32 / 141
第1章
1-22 接戦(1)
しおりを挟む
試合のインターバルの間にちょっとした反省会。
主にオツさんからのアドバイスとなる。
まずはナオさんから。
「ナオは、前からの課題である横の動きとかドリブルをもう少し頑張ろう。ほかのプレーは確実になってきてる。いいぞ。体力のほうはどうだ?」
「まだいけるけど、ちょっときつくなってる」
ナオさんは言葉通り、ちょっと辛そうだ。たぶん筋力の問題なんだろう。
「わかった。交代を使いながら、いけるところまでいってみよう」
次は俺を見る。
「よくなった。次は相手のレベルが上がる。その中で確実にできることをやってみろ」
「はい」と、俺も素直に答える。
「それから、2ポイントシュートのときの足の位置に気をつけろ。前もラインを踏んでたよな」
「気をつけてはいるんだけど、足元を見られないし……」
「じゃあ、ぎりぎりじゃなく、余裕を持って立て。少しくらい離れてもたいして変わらん」
「先輩、リユをかばうわけじゃないけど、サスケコートはラインがないんですよ。コートでの練習もほとんどできてないし」
「そうか。じゃあ、テープで印をつけさせてもらうとか頼んでみるんだな」
「そうですね。わかりました」
「とにかくせっかくよく入るのに、1点だけじゃもったいないからな」
なんかオツさん、めちゃ機嫌がいい。
それから試合中の動きに関してオツさんと美那が話し合い、ナオさんと俺が横で聞く。
オツさんは3x3に関しては素人だし、美那もストリートバスケでの3on3の経験が多少あるだけだ。ただ経験があるぶん、美那のほうが分析ができるらしく、オツさんがうなずいたり、質問したりしている。
「まだ練習時間も短いが、それぞれの特徴、長短所はわかってきたよな」
オツさんの言葉に3人がうなずく。
「じゃあ、次の試合ではさっきの試合の経験を生かして、お互いの長所を引き出していこう。大会まで時間はないし、合同練習と練習試合はいっさい無駄にできない。ひとつのプレーごとにチーム力を一段引き上げるくらいのつもりでやってくれ」
「リユとナオさんはこれから体力が厳しくなると思うから、無理しすぎないで。頻繁に交代して構わないから。怪我だけはしないで」
と、美那が付け足す。
第一試合終了後に田中さんから渡されたサニーサイド(SS)のメンバーは、6番(男)、8番(女)、10番(女)、それに15番の同好会キャプテン・鈴木さん。
鈴木さんは小学高学年からのバスケ歴が15年。高校のときは愛知県大会ベスト4を2回経験している。
10番の女性も中・高でバスケ部所属でバスケ歴は10年以上。
そうだ、呼び名を付けておこう。
〝10番高バス女子〟な。
8番の女性は中学バスケ部所属でバスケ歴は計6年。高校時代などにブランクがあるのだろう。
〝8番中バス女子〟と。
6番の男性はバスケ未経験だけど、高校ラグビーの経験者。新入社員ぽい。手強そうだ。
〝6番ラグビー〟な。
オツさんの分析では、鈴木さんとオツさんがいい勝負、10番高バス女子と美那が同レベル、8番中バス女子と俺、6番ラグビーとナオさんがそれぞれ対抗馬となりそうだという。
8番って、バスケ歴6年だけど、俺は一カ月。
ナオさんはボディコンタクトが弱点なのに、6番は高校ラグビーだぞ。
マジか、オツさん?
だけど、経験と特徴を考え合わせると、そういうことになるんだろうな。
オツさんと美那が相談して、美那が先発を発表する。
「先発は、オツ、わたし、リユ。ナオさんとリユは息が切れる前に随時交代して。それ以外の交代はわたしが指示する」
そろそろ始めましょうか、と田中さんが声をかけてきた。
コートに向かう途中、ナオさんが俺に小声で話しかける。
「リユ君、ぜったい2点以上は取ろうね。実はね、航太さんに内緒で例のユニフォームはもう出来上がってて、今日持ってきてるの。だからなんとしてでも勝ちたいの」
「マジっすか。早く、あれ、着たいっ」
俺の言葉にナオさんが微笑む。
「じゃあ、次も行こうか!」と、美那が俺の肩を叩く。
けっこう思い切り……。
ウォームアップ練習は両チームが混ざってするのが、3x3の流儀らしい。
練習をしながら相手を観察する。
10番高バス女子は身長160くらいか。美那より低い。ボールさばきは流石だ。シュートフォームも整っている。
8番中バス女子も160くらい。10番に比べるとレベルは低いけど、ドリブルやハンドリングなど基礎はできているっぽい。
6番ラグビーは170くらいで、半月前の俺を見てる感じ。まだハンドリングさえおぼつかない。だけど動きのキレはいい。
15番鈴木さんは言わずもがな。バスケ歴15年って、俺の年齢とほとんど変わんないじゃん。背はオツさんより少し低いけど――178から180か――ジャンプ力はあるし、技術もすごそう。
さあ、第2試合の開始だ!
向こうは10番高バス女子が控えだ。
1チーム目と、ぜんぜん動きのスピードが違う。
オツさんがマークする15番鈴木さんが巧みなドリブルで切り込んでくる。
俺は止めに入ろうとするが、俺がマークすべき8番中バス女子がカットインからパスを受け取る。
それを走りこんできた鈴木さんにパス。
いきなりダンクシュートを決められてしまった……。
がーん。
(0対1)
ゴールから落ちたボールを美那が取り、アーク外のオツさんにパス。
Zの攻撃開始だ。
8番中バス女子のマークをかわし、俺にパス。
6番ラグビーがディフェンスに来る。練習を重ねたドリブル技で振り切る……はずがしっかりつかれたままだ。
背はさほど高くないけど、ガタイがいい。立ちはだかれるとすげー迫力。
なんとかロールターンで置き去りにするも、ショットクロックは10秒経過、攻撃時間がなくなる寸前。
あわててシュートに入るが、8番中バス女子に手に当てられてしまい、6番ラグビーにボールを奪われる。
さすがラグビー出身者、ルーズボールへの反応が速い。
6番ラグビーのドリブルは下手だが、鈴木さんがパスを受け取りアーク外へ。
8番中バス女子とのパス交換、ドリブルで、最後は8番中バス女子がレイアップを決め、あっという間の3点目。
(0対3)
意外にも美那は余裕の表情。
オツさんはいつもの厳しい顔なので、内面は不明。
攻撃交代。
オツさんから美那、美那から俺、俺から美那と、パスを回すが、ディフェンスの圧が強くて、なかなか中に入っていけない。
俺がカットインするのと同時に、ボールを手にした美那がペネトレイション(※ドリブルでの中への切り込み)する。
まったく同時の動きに敵は虚をつかれている。
よし。
俺へのパスフェイクで美那は8番中バス女子を振り切り、レイアップシュートでゴール!
(2対3)
「いいぞ、ミナ、リユ!」と、オツさんから声が飛んでくる。
今度はサニーサイドの攻撃だけど、6番ラグビーのドリブルを俺がスティール。
外の美那にパスすると、美那のドリブルからインサイドのオツさんにパス。
15番鈴木さんのブロックを越えて、ダンクシュートのお返しだ!
(3対3)
鈴木さんの顔が笑っている。
ちょっと怖い。
鈴木さんから何か囁かれた6番ラグビーのディフェンスがきつくなる。
俺が低いドリブルで抜きかけると、接触寸前のガードで止めようとする。
フェイントを入れてみると、6番ラグビーは惑わされ、俺は視界に入ってきた美那へのパス&カット。
6番ラグビーはついてこられない。
美那からボールを再び受けた俺は、さらに美那へのパスフェイクを入れて、8番中バス女子も振り切る。
華麗なレイアップのはずが、リングに嫌われる。
くっそぉー!
「おしい、リユ」と、美那から励まし。
美那のやつも、楽しそうに笑ってやがる。
ボールはSSに移る。
8番中バス女子はペネトレイションとみせかけて、バックステップからの2ポイントショットを放つ。
リングに綺麗に吸い込まれていく……。
うわ、一気に4点。
(3対7)
ミックスでの女子の2ポイントはヤバいな。
しかも序盤から結構走っているので、すでに息は上がりかけている。
それでも休んではいられない。
オツさんのミドルショットのリバウンドをなんと俺がゲット。
すばやく美那にパス。
美那はディフェンスを避けて外に回り込んでから、ジャンピングシュート。
決まった!
(5対7)
主にオツさんからのアドバイスとなる。
まずはナオさんから。
「ナオは、前からの課題である横の動きとかドリブルをもう少し頑張ろう。ほかのプレーは確実になってきてる。いいぞ。体力のほうはどうだ?」
「まだいけるけど、ちょっときつくなってる」
ナオさんは言葉通り、ちょっと辛そうだ。たぶん筋力の問題なんだろう。
「わかった。交代を使いながら、いけるところまでいってみよう」
次は俺を見る。
「よくなった。次は相手のレベルが上がる。その中で確実にできることをやってみろ」
「はい」と、俺も素直に答える。
「それから、2ポイントシュートのときの足の位置に気をつけろ。前もラインを踏んでたよな」
「気をつけてはいるんだけど、足元を見られないし……」
「じゃあ、ぎりぎりじゃなく、余裕を持って立て。少しくらい離れてもたいして変わらん」
「先輩、リユをかばうわけじゃないけど、サスケコートはラインがないんですよ。コートでの練習もほとんどできてないし」
「そうか。じゃあ、テープで印をつけさせてもらうとか頼んでみるんだな」
「そうですね。わかりました」
「とにかくせっかくよく入るのに、1点だけじゃもったいないからな」
なんかオツさん、めちゃ機嫌がいい。
それから試合中の動きに関してオツさんと美那が話し合い、ナオさんと俺が横で聞く。
オツさんは3x3に関しては素人だし、美那もストリートバスケでの3on3の経験が多少あるだけだ。ただ経験があるぶん、美那のほうが分析ができるらしく、オツさんがうなずいたり、質問したりしている。
「まだ練習時間も短いが、それぞれの特徴、長短所はわかってきたよな」
オツさんの言葉に3人がうなずく。
「じゃあ、次の試合ではさっきの試合の経験を生かして、お互いの長所を引き出していこう。大会まで時間はないし、合同練習と練習試合はいっさい無駄にできない。ひとつのプレーごとにチーム力を一段引き上げるくらいのつもりでやってくれ」
「リユとナオさんはこれから体力が厳しくなると思うから、無理しすぎないで。頻繁に交代して構わないから。怪我だけはしないで」
と、美那が付け足す。
第一試合終了後に田中さんから渡されたサニーサイド(SS)のメンバーは、6番(男)、8番(女)、10番(女)、それに15番の同好会キャプテン・鈴木さん。
鈴木さんは小学高学年からのバスケ歴が15年。高校のときは愛知県大会ベスト4を2回経験している。
10番の女性も中・高でバスケ部所属でバスケ歴は10年以上。
そうだ、呼び名を付けておこう。
〝10番高バス女子〟な。
8番の女性は中学バスケ部所属でバスケ歴は計6年。高校時代などにブランクがあるのだろう。
〝8番中バス女子〟と。
6番の男性はバスケ未経験だけど、高校ラグビーの経験者。新入社員ぽい。手強そうだ。
〝6番ラグビー〟な。
オツさんの分析では、鈴木さんとオツさんがいい勝負、10番高バス女子と美那が同レベル、8番中バス女子と俺、6番ラグビーとナオさんがそれぞれ対抗馬となりそうだという。
8番って、バスケ歴6年だけど、俺は一カ月。
ナオさんはボディコンタクトが弱点なのに、6番は高校ラグビーだぞ。
マジか、オツさん?
だけど、経験と特徴を考え合わせると、そういうことになるんだろうな。
オツさんと美那が相談して、美那が先発を発表する。
「先発は、オツ、わたし、リユ。ナオさんとリユは息が切れる前に随時交代して。それ以外の交代はわたしが指示する」
そろそろ始めましょうか、と田中さんが声をかけてきた。
コートに向かう途中、ナオさんが俺に小声で話しかける。
「リユ君、ぜったい2点以上は取ろうね。実はね、航太さんに内緒で例のユニフォームはもう出来上がってて、今日持ってきてるの。だからなんとしてでも勝ちたいの」
「マジっすか。早く、あれ、着たいっ」
俺の言葉にナオさんが微笑む。
「じゃあ、次も行こうか!」と、美那が俺の肩を叩く。
けっこう思い切り……。
ウォームアップ練習は両チームが混ざってするのが、3x3の流儀らしい。
練習をしながら相手を観察する。
10番高バス女子は身長160くらいか。美那より低い。ボールさばきは流石だ。シュートフォームも整っている。
8番中バス女子も160くらい。10番に比べるとレベルは低いけど、ドリブルやハンドリングなど基礎はできているっぽい。
6番ラグビーは170くらいで、半月前の俺を見てる感じ。まだハンドリングさえおぼつかない。だけど動きのキレはいい。
15番鈴木さんは言わずもがな。バスケ歴15年って、俺の年齢とほとんど変わんないじゃん。背はオツさんより少し低いけど――178から180か――ジャンプ力はあるし、技術もすごそう。
さあ、第2試合の開始だ!
向こうは10番高バス女子が控えだ。
1チーム目と、ぜんぜん動きのスピードが違う。
オツさんがマークする15番鈴木さんが巧みなドリブルで切り込んでくる。
俺は止めに入ろうとするが、俺がマークすべき8番中バス女子がカットインからパスを受け取る。
それを走りこんできた鈴木さんにパス。
いきなりダンクシュートを決められてしまった……。
がーん。
(0対1)
ゴールから落ちたボールを美那が取り、アーク外のオツさんにパス。
Zの攻撃開始だ。
8番中バス女子のマークをかわし、俺にパス。
6番ラグビーがディフェンスに来る。練習を重ねたドリブル技で振り切る……はずがしっかりつかれたままだ。
背はさほど高くないけど、ガタイがいい。立ちはだかれるとすげー迫力。
なんとかロールターンで置き去りにするも、ショットクロックは10秒経過、攻撃時間がなくなる寸前。
あわててシュートに入るが、8番中バス女子に手に当てられてしまい、6番ラグビーにボールを奪われる。
さすがラグビー出身者、ルーズボールへの反応が速い。
6番ラグビーのドリブルは下手だが、鈴木さんがパスを受け取りアーク外へ。
8番中バス女子とのパス交換、ドリブルで、最後は8番中バス女子がレイアップを決め、あっという間の3点目。
(0対3)
意外にも美那は余裕の表情。
オツさんはいつもの厳しい顔なので、内面は不明。
攻撃交代。
オツさんから美那、美那から俺、俺から美那と、パスを回すが、ディフェンスの圧が強くて、なかなか中に入っていけない。
俺がカットインするのと同時に、ボールを手にした美那がペネトレイション(※ドリブルでの中への切り込み)する。
まったく同時の動きに敵は虚をつかれている。
よし。
俺へのパスフェイクで美那は8番中バス女子を振り切り、レイアップシュートでゴール!
(2対3)
「いいぞ、ミナ、リユ!」と、オツさんから声が飛んでくる。
今度はサニーサイドの攻撃だけど、6番ラグビーのドリブルを俺がスティール。
外の美那にパスすると、美那のドリブルからインサイドのオツさんにパス。
15番鈴木さんのブロックを越えて、ダンクシュートのお返しだ!
(3対3)
鈴木さんの顔が笑っている。
ちょっと怖い。
鈴木さんから何か囁かれた6番ラグビーのディフェンスがきつくなる。
俺が低いドリブルで抜きかけると、接触寸前のガードで止めようとする。
フェイントを入れてみると、6番ラグビーは惑わされ、俺は視界に入ってきた美那へのパス&カット。
6番ラグビーはついてこられない。
美那からボールを再び受けた俺は、さらに美那へのパスフェイクを入れて、8番中バス女子も振り切る。
華麗なレイアップのはずが、リングに嫌われる。
くっそぉー!
「おしい、リユ」と、美那から励まし。
美那のやつも、楽しそうに笑ってやがる。
ボールはSSに移る。
8番中バス女子はペネトレイションとみせかけて、バックステップからの2ポイントショットを放つ。
リングに綺麗に吸い込まれていく……。
うわ、一気に4点。
(3対7)
ミックスでの女子の2ポイントはヤバいな。
しかも序盤から結構走っているので、すでに息は上がりかけている。
それでも休んではいられない。
オツさんのミドルショットのリバウンドをなんと俺がゲット。
すばやく美那にパス。
美那はディフェンスを避けて外に回り込んでから、ジャンピングシュート。
決まった!
(5対7)
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
[1分読書]彼女を寝取られたので仕返しします・・・
無責任
青春
僕は武田信長。高校2年生だ。
僕には、中学1年生の時から付き合っている彼女が・・・。
隣の小学校だった上杉愛美だ。
部活中、軽い熱中症で倒れてしまった。
その時、助けてくれたのが愛美だった。
その後、夏休みに愛美から告白されて、彼氏彼女の関係に・・・。
それから、5年。
僕と愛美は、愛し合っていると思っていた。
今日、この状況を見るまでは・・・。
その愛美が、他の男と、大人の街に・・・。
そして、一時休憩の派手なホテルに入って行った。
僕はどうすれば・・・。
この作品の一部に、法令違反の部分がありますが、法令違反を推奨するものではありません。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
姉らぶるっ!!
藍染惣右介兵衛
青春
俺には二人の容姿端麗な姉がいる。
自慢そうに聞こえただろうか?
それは少しばかり誤解だ。
この二人の姉、どちらも重大な欠陥があるのだ……
次女の青山花穂は高校二年で生徒会長。
外見上はすべて完璧に見える花穂姉ちゃん……
「花穂姉ちゃん! 下着でウロウロするのやめろよなっ!」
「んじゃ、裸ならいいってことねっ!」
▼物語概要
【恋愛感情欠落、解離性健忘というトラウマを抱えながら、姉やヒロインに囲まれて成長していく話です】
47万字以上の大長編になります。(2020年11月現在)
【※不健全ラブコメの注意事項】
この作品は通常のラブコメより下品下劣この上なく、ドン引き、ドシモ、変態、マニアック、陰謀と陰毛渦巻くご都合主義のオンパレードです。
それをウリにして、ギャグなどをミックスした作品です。一話(1部分)1800~3000字と短く、四コマ漫画感覚で手軽に読めます。
全編47万字前後となります。読みごたえも初期より増し、ガッツリ読みたい方にもお勧めです。
また、執筆・原作・草案者が男性と女性両方なので、主人公が男にもかかわらず、男性目線からややずれている部分があります。
【元々、小説家になろうで連載していたものを大幅改訂して連載します】
【なろう版から一部、ストーリー展開と主要キャラの名前が変更になりました】
【2017年4月、本幕が完結しました】
序幕・本幕であらかたの謎が解け、メインヒロインが確定します。
【2018年1月、真幕を開始しました】
ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
[1分読書] 高校生 家を買う そして同棲する・・・
無責任
青春
≪カクヨム 部門別 日間7位 週間11位 月間12位 年間90位 累計144位≫
<毎日更新 1分読書> 親が死ぬ。運命の歯車が変わりはじめる
ショートバージョンを中心に書いてあります。
カクヨムは、公開停止になったのでこちらを一気に公開します。
公開停止になるほどではないと思うのですが・・・。
今まで公開していた所が5章の最後まで・・・。 7/29中に全て公開します。
その後は通常連載通りに・・・。
両親が死んだ。
親戚もほとんどいない。
別にかっこいいわけでもない。
目立たない、ボッチの少年。
ただ、まじめなだけ・・・。
そんな少年が家を買う。
そして幼馴染との距離が近づいていく。
幼馴染の妊娠による裏切り、別れ。ひとりぼっちに。
新たな出会いが・・・。
最後はハッピーエンドを予定しています。
紹介文などはネタバレしないように少しづつ更新します。
1章:家を買うまでを描写します。
主人公は、最初、茫然としているので淡々と・・・。
2章:幼馴染に告白して・・・寝取られ・・・別れ。
3章:新たな出会い
転校生の星山星華との出会い
そして彼氏、彼女の関係に・・・。
4章:新しい高校生活(前編)
4.5章:とりあえずのエピローグ
当初のエンディングをそのまま掲載したいと思います。
4.6章 田中めぐみ
あたしがセックスしたときの裏話から・・・。
3話でひとつの作品だと思っています。
読者の皆様からは、あまり良いイメージを持たれていない章になります。
4章:新しい高校生活(後編)
5章:大学生活(楽しいの大学生活)
5章:大学生活(妊娠、そして・・・)
5章:大学生活(子供がいる大学生活)
5.5章 田中家の両親
6章:めぐみのいる新生活(めぐみとの再会)
6章 めぐみのいる新生活(めぐみの仕事)
もっと書きたいと思ったのでできる限り書きます。
こういう展開が良いなどあれば、教えて頂けると助かります。
頑張りますのでよろしくお願いします。
まだまだ、投稿初心者なので投稿予定の話を少しずつ手直しを頑張っています。
カクヨムで公開停止になる前の情報
ブックマーク:1,064
PV数 :244,365PV
☆星 :532
レビュー :212
♡ハート :5,394
コメント数 :134
皆さま、ありがとうございました。
再度アップしましたが、カクヨムを撤退しました。
ブックマーク:332
PV数 :109,109PV
☆星 :183
レビュー :68
♡ハート :2,879
コメント数 :25
カクヨムではありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる