31 / 121
26.ルームメイトと興奮
しおりを挟む
体が痛かった。
目が覚めた時は四人が収容できる小さな一室の簡易なベッドの上。
「お目覚めですか?」
「訓練中に倒れて……運ばれた、みたいな?」
「推測通りです」
時計は四時を示している。
他に三人が寝ている。
「倫理委員会の人達は十七時で業務、訓練等を終えています。オトメはやり過ぎです」
「あぁ、悪夢みたいだったぜ……って……ん?」
枕元に服が置いてある。
「これって……制服?」
「そうですね、『倫理委員会戦闘対応制服(藍と深翡翠)』です」
薄暗い部屋で確認した二色、青色と緑色、ツルギさんの服の色と僕の服の色の共存を感じた。間違いなく僕の服だ。
「藍と深翡翠……かっこいいな……」
早速着用しようとすると、背中を叩かれた。
「うわっ!」
脅かされた。
「わぁあ!」
反射で体が飛び上がり、ベッドの上に転がった。
「だ、誰?」
「ルームメイトじゃ。お前が昨日から俺らのブラザーのオトメってやつだな?」
「うん、そう。オトメです」
『カワセミ』Green
相対レベル52(回避補正:30)
・武器:白打(耐久性LV.2、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(クソザコ耐久)
・アクセサリ:翡翠の首飾り(不明)
他スキャンを実行していません。
黒い緑の色の髪。制服を脱いでいるのだろう、Tシャツ一枚と下は制服同色のハーフパンツ。また上半身は筋肉質で日々の訓練の賜物だとわかる。
「お前PE持ちなんだろ?名前当ててくれよ」
「……カワセミ?」
「おぉ!アタリじゃ!ホントに凄いなPEとやらは!」
「なんか、鳥みたいですね」
「おう、鳥にちなんでつけてくれたらしいが……記憶はほとんどないぜ。はっはっは!」
「楽観的ですね……」
「つかお前、訓練あとに風呂入ったのか?って思うくらいにさっぱりしてんな!やっぱ風呂入ったのか?失神しながらとは強者じゃい」
確かに汗にまみれた体とは思えないくらい体が爽やかだ。
誰かが僕に水でもかけたのだろうか?
まさか……な。
「カワセミ、五月蠅いぞ。まだ起床時間じゃない」
するともう一人起きた。その人は右手でメガネを展開してスタイリッシュに掛ける。
『サイケン』Green
相対レベル60(回避補正:54)
・武器:白打(耐久性LV.2、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(綺麗で丈夫)
・アクセサリ:メガネ(チタン製、度が弱い)
他スキャンを実行していません。
少し長い黒髪、細い四肢と良いコントラストの厚い胴体がカッコイイ。
眼鏡のレンズを見るかぎり、目が悪いというわけではないようだ。
背丈が大きくてうらやましい。
「サイケン、新入りのオトメだ挨拶アイサツ!」
「……俺はサイケン、よろしく俺らの最終兵器」
「よ、よろしく」
「そういえばカワセミ、お前オトメが18歳だって知ってたか?お前より歳上だぞ」
「……げっマジかよ俺16なんだけど。オトメさんタメ口きいてごめんなさい!」
「き、気にしなくていいよ、僕もタメ口の方が楽さ」
「まぁ20の俺と16のカワセミがタメなんだ、良いだろう。勿論俺のことをサイケンで呼び捨てで構わない」
「わかった、サイケン、よろしく」
僕が握手を試みるが、サイケンはそれを無視したのか、もう一人の方向へ向かう。
「スルー!?」
「あぁ、気にすんなオトメ、アイツ照れ臭いだけだから。メガネとか似合わないんだぜ?ツルギさんの真似らしいけど」
「カワセミ何か言ったか?」
「別に」
サイケンが眠っている四人目を起こす。
「起きてんだろ?」
「バレた?」
「当たり前だ。うるさかったか?」
「まぁね」
『ガラス・エグチ・サイキッカー』Green
相対レベル50(回避補正:22)
・武器:白打(耐久性LV.1、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(何かのキャラクターの絵)
・アクセサリ:魔制御環(魔力を抑える:ステージ2)
まず名前が長い。
小柄で第一印象だと女性と間違えてしまうかも。
主色の黒髪を後ろで結んでいて、左のもみあげから広範囲で白髪が侵食している。
「16歳です」
あらかじめキョウスケが教えてくれた。
「名前長いね」
「ぼ、ボクの名前わかるの?」
目に緊張が感じられた。どうしたんだろう。
「ガ……」
「言わないで……!」
急に制された。彼にとってのアイデンティティなのか、何かの理由があるだろう。ここは言わないでおこう。
「う、うん言わないよ!」
「すごいな、ガラスの名前がわかるのか」
サイケンの反応からすると、カワセミとサイケンはガラスくんの名前がわからないのかな?
