傾国のガチムチ

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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「へへっ……♡ 兄ちゃん、たまんねえ筋肉してやがるなぁ……?」
「オレらは皇帝サマに守られてんだよ、この意味わかるか? あんたがいくら立派な戦士だろうが、オレらに逆らったら、おたくのお仲間は帝国に滅ぼされちまうだろうぜ!!」
 股間を膨らませ、下卑た視線を向ける二人の荒くれ者。深窓のご令嬢ならば怯えて許しを乞う状況だろうが、ケイク・コヴィッチはうろたえない。
 それどころか、荒くれたちと似たりよったりの好色な笑みを浮かべ、身に纏ったバスローブをいやらしく脱ぎはじめた。

「……まあ落ち着けよ、兄さん方。俺ぁ逃げも隠れもしねえ。……むしろ好都合だぜ、あんなひょろっちいガキンチョ皇帝より、あんたらのほうが楽しめそうだ♡」
 寝台の上で、ぺろりと舌なめずりをした彼の瞳は、捕食者のようにギラついている。

 予想とはまるっきり正反対の様子を見せたケイクに、荒くれたちは少々たじろいだようだった。
「……なんだテメェ、ヤる気満々ってか?」
「おう、実を言うとな……、ここに連れてこられる間に護衛の兵士様やら、お役人やらとハメまくっちまった。この国、非処女に厳しいんだろ? 一応皇帝のお后サマとやらになったのに、非処女とバレるとまずいんだ。兄さんたちとヤッちまえば、証拠隠滅できるし……お互い溜まってるモン発散できてスッキリできる♡ 悪くねえ話だろ♡♡」

 けらけらと笑いながら、指で筒を作って舌をちらつかせ、フェラの真似事をしてみせるケイク。
 その仕草はどうしようもなく下品だが妖艶で、彼が、相当に遊び慣れたビッチであることが察せられた。

 荒くれたちは顔を見合わせ――いくら想定と違っても、ヤることをヤるのが仕事だと、割り切ることにしたらしい。
 彼らとしては、相手が抵抗しようが従順だろうが、好みの雄にチンポをハメられるならば何でも良いのだ。むしろ遊び慣れている相手のほうが、締りはともかく、テクニックは期待できるぶん楽しめそうである。
「はぁ……、とんだお后サマがいたもんだな?」
「ま、後腐れねえほうがヤりやすいわ。へへ……悪いな、お后サマ♡♡」
 荒くれの一人が、ケイクの胸をいやらしく鷲掴む。甘ったるい声が室内に響いた。

「んっ♡ その呼び方、なんか背徳的でイイな♡ 『だめぇ~、私には陛下がいるのぉ~♡』的な?」
「ギャハハッ!! んなこと微塵も思ってねえ癖によく言うぜ♡」
「おらよビッチ野郎っ♡ お望みのチンポだぞ~♡」
 もう片方の男がチンポを取り出す。今の今まで牢屋に収監されていたせいで、ろくに洗いもされていない不潔なチンポだ。
 むわりと漂う雄のニオイに、ケイクはうっとりと顔を綻ばせ、夢中になって頬擦りしはじめる。

「おほ……っ♡ すっげ♡ くっせえチンポたまんね……っ♡♡ んはぁ♡ ケツマン疼いちまう♡♡」
「とっととしゃぶれよ、こちとらアンタの相手するために溜めてきたんだ♡」
「さっさとケツも出しやがれ♡♡」
「んぁあっ♡♡」
 ぱしり、と軽く尻を叩かれ、ケイクは喘ぎ声を漏らす。
 バスローブを乱暴に脱ぎ捨てれば――肉付きの良い、むっちりとしたデカ尻があらわになった。

 尻の谷間から見えるケツマンコは、明らかに使い込まれているのがわかるほどに黒ずんだ縦割れマンコで、彼がビッチであることは明白だった。

「うっお……♡ たまんねえデカケツしやがって♡ それになんだよこのエロマンコ♡ どう見たってヤリマンじゃねえか♡」
「へへ……♡ たしかに俺はヤリマンだが、締りは悪くねえって評判だぜ? さっさとハメてくれよ、お兄さん♡ 皇帝とヤれると思って準備してたから、いきなりブチこんじまって大丈夫だぞ♡♡」
「おーう♡ なら遠慮なく……ッ♡♡」
 ふりふり♡ といやらしくケツを振るケイクに、辛抱たまらず、男はチンポを挿入する。
 ほとんど同時に、ケイクは、もう一人の男のチンポにむしゃぶりついた。

 ずぷり……♡ とチンポがケツ穴に飲み込まれ、ケイクの舌がもう一人の男のチンポに絡みついた、瞬間。
 二人分の雄臭い嬌声が、室内に大きく響き渡った。

「ん゛ほぉお~~っ♡♡ なんだこのマンコ♡ トロットロで絡みついてきやがる♡ どんだけチンポ好きなんだよ♡♡」
「お゛っ♡♡ へへ……チンポ好きってのはマジみてえだな♡ なっさけねえツラしてしゃぶりやがって……♡♡ お゛っほ♡♡ バキュームフェラ、チンポにキくぅ゛~~っっ♡♡」
 自信満々な態度を裏切らず、ケイクのマンコは名器であった。柔らかい腸壁がチンポにもっちり♡ と絡みつき、キュウキュウ締め付けて離さない。挿入しているだけでもイきそうになってしまうほどの極上マンコである。

 そして、そのフェラのテクも確かなもの。雄臭くも整った顔をひょっとこのように歪めて、全力でチンポに吸い付くバキュームフェラは、視覚的にも物理的にも最高の快感をもたらした。

 なにより、仮にも皇帝の后に選ばれた男、それも野郎好きならば惚れ惚れしてしまうような雄臭い肉体の持ち主が、下賤な犯罪者に抱かれている。
 その事実は、荒くれたちを大いに興奮させていた。

「んぐっ……♡ チンポ♡ チンポすきぃ♡♡ くっせえ雄チンポだーいすきぃ♡♡ んへへ……♡ 兄さん方♡ ……んちゅっ♡ じゅるっ♡♡ じゅぞぞ~~っ♡♡ ……んっ♡ 俺にたっぷりザーメン恵んでくれ♡ 口マンコもケツマンコも♡ くっせえザーメンで溺れさせてくれぇッ♡♡」
「うぉ゛お゛お゛ッ♡♡ そんなにほしいならくれてやるよッ、この淫乱がッ♡♡」
「あ゛~やべっ♡♡ 出るッ♡♡ 淫乱マンコに搾り取られるゥ゛ッ♡♡」
「ん゛~~っ♡♡」
 二人の荒くれ者たちは、ほとんど同じタイミングで射精する。口の中に注がれたザーメンをごくごく飲み干し、ケツマンコをきゅうきゅう締め付けながら、ケイク自身も軽くメスイキしていた。

 その日の情事はこれで終わるはずもなく、荒くれ者たちの金玉が空になるまで、三人はヤリまくったのであった。


 ――こうして、本来ケイクを痛めつける役割だったはずの男たちは、すっかりケイクの体の虜となった。

 話してみれば、見た目通りのざっくばらんな性格で、その生い立ちも荒くれ者たちと似たようなもの。おまけにセックス狂いの享楽主義者とあって、彼らが意気投合するのはあっという間だった。

 皇帝の命令で毎日のようにケイクを犯しに来る彼らと、気安いセフレのような関係になったのは、ケイクが後宮入りしてからわずか2週間程度のことであった。


「お! なんだ、今日はクッレ一人だけか?」
 ケイクが荒くれ者の一人――最近名前を教えてもらった――に声をかける。ちなみに片割れはアラーという名前だ。

「おう、アラーの奴は皇帝サマに呼び出されちまってな……。あんたが根を上げるどころか愉しんでるのがバレたんじゃねえのか?」
「おっと。せっかくのチンポを取り上げられちまったら困るなぁ……、おまえさんらに迷惑をかけるのも悪いし。もう少し、しおらしいフリってのをしなきゃマズイかな」
「ギャハハッ!! あんなでけえ声でアンアン喘いでしおらしいフリは無理があるだろ!!」
 アラーとクッレ、そしてケイクの三人は、今ではすっかり仲の良いセフレだ。
 本来、アラーとクッレはケイクを調教するための『懲罰係』であり、親しくなるなど言語道断なのだが――元が性犯罪で捕まっているチンピラである。素直に皇帝の命令を聞く必要もないだろうと、すっかりケイクと仲良くなっていた。

「俺の喘ぎ声って、そんなデカイか? 外に聞こえてるんだろうか」
「あんたの声もでかいが、この部屋の壁が薄いせいもあるだろうよ。外の廊下までオレらの声が響いてるらしいぜ? おかげでこの前、見張りの兵士に聞かれたんだよ。随分気持ち良さそうに喘いでるが、お后サマのケツ穴の具合はそんなにイイのか……ってな♡」

 ニヤリと笑ったクッレは、ケイクの尻を意味深に撫で回す。ケイクもまんざらでもない様子で腰を突き出していた。

「へえ……♡ なら今度は兵士も誘って乱交してみるか♡」
「ひゃはは!! 澄ましたツラしてとんだ淫乱だなぁ、ええ?」
「そう褒めるな♡ ほら、クッレはリバだろ? そのケツマンコ、未使用だとは思えんぞ? 人数増えたら、チンポもマンコも使えて楽しいんじゃないか♡♡」
「ひゃはっ、よく見てんなァ♡ そういうあんたは、せっかくでけえブツ持ってるのになぁ。チンポ挿れられなきゃ勃起しねえし、射精はお漏らしみてーに弱々しいし。勿体ねえーッ、メスちんぽになってなけりゃ、オレが喰ってやったのに!!」
「はは♡ 俺は全身マンコのバリネコだからな♡♡ 若い頃はチンポも使ってたんだが……ケツで遊びすぎて、使い物にならなくなっちまったんだ♡」

 などと雑談しながらも、二人はゆっくり衣服を脱ぎ、ケツマンコとチンポをズリあわせていた。
 きっと今頃、廊下では、噂を聞いた兵士たちがケイクの嬌声を求めて聞き耳を立てているころだろう。

 ――ずぷりと、チンポが挿入されていく。壁の向こうの兵士たちに聞かせるように、ケイクはわざと大声で喘ぎまくった。

「あぁ……っ♡♡ もっとぉ♡ もっとチンポでマンコいじめてくれぇっ♡♡ 濃厚ザーメンぶちまけてくれぇ~~っ♡♡」

 男らしいのに妙に艶っぽいその声は、ケイクが名器であるという噂とともに、兵士たちの心の隙間に入り込んでいくのであった……。
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