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ところがテーマパークでデートする2日前の夜、悠斗の元に電話が入る。恋人の後輩だという、長野俊という男性からだった。
「もしもし、松村悠斗さんですか? 僕、彼女さんの後輩で長野俊っていうんですけど、彼女さんがゼミの同期の飲み会で飲みすぎて終電がなくなったそうで……。彼女さんを泊めてもらうことってできませんか?」
長野は切実な声で悠斗に訴えかける。彼女を泊めてあげたいのはやまやまだったが、悠斗もダブルスクールとゼミの課題で疲れていた。
「申し訳ないけど、キツイわ……。泊めてあげたいけど俺も疲れてて……。他の子もいるなら長野君の家に泊めてもらえる?」悠斗が断ると、長野は「そうですよね……。わかりました」と言って電話を切る。
彼女が酔って終電を逃したのはこれが初めてではない。以前にもバイト先の飲み会で酔って終電を逃し、彼女はバイト先の男の先輩の家に泊まったことがある。悠斗がその件について彼女に注意すると、次からは気をつけるとのことだったので、悠斗は彼女を信用していた。が、それも裏切られる結果となる。
「もしもし、松村悠斗さんですか? 僕、彼女さんの後輩で長野俊っていうんですけど、彼女さんがゼミの同期の飲み会で飲みすぎて終電がなくなったそうで……。彼女さんを泊めてもらうことってできませんか?」
長野は切実な声で悠斗に訴えかける。彼女を泊めてあげたいのはやまやまだったが、悠斗もダブルスクールとゼミの課題で疲れていた。
「申し訳ないけど、キツイわ……。泊めてあげたいけど俺も疲れてて……。他の子もいるなら長野君の家に泊めてもらえる?」悠斗が断ると、長野は「そうですよね……。わかりました」と言って電話を切る。
彼女が酔って終電を逃したのはこれが初めてではない。以前にもバイト先の飲み会で酔って終電を逃し、彼女はバイト先の男の先輩の家に泊まったことがある。悠斗がその件について彼女に注意すると、次からは気をつけるとのことだったので、悠斗は彼女を信用していた。が、それも裏切られる結果となる。
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