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94.余計
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「なんだあれ」
「……キャー!」
「おいおい!聞いてねぇぞ!」
「逃げろ!」
「ライヴの連中はどうした!」
下で騒ぎが聞こえる。遂に正面衝突が始まったのだ。
ビヨンドがライフルで発砲、体に染みる振動がする。狙いは完全に僕だ。まずい距離が近い。
「畜生!」
エフェクトシールドで弾丸を防ぐと、感じたことのない衝撃で数メートルも吹き飛ばされた。
「気絶……しそう」
「CPのこり31。普通死にます」
さすが神格を守護する剣、傷一つ着いていない。
「全員射線に入るな!オトメみたいになるぞ!」
そんな言い方ないんじゃないですかねぇツルギさん!
ツルギさんが指示を出した。それでもキリカとユイトは前から動かない。
再びライフルが僕に向けられる。コイツ手加減している。連続で発砲すればすぐに殺せるだろうに。
ダメだ体が動かない。
「助けて……キリカ」
キリカが体を倒す、撃たれた訳ではない、重心を倒した。そこから力強く踏み出して刀を振った。
「見事」
可憐に滞りなくフォロースルーを終えたキリカは、ゆっくりと納刀した。斬り裂いたのはビヨンドの巨大なライフルだった。大切な機関部分を大破させた。なるほど武器なら機体程の防御力がないと思ったのか。
まるでスキルを使ったのかと問を投げたい気分だ。
「させない」
「ありがとう……」
CPが徐々に回復している、あと10秒欲しい。
「……」
失ったライフルをビヨンドが興味深そうに眺める、行動が止まった、今がチャンスだ。
「その首、もらった!」
「地に返してやる」
「……」
ECF隊員二人とツルギさんだ、三人の異なる位置からの斬撃、ツルギさん以外光を放っている、スキルで斬るつもりだ。
「回避推奨」
「なんだって……?」
アイツは動いていない、どうしたんだ?キョウスケの挙動がおかしい。
ニヤリ
誰かが笑った気がした。
「お前ら、逃げろ!」
ツルギさんが叫んだあと、ビヨンドの目が光った。周囲の空気が歪んでシールドを作り出す。
ツルギさんは必死に距離を取ろうと瞬間移動で別の民家の屋根へ移動した。しかし他二人は攻撃に夢中でシールドに体がぶつかった。
急にビヨンドがライフルを投げ出し、腰の何かを掴んだ。右手には短い剣が握られていた、あの射程ではキリカに当てるくらいしかできない。
左手が一人、右手がもう一人に向けられた。
鼓膜が吹き飛ぶかと思った。
左手のショットガンが放たれた。その7割を受けた隊員は青い服が赤い色になって、見る影もなく肉片になって下に散布して落ちた。違う色も見えた気がした。
右手の剣からは橙色と青い熱を帯びた炎が10メートルは伸びた。『高出力』という言葉が相応しい。それは隊員の腸を貫いて何秒にも渡って身を焼いた。肉が焼ける匂いが後で鼻をついた。叫びのようなものを聞いたあとで虫を払うように下に振り下ろされた。
「……クソッ、己の攻撃はシールド無効か」
ツルギがカエデにシールド破壊を指示する。
「嘘だ嘘だ嘘だ」
僕はこうしてECF隊員が目の前で死ぬ姿を見たのは初めてだったかもしれない。
震えよりも怒りに似た感情が沸き立ってきた。それはビヨンドよりも自分に与えられたような、どうして助けられなかったかというような気持ちだった。
「お前を……」
腰にはもう一本の剣がある。最悪二刀流できるだろう。しかもあの光沢感、機体の金属と同一。
体を無理やり起こして、剣を杖のようにして立ち上がる。大丈夫、MPはまだある。
「殺す!」
ビヨンドがブレードを水平に振る。高熱、高威力、まともに防いではいけない。僕とキリカは跳躍で回避、すぐに着地した、ショットガンも警戒したが、それよりもユイトが平然とした顔でブレードを防いでいた。
「こんな熱、勇者の剣に通用するとでも?デカブツめ、すぐにバラバラにしてやる……『アヴァランチ・オブ・ソード』」
「やめろ、そいつに魔力攻撃は!」
忠告より先にユイトの無数の魔法剣攻撃がビヨンドに直撃、ユイトは続けて多数剣を用意、さらにビヨンドに突き刺す。
「最悪だ」
「何が起こっている?」
