26 / 170
1.
26.すべからく共有されるもの
しおりを挟む
小さな王宮、チカプカムイ。
その船員用の食堂のテーブルに所狭しと料理が並べられていた。
美しく盛り付けられた色とりどりの花々、果物、焼き菓子、氷菓。
ワインやシャンパン、日本酒。
オードブルから肉料理、魚料理、パイ、寿司まで多彩だ。
「ちょっと!そのサーモン、私のよ」
「アンタはさっき鴨食べたでしょ、二羽も!」
「なんかこの薬味、苦くないか?」
「兄上、それ飾りの花じゃないですか?」
「・・・何だよ。食うもの以外皿に乗っけるなよ」
等々、家令達が大騒ぎしている。
コックテールを着た白鴎が銅鍋をしゃもじでがんがん叩いた。
「煩いぞ鳥共!聞け!いいか、時計回りに、伊勢海老のレモンバターソース、オッソブーコ、去勢鶏のバロティーヌ、子羊のノワゼットのチアン・・・お前ら!聞、け!」
家令共がご馳走を前に人の話を聞く訳もなく、それぞれが勝手に食べている。
結婚式のパーティーで出す料理の試食会らしい。
鵟にペンとファイルが回ってきた。
「これにおいしかったやつを書くの。・・・白鴎お兄様、採点って、点数?アルファベット?」
銀椋鳥がそう叫んだ。
「どうすっかな。・・・点数。十点満点で」
白鴎が銀椋鳥にペンを放り投げてきた。
銀椋鳥、彼女は今年二十二歳になる。
自分と同じように女家令の子供ではないらしい。
十七歳の時に家令になろうと思ってなったらしい変わり種。
しかも、すでにアカデミーの医局に在籍しているらしい。
家族に反対はされなかったのか聞いたが「食いっぱぐれないから、ならせて貰いなさいってママも言うし。それに大嘴お兄様が名前つけてくれたし」と嬉しそうに言う。
大嘴というのは、さっきから白鴎の隣で次から次へと飲み干す様に食べている家令だ。そうは見えないが、聖堂の司祭長らしい。
もっと味わえと白鴎にどやされている。
「司祭も神官もお坊さんもいるから、船で結婚式できるって企画を天河様が始めたんですってね」
「その後そのままクルージングでハネムーンってわけね」
「・・・そうそう。私たち、お城で設宴やってたからこういうの得意だしね」
妹弟子達に金糸雀が笑った。
「これ、うまいな。・・・しかしさ、結婚式に去勢鶏ってどうなわけだ」
「それを言うなら、おめでたい大海老をこんなでかいハサミでばきばき切って食うのも、何か縁起悪いじゃない。うまいけど」
雉鳩と緋連雀が、むしゃむしゃ食べながら点数ではなくバツをつけている。
宮廷では美貌で知られていた二人が並んでいると確かになんともはっとする物がある。
銀椋鳥が早くもデザートをあれこれと食べていた。
「デザートは、フランボワーズのスフレグラッセ、ガトー・ドゥー・ピエール・・・なあ!聞いてんのか?!」
白鴎が説明を続けていた。
「鵟は甘い物嫌い?」
鵟があまり進まないのに気付いて銀椋鳥が言った。
「・・・さっき、孔雀お姉様に、タルト・タタン頂いたばっかりでまだお腹いっぱい」
それもあるが、こういういかにも小洒落たデザートより、ここに来て以来、孔雀が食べさせてくれる焼き菓子や新鮮な果物の方が好きになっていた。
「ああ、あれおいしい。私も後で行こう。そっか、天河が来るからね」
「様、よ!銀!」
緋連雀が嗜めて、乱暴にナフキンを投げて寄越した。
鵟が驚くと、「飛んでくるのがナイフでないだけマシ」と銀椋鳥はナフキンを姉弟子に投げ返した。
「なんて小生意気なんだろ!大嘴!アンタの教育が足りないよ!」
「・・・銀椋鳥。そういうわけだからおばちゃんに合わせて」
「大嘴!」
緋連雀が、今度はナイフやフォークが飛んできそうな剣幕で怒鳴りつけた。
「・・・銀、俺が殺されそうだから、お行儀よくしなさい」
「はーい。・・・私、天河サマとアカデミーで一緒だったもんだから、ついね」
「いやー天才少女は違うなあ」
と大嘴が冷やかしたのに、銀椋鳥が頬を赤らめた。
銀椋鳥はこの兄弟子の事が好きなのか。
それに気付いて、金糸雀の方を見るとおかしそうに微笑んでいる。
「・・・燕、ビール持ってきな」
「塩辛もね。孔雀が漬けたやつが頃合よ」
金糸雀と緋連雀がそう言うと、燕が肩をすくめた。
「だからもうただの居酒屋になっちゃうって毎回言ってるのに」
結局、あちこちで酒盛りが始まっている。
「家令は十五で成人なんて言われるけど、アルコールはダメ。君はジュース飲みなさい。・・・それで、孔雀姉上から話聞いてきたって?どこまで聞いたの?」
仏法僧が淡いバラ色のぶどうのジュースの入ったグラスを手渡してくれた。
なんとも優し気な様子で、議員から家令になったこれまた変異種。
二十八歳からという遅いスタートだったが、大変な努力家で、次の総家令候補らしい。
不用意に突けば割れるような空気いっぱいの風船とか、癇癪玉のように種が弾け飛ぶ鳳仙花の実のような家令達の中では珍しい物腰の柔らかさ。
「はい。ええと。・・・孔雀お姉様が、お城に上がったところまでです」
仏法僧以外の家令達が腹を抱えて笑いだした。
「あのコント、思い出すわね!」
「ありゃひどかったな!」
何事かと驚いていると、仏法僧が悲しそうな顔をしていた。
鵟が困惑していると、見かねた大嘴が口を開いた。
「あー、新人は知らないだろうけど。家令の情報というのはすべからく共有されるもんだからね。教えてあげよう」
思わせぶりに緋連雀が笑った。
「総家令と皇帝は一心同体。皇帝が望めば、・・・まあ、アレね、アレよ。そういうことも想定内なわけよ」
「でも、その時、孔雀お姉様は十五歳でしょ・・・」
鵟が驚いて顔を上げた。
「まあ、平たくいうと家令はなんでもありよね。家令は十五で成人だしねえ。|琥珀様は女皇帝でらしたわけだし、白鷹お姉様だって女でしょ」
金糸雀が苦笑した。
家令が節操なし、淫らと言われる所以だ。
「孔雀は真鶴お姉様がいろいろと、まあいろいろと。指南しているはずだったの。だから、私達、翡翠様が面白半分に孔雀をお召しになった時も別に何とも思わなくて」
「孔雀だって、呼ばれたから行ってきますなんて、黄鶲お姉様と手を繋《つな》いで元気に行ったしね」
思い出したらしく、また笑い出す。
「あ、ここで重要なのは。お召しには家令が誰か控えているという悪趣味な習慣があるの。更に言えば、黄鶲お姉様を指名したのは梟お兄様。・・・何でか?」
緋連雀がわざとらしく雉鳩に聞いた。
「大昔、陛下と黄鶲姉上が付き合ってたことがあるからだな」
「そうそう。悪趣味!」
「嫌がらせよね!」
家令達がまた笑い出す。
悪趣味、嫌がらせ。
「・・・では、新しい妹弟子にお聞かせしましょうか。総家令の初仕事。皇帝と若き総家令の初夜の事を」
緋連雀が燕に焼酎を注がせながら艶っぽく笑った。
この美貌で見つめられると心拍数が跳ね上がる。
どうしよう、とんでもない話が始まった、と鵟は絶句した。
その船員用の食堂のテーブルに所狭しと料理が並べられていた。
美しく盛り付けられた色とりどりの花々、果物、焼き菓子、氷菓。
ワインやシャンパン、日本酒。
オードブルから肉料理、魚料理、パイ、寿司まで多彩だ。
「ちょっと!そのサーモン、私のよ」
「アンタはさっき鴨食べたでしょ、二羽も!」
「なんかこの薬味、苦くないか?」
「兄上、それ飾りの花じゃないですか?」
「・・・何だよ。食うもの以外皿に乗っけるなよ」
等々、家令達が大騒ぎしている。
コックテールを着た白鴎が銅鍋をしゃもじでがんがん叩いた。
「煩いぞ鳥共!聞け!いいか、時計回りに、伊勢海老のレモンバターソース、オッソブーコ、去勢鶏のバロティーヌ、子羊のノワゼットのチアン・・・お前ら!聞、け!」
家令共がご馳走を前に人の話を聞く訳もなく、それぞれが勝手に食べている。
結婚式のパーティーで出す料理の試食会らしい。
鵟にペンとファイルが回ってきた。
「これにおいしかったやつを書くの。・・・白鴎お兄様、採点って、点数?アルファベット?」
銀椋鳥がそう叫んだ。
「どうすっかな。・・・点数。十点満点で」
白鴎が銀椋鳥にペンを放り投げてきた。
銀椋鳥、彼女は今年二十二歳になる。
自分と同じように女家令の子供ではないらしい。
十七歳の時に家令になろうと思ってなったらしい変わり種。
しかも、すでにアカデミーの医局に在籍しているらしい。
家族に反対はされなかったのか聞いたが「食いっぱぐれないから、ならせて貰いなさいってママも言うし。それに大嘴お兄様が名前つけてくれたし」と嬉しそうに言う。
大嘴というのは、さっきから白鴎の隣で次から次へと飲み干す様に食べている家令だ。そうは見えないが、聖堂の司祭長らしい。
もっと味わえと白鴎にどやされている。
「司祭も神官もお坊さんもいるから、船で結婚式できるって企画を天河様が始めたんですってね」
「その後そのままクルージングでハネムーンってわけね」
「・・・そうそう。私たち、お城で設宴やってたからこういうの得意だしね」
妹弟子達に金糸雀が笑った。
「これ、うまいな。・・・しかしさ、結婚式に去勢鶏ってどうなわけだ」
「それを言うなら、おめでたい大海老をこんなでかいハサミでばきばき切って食うのも、何か縁起悪いじゃない。うまいけど」
雉鳩と緋連雀が、むしゃむしゃ食べながら点数ではなくバツをつけている。
宮廷では美貌で知られていた二人が並んでいると確かになんともはっとする物がある。
銀椋鳥が早くもデザートをあれこれと食べていた。
「デザートは、フランボワーズのスフレグラッセ、ガトー・ドゥー・ピエール・・・なあ!聞いてんのか?!」
白鴎が説明を続けていた。
「鵟は甘い物嫌い?」
鵟があまり進まないのに気付いて銀椋鳥が言った。
「・・・さっき、孔雀お姉様に、タルト・タタン頂いたばっかりでまだお腹いっぱい」
それもあるが、こういういかにも小洒落たデザートより、ここに来て以来、孔雀が食べさせてくれる焼き菓子や新鮮な果物の方が好きになっていた。
「ああ、あれおいしい。私も後で行こう。そっか、天河が来るからね」
「様、よ!銀!」
緋連雀が嗜めて、乱暴にナフキンを投げて寄越した。
鵟が驚くと、「飛んでくるのがナイフでないだけマシ」と銀椋鳥はナフキンを姉弟子に投げ返した。
「なんて小生意気なんだろ!大嘴!アンタの教育が足りないよ!」
「・・・銀椋鳥。そういうわけだからおばちゃんに合わせて」
「大嘴!」
緋連雀が、今度はナイフやフォークが飛んできそうな剣幕で怒鳴りつけた。
「・・・銀、俺が殺されそうだから、お行儀よくしなさい」
「はーい。・・・私、天河サマとアカデミーで一緒だったもんだから、ついね」
「いやー天才少女は違うなあ」
と大嘴が冷やかしたのに、銀椋鳥が頬を赤らめた。
銀椋鳥はこの兄弟子の事が好きなのか。
それに気付いて、金糸雀の方を見るとおかしそうに微笑んでいる。
「・・・燕、ビール持ってきな」
「塩辛もね。孔雀が漬けたやつが頃合よ」
金糸雀と緋連雀がそう言うと、燕が肩をすくめた。
「だからもうただの居酒屋になっちゃうって毎回言ってるのに」
結局、あちこちで酒盛りが始まっている。
「家令は十五で成人なんて言われるけど、アルコールはダメ。君はジュース飲みなさい。・・・それで、孔雀姉上から話聞いてきたって?どこまで聞いたの?」
仏法僧が淡いバラ色のぶどうのジュースの入ったグラスを手渡してくれた。
なんとも優し気な様子で、議員から家令になったこれまた変異種。
二十八歳からという遅いスタートだったが、大変な努力家で、次の総家令候補らしい。
不用意に突けば割れるような空気いっぱいの風船とか、癇癪玉のように種が弾け飛ぶ鳳仙花の実のような家令達の中では珍しい物腰の柔らかさ。
「はい。ええと。・・・孔雀お姉様が、お城に上がったところまでです」
仏法僧以外の家令達が腹を抱えて笑いだした。
「あのコント、思い出すわね!」
「ありゃひどかったな!」
何事かと驚いていると、仏法僧が悲しそうな顔をしていた。
鵟が困惑していると、見かねた大嘴が口を開いた。
「あー、新人は知らないだろうけど。家令の情報というのはすべからく共有されるもんだからね。教えてあげよう」
思わせぶりに緋連雀が笑った。
「総家令と皇帝は一心同体。皇帝が望めば、・・・まあ、アレね、アレよ。そういうことも想定内なわけよ」
「でも、その時、孔雀お姉様は十五歳でしょ・・・」
鵟が驚いて顔を上げた。
「まあ、平たくいうと家令はなんでもありよね。家令は十五で成人だしねえ。|琥珀様は女皇帝でらしたわけだし、白鷹お姉様だって女でしょ」
金糸雀が苦笑した。
家令が節操なし、淫らと言われる所以だ。
「孔雀は真鶴お姉様がいろいろと、まあいろいろと。指南しているはずだったの。だから、私達、翡翠様が面白半分に孔雀をお召しになった時も別に何とも思わなくて」
「孔雀だって、呼ばれたから行ってきますなんて、黄鶲お姉様と手を繋《つな》いで元気に行ったしね」
思い出したらしく、また笑い出す。
「あ、ここで重要なのは。お召しには家令が誰か控えているという悪趣味な習慣があるの。更に言えば、黄鶲お姉様を指名したのは梟お兄様。・・・何でか?」
緋連雀がわざとらしく雉鳩に聞いた。
「大昔、陛下と黄鶲姉上が付き合ってたことがあるからだな」
「そうそう。悪趣味!」
「嫌がらせよね!」
家令達がまた笑い出す。
悪趣味、嫌がらせ。
「・・・では、新しい妹弟子にお聞かせしましょうか。総家令の初仕事。皇帝と若き総家令の初夜の事を」
緋連雀が燕に焼酎を注がせながら艶っぽく笑った。
この美貌で見つめられると心拍数が跳ね上がる。
どうしよう、とんでもない話が始まった、と鵟は絶句した。
2
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる