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第3章
3-9 スクリプツはやっぱりマッチョ
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それにしても、なんとも言えん感触。女子の生肌を触ったの、初めてだな……。いや、俺はプロのマッサージ師じゃないからな、しかも美那だしな、どうしても意識しちゃうの! って、誰に言ってるんだ? 俺。
こんだけ連んでると、夏だし、しょっちゅう腕が触れ合ったりするわけだけど、でもやっぱりそれとは違うよな。美那は俺のことを信頼してくれてるわけだから、そんな風に感じちゃいけないんだろうけど……。あんなところを学校の奴らに知られたら、命がないかもな。男子だけじゃなくて、女子――特に高1以下の後輩女子――にも命を狙われるかもしれない。
そんなことを考えていたら、ナオさんが笑顔でやってきた。
「リユくん、美那の脚をマッサージしてあげたんだよね?」
「……はい」
この展開は……。
「美那、すごく軽くなったって喜んでた。わたしもお願いできないかなぁー、とか思って。もう時間もないし、次の試合の後でもいいんだけど……」
ナオさんが遠慮がちにお願いしてくる。やっぱりそういうことだよな。
でもさすがに、ただのマッサージとはいえ、学校で殺される前に、オツに殺されるだろ、それ。ナオさんは他人の恋愛には敏感なのに、自分のことだと鈍感じゃね? オツはもうぞっこんって感じだけど、ナオさんの方は好きは好きだけど、割とドライな感じだもんな。
なんて言って、断るか。もちろんチームメイトなんだから、マッサージをすること自体は嫌じゃないんだけど。なんならオツも一緒にやるか? それなら命まで奪われることはないか?
そうだ、美那は脚を攣りそうだからやったんだよな。次の試合が終わって、ナオさんもそういう状況だったら、オツも含めてやるってことにしよう。
「あー、美那は脚がツりそうっていうから、仕方なくやったというか……だから、次の試合が終わって、そういう状況なら、もう3人まとめて面倒見ますから」
「うん。わかった。お願い」
よかったー、納得してもらえて。
「じゃあ、試合頑張ろうね!」
「うっす」
どうやらスクリプツの作戦会議は終わったらしい。メンバーの4人が立ち上がった。
ウォームアップに入る。俺も少しは慣れてきた。意外とみんな、ゴール付近では頭上のボールに注意しているっぽいから、直撃でもしなけりゃ、大丈夫そうだ。
キュームラスの選手は、同じ大学生のオツとそんな変わんない感じだったけど、スクリプツの選手たちは同じコートに立ってみると、やっぱりガタイが違う。
男3人、女1人のメンバー構成で、女子の0番佐倉さんは美那とほぼ同じ身長。でも女性としてはかなりマッチョで、レスリングの選手みたいだ。そういや有里子さんも鍛えているって言ってたけど、そんなもんじゃないな。
男子の3人は身長は俺と同じくらいで170から175センチくらい。身長的には180を超えるオツがひとり抜け出ている。だけど横に関しては、オツも全然負けてる感じだ。
モンスターズクッキーのジャックは身長も横もあるし、この4チームの中では体格的には一番だろう。でも少なくとも、この間のしおかぜ公園でのゲームでは、動きが鈍かったせいか、〝怖い〟って感じはなかったもんな。コンディションが上がった今日はちょっと違いそうな気がするけど。
美那がゆっくりドリブルしながら、近づいてくる。俺たちは連続して試合だから、ウォームアップは軽めでいいってオツからも言われた。
「リユ、ありがと。すっごく調子いい」
「ああ。でもさ、ナオさんにもお願いされちゃって、どうしようかと……」
「なんで? やってあげればいいじゃん」
美那がその場でドリブルを続けながら言う。
「いや、なんか、オツの目が怖くて」
「あーそうか……ま、確かにそれはあるかもね……男子的にはやっぱりそういう感じ?」
「まあ、俺は付き合ったことないからわかんないけど、マッサージとはいえ、他の男に触られるのはあんまり気持ちよくないんじゃないかな。医者とかプロのマッサージとかなら別だろうけど」
「でも、加奈江さんは、下手な整体院に行くよりずっといいって言ってたじゃん。つまり下手なプロよりも上手いってことでしょ?」
「仮にそうだとしても、比べてみなきゃわかんないだろうし」
「じゃあ、先に先輩をやってあげれば? そしたら、この良さわかるじゃん」
「そうだな。ナオさんには3人まとめて面倒見るって言っておいたし、そうする」
「リユは?」
「俺は自分でやるからいい」
「リユはわたしがやってあげる」
美那がにこりと笑う。素直な笑顔。
「ああ、うん」
「大丈夫だって。わたしだって部活でそれなりにやってるんだから。ま、リユみたくプロ並みとはいかないけど」
「いや、俺だって普通に素人だし」
「あーあ、リユにだったら全身をやってもらいたいくらい! リユなら安心して身を任せられるし」
身を任せられる——って、日本語の使い方を若干間違えてんじゃねえの? ま、いいけど。
ウォームアップ終了のブザーが控えめに鳴る。
一度ベンチに戻る。
「じゃ、とりあえず、フォーメーションで行く。交代もどんどんしていこう。先発は、オツ、わたし、リユで。じゃあ、行くよ」
「美那、あれやろうよ」と、ナオさん。
ナオさんが美那に耳打ち。美那がニヤりとして、頷く。
「じゃ、Z—Fourの合言葉を」
美那はそう言って、手の甲を上にして腕を出す。ナオさんもそれに続く。そして、オツさん、俺。
すぅーっと息を吸い込んだ美那が顔を上げる。手を少し下げてから、持ち上げる。
「エンジョーイ、バスケットボーール!」
全員で叫ぶ。
そして、みんなでハイタッチだ!
Scの攻撃で試合開始。
向こうの先発は、0番佐倉(女子。推定165センチ)、1番菅生(推定172センチ)、2番河野(推定175センチ)。ベンチには3番山本(推定174センチ)が控える。
第1試合の対モンスターズクッキー戦でもそうだったけど、Scは基本的に「センタートライアングル」というフォーメーションをベースにしているっぽい。
「センタートライアングル」は、アークライン内にある四角い制限区域の縦線沿いの左右に2人がポジションを取り、トップとの狭角の三角形を形成するフォーメーション。前の試合で俺たちも何度かこれを使ったけど、入門書では3つのパターンがあった。
俺はゴールに向かって右サイドの中ほどに位置する1番男子をマーク。オツが左ハイポストの2番男子をマーク。
それにしてもSc1番を間近でみると、肩や腕の筋肉が半端ねえ。男子3人の中でもこの菅生さんが一番マッチョっぽい。
0番女子がトップで、美那がチェックボールを渡す。
定石通り、0番女子は高いポジションにいる2番にパスを出す。
その2番に向かってダッシュする1番男子を、俺は追う。
1番男子がオツにスクリーンをかけ、2番はふたりを回り込むようにしてセンターにドリブルで抜け出す。
俺が2番のディフェンスに回る。
スピードに乗ったドリブルでゴールに向かう2番に、俺は左から体を寄せていく。スピードでは負けてない。
2番がシュートに入る。
俺はボールに手を伸ばす。
その瞬間、向こうの肩がドスッと当たって、跳ね飛ばされた……。
尻もちをついたまま見上げると、ボールはバスケットに吸い込まれてる。
審判の笛はナシ。
マジか。
ま、距離感的にはどっちもどっちって感じだったからなぁ。
くそ。
(Z)0対1(Sc)
2番が俺の背中を軽く叩いていく。
オツが来て、立ち上がった俺に訊く。
「大丈夫か?」
「……はい」
これが、バスケか!
プレーは続行中だ。
オツはそのままボールを拾って、ドリブルで右サイドのアークの外に出る。ゴールを決めた2番がオツのマークに付いている。
美那がトップ付近にいるので、俺は左サイドへと回る。
オツは中に入っていけないし、美那や俺にもパスを出せない状況だ。
このチームもディフェンスがいい。というか、高校バスケ部だったら、この程度は当たり前ってことか。
ショットクロックが過ぎていく。残り5秒。
そこで、オツが身長差を利用して、やや強引にジャンプしながらの2Pを放つ。
これまた外れたけど、リングに当たって、ボールはこっちに来る……はず!
Sc1番に先んじて動き出して、リバウンドをゲットだ。
ショットクロックはリセット。
でも1番のディフェンスに妨げられて、パスを出せない。
ドリブルでアークのトップに戻る。
ほぼ同時に、左サイドにいた美那がゴールに向かってカットインする。
1番から美那の動きは見えていない。
間髪入れず低い位置から美那にバウンスパスを出す。
美那は辛うじてキャッチ。
そのままステップを踏んで、シュートに行くけど、0番女子もしっかり付いている。
体が当たって、微妙に美那の軸がぶれる。
ボールはあえなくボードに当たって、コートに落ちる。
まだショットクロックは8秒残っている。
フリーのボールは美那と0番女子の取り合いになるけど、美那がうまく叩いて、俺の方にボールを出してくれる。
ダッシュでボールを奪取。
攻撃権はまだ俺たちだ。
1番がディフェンスに来てるけど、そのままドリブルでゴールに向かう。
絶対に体を使ってくるだろ、これ。
予想通り、1番が体を当ててくる。たぶんファールにはならない程度。
こっちもバイクを体重で傾けるみたいにして、対抗する。
難しいけど、ステップから左手に持ち替えて、フック気味のシュートを打つ。
ただ、やっぱり美那と同じで、軸がブレて、コントロールが狂う。
ボールはリングに弾かれる。
だけどボールはうまいこと、美那のところに飛んでいく。
ジャンプした美那がキャッチ。
一度着地して、0番女子のディフェンスを避けるように、バックステップから軽くシュートを放つ。
ボールはきれいにバスケットに吸い込まれる。
よっしゃっぁ!!
「ナイス、美那!」
オツの声が飛んでくる。
(Z)2対1(Sc)。
近くにいた美那とハイタッチ!
美那の笑顔が眩しいぜ!!
こんだけ連んでると、夏だし、しょっちゅう腕が触れ合ったりするわけだけど、でもやっぱりそれとは違うよな。美那は俺のことを信頼してくれてるわけだから、そんな風に感じちゃいけないんだろうけど……。あんなところを学校の奴らに知られたら、命がないかもな。男子だけじゃなくて、女子――特に高1以下の後輩女子――にも命を狙われるかもしれない。
そんなことを考えていたら、ナオさんが笑顔でやってきた。
「リユくん、美那の脚をマッサージしてあげたんだよね?」
「……はい」
この展開は……。
「美那、すごく軽くなったって喜んでた。わたしもお願いできないかなぁー、とか思って。もう時間もないし、次の試合の後でもいいんだけど……」
ナオさんが遠慮がちにお願いしてくる。やっぱりそういうことだよな。
でもさすがに、ただのマッサージとはいえ、学校で殺される前に、オツに殺されるだろ、それ。ナオさんは他人の恋愛には敏感なのに、自分のことだと鈍感じゃね? オツはもうぞっこんって感じだけど、ナオさんの方は好きは好きだけど、割とドライな感じだもんな。
なんて言って、断るか。もちろんチームメイトなんだから、マッサージをすること自体は嫌じゃないんだけど。なんならオツも一緒にやるか? それなら命まで奪われることはないか?
そうだ、美那は脚を攣りそうだからやったんだよな。次の試合が終わって、ナオさんもそういう状況だったら、オツも含めてやるってことにしよう。
「あー、美那は脚がツりそうっていうから、仕方なくやったというか……だから、次の試合が終わって、そういう状況なら、もう3人まとめて面倒見ますから」
「うん。わかった。お願い」
よかったー、納得してもらえて。
「じゃあ、試合頑張ろうね!」
「うっす」
どうやらスクリプツの作戦会議は終わったらしい。メンバーの4人が立ち上がった。
ウォームアップに入る。俺も少しは慣れてきた。意外とみんな、ゴール付近では頭上のボールに注意しているっぽいから、直撃でもしなけりゃ、大丈夫そうだ。
キュームラスの選手は、同じ大学生のオツとそんな変わんない感じだったけど、スクリプツの選手たちは同じコートに立ってみると、やっぱりガタイが違う。
男3人、女1人のメンバー構成で、女子の0番佐倉さんは美那とほぼ同じ身長。でも女性としてはかなりマッチョで、レスリングの選手みたいだ。そういや有里子さんも鍛えているって言ってたけど、そんなもんじゃないな。
男子の3人は身長は俺と同じくらいで170から175センチくらい。身長的には180を超えるオツがひとり抜け出ている。だけど横に関しては、オツも全然負けてる感じだ。
モンスターズクッキーのジャックは身長も横もあるし、この4チームの中では体格的には一番だろう。でも少なくとも、この間のしおかぜ公園でのゲームでは、動きが鈍かったせいか、〝怖い〟って感じはなかったもんな。コンディションが上がった今日はちょっと違いそうな気がするけど。
美那がゆっくりドリブルしながら、近づいてくる。俺たちは連続して試合だから、ウォームアップは軽めでいいってオツからも言われた。
「リユ、ありがと。すっごく調子いい」
「ああ。でもさ、ナオさんにもお願いされちゃって、どうしようかと……」
「なんで? やってあげればいいじゃん」
美那がその場でドリブルを続けながら言う。
「いや、なんか、オツの目が怖くて」
「あーそうか……ま、確かにそれはあるかもね……男子的にはやっぱりそういう感じ?」
「まあ、俺は付き合ったことないからわかんないけど、マッサージとはいえ、他の男に触られるのはあんまり気持ちよくないんじゃないかな。医者とかプロのマッサージとかなら別だろうけど」
「でも、加奈江さんは、下手な整体院に行くよりずっといいって言ってたじゃん。つまり下手なプロよりも上手いってことでしょ?」
「仮にそうだとしても、比べてみなきゃわかんないだろうし」
「じゃあ、先に先輩をやってあげれば? そしたら、この良さわかるじゃん」
「そうだな。ナオさんには3人まとめて面倒見るって言っておいたし、そうする」
「リユは?」
「俺は自分でやるからいい」
「リユはわたしがやってあげる」
美那がにこりと笑う。素直な笑顔。
「ああ、うん」
「大丈夫だって。わたしだって部活でそれなりにやってるんだから。ま、リユみたくプロ並みとはいかないけど」
「いや、俺だって普通に素人だし」
「あーあ、リユにだったら全身をやってもらいたいくらい! リユなら安心して身を任せられるし」
身を任せられる——って、日本語の使い方を若干間違えてんじゃねえの? ま、いいけど。
ウォームアップ終了のブザーが控えめに鳴る。
一度ベンチに戻る。
「じゃ、とりあえず、フォーメーションで行く。交代もどんどんしていこう。先発は、オツ、わたし、リユで。じゃあ、行くよ」
「美那、あれやろうよ」と、ナオさん。
ナオさんが美那に耳打ち。美那がニヤりとして、頷く。
「じゃ、Z—Fourの合言葉を」
美那はそう言って、手の甲を上にして腕を出す。ナオさんもそれに続く。そして、オツさん、俺。
すぅーっと息を吸い込んだ美那が顔を上げる。手を少し下げてから、持ち上げる。
「エンジョーイ、バスケットボーール!」
全員で叫ぶ。
そして、みんなでハイタッチだ!
Scの攻撃で試合開始。
向こうの先発は、0番佐倉(女子。推定165センチ)、1番菅生(推定172センチ)、2番河野(推定175センチ)。ベンチには3番山本(推定174センチ)が控える。
第1試合の対モンスターズクッキー戦でもそうだったけど、Scは基本的に「センタートライアングル」というフォーメーションをベースにしているっぽい。
「センタートライアングル」は、アークライン内にある四角い制限区域の縦線沿いの左右に2人がポジションを取り、トップとの狭角の三角形を形成するフォーメーション。前の試合で俺たちも何度かこれを使ったけど、入門書では3つのパターンがあった。
俺はゴールに向かって右サイドの中ほどに位置する1番男子をマーク。オツが左ハイポストの2番男子をマーク。
それにしてもSc1番を間近でみると、肩や腕の筋肉が半端ねえ。男子3人の中でもこの菅生さんが一番マッチョっぽい。
0番女子がトップで、美那がチェックボールを渡す。
定石通り、0番女子は高いポジションにいる2番にパスを出す。
その2番に向かってダッシュする1番男子を、俺は追う。
1番男子がオツにスクリーンをかけ、2番はふたりを回り込むようにしてセンターにドリブルで抜け出す。
俺が2番のディフェンスに回る。
スピードに乗ったドリブルでゴールに向かう2番に、俺は左から体を寄せていく。スピードでは負けてない。
2番がシュートに入る。
俺はボールに手を伸ばす。
その瞬間、向こうの肩がドスッと当たって、跳ね飛ばされた……。
尻もちをついたまま見上げると、ボールはバスケットに吸い込まれてる。
審判の笛はナシ。
マジか。
ま、距離感的にはどっちもどっちって感じだったからなぁ。
くそ。
(Z)0対1(Sc)
2番が俺の背中を軽く叩いていく。
オツが来て、立ち上がった俺に訊く。
「大丈夫か?」
「……はい」
これが、バスケか!
プレーは続行中だ。
オツはそのままボールを拾って、ドリブルで右サイドのアークの外に出る。ゴールを決めた2番がオツのマークに付いている。
美那がトップ付近にいるので、俺は左サイドへと回る。
オツは中に入っていけないし、美那や俺にもパスを出せない状況だ。
このチームもディフェンスがいい。というか、高校バスケ部だったら、この程度は当たり前ってことか。
ショットクロックが過ぎていく。残り5秒。
そこで、オツが身長差を利用して、やや強引にジャンプしながらの2Pを放つ。
これまた外れたけど、リングに当たって、ボールはこっちに来る……はず!
Sc1番に先んじて動き出して、リバウンドをゲットだ。
ショットクロックはリセット。
でも1番のディフェンスに妨げられて、パスを出せない。
ドリブルでアークのトップに戻る。
ほぼ同時に、左サイドにいた美那がゴールに向かってカットインする。
1番から美那の動きは見えていない。
間髪入れず低い位置から美那にバウンスパスを出す。
美那は辛うじてキャッチ。
そのままステップを踏んで、シュートに行くけど、0番女子もしっかり付いている。
体が当たって、微妙に美那の軸がぶれる。
ボールはあえなくボードに当たって、コートに落ちる。
まだショットクロックは8秒残っている。
フリーのボールは美那と0番女子の取り合いになるけど、美那がうまく叩いて、俺の方にボールを出してくれる。
ダッシュでボールを奪取。
攻撃権はまだ俺たちだ。
1番がディフェンスに来てるけど、そのままドリブルでゴールに向かう。
絶対に体を使ってくるだろ、これ。
予想通り、1番が体を当ててくる。たぶんファールにはならない程度。
こっちもバイクを体重で傾けるみたいにして、対抗する。
難しいけど、ステップから左手に持ち替えて、フック気味のシュートを打つ。
ただ、やっぱり美那と同じで、軸がブレて、コントロールが狂う。
ボールはリングに弾かれる。
だけどボールはうまいこと、美那のところに飛んでいく。
ジャンプした美那がキャッチ。
一度着地して、0番女子のディフェンスを避けるように、バックステップから軽くシュートを放つ。
ボールはきれいにバスケットに吸い込まれる。
よっしゃっぁ!!
「ナイス、美那!」
オツの声が飛んでくる。
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