前から王族としての心得すらわきまえていないような男だったが、あの女を初対面で気に入るとは……割れ鍋に綴じ蓋ってやつだろうな。フレデリック様や国を巻き込まずにやってくれって感じだが。
「当時の生徒会……私やジョエルの王族とその側近、前年から務めている者たちだけで構成されるはずだったところに、ジョエルがアンヌを加えた。私としては、庶子であった娘にたいして、不相応の役だと訴えたのだが……父上に冷遇されつつあった私の言葉を聞くものは居なくてな……前年から務めていた者達は多少私についてくれたが……まあ、何があったかは想像できるだろう?」
「あのアホがやりそうなことと言えば……クビにでもしました?」
「おおむね正解だ。正確には……学園に居れなくなったというのが正しい。家族での食事の際、庶子の友人が身分を理由に生徒会入りを前年からの生徒会役員と私に反対されていると告げたらしくてな……気がつけば、彼らは家の都合による自主退学。私は、選民意識の強い王子として下位貴族出身の生徒に広まっていた」
淡々と告げるフレデリック様からは僅かな後悔が滲んでいる。だが、その状況でフレデリック様に何ができたであろう。
得体のしれない女、それを気に入る弟、味方にならない側近、弟の言葉をうのみにする父王、排除された先輩生徒。例え、次期後継者であっても、ただの一王子でしかない。王が黒を白と言えば、白となる世界で、フレデリック様は無力としか言いようがなかった。
「下位貴族出身の生徒からは王族という理由以外でも遠巻きにされ、上位貴族の中でも良識を持つ者は私から距離を置き、選民意識の強い上位貴族は私を旗頭に担ぎ上げようとする。そして、私をそんな状況に追い込んだ切欠になったアンヌは、しつこいほどに私を構った……フレデリック様は、本当はお優しい方だと知っていますだとか……私は、そんなフレデリック様が大好きですとかな」
疲れたように吐き捨てたフレデリック様に、脳内お花畑を相手にするのは疲れただろうなと、同情する。俺が側に居れたら、婚約者として排除出来ただろうになんとも不甲斐ない。
「三年間付きまとわれ、ジョエルやその側近達からは恨みのこもった眼差しを向けられ……それがようやく終わると思った卒業祝いの式典で……事は起きた」
表情の抜け落ちたような、光のない目でフレデリック様が言葉を続ける。
「王族として、生徒会役員として壇上の上にいた私を、側近候補であった騎士団長の息子であったデビットが取り押さえ、ジョエルが私が犯したという罪をつらつらと連ねていった。アンヌに暴漢を差し向けたなどという事から国庫の横領まで身の覚えのない事ばかりを……いや、一つだけあったな。一度だけ……男を侍らせているアンヌに、娼婦のように見えてしまうから気を付けるようにと……それを、まるで娼婦のようだと言ったと解釈されたものだったが」
いや、単純に慎みを持てってフレデリック様は言っただけで何も悪くなくないかそれ。確かに娼婦という単語を使ったのは悪手だったと思うが、言われても仕方のないほどの有様だろう。
「罪状を告げた後、ジョエルは罪を認めろと言い、アンヌは心から償うのであれば皆許してくれるはずですと宣い……だが、してもいない事を認める事はできん。先に述べた娼婦のくだりだけは認めたがそれ以外は否定した」
「それで……その証言は認められたんですか?」
「認められたと思うか?全ては、茶番……最初から結末は決まっていた。壇上の裏に潜んでいた父上が現れ、私の罪を認めるとそのまま地下牢へと幽閉された。貴族牢などではなくな……結局、私の存在は父上にとっても邪魔でしかなかったようだ」
自嘲するように笑うフレデリック様にかける言葉が見つからない。国全てが敵に回ったような状態で、フレデリック様を助けようとした人間はいなかったに違いない。そうでなければ、王宮娼夫などになっているはずもないのだから。
「無実を叫んでも無駄だと諦め、これ以上の下は無いと地下牢で打ちひしがれていた私の前に……また、アンヌが現れた」
力なく俺の肩に頭を寄せたフレデリック様が呟く。
「……一人で?」
「ああ……どうやって忍び込んだのかはわからないがな」
首筋に額を寄せ、擦り付けるように甘えてくるフレデリック様を撫でながら、その続きを待つ。正直、あまりにも頭お花畑なアレに嫌な予感しかしない。
「アンヌは……私を見て、忌々し気に口を開いた。いい気味ね、メインヒーローの癖に私に落ちないからそうなるのよこのバグ!……と。……どうやらあの女にとって、私もジョエルや側近達のようになる予定だった事だだけは察した。理解できんところもあったがな」
言われた事を思い返しながら口調まで似せてきたフレデリック様に嫌な予感が的中した。前世同郷かよあの女!
6
あなたにおすすめの小説
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる