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2話 試しにつき合ってダルくなったらすーてよ♡
しおりを挟むそして、俺たちの愛のない交際は始まった。
次の日、おれは朝早くから海の家の前に立っていた。
しばらくして海が家からでてきた。
よしっと思いおれは海に話しかける。
「おはよう、海君!」
おれの声を聞いて海はビクッと身体を震わせていた。そしてその声の正体がおれだとわかると…顔色がどんどん悪くなっていく。
うわぁっ…めっちゃやな顔してんじゃんww
「海君っ…!」
「おまっ…なんでっ!?」
「なんでって…つきあってるでしょ?」
「つきあっ…てる、のか?」
「うん!だから家の前で待ってたの!一緒に学校に行こう!!」
そう声を掛けると『まじで勘弁してくれよ…』と声が聞こえた。
ピンっと伸びていた背中が露骨に丸まっていてしまってかわいい♡
「おれ…そんなこと頼んでないけど…」
「おれがしたいの!あと、これ!」
「…なにこれ。」
「お弁当!作ってきたの!一緒にお昼に食べよ!」
「…まじかよっ…!」
あからさまにため息をついて海は歩き出した。
あー、本当に…海の表情が好きだっ!
なんて思いながらおれは海と学校にいったのだ。
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