【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-

ジェルミ

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第4部 決戦

第27話 Blue flame

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 俺達は突き進む。
 冒険者8人で3列になり、24人誰も欠けることもなく。
 まるで風のように、そして力強く。
 レッドキャップを倒すために。

 タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ!
      ブシュ、ドバッ!!グサッ!ドバッ!!グサッ!ブシュ!

 向かってくるゴブリンを、俺達は風のように断ち切りながら走る。

 タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ、タッ!
            ブシュ、ドバッ!!グサッ!ドバッ!!グサッ!ブシュ!

 見えてきた!
 先頭の騎士団はレッドキャップ相手に壊滅状態だ。
 だが後続はそんなことは知らずに進んでくる。

 そしてレッドキャップは斧を下げ、はすに構えてニヤリと笑う。
 格好かっこう餌食えものがきたと。

「みなさんはゴブリンの牽制をお願いします」
「おう、気を付けろよ」
 コンラードさんが答える。
「はい、行ってきます!」

 俺は走りながら右手にバスタード・ソード、そして左腕に『収納防御』をまとった。
 レッドキャップは一歩踏み込んだと思うと、すぐ目の前にいた。
 ガッ!!
 とっさに『収納防御』を纏った左腕を出し、攻撃の衝撃をしながら右手の剣を水平に振るう。
 シュッ!!
 かわされる。
 なんて速い動きなんだ。

 ギィ!
 レッドキャップは首をかしげる。
 防がれたことが腑に落ちないのだろう。

 【メンタルスキル】で落ち着き、で策を練る。

 俺に出来ることは奴の攻撃を受けた時に、一瞬動きが止まる。
 その隙を狙って剣を振るうのみだ。

 奴の攻撃を『収納防御』で受けるたびにMPが減っていく。

 ガッ!!ガッ!!ガッ!!ガッ!!ガッ!!

 MP130⇒125⇒120⇒115⇒110⇒105⇒100⇒95

 奴はイラついたように連続攻撃をしかけてくる。
 そして俺も左手に魔力を貯める。

 そして待っていた瞬間が来た。
 スカッ!
「ウギィ!?」
 レッドキャップの斧を俺は左腕で受け止めた。
 その瞬間、斧の先をストレージで収納し口を閉じたのだ。
 そのため、斧を抜くことが出来ない。
 
 レッドキャップは掴んだ右手で斧を引き抜こうとし、手を放していない。
 俺は右手のバスターソードをすかさず、突き刺す。

「ギッ!」

 奴は左手でバスターソードの刃を受け止めた。
 これで両手が塞がったな。
 
 斧を受け止めている左腕を、そのまま奴の顔の前にずらした。
 そして左手に貯めていた魔力を一気に放出する!!

Blue flameブルー フレイム!!(青い炎)」

 ゴウォ………………………!!!

 約10,000℃の青い炎が、近距離からレッドキャップの顔を包む。
 ガスバーナーで炙られているのと同じだ。

 グギャァ~~~~~~~!!

 バグベアを倒した際に、剣に纏わせた青い炎の応用だ。
 生活魔法の火と風を使い、近距離なら魔力放出は可能だと思ったのだ。

 MP95⇒85⇒75⇒65⇒55

 レッドキャップの赤い帽子は焼け、奴は両手を離し後ろに下がった。
 その隙に奴の斧は完全に収納しておいた。

 グギギギギ...........................

 奴の顔は焼けただれ、両目は白く焼けている。
 もう目が見ない、これで戦いやすくなったはずだ。
 
「みなさん、キングは目が見えません。焦らず確実に倒しましょう」

 ゴブリンの動きが突然悪くなり、統制が取れないのかオロオロしている。
 中には森に帰って行く個体までいる。

「おい、見ろ!ゴブリン達が森に帰って行くぞ」
「キングの呪縛が解けたんだ」

 ゴブリンの過半数は逃げ始めている。
 これで俺達、冒険者は役目は終わったはずだ。
 早くこの場を離れよう。

「騎士団の諸君。キングを倒せばこの苦しい戦いも終わりだ」
 見るとナウム副長が決着がついたと思ったのか、馬に乗り戦場まで出てきていた。
「名を上げるチャンスだ。キング(レッドキャップ)を倒せ!」

「「「 お~~~~!! 」」」

 騎士団がレッドキャップ目掛けて群がる。
 まるで勝ったかのように。
 

 そしてそれは起こった。
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