ビヨンドは剣の魔力を全て吸収し、橙色のオーラのようなものを放ち始めた。ブースターからは漏れだしたように魔炎が放出され、満ち溢れたように見えた。
「対象魔力増加、傷の修復に入りました」
僕が与えた少しの傷がみるみる修復された。
「いいか、アイツに魔力による攻撃は吸収されるんだ」
「さ、先に言え!クソ……神剣の力を吸い取るなんて」
後からスナイパーライフルの弾がシールドに着地した。しかし先ほどよりもシールドが強化されてまだ破壊には至らないようだ。
「俺のエーテルステップなら中に入れるか?」
ツルギはストレージからもう一本の刀を用意して腰の右側に装着した。名前は「干支詠」右手の「白の零蘭」が白色なのに大して黒色。左手で抜き二刀流の完成だ。ビヨンドが動いていない今、瞬間移動でオトメの隣に着地した。
「ツルギさん!」
「懲りずに魔力による攻撃を続けたら許容範囲を超えると思うか?」
「それは……どうでしょうか、危険にも思えます」
「俺は、コイツが飛ぶと思う」
「はい?」
「コイツが飛べば上からショットガンの嵐だ。だから仕留めるには今しかない。だが俺らは対人戦闘しか学んでいない、ならどうするか?」
「どうするんです?」
「全力で物理攻撃だ」
「……了解!!お前ら!この鉄くずに手加減するな!ぶっ壊せ!」
僕は周りに聞こえるように大きな声で叫んだ。ここまできたら作戦よりも殴る。ショットガンを壊したら十分以上、なんでもやってやる。
「……フッ任せろ」
カエデが発砲、遂にシールドを破壊した。他のスナイパーも残弾の限りビヨンドへ発砲。
そしてついにビヨンドが動き出す。ショットガンを構える動作。もう慣れた。キョウスケを信じて両手にグレネードのピンを抜いて走る。
「うぉおおおお!」
コックピットに張り付いて舌を噛んだ。グレネードにかぶりつくように血を付けて機体に貼り付けた。
「液体硬化!」
上手く喋れない。
僕の血は魔性の液体だ。これでグレネードを接着できた。すぐに離れる。
爆発、破片は辛うじて当たらなかった。
相当な威力だっただろう、ビヨンドがよろけた。そしてそこへ容赦なくスナイパーの弾丸が浴びせられた。
「まただ、キリカ、オトメ、かかるぞ!」
規制のような声を挙げてビヨンドに斬り掛かる。僕はのこりのMPでリーンフォースを発動してコックピットへ飛びついた。
「エンドスナイパー!」
まだ浅い、もっと深く!
隣ではユイトがショットガンの破壊に成功したようだ。
「出てこい!お前を殺す!」
もっと深く!
気を取られていてビヨンドの動き無視していた。キョウスケの攻撃予測を見たころには、ブースターによる回転で吹き飛ばされていた。ツルギさん以外は吹き飛ばされブレードを向けられた。
「死ぬ?」
フックショットごときの機動力ではあの剣を回避できない。僕は死を覚悟した。
視界で星がきらめいたような気がした。これが走馬灯というやつか。
「何!」
煌めいた後、ビヨンドの機体が無数の爆発で包まれた。花火大会の最後のような壮大でうるさい。真夜中の太陽だった。
「ツルギさん!うぐっ」
「大丈夫だ俺は」
ツルギさんは瞬間移動で僕を掴んでビヨンドから距離をとってくれた。
「誰かに爆弾を付けられたようだ」
「え、僕は自爆か、よくある『くっここまでか……ボカーン!』かと」
「アホか、違う。しかし一体誰が?」
隣にキリカも到着した。フックショットでどうやら助かったようだ。
「オトメ君、ツルギさん、大丈夫ですか?」
「舌をかみ切ったくらい」
「もぅ……腕再生したばかりなのに無茶しないの」
「ご、ごめん」
燃え上がる炎を見ながらビヨンドの硬直を確認した。それと同時に死んだ二人の仇をとるために、あの中身を引きずり出してやろうと決めた。
「……キャー!」
「おいおい!聞いてねぇぞ!」
「逃げろ!」
「ライヴの連中はどうした!」
下で騒ぎが聞こえる。遂に正面衝突が始まったのだ。
ビヨンドがライフルで発砲、体に染みる振動がする。狙いは完全に僕だ。まずい距離が近い。
「畜生!」
エフェクトシールドで弾丸を防ぐと、感じたことのない衝撃で数メートルも吹き飛ばされた。
「気絶……しそう」
「CPのこり31。普通死にます」
さすが神格を守護する剣、傷一つ着いていない。
「全員射線に入るな!オトメみたいになるぞ!」
そんな言い方ないんじゃないですかねぇツルギさん!
ツルギさんが指示を出した。それでもキリカとユイトは前から動かない。
再びライフルが僕に向けられる。コイツ手加減している。連続で発砲すればすぐに殺せるだろうに。
ダメだ体が動かない。
「助けて……キリカ」
キリカが体を倒す、撃たれた訳ではない、重心を倒した。そこから力強く踏み出して刀を振った。
「見事」
可憐に滞りなくフォロースルーを終えたキリカは、ゆっくりと納刀した。斬り裂いたのはビヨンドの巨大なライフルだった。大切な機関部分を大破させた。なるほど武器なら機体程の防御力がないと思ったのか。
まるでスキルを使ったのかと問を投げたい気分だ。
「させない」
「ありがとう……」
CPが徐々に回復している、あと10秒欲しい。
「……」
失ったライフルをビヨンドが興味深そうに眺める、行動が止まった、今がチャンスだ。
「その首、もらった!」
「地に返してやる」
「……」
ECF隊員二人とツルギさんだ、三人の異なる位置からの斬撃、ツルギさん以外光を放っている、スキルで斬るつもりだ。
「回避推奨」
「なんだって……?」
アイツは動いていない、どうしたんだ?キョウスケの挙動がおかしい。
ニヤリ
誰かが笑った気がした。
「お前ら、逃げろ!」
ツルギさんが叫んだあと、ビヨンドの目が光った。周囲の空気が歪んでシールドを作り出す。
ツルギさんは必死に距離を取ろうと瞬間移動で別の民家の屋根へ移動した。しかし他二人は攻撃に夢中でシールドに体がぶつかった。
急にビヨンドがライフルを投げ出し、腰の何かを掴んだ。右手には短い剣が握られていた、あの射程ではキリカに当てるくらいしかできない。
左手が一人、右手がもう一人に向けられた。
鼓膜が吹き飛ぶかと思った。
左手のショットガンが放たれた。その7割を受けた隊員は青い服が赤い色になって、見る影もなく肉片になって下に散布して落ちた。違う色も見えた気がした。
右手の剣からは橙色と青い熱を帯びた炎が10メートルは伸びた。『高出力』という言葉が相応しい。それは隊員の腸を貫いて何秒にも渡って身を焼いた。肉が焼ける匂いが後で鼻をついた。叫びのようなものを聞いたあとで虫を払うように下に振り下ろされた。
「……クソッ、己の攻撃はシールド無効か」
ツルギがカエデにシールド破壊を指示する。
「嘘だ嘘だ嘘だ」
僕はこうしてECF隊員が目の前で死ぬ姿を見たのは初めてだったかもしれない。
震えよりも怒りに似た感情が沸き立ってきた。それはビヨンドよりも自分に与えられたような、どうして助けられなかったかというような気持ちだった。
「お前を……」
腰にはもう一本の剣がある。最悪二刀流できるだろう。しかもあの光沢感、機体の金属と同一。
体を無理やり起こして、剣を杖のようにして立ち上がる。大丈夫、MPはまだある。
「殺す!」
ビヨンドがブレードを水平に振る。高熱、高威力、まともに防いではいけない。僕とキリカは跳躍で回避、すぐに着地した、ショットガンも警戒したが、それよりもユイトが平然とした顔でブレードを防いでいた。
「こんな熱、勇者の剣に通用するとでも?デカブツめ、すぐにバラバラにしてやる……『アヴァランチ・オブ・ソード』」
「やめろ、そいつに魔力攻撃は!」
忠告より先にユイトの無数の魔法剣攻撃がビヨンドに直撃、ユイトは続けて多数剣を用意、さらにビヨンドに突き刺す。
「最悪だ」
「何が起こっている?」
ビヨンドは剣の魔力を全て吸収し、橙色のオーラのようなものを放ち始めた。ブースターからは漏れだしたように魔炎が放出され、満ち溢れたように見えた。
「対象魔力増加、傷の修復に入りました」
僕が与えた少しの傷がみるみる修復された。
「いいか、アイツに魔力による攻撃は吸収されるんだ」
「さ、先に言え!クソ……神剣の力を吸い取るなんて」
後からスナイパーライフルの弾がシールドに着地した。しかし先ほどよりもシールドが強化されてまだ破壊には至らないようだ。
「俺のエーテルステップなら中に入れるか?」
ツルギはストレージからもう一本の刀を用意して腰の右側に装着した。名前は「干支詠」右手の「白の零蘭」が白色なのに大して黒色。左手で抜き二刀流の完成だ。ビヨンドが動いていない今、瞬間移動でオトメの隣に着地した。
「ツルギさん!」
「懲りずに魔力による攻撃を続けたら許容範囲を超えると思うか?」
「それは……どうでしょうか、危険にも思えます」
「俺は、コイツが飛ぶと思う」
「はい?」
「コイツが飛べば上からショットガンの嵐だ。だから仕留めるには今しかない。だが俺らは対人戦闘しか学んでいない、ならどうするか?」
「どうするんです?」
「全力で物理攻撃だ」
「……了解!!お前ら!この鉄くずに手加減するな!ぶっ壊せ!」
僕は周りに聞こえるように大きな声で叫んだ。ここまできたら作戦よりも殴る。ショットガンを壊したら十分以上、なんでもやってやる。
「……フッ任せろ」
カエデが発砲、遂にシールドを破壊した。他のスナイパーも残弾の限りビヨンドへ発砲。
そしてついにビヨンドが動き出す。ショットガンを構える動作。もう慣れた。キョウスケを信じて両手にグレネードのピンを抜いて走る。
「うぉおおおお!」
コックピットに張り付いて舌を噛んだ。グレネードにかぶりつくように血を付けて機体に貼り付けた。
「液体硬化!」
上手く喋れない。
僕の血は魔性の液体だ。これでグレネードを接着できた。すぐに離れる。
爆発、破片は辛うじて当たらなかった。
相当な威力だっただろう、ビヨンドがよろけた。そしてそこへ容赦なくスナイパーの弾丸が浴びせられた。
「まただ、キリカ、オトメ、かかるぞ!」
規制のような声を挙げてビヨンドに斬り掛かる。僕はのこりのMPでリーンフォースを発動してコックピットへ飛びついた。
「エンドスナイパー!」
まだ浅い、もっと深く!
隣ではユイトがショットガンの破壊に成功したようだ。
「出てこい!お前を殺す!」
もっと深く!
気を取られていてビヨンドの動き無視していた。キョウスケの攻撃予測を見たころには、ブースターによる回転で吹き飛ばされていた。ツルギさん以外は吹き飛ばされブレードを向けられた。
「死ぬ?」
フックショットごときの機動力ではあの剣を回避できない。僕は死を覚悟した。
視界で星がきらめいたような気がした。これが走馬灯というやつか。
「何!」
煌めいた後、ビヨンドの機体が無数の爆発で包まれた。花火大会の最後のような壮大でうるさい。真夜中の太陽だった。
「ツルギさん!うぐっ」
「大丈夫だ俺は」
ツルギさんは瞬間移動で僕を掴んでビヨンドから距離をとってくれた。
「誰かに爆弾を付けられたようだ」
「え、僕は自爆か、よくある『くっここまでか……ボカーン!』かと」
「アホか、違う。しかし一体誰が?」
隣にキリカも到着した。フックショットでどうやら助かったようだ。
「オトメ君、ツルギさん、大丈夫ですか?」
「舌をかみ切ったくらい」
「もぅ……腕再生したばかりなのに無茶しないの」
「ご、ごめん」
燃え上がる炎を見ながらビヨンドの硬直を確認した。それと同時に死んだ二人の仇をとるために、あの中身を引きずり出してやろうと決めた。
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