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近頃、後宮の別棟――人質として迎えた后を脅すためにある棟は、とある噂で持ちきりだった。
なんでも、少し前に後宮入りしてきた男の后、コヴィッチ族の戦士ケイクという男が相当な淫乱で、おまけにケツ穴の具合もそんじょそこらの女を抱けなくなるほどに最高だ、という噂である。
本来、万が一の間違いが起こらないよう、後宮に務めるのは女だけだと決まっている。后の世話係も、護衛の兵士も、下働きも、皆女か、もしくは魔法で去勢状態にされた男だけだ。
しかしこの別棟は違う。ここに入れられる后というのは、人質、もっと言えば他国から強引に攫ってきた拉致被害者。
その矜持をへし折り、帝国に従順になるよう調教するため、別棟に勤められるのは男だけ。そしてここに入った后は、男どもの慰み者となり、皇帝には見向きもされない……というのが通例の、地獄のような場所であった。
別棟に務める使用人や兵士の多くはノンケである。よって、ケイクへの『調教』は、皇帝が連れてきた性犯罪者――アラーとクッレの二人の担当だったのだが、あるときから、ケイクは積極的に兵士や使用人をセックスに誘うようになっていた。
最初は、バイの気がある者や、穴があれば男でもいいというような性欲狂いだけが相手をしていたのだが――今現在、この別棟に入れられている后はケイクだけ。
発散相手もおらず溜まっていたノンケたちが、戯れにケイクに手を出して、彼の身体と雄交尾そのものにハマっていくのはあっという間だった。
皇帝クラッドが、ケイクの存在を気にかけたのは、彼が後宮入りしてから1ヶ月が経った頃のことである。
「……近頃報告が無いが、あの蛮族の男はどうなった? そろそろ心も折れて、余にすがりついてきても良い頃合いだが」
別棟は、皇帝の住む宮殿から少し離れており、その中の様子も報告係から伝えられる情報があるのみだ。
報告係も既にケイクの虜になっており、当たり障りのない報告をのらりくらりと適当にかましていたおかげで、皇帝は別棟の実情を知らない。
まさかケイクが男同士のセックスを苦とも思わず、むしろ誰彼構わずヤリまくっては虜にする、魔性のド淫乱男であるなど想像もしていなかった。
「ふん……、今までの后は、このくらいの時期に訪ってやれば、あっさり余の言いなりになっていたな。そろそろあの蛮族の顔を見てやるとするか」
そう言って、皇帝はケイクのいる後宮別棟へと訪れることとなる。そこが、とっくにケイクの縄張りになっているとも知らないで。
先触れも無しにケイクの元を訪うことにしたのは、ならず者どもに犯されて、戦士としてのプライドをへし折られたケイクを嘲笑うためであった。
ところがどうだ、現実は。今、皇帝クラッドの目の前にある光景は。
「よう♡ やっとお相手してくれる気になったんですかねぇ、旦那様♡」
ニヤニヤと笑ってクラッドを迎え入れたのは、他ならぬケイクその人だった。
ケイクの寝室には、クラッドの雇った荒くれ者二人をはじめとして、この別棟に務める男たちが多く押し寄せている。
その誰もが、皇帝がやってきたと気づくその瞬間まで、男同士で淫蕩にふけっていたのである。
もちろん、その乱交パーティーにはケイクも参加しているのだが、皇帝が思い描いていたような慰み者という立場ではない。多くの男に抱かれているらしく、全身を白濁に染めてはいたものの、ケイクがこの場を支配する立場にあるのは周りの男の態度を見れば一目瞭然であった。
「なっ……!? 貴様、な、何をしておるのだ!?」
「なにって、あんたがここの兵士やら使用人やらに命じたんだろ。俺を好き放題犯せ、ってさぁ♡♡」
皇帝を前にして、ケイク以外の男たちはさすがに怖気づいているものの、詰められている本人であるケイクはびくともしない。
げらげらと軽薄そうな笑みを浮かべて、皇帝をおちょくるように笑うだけだ。
「いやぁ~、おかげさんで楽しく暮らしてるぜ♡ わざわざ俺の遊び相手を用意してくれるたぁ、皇帝陛下はお優しいこって♡」
ニヤリと笑って放たれたその言葉が、文字通りの意味でないことくらいは皇帝クラッドも察しがついた。
ケイクは、全てわかってやっているのだ。
自分が慰み物として閉じ込められたことも、それが皇帝、ひいては帝国からの嫌がらせであることも理解した上で、その立場を利用して別棟の男たちを見事に誑かした。
ケイクを甚振るためにいるはずの兵士が、彼を守る騎士のような顔をして身構えているのがなによりの証拠である。
なかなか閨を訪れない、名目上の夫へのあてつけめいた言葉を吐きながらも、ケイクは愉快そうな笑みを絶やさない。
「ま……名目上とはいえ旦那様であるあんたとヤれてねえ、ってのは、ちと物足りねえもんがあるけどな?」
「蛮族風情が、生意気な口を……」
「聞いたぜ、あんたそのヒョロいナリに似つかわず、デケエもんをお持ちだそうじゃねえの♡♡ ……なあ、そのデカブツ、俺で遊んでみようとは思わねえかい♡ 女を抱く気が失せるくらいの名器って評判なんだぜ?」
皇帝の覇気にも怯むことなく、不敬とわかっていながらその言葉を遮る胆力。
それでいて、口にするのは道化めいた、下品な性交への誘いだけだ。
だというのにこの男の存在は、どうしようもなく皇帝の危機感を煽った。
ケイクが名器だ、と自ら口にした途端、彼の周りにいた男たちの空気が僅かに変わる。何かを思い出すようにして、ごくりと、色欲から息を呑む音がする。
皇帝を恐れていたはずの男たちは、今や、ケイクの肉体のことしか考えらないのか、気もそぞろになっている。
(――危険だ。隔離しなくては)
既にケイクは、後宮別棟を完全に支配していた。それを悟った皇帝は、この男を見くびっていたことを心底後悔する。
(どうやらこの男、人をたらしこむ才能があるらしい。こんなところに……余の目の届かぬ場所に放置していいモノではなさそうだ。……しかし、どうやって兵士どもを籠絡した? 奴らの言葉を信じるならば、その肉体で、夜を共にしただけで……だと? おとぎ話の魔女かなにかか、この蛮族は……!?)
それが絶世の美女である、というのなら皇帝にも理解できる。しかし、ケイクはまるで山賊のようなナリの、野性味あふれる見た目のガチムチ中年親父である。
兵士のほとんどは異性愛者であったはずなのに、今やケイクの体にすっかり夢中な様子だ。なにか怪しい魔法でも使ったのか……ケイクの言ったとおり、彼の体はそれほど具合のいいモノなのか。
己が興味を惹かれていることに気が付き、皇帝は愕然とする。
「……貴様、狙いはなんだ? なにが望みだ」
「望みぃ? そうだなぁ……、今はとにかく、あんたのデカマラを試したくてたまらんなぁ♡」
「ほう? 余が欲しいと抜かすか。……だが、貴様にそれほどの価値があるとは思えぬ」
「そー言わず、いっぺんだけで構わねえからよお?」
へらりと笑って、皇帝との一夜を求めるケイク。そこにどんな目的があるのか、はたまた、本当に性欲狂いなだけのイカれた快楽主義者なのか。
それは皇帝クラッドの目を持ってしても判別できなかった。
「……そうだな。貴様が余にとって益をもたらすというのなら、相手をしてやらぬこともないが」
「ん~……陛下、ちょいとお耳を拝借してよろしい?」
ケイクを試すつもりで言った言葉に、彼は存外乗り気になった。
耳打ちをしようと近づく彼を、衛兵たちが阻もうとするが、皇帝がそれを静止する。
「……よかろう。申してみよ」
にんまりとした笑みを浮かべ――ケイクは、皇帝にしか聞こえないほどの小声で耳打ちする。
「……別棟担当の兵士、モーヴとナナッシ。あいつら、他国の間者だぜ。だが、今じゃあ俺の子飼いの密偵だ。俺のマンコ欲しさに、自国の情報売り渡しやがったからな♡」
「…………ほう」
思わぬ言葉に、皇帝の表情が僅かに変わる。
彼らが他国のスパイである、という情報は彼も掴んでいた。あえて泳がしていたのだが、まさかそれに気づき懐柔するとは――。どうやら単なる色狂いでもなさそうだと、ケイクへの警戒をより一層強める。
皇帝が興味を示したことに気づいたのだろう。ケイクは、へらりと軽薄な笑みを浮かべると、皇帝のそばから離れてしまう。
そうして、わざと周囲に聞かせるように、下品な笑みを浮かべて言い放った。
「へーいか♡ こっから先は有料♡ おちんぽ払いでお願いしまぁ~す♡♡」
そのあまりにふざけた態度に、皇帝の護衛がカッとなる。
「貴様……!! 陛下に無礼であるぞ!!」
「良い、余が許そう。……仮にとはいえ、余の后である。気に入った。蛮族の男よ、名を名乗れ」
あっさりとケイクを許した皇帝に、周囲はぎょっとした目を向けている。それすらもケイクの想定内なのだろうか。
掌の上で転がされている。そう思いながらも、皇帝クラッドはこの風変わりな男への興味をごまかせなかった。
名前は輿入れのときに聞いたはずだが、興味がないからと忘れてしまった。今はそのことを大きく悔やんでいる。
「あっれぇ。輿入れのときに名乗らなかったっけ?」
わざわざ当てこするようにオーバーリアクションをしてから、戦士は堂々たる名乗りを上げた。
「……俺はケイク。コヴィッチ族のケイクさ。可愛がってくれよ、旦那様?」
なんでも、少し前に後宮入りしてきた男の后、コヴィッチ族の戦士ケイクという男が相当な淫乱で、おまけにケツ穴の具合もそんじょそこらの女を抱けなくなるほどに最高だ、という噂である。
本来、万が一の間違いが起こらないよう、後宮に務めるのは女だけだと決まっている。后の世話係も、護衛の兵士も、下働きも、皆女か、もしくは魔法で去勢状態にされた男だけだ。
しかしこの別棟は違う。ここに入れられる后というのは、人質、もっと言えば他国から強引に攫ってきた拉致被害者。
その矜持をへし折り、帝国に従順になるよう調教するため、別棟に勤められるのは男だけ。そしてここに入った后は、男どもの慰み者となり、皇帝には見向きもされない……というのが通例の、地獄のような場所であった。
別棟に務める使用人や兵士の多くはノンケである。よって、ケイクへの『調教』は、皇帝が連れてきた性犯罪者――アラーとクッレの二人の担当だったのだが、あるときから、ケイクは積極的に兵士や使用人をセックスに誘うようになっていた。
最初は、バイの気がある者や、穴があれば男でもいいというような性欲狂いだけが相手をしていたのだが――今現在、この別棟に入れられている后はケイクだけ。
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皇帝クラッドが、ケイクの存在を気にかけたのは、彼が後宮入りしてから1ヶ月が経った頃のことである。
「……近頃報告が無いが、あの蛮族の男はどうなった? そろそろ心も折れて、余にすがりついてきても良い頃合いだが」
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報告係も既にケイクの虜になっており、当たり障りのない報告をのらりくらりと適当にかましていたおかげで、皇帝は別棟の実情を知らない。
まさかケイクが男同士のセックスを苦とも思わず、むしろ誰彼構わずヤリまくっては虜にする、魔性のド淫乱男であるなど想像もしていなかった。
「ふん……、今までの后は、このくらいの時期に訪ってやれば、あっさり余の言いなりになっていたな。そろそろあの蛮族の顔を見てやるとするか」
そう言って、皇帝はケイクのいる後宮別棟へと訪れることとなる。そこが、とっくにケイクの縄張りになっているとも知らないで。
先触れも無しにケイクの元を訪うことにしたのは、ならず者どもに犯されて、戦士としてのプライドをへし折られたケイクを嘲笑うためであった。
ところがどうだ、現実は。今、皇帝クラッドの目の前にある光景は。
「よう♡ やっとお相手してくれる気になったんですかねぇ、旦那様♡」
ニヤニヤと笑ってクラッドを迎え入れたのは、他ならぬケイクその人だった。
ケイクの寝室には、クラッドの雇った荒くれ者二人をはじめとして、この別棟に務める男たちが多く押し寄せている。
その誰もが、皇帝がやってきたと気づくその瞬間まで、男同士で淫蕩にふけっていたのである。
もちろん、その乱交パーティーにはケイクも参加しているのだが、皇帝が思い描いていたような慰み者という立場ではない。多くの男に抱かれているらしく、全身を白濁に染めてはいたものの、ケイクがこの場を支配する立場にあるのは周りの男の態度を見れば一目瞭然であった。
「なっ……!? 貴様、な、何をしておるのだ!?」
「なにって、あんたがここの兵士やら使用人やらに命じたんだろ。俺を好き放題犯せ、ってさぁ♡♡」
皇帝を前にして、ケイク以外の男たちはさすがに怖気づいているものの、詰められている本人であるケイクはびくともしない。
げらげらと軽薄そうな笑みを浮かべて、皇帝をおちょくるように笑うだけだ。
「いやぁ~、おかげさんで楽しく暮らしてるぜ♡ わざわざ俺の遊び相手を用意してくれるたぁ、皇帝陛下はお優しいこって♡」
ニヤリと笑って放たれたその言葉が、文字通りの意味でないことくらいは皇帝クラッドも察しがついた。
ケイクは、全てわかってやっているのだ。
自分が慰み物として閉じ込められたことも、それが皇帝、ひいては帝国からの嫌がらせであることも理解した上で、その立場を利用して別棟の男たちを見事に誑かした。
ケイクを甚振るためにいるはずの兵士が、彼を守る騎士のような顔をして身構えているのがなによりの証拠である。
なかなか閨を訪れない、名目上の夫へのあてつけめいた言葉を吐きながらも、ケイクは愉快そうな笑みを絶やさない。
「ま……名目上とはいえ旦那様であるあんたとヤれてねえ、ってのは、ちと物足りねえもんがあるけどな?」
「蛮族風情が、生意気な口を……」
「聞いたぜ、あんたそのヒョロいナリに似つかわず、デケエもんをお持ちだそうじゃねえの♡♡ ……なあ、そのデカブツ、俺で遊んでみようとは思わねえかい♡ 女を抱く気が失せるくらいの名器って評判なんだぜ?」
皇帝の覇気にも怯むことなく、不敬とわかっていながらその言葉を遮る胆力。
それでいて、口にするのは道化めいた、下品な性交への誘いだけだ。
だというのにこの男の存在は、どうしようもなく皇帝の危機感を煽った。
ケイクが名器だ、と自ら口にした途端、彼の周りにいた男たちの空気が僅かに変わる。何かを思い出すようにして、ごくりと、色欲から息を呑む音がする。
皇帝を恐れていたはずの男たちは、今や、ケイクの肉体のことしか考えらないのか、気もそぞろになっている。
(――危険だ。隔離しなくては)
既にケイクは、後宮別棟を完全に支配していた。それを悟った皇帝は、この男を見くびっていたことを心底後悔する。
(どうやらこの男、人をたらしこむ才能があるらしい。こんなところに……余の目の届かぬ場所に放置していいモノではなさそうだ。……しかし、どうやって兵士どもを籠絡した? 奴らの言葉を信じるならば、その肉体で、夜を共にしただけで……だと? おとぎ話の魔女かなにかか、この蛮族は……!?)
それが絶世の美女である、というのなら皇帝にも理解できる。しかし、ケイクはまるで山賊のようなナリの、野性味あふれる見た目のガチムチ中年親父である。
兵士のほとんどは異性愛者であったはずなのに、今やケイクの体にすっかり夢中な様子だ。なにか怪しい魔法でも使ったのか……ケイクの言ったとおり、彼の体はそれほど具合のいいモノなのか。
己が興味を惹かれていることに気が付き、皇帝は愕然とする。
「……貴様、狙いはなんだ? なにが望みだ」
「望みぃ? そうだなぁ……、今はとにかく、あんたのデカマラを試したくてたまらんなぁ♡」
「ほう? 余が欲しいと抜かすか。……だが、貴様にそれほどの価値があるとは思えぬ」
「そー言わず、いっぺんだけで構わねえからよお?」
へらりと笑って、皇帝との一夜を求めるケイク。そこにどんな目的があるのか、はたまた、本当に性欲狂いなだけのイカれた快楽主義者なのか。
それは皇帝クラッドの目を持ってしても判別できなかった。
「……そうだな。貴様が余にとって益をもたらすというのなら、相手をしてやらぬこともないが」
「ん~……陛下、ちょいとお耳を拝借してよろしい?」
ケイクを試すつもりで言った言葉に、彼は存外乗り気になった。
耳打ちをしようと近づく彼を、衛兵たちが阻もうとするが、皇帝がそれを静止する。
「……よかろう。申してみよ」
にんまりとした笑みを浮かべ――ケイクは、皇帝にしか聞こえないほどの小声で耳打ちする。
「……別棟担当の兵士、モーヴとナナッシ。あいつら、他国の間者だぜ。だが、今じゃあ俺の子飼いの密偵だ。俺のマンコ欲しさに、自国の情報売り渡しやがったからな♡」
「…………ほう」
思わぬ言葉に、皇帝の表情が僅かに変わる。
彼らが他国のスパイである、という情報は彼も掴んでいた。あえて泳がしていたのだが、まさかそれに気づき懐柔するとは――。どうやら単なる色狂いでもなさそうだと、ケイクへの警戒をより一層強める。
皇帝が興味を示したことに気づいたのだろう。ケイクは、へらりと軽薄な笑みを浮かべると、皇帝のそばから離れてしまう。
そうして、わざと周囲に聞かせるように、下品な笑みを浮かべて言い放った。
「へーいか♡ こっから先は有料♡ おちんぽ払いでお願いしまぁ~す♡♡」
そのあまりにふざけた態度に、皇帝の護衛がカッとなる。
「貴様……!! 陛下に無礼であるぞ!!」
「良い、余が許そう。……仮にとはいえ、余の后である。気に入った。蛮族の男よ、名を名乗れ」
あっさりとケイクを許した皇帝に、周囲はぎょっとした目を向けている。それすらもケイクの想定内なのだろうか。
掌の上で転がされている。そう思いながらも、皇帝クラッドはこの風変わりな男への興味をごまかせなかった。
名前は輿入れのときに聞いたはずだが、興味がないからと忘れてしまった。今はそのことを大きく悔やんでいる。
「あっれぇ。輿入れのときに名乗らなかったっけ?」
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「……俺はケイク。コヴィッチ族のケイクさ。可愛がってくれよ、旦那様?」
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