「俺らガラスの名前ガラスまでしか知らねぇんだよな。つーかガラスって硝子かよってな!」
「それを言うならお前もカワセミって翡翠かよって言われるよ。ボクだけじゃないよ」
カワセミに食いついたガラスは僕の方を向き直した。
「まず名前言わなくてありがとう。ボクはガラスで呼んでね。カワセミと同い年だけどタメでいいよね?」
「ああもちろん、よろしくガラス、僕はオトメ。目はキョウスケね」
「ナゼ私まで紹介を?」
「きっとまた独り言が多くなるだろ?」
僕の一言に三人が目を開く。
「わ、分かった……目を名前で呼ぶのには抵抗があるが……(PEってすごいな)」
「よろしくなキョウスケ!」
「よろしくキョウスケ」
「そういえばルームメイトって言ってたけど……」
「あぁ、カワセミが出しゃばったやつだな。俺ら四人はルーム210のメンバー、他に部屋は二百部屋はあるかな、その中の一つ。オトメは訓練中の気絶で連れてこられたから地理がわからないかもしれないから俺らについてくるといい。つーかツルギさんは説明しなかったのか?」
僕は首を横に振る。
「あの人も散々適当だな。戦うこと以外がガバなんだよな」
「出た出た、サイケンのツルギさん知ってるぜアピール。大した接点ないくせに」
「なっ……!いや、大体間違ってないはずだぞ!」
「ムキになってんじゃー!」
「ガラスくん、二人はあんな感じ?」
「うん、やっぱり仲いいよね」
「(ゴホン!)俺らはルームメイトだ、だからこの四人の事は四人の責任となる」
「連帯責任ってやつじゃい」
「どういうこと?」
「今俺らは見た目ではわからないだろうが、とても気が重い」
「僕が新人だから?」
「……今はまだ五時にすらなってないが、起床時間六時になれば俺らの活動が始まる」
「あぁ僕が一日のスケジュールを知らないからって……」
「違うんじゃオトメ」
「まぁ朝まで時間はあるだろう……練習だな」
「な、何の?」
三人は声を揃える。それは僕の心に圧力を加えるものだった。
「ベッドメイキングだ」
「ベッドメイキングじゃい」
「ベッドメイキングだよ」
目が覚めた時は四人が収容できる小さな一室の簡易なベッドの上。
「お目覚めですか?」
「訓練中に倒れて……運ばれた、みたいな?」
「推測通りです」
時計は四時を示している。
他に三人が寝ている。
「倫理委員会の人達は十七時で業務、訓練等を終えています。オトメはやり過ぎです」
「あぁ、悪夢みたいだったぜ……って……ん?」
枕元に服が置いてある。
「これって……制服?」
「そうですね、『倫理委員会戦闘対応制服(藍と深翡翠)』です」
薄暗い部屋で確認した二色、青色と緑色、ツルギさんの服の色と僕の服の色の共存を感じた。間違いなく僕の服だ。
「藍と深翡翠……かっこいいな……」
早速着用しようとすると、背中を叩かれた。
「うわっ!」
脅かされた。
「わぁあ!」
反射で体が飛び上がり、ベッドの上に転がった。
「だ、誰?」
「ルームメイトじゃ。お前が昨日から俺らのブラザーのオトメってやつだな?」
「うん、そう。オトメです」
『カワセミ』Green
相対レベル52(回避補正:30)
・武器:白打(耐久性LV.2、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(クソザコ耐久)
・アクセサリ:翡翠の首飾り(不明)
他スキャンを実行していません。
黒い緑の色の髪。制服を脱いでいるのだろう、Tシャツ一枚と下は制服同色のハーフパンツ。また上半身は筋肉質で日々の訓練の賜物だとわかる。
「お前PE持ちなんだろ?名前当ててくれよ」
「……カワセミ?」
「おぉ!アタリじゃ!ホントに凄いなPEとやらは!」
「なんか、鳥みたいですね」
「おう、鳥にちなんでつけてくれたらしいが……記憶はほとんどないぜ。はっはっは!」
「楽観的ですね……」
「つかお前、訓練あとに風呂入ったのか?って思うくらいにさっぱりしてんな!やっぱ風呂入ったのか?失神しながらとは強者じゃい」
確かに汗にまみれた体とは思えないくらい体が爽やかだ。
誰かが僕に水でもかけたのだろうか?
まさか……な。
「カワセミ、五月蠅いぞ。まだ起床時間じゃない」
するともう一人起きた。その人は右手でメガネを展開してスタイリッシュに掛ける。
『サイケン』Green
相対レベル60(回避補正:54)
・武器:白打(耐久性LV.2、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(綺麗で丈夫)
・アクセサリ:メガネ(チタン製、度が弱い)
他スキャンを実行していません。
少し長い黒髪、細い四肢と良いコントラストの厚い胴体がカッコイイ。
眼鏡のレンズを見るかぎり、目が悪いというわけではないようだ。
背丈が大きくてうらやましい。
「サイケン、新入りのオトメだ挨拶アイサツ!」
「……俺はサイケン、よろしく俺らの最終兵器」
「よ、よろしく」
「そういえばカワセミ、お前オトメが18歳だって知ってたか?お前より歳上だぞ」
「……げっマジかよ俺16なんだけど。オトメさんタメ口きいてごめんなさい!」
「き、気にしなくていいよ、僕もタメ口の方が楽さ」
「まぁ20の俺と16のカワセミがタメなんだ、良いだろう。勿論俺のことをサイケンで呼び捨てで構わない」
「わかった、サイケン、よろしく」
僕が握手を試みるが、サイケンはそれを無視したのか、もう一人の方向へ向かう。
「スルー!?」
「あぁ、気にすんなオトメ、アイツ照れ臭いだけだから。メガネとか似合わないんだぜ?ツルギさんの真似らしいけど」
「カワセミ何か言ったか?」
「別に」
サイケンが眠っている四人目を起こす。
「起きてんだろ?」
「バレた?」
「当たり前だ。うるさかったか?」
「まぁね」
『ガラス・エグチ・サイキッカー』Green
相対レベル50(回避補正:22)
・武器:白打(耐久性LV.1、黒、刀)
・防具:綿のシャツ(何かのキャラクターの絵)
・アクセサリ:魔制御環(魔力を抑える:ステージ2)
まず名前が長い。
小柄で第一印象だと女性と間違えてしまうかも。
主色の黒髪を後ろで結んでいて、左のもみあげから広範囲で白髪が侵食している。
「16歳です」
あらかじめキョウスケが教えてくれた。
「名前長いね」
「ぼ、ボクの名前わかるの?」
目に緊張が感じられた。どうしたんだろう。
「ガ……」
「言わないで……!」
急に制された。彼にとってのアイデンティティなのか、何かの理由があるだろう。ここは言わないでおこう。
「う、うん言わないよ!」
「すごいな、ガラスの名前がわかるのか」
サイケンの反応からすると、カワセミとサイケンはガラスくんの名前がわからないのかな?
「俺らガラスの名前ガラスまでしか知らねぇんだよな。つーかガラスって硝子かよってな!」
「それを言うならお前もカワセミって翡翠かよって言われるよ。ボクだけじゃないよ」
カワセミに食いついたガラスは僕の方を向き直した。
「まず名前言わなくてありがとう。ボクはガラスで呼んでね。カワセミと同い年だけどタメでいいよね?」
「ああもちろん、よろしくガラス、僕はオトメ。目はキョウスケね」
「ナゼ私まで紹介を?」
「きっとまた独り言が多くなるだろ?」
僕の一言に三人が目を開く。
「わ、分かった……目を名前で呼ぶのには抵抗があるが……(PEってすごいな)」
「よろしくなキョウスケ!」
「よろしくキョウスケ」
「そういえばルームメイトって言ってたけど……」
「あぁ、カワセミが出しゃばったやつだな。俺ら四人はルーム210のメンバー、他に部屋は二百部屋はあるかな、その中の一つ。オトメは訓練中の気絶で連れてこられたから地理がわからないかもしれないから俺らについてくるといい。つーかツルギさんは説明しなかったのか?」
僕は首を横に振る。
「あの人も散々適当だな。戦うこと以外がガバなんだよな」
「出た出た、サイケンのツルギさん知ってるぜアピール。大した接点ないくせに」
「なっ……!いや、大体間違ってないはずだぞ!」
「ムキになってんじゃー!」
「ガラスくん、二人はあんな感じ?」
「うん、やっぱり仲いいよね」
「(ゴホン!)俺らはルームメイトだ、だからこの四人の事は四人の責任となる」
「連帯責任ってやつじゃい」
「どういうこと?」
「今俺らは見た目ではわからないだろうが、とても気が重い」
「僕が新人だから?」
「……今はまだ五時にすらなってないが、起床時間六時になれば俺らの活動が始まる」
「あぁ僕が一日のスケジュールを知らないからって……」
「違うんじゃオトメ」
「まぁ朝まで時間はあるだろう……練習だな」
「な、何の?」
三人は声を揃える。それは僕の心に圧力を加えるものだった。
「ベッドメイキングだ」
「ベッドメイキングじゃい」
「ベッドメイキングだよ」
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
タイムワープ艦隊2024
山本 双六
SF
太平洋を横断する日本機動部隊。この日本があるのは、大東亜(太平洋)戦争に勝利したことである。そんな日本が勝った理由は、ある機動部隊が来たことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である。
この世界では、太平洋戦争で日本が勝った世界戦で書いています。(毎回、太平洋戦争系が日本ばかり勝っ世界線ですいません)逆ファイナルカウントダウンと考えてもらえればいいかと思います。只今、続編も同時並行で書いています!お楽しみに!

30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる