36 / 45
第二章 チーム戦?
第36話 ついに認める?
しおりを挟む
そんな、一美は総達を獲物を見つけた。そして身に宿る獣の力。
暗闇の中を、移動しながら、その姿を視界の中心から外さない。
その脇で、自分にも見せたことのないような、媚びた笑みをこぼす友人。
それに対し、美人で派手な子が、明らかに卑猥な言動を平気でして、なにがなんでも総の目を向けようと頑張る。
その脇では、ちょっとおとなしそうな子と、中学生くらいの子が固めている。
その後ろには、仏頂面した女の子と、前に逃げられた獲物の男。
後ろの2人は別にいい。
問題は、総よ。
こうして追いかけているのに、完全に気がついている。
いつから? いや最初っから?
どうして、足がすくむの? どうしたのこれは?
すると総が、隣に居る中学生に何かを言うと、恐怖が消えた。
あの子も、能力者?
でも感じない。
はっ。前に奏が言っていた言葉。能力の隠蔽と、能力者の実力が大きすぎると理解できない。
そんな。私は、獣の力。
昆虫みたいな非力じゃない。
きっと隠蔽ね。
私は強いもの、ほら軟派目当てで、声をかける三人組だって瞬殺よ。
やがて、彼らは参拝を済ませ、そのまま山側の公園へと向かっていく。
彼らに、誰かが声をかける。
「あれ、前田や浅井? 偶然だな。今年はこっちで見るのか?」
「黒瀬?」
花蓮が気がついたが、くみは嫌そうな顔をする。
「ああ。おひさ」
花蓮も、気がついたのか嫌そうな、顔になる。
「ちょっと見ないうちに、雰囲気が変わったね」
そうこいつは、今現在。力を使って、何かをしている。
「まあ色々あってね。もう高校生だし。知らなかった事も覚えて、少し大人になったのさ」
そんなことを言っているが、力が効かないことに気がついた。
「おまえらなんで、力を感じないのに」
目を見ると、何かを出しているのか怪しく目が光っている。
奏が教えてくれる。
「何か音が聞こえる。とても不快。対象を操るのかもしれない」
そう言っている奏も、力を使っていて。周囲から、急速に人気がなくなる。
「畜生」
そう言って、逃げようとするが、明智と安田さんにぶつかる。
花蓮に向いて聞く。
「良いのか?」
「うんまあ。力を使ってきたなら敵よ」
皆が、一蹴りする。
その中で一人。怖くて震えている人間がいた。その異様な雰囲気の中、安田千夏ちゃんは力を持っていない。
当然理解ができず。ただただ、異様な雰囲気。
頭の中ではパニックだ。
自身がスカートで、地面に座り込み。皆に中身を見せていることなど、全く気にならない。
いや、気にしている余裕がない。
そして目の前で、もがきながらさっきの男が、闇へと沈む。
なにが起こっているの?
そう考え、隣の明智を見ると、嬉しそうな顔だった。
同時に、自分にも何かが流れ込んでくる。
そして、目を開ける。
自分の前に居る化け物と、手を繋ぐ化け物。その強さに気がつく。
そう。今の一瞬で、光あふれる世界で何かを捕まえてきた。
足が震える。
足が震えるが、本能が勝つ。
光を……。
「あっ」
発しようとした刹那。頭を掴まれる。
ついでに、明智も。総に捕まり浸食される。
「命令。仲良くして」
「「はい」」
「あーあ。したくはなかったが。しちゃったか」
だが、束縛は弱くしてある。
くみ達のときとは違い。力もコントロールできるようになっているし、今は彼女を求めていない。
うまく、コントロールが出来たようだ。
そしてそれを見ていた、一美。
ふらふらと、出てきて。
力なくぽすぽすと、攻撃をする。
そして、食われるではなく、浸食を受ける。
子供のときから、守り。ふがいない姿を見て、いじめもしたが。
総を一美は好きだった。
そのために空手まで習って、頑張った。
その頼りない姿を見たくなくて離れたが、ずっと。
そんな気持ちが、急にわき上がってくる。
一美は、総にすがりつき告白をする。
「総。私のことを好きになっても良いのよ。許してあげる」
そう言った瞬間。周りの目は剣呑になる。
「あん?何だそれ」
総は、つい返す。
一美は周りの空気が変わったことを、当然理解する。
あわあわしながらも、口をついて出る言葉は、能力による束縛を振り切り攻撃的台詞ばかり。
「どうして、分かってくれないのよ」
そう言っても、一美の口から吐かれる台詞は、すべて上から。
なにを分かれと?
そうして。やっと、素直に言うことを心に決めた一美は、口を開く。
するとお約束の、花火の轟音。
「うわあ綺麗」
すでに皆は、花火が見える方へと移動。
それから数日後。一美は総の家に泣きながらやって来た。
眷属としての、上の者からの受容。
そう。接触し力を分けてもらえないと、肉体的飢餓がくる。
「総。何でもするから頂戴」
そんなことを言いながら、来たようだが。そこには奏が座っていた。
きちんと、礼儀よく頂くもの。
そんな、誰が決めたか分からない説教をくらい。泣く羽目になる。
そうして、グループにおいて最下層に収まった。
暗闇の中を、移動しながら、その姿を視界の中心から外さない。
その脇で、自分にも見せたことのないような、媚びた笑みをこぼす友人。
それに対し、美人で派手な子が、明らかに卑猥な言動を平気でして、なにがなんでも総の目を向けようと頑張る。
その脇では、ちょっとおとなしそうな子と、中学生くらいの子が固めている。
その後ろには、仏頂面した女の子と、前に逃げられた獲物の男。
後ろの2人は別にいい。
問題は、総よ。
こうして追いかけているのに、完全に気がついている。
いつから? いや最初っから?
どうして、足がすくむの? どうしたのこれは?
すると総が、隣に居る中学生に何かを言うと、恐怖が消えた。
あの子も、能力者?
でも感じない。
はっ。前に奏が言っていた言葉。能力の隠蔽と、能力者の実力が大きすぎると理解できない。
そんな。私は、獣の力。
昆虫みたいな非力じゃない。
きっと隠蔽ね。
私は強いもの、ほら軟派目当てで、声をかける三人組だって瞬殺よ。
やがて、彼らは参拝を済ませ、そのまま山側の公園へと向かっていく。
彼らに、誰かが声をかける。
「あれ、前田や浅井? 偶然だな。今年はこっちで見るのか?」
「黒瀬?」
花蓮が気がついたが、くみは嫌そうな顔をする。
「ああ。おひさ」
花蓮も、気がついたのか嫌そうな、顔になる。
「ちょっと見ないうちに、雰囲気が変わったね」
そうこいつは、今現在。力を使って、何かをしている。
「まあ色々あってね。もう高校生だし。知らなかった事も覚えて、少し大人になったのさ」
そんなことを言っているが、力が効かないことに気がついた。
「おまえらなんで、力を感じないのに」
目を見ると、何かを出しているのか怪しく目が光っている。
奏が教えてくれる。
「何か音が聞こえる。とても不快。対象を操るのかもしれない」
そう言っている奏も、力を使っていて。周囲から、急速に人気がなくなる。
「畜生」
そう言って、逃げようとするが、明智と安田さんにぶつかる。
花蓮に向いて聞く。
「良いのか?」
「うんまあ。力を使ってきたなら敵よ」
皆が、一蹴りする。
その中で一人。怖くて震えている人間がいた。その異様な雰囲気の中、安田千夏ちゃんは力を持っていない。
当然理解ができず。ただただ、異様な雰囲気。
頭の中ではパニックだ。
自身がスカートで、地面に座り込み。皆に中身を見せていることなど、全く気にならない。
いや、気にしている余裕がない。
そして目の前で、もがきながらさっきの男が、闇へと沈む。
なにが起こっているの?
そう考え、隣の明智を見ると、嬉しそうな顔だった。
同時に、自分にも何かが流れ込んでくる。
そして、目を開ける。
自分の前に居る化け物と、手を繋ぐ化け物。その強さに気がつく。
そう。今の一瞬で、光あふれる世界で何かを捕まえてきた。
足が震える。
足が震えるが、本能が勝つ。
光を……。
「あっ」
発しようとした刹那。頭を掴まれる。
ついでに、明智も。総に捕まり浸食される。
「命令。仲良くして」
「「はい」」
「あーあ。したくはなかったが。しちゃったか」
だが、束縛は弱くしてある。
くみ達のときとは違い。力もコントロールできるようになっているし、今は彼女を求めていない。
うまく、コントロールが出来たようだ。
そしてそれを見ていた、一美。
ふらふらと、出てきて。
力なくぽすぽすと、攻撃をする。
そして、食われるではなく、浸食を受ける。
子供のときから、守り。ふがいない姿を見て、いじめもしたが。
総を一美は好きだった。
そのために空手まで習って、頑張った。
その頼りない姿を見たくなくて離れたが、ずっと。
そんな気持ちが、急にわき上がってくる。
一美は、総にすがりつき告白をする。
「総。私のことを好きになっても良いのよ。許してあげる」
そう言った瞬間。周りの目は剣呑になる。
「あん?何だそれ」
総は、つい返す。
一美は周りの空気が変わったことを、当然理解する。
あわあわしながらも、口をついて出る言葉は、能力による束縛を振り切り攻撃的台詞ばかり。
「どうして、分かってくれないのよ」
そう言っても、一美の口から吐かれる台詞は、すべて上から。
なにを分かれと?
そうして。やっと、素直に言うことを心に決めた一美は、口を開く。
するとお約束の、花火の轟音。
「うわあ綺麗」
すでに皆は、花火が見える方へと移動。
それから数日後。一美は総の家に泣きながらやって来た。
眷属としての、上の者からの受容。
そう。接触し力を分けてもらえないと、肉体的飢餓がくる。
「総。何でもするから頂戴」
そんなことを言いながら、来たようだが。そこには奏が座っていた。
きちんと、礼儀よく頂くもの。
そんな、誰が決めたか分からない説教をくらい。泣く羽目になる。
そうして、グループにおいて最下層に収まった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる