花束のような日々

相沢 朋美

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 翌朝、悠斗宛に長野からショートメールが来ていた。昨夜の電話の後の後日談について書かれている。
「長野俊です。夜遅くにすみませんでした。あれから他の子とみんなで僕の家に泊まったのですが、彼女さんが実家に帰りたいと泣き出して……。それはそれは大変でした」
長野からのショートメールを見て、悠斗は呆れ返った。今回の飲み会の会場は彼女の実家から遠く離れた場所にあるそう。それなら終電がなくなる前に帰ればよかったのに、と悠斗は思った。長野が悠斗に事後報告をしていたことなど露知らず、彼女はバイトの休憩時間に悠斗へ「明日のデートの集合時間どうする?」とLINEを送ってくる。悠斗は公認会計士の資格取得の授業を控えており、その後彼女に電話しようと考えていた。悠斗は彼女に「公認会計士の授業あるし夜電話する」とLINEを送る。
 公認会計士の資格取得の授業が終わったタイミングで、悠斗は彼女に電話をかけた。彼女はバイトが終わってから1時間ほど待っていたそう。
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