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澪ちゃんがやってきた(というか逃げてきた)
その3
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「……マジか」
ウィルドさんが、唸った。
下拵え中で包丁持ったまま、額を擦る。
いや、話聞いて頭痛いのは分かりますが、包丁は危険です。
どうりで城から出てこないと思ったよ。
私もポカンだけどさ。
(……それより)
澪ちゃんの様子の方が――やばい。
話の途中から顔つきがだんだん怪しくなってきて、恨みと怒りの籠もった表情になっていた。
清楚系美少女が怒ると怖いわ……
「……絶対に許さないんだから……人の気持ちを踏みにじって……」
俯いてブツブツ言ってる~!
「み、澪ちゃん。と、とにかく逃げてきたならどう? よかったら一緒に住まない? お城に住んでいた時みたいに、いい生活はできないと思うけどさ」
私はウィルドさんと澪ちゃんを交互に見ながら尋ねた。
だって、私もウィルドさん宅に居候ですし。宿主にお伺いを立てねば。
「ミオと言ったな? 気持ちが落ち着くまでうちにいたらいい。二階の宿の一室つかいな」
ウィルドさーーーーーーーん!
や、優しい!
「いいんですか?」
「ああ。あんた、城から出て行った奴ら探そうか迷ってるんだろう?」
ウィルドさんの言葉に、澪ちゃんは驚いたようだ。
「どうして分かるんです?」
「なんとなくな。まあ、城から出てまだ間もないし、よく考えな。確かに城ン中は護られてるからな。この城下街内だって城ほどではないから、結構あちこちに危険がある。それを経験してから城下街の外へ出て探しに行った方がいいと俺は思う。それにまだその城から出て行った奴らも、この城下街にいるかもしれねーぜ?」
そうなんだ。澪ちゃん、出て行ったパーティ探すつもりなんだ……
「……はい。そうします」
澪ちゃんは落ち着いたようだ。
それでも顔色は優れない。まだ落ち込んでいるんだろうなと思う。
(そうだよね。告られて付き合ってた男に『ほかの男に抱かれろ』なんて暗に言われたら、ショックだよ)
「それにしてもウィルドさん、澪ちゃんの思ってることよく分かりますね」
そこに感心してしまう。
ウィルドさんは「まあな。経験の差」といつものように親指を立てた。
◇◇◇◇◇
「私、隣の部屋を使わせてもらってるから。なんかあったら呼んで。あ、おトイレとお風呂は一階ね」
早速、私は澪ちゃんを二階に案内する。
「……ここって、もしかしたら宿屋兼定食屋さん?」
「そうみたい。夜はA九時に閉店だから、夜にうるさいというのはないから安心して」
「そうなんだ。明け方までお店開けてるのかなぁって思ったけど、本当に定食屋なんだね」
「お酒も提供するよ。でも、この辺りは賑やかな通りから外れてるからかな? 夜はあまり人がこないんだ。だから早くに閉めちゃって、朝早く開けてるみたい」
「そうなんだ」と澪ちゃん。
ちょっと考えてから澪ちゃんは私に聞いてきた。
「私もお店を手伝った方がいいかな? お世話になるんだし」
「ウィルドさんに聞いみたらいいかな?」
「そうだね」とお互いに頷きあう。
それから――私の部屋でしばらく女子トークをした。
私の回りはいい歳したおっさんしかいなかったから、近い歳の女子を喋るのはすごく久しぶりで会話がめちゃ弾む。
(ふっふっふ、オタクに見えても会話スキルは高いのです!)
だって単にゲームやアニメ、マンガが好きなだけですから。
単にデブでちょっと容姿が悪いだけですから。
面白いと思ったものには食らいつき、お金を投資する――
(いやぁ……リア充だったら私やばかったね! 現実の男に惚れてたら、貢ぎまくってダメ男製造マシーンと化してました)
それに
それにですよ?
同じ女子でも、容姿偏差値の高い子と喋るのって――
(いやぁ……潤う! 満たされる! 眼福だわぁ……!)
私は男子だけでなく、いい女にも食指がいくタイプだったとは!
「信じられる? あの王太子のやつ、他国に婚約者までいるのに、はくしゃ……」
「伯爵?」
「そう! 伯爵令嬢の恋人もいたんだよ!?」
「ほわ~」
「『王族では当たり前で、結婚前の遊戯は必須なんだ!』とか言い訳してたけど、こっちはこっちの世界の恋愛観があるんだから納得できないじゃない! 『そういうの私の世界では女にだらしない不誠実な男っていうんです!』って言い返したの」
「ふんふん」
「そうしたらなんて言ったと思う?『この国では僕と王である父が法律だから。僕は悪くない』っていうんだよ!」
「……ぅわ、最低……」
「――それも腹が立ったけど、一番怒ったのはおばあちゃんとおじいちゃんを馬鹿にしたこと」
「おばあちゃん?」
うん、と澪ちゃんは涙を溜めつつ頷いた。
澪ちゃんは、幼稚園の時に両親を事故で亡くしたそうだ。
それから母方の祖父母に育てられて、田舎で交通の便はよくないけど、それはそれで楽しく生活していたんだって。
祖父母と住んでいた場所は温泉で有名な場所で、しかも硫黄の強い温泉だったので、電気器具なんかはすぐに駄目になって、頻繁に買い直さなくちゃならないという土地。
そんな場所だったんで澪ちゃんと祖父母さんは、必要以上電気製品を揃えなかったそう。
小さいけど宿を経営していたので、繁忙期には手伝いをしていたから娯楽がなくても特に問題なかったそうだ。
「それで高校入学するとき、家から通えないから女子寮の施設を探してそこから高校に通って、土日とか長期休暇とかは実家に帰ってたんだ。ここまで育ててもらって高校まで出してもらっだけじゃなくて、下宿まで用意してくれたおじいちゃんとおばあちゃんにはすっごく感謝してるの。だから、できるだけ恩返ししてあげたい。それを言うと『いいんだ、気にするな。澪の好きに生きなさい。そのためにお前のお父さんとお母さんが貯めたお金は使わないでとってあるから』って言われちゃうんだけどね」
私、思わずほろり。こういう人情系や親子の話とかやばいっす。
「いいお爺ちゃんとお婆ちゃんだねぇ」
「……そう思うでしょう? ――それなのに王太子だけじゃなく、ミナトって奴も○ソ!○ソ!」
――美少女が汚い言葉を!
(や、やだ……どうしてかゾクゾクする!)
汚く罵っても綺麗な子だと様になる。
「やだ……澪ちゃん……惚れそう」
思わず呟く。
「惚れるのは後にして!」と突っ込まれて「はい」と大人しく従う私。
「それで……その○ソ共は澪ちゃんになんて?」
またジワリ、と澪ちゃんの綺麗な目から涙が溢れてる。
「あ、ご、ごめんね! 辛かったら言わなくてもいいよ!」
私なりの気遣いに澪ちゃんは、ふるふると横を首にふる。
「言わせて……あいつら『どうせ親の遺産なんて使い込んですっかりなくなってる。今頃ミオがいなくなって使い込みがばればくてホッとしてる』って……! 『もうこっちで贅沢に好きに生きたらいいじゃん』とかいうし! おじいちゃんもおばあちゃんもそんな人じゃない! 何にも分かっていないくせに……!」
「まじか!? 本気でそいつ勇者? 王太子?」
腐ってるわー
「そういえば、ウィルドさんも言ってた。『勇者達が召喚の度に質が落ちてる』って」
「召喚しすぎで碌な人が残っていないとか?」
ここで私達、口を噤んだ。
――だってそれって、私達も入るってことだから。
「ブーメランだわ」
「うん、ブーメランだった」
「あ、でもほら澪ちゃんは違うよ! だってちゃんと聖女の力を国の平和に使おうと、出てった仲間を探しにいくんでしょ?」
「実里ちゃんだって違うよ! 働いて国の人のお役にたってるもん!」
「澪ちゃん!」
「実里ちゃん!」
二人、手と手を合わせて幸せ、というか安堵感。
何だろう、澪ちゃんとすごくフィーリングが合う!
「どうしてかな? 私、実里ちゃんといるとすごく楽しい……」
「澪ちゃんも? わ、私も! 澪ちゃんとすごく話が合うっていうか! これってソウルメイト?」
澪ちゃんが頬を染めてはしゃぐから私も調子こいて言ったあと、「あ」ってはしゃいだことに後悔した。
ウィルドさんが、唸った。
下拵え中で包丁持ったまま、額を擦る。
いや、話聞いて頭痛いのは分かりますが、包丁は危険です。
どうりで城から出てこないと思ったよ。
私もポカンだけどさ。
(……それより)
澪ちゃんの様子の方が――やばい。
話の途中から顔つきがだんだん怪しくなってきて、恨みと怒りの籠もった表情になっていた。
清楚系美少女が怒ると怖いわ……
「……絶対に許さないんだから……人の気持ちを踏みにじって……」
俯いてブツブツ言ってる~!
「み、澪ちゃん。と、とにかく逃げてきたならどう? よかったら一緒に住まない? お城に住んでいた時みたいに、いい生活はできないと思うけどさ」
私はウィルドさんと澪ちゃんを交互に見ながら尋ねた。
だって、私もウィルドさん宅に居候ですし。宿主にお伺いを立てねば。
「ミオと言ったな? 気持ちが落ち着くまでうちにいたらいい。二階の宿の一室つかいな」
ウィルドさーーーーーーーん!
や、優しい!
「いいんですか?」
「ああ。あんた、城から出て行った奴ら探そうか迷ってるんだろう?」
ウィルドさんの言葉に、澪ちゃんは驚いたようだ。
「どうして分かるんです?」
「なんとなくな。まあ、城から出てまだ間もないし、よく考えな。確かに城ン中は護られてるからな。この城下街内だって城ほどではないから、結構あちこちに危険がある。それを経験してから城下街の外へ出て探しに行った方がいいと俺は思う。それにまだその城から出て行った奴らも、この城下街にいるかもしれねーぜ?」
そうなんだ。澪ちゃん、出て行ったパーティ探すつもりなんだ……
「……はい。そうします」
澪ちゃんは落ち着いたようだ。
それでも顔色は優れない。まだ落ち込んでいるんだろうなと思う。
(そうだよね。告られて付き合ってた男に『ほかの男に抱かれろ』なんて暗に言われたら、ショックだよ)
「それにしてもウィルドさん、澪ちゃんの思ってることよく分かりますね」
そこに感心してしまう。
ウィルドさんは「まあな。経験の差」といつものように親指を立てた。
◇◇◇◇◇
「私、隣の部屋を使わせてもらってるから。なんかあったら呼んで。あ、おトイレとお風呂は一階ね」
早速、私は澪ちゃんを二階に案内する。
「……ここって、もしかしたら宿屋兼定食屋さん?」
「そうみたい。夜はA九時に閉店だから、夜にうるさいというのはないから安心して」
「そうなんだ。明け方までお店開けてるのかなぁって思ったけど、本当に定食屋なんだね」
「お酒も提供するよ。でも、この辺りは賑やかな通りから外れてるからかな? 夜はあまり人がこないんだ。だから早くに閉めちゃって、朝早く開けてるみたい」
「そうなんだ」と澪ちゃん。
ちょっと考えてから澪ちゃんは私に聞いてきた。
「私もお店を手伝った方がいいかな? お世話になるんだし」
「ウィルドさんに聞いみたらいいかな?」
「そうだね」とお互いに頷きあう。
それから――私の部屋でしばらく女子トークをした。
私の回りはいい歳したおっさんしかいなかったから、近い歳の女子を喋るのはすごく久しぶりで会話がめちゃ弾む。
(ふっふっふ、オタクに見えても会話スキルは高いのです!)
だって単にゲームやアニメ、マンガが好きなだけですから。
単にデブでちょっと容姿が悪いだけですから。
面白いと思ったものには食らいつき、お金を投資する――
(いやぁ……リア充だったら私やばかったね! 現実の男に惚れてたら、貢ぎまくってダメ男製造マシーンと化してました)
それに
それにですよ?
同じ女子でも、容姿偏差値の高い子と喋るのって――
(いやぁ……潤う! 満たされる! 眼福だわぁ……!)
私は男子だけでなく、いい女にも食指がいくタイプだったとは!
「信じられる? あの王太子のやつ、他国に婚約者までいるのに、はくしゃ……」
「伯爵?」
「そう! 伯爵令嬢の恋人もいたんだよ!?」
「ほわ~」
「『王族では当たり前で、結婚前の遊戯は必須なんだ!』とか言い訳してたけど、こっちはこっちの世界の恋愛観があるんだから納得できないじゃない! 『そういうの私の世界では女にだらしない不誠実な男っていうんです!』って言い返したの」
「ふんふん」
「そうしたらなんて言ったと思う?『この国では僕と王である父が法律だから。僕は悪くない』っていうんだよ!」
「……ぅわ、最低……」
「――それも腹が立ったけど、一番怒ったのはおばあちゃんとおじいちゃんを馬鹿にしたこと」
「おばあちゃん?」
うん、と澪ちゃんは涙を溜めつつ頷いた。
澪ちゃんは、幼稚園の時に両親を事故で亡くしたそうだ。
それから母方の祖父母に育てられて、田舎で交通の便はよくないけど、それはそれで楽しく生活していたんだって。
祖父母と住んでいた場所は温泉で有名な場所で、しかも硫黄の強い温泉だったので、電気器具なんかはすぐに駄目になって、頻繁に買い直さなくちゃならないという土地。
そんな場所だったんで澪ちゃんと祖父母さんは、必要以上電気製品を揃えなかったそう。
小さいけど宿を経営していたので、繁忙期には手伝いをしていたから娯楽がなくても特に問題なかったそうだ。
「それで高校入学するとき、家から通えないから女子寮の施設を探してそこから高校に通って、土日とか長期休暇とかは実家に帰ってたんだ。ここまで育ててもらって高校まで出してもらっだけじゃなくて、下宿まで用意してくれたおじいちゃんとおばあちゃんにはすっごく感謝してるの。だから、できるだけ恩返ししてあげたい。それを言うと『いいんだ、気にするな。澪の好きに生きなさい。そのためにお前のお父さんとお母さんが貯めたお金は使わないでとってあるから』って言われちゃうんだけどね」
私、思わずほろり。こういう人情系や親子の話とかやばいっす。
「いいお爺ちゃんとお婆ちゃんだねぇ」
「……そう思うでしょう? ――それなのに王太子だけじゃなく、ミナトって奴も○ソ!○ソ!」
――美少女が汚い言葉を!
(や、やだ……どうしてかゾクゾクする!)
汚く罵っても綺麗な子だと様になる。
「やだ……澪ちゃん……惚れそう」
思わず呟く。
「惚れるのは後にして!」と突っ込まれて「はい」と大人しく従う私。
「それで……その○ソ共は澪ちゃんになんて?」
またジワリ、と澪ちゃんの綺麗な目から涙が溢れてる。
「あ、ご、ごめんね! 辛かったら言わなくてもいいよ!」
私なりの気遣いに澪ちゃんは、ふるふると横を首にふる。
「言わせて……あいつら『どうせ親の遺産なんて使い込んですっかりなくなってる。今頃ミオがいなくなって使い込みがばればくてホッとしてる』って……! 『もうこっちで贅沢に好きに生きたらいいじゃん』とかいうし! おじいちゃんもおばあちゃんもそんな人じゃない! 何にも分かっていないくせに……!」
「まじか!? 本気でそいつ勇者? 王太子?」
腐ってるわー
「そういえば、ウィルドさんも言ってた。『勇者達が召喚の度に質が落ちてる』って」
「召喚しすぎで碌な人が残っていないとか?」
ここで私達、口を噤んだ。
――だってそれって、私達も入るってことだから。
「ブーメランだわ」
「うん、ブーメランだった」
「あ、でもほら澪ちゃんは違うよ! だってちゃんと聖女の力を国の平和に使おうと、出てった仲間を探しにいくんでしょ?」
「実里ちゃんだって違うよ! 働いて国の人のお役にたってるもん!」
「澪ちゃん!」
「実里ちゃん!」
二人、手と手を合わせて幸せ、というか安堵感。
何だろう、澪ちゃんとすごくフィーリングが合う!
「どうしてかな? 私、実里ちゃんといるとすごく楽しい……」
「澪ちゃんも? わ、私も! 澪ちゃんとすごく話が合うっていうか! これってソウルメイト?」
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