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生徒たちが校門へと向かう中、矢野だけが校舎へと逆走していく。走る意味などなかったが走らずにはいられなかった。
矢野は校舎内に入ると葉崎の影を探しながら職員室へと向かった。
「……失礼します」
勢いでドアを叩いたものの、開いた先に葉崎の姿はなかった。矢野に気がついた担任教師が声をかけてくる。
「矢野くん、どうしたの?」
「葉崎先生……いないっすか」
「葉崎先生は……えーっと、進路指導室で個人面談中じゃないかしら? もうすぐ戻ってくると思うけれど……ちょっと待っていたら?」
矢野の問いに担任教師は不思議そうにそう答える。
「いや、いいです……失礼しました」
考え無しで来てしまったので他の教師たちにあれこれ突っ込まれると困る。矢野は職員室のドアを閉じて、再び廊下を走り出した。
進路指導室は隣の校舎である二号館の二階にある。矢野は渡り廊下に足音を響かせながら人気のない二号館へと向かった。
二号館の一階には図書室があり普段は人の通りがあるのだが、今日は開いていないようで静まり返っている。
矢野が一段抜かしで階段を駆け上がり、指導室に着くまで誰ともすれ違うことはなかった。ドアの前で膝に手をついて息を切らしていると、中からガタガタと椅子を引く音が聞こえ、足音が近づいてくる。矢野はドアから少し離れて人が出てくるのを待った。
すぐに立て付けの悪い音とともにドアが開かれる。
「先生、ありがとうございました」
「ええ、試験までもう少しですからね、頑張ってください」
そう言って指導室から出てきたのは葉崎と、矢野とは面識のない女子生徒だった。恐らく葉崎のクラスの生徒だろう。
「はい。さようなら…………?」
女子生徒はチラリと矢野を見て不思議そうな表情で指導室を後にした。
葉崎はドアの前で女子生徒を見送ると、矢野に視線を向けた。目が合うと葉崎は一瞬顔を強張らせたが、すぐに穏やかな表情を見せながら言った。
「……矢野くん、どうしましたか?」
「俺も聞きたいことあるんですけど、ちょっといいすか」
矢野は息を切らしながら言う。
「進路の相談なら担任の先生に――」
葉崎は困惑した表情でそう言いながら矢野から目を逸らす。
「いいから、来て」
矢野はそう言って葉崎の腕を引き、強引に指導室へと連れ込んだ。
「ちょっ、なんですかいきなり……」
葉崎は掴まれた腕を払い、眉をひそめて矢野を見上げる。ドアを勢いよく閉めた矢野は逃げ腰の葉崎に詰め寄りながら言った。
「先生、学校辞めちゃうってどういうこと」
「……はぁ、もう君にまで広まっているんですね」
葉崎は一瞬言葉を詰まらせたが、諦めたようにため息をついて言った。
「マジなんだ……なんで? この前のアレ、俺に見られたから?」
「それは関係ありませんよ」
「じゃあなんで突然……俺、あのこと誰にも言ってないしこれからも言うつもりないんだけど」
「僕個人の問題です。君のせいではないですよ……まぁ、出会い系で知り合った男と揉めているところを生徒に見られている時点で教師失格ですけどね」
自嘲するように葉崎は言う。
「はっ……なんだよそれ……やっぱり俺のせいじゃん」
矢野が食い下がると、葉崎は困惑した表情を浮かべて言った。
「本当に違うんですよ……ただ、僕が教師になるような器の人間ではなかったというだけなんです」
「なにそれ。先生優しいし、教え方も上手くて生徒たちからも人気じゃん」
「……僕は君が思うほど良い先生ではないんですよ。そもそも、なんとなく流されてここまできてしまっただけで、やっぱり僕には向いていなかったんです」
言葉を選ぶように、ゆっくりとそう伝えた葉崎に矢野は返す言葉が見つからず沈黙した。
「もういいでしょう。いずれにしても君だって今年で卒業するんです。僕と関わりはなくなるんですから」
少し投げやりな口調で葉崎が続けると、矢野は湧き上がる喪失感に表情を歪ませながら拳をギュッと握りしめた。
「……嫌だ」
噛みしめていた唇から、掠れた言葉がこぼれる。燻っていた感情が溢れ出して、矢野は葉崎の体を強引に抱き寄せた。
「な、に……」
「俺だってわけわかんないよ……なんでこんなに先生のことが気になるのか……」
葉崎の耳元で矢野は胸が引き裂かれるような思いを噛みしめながら言う。
「先生が学校辞めちゃうって聞いて焦ったし、ショックだった。それ以上に先生からもう関係なくなるって言われて……すげぇ嫌だった。誰かに対してこんな気持ちになるの初めてで、頭ん中ぐちゃぐちゃなんだけど……俺、先生のことが……」
矢野は泣き出しそうになるのを堪えながら、腕の力をギュッと強めた。スーツ越しの厚みのない体がピクリと震える。胸の中で黙り込んでいた葉崎が静かに口を開いた。
「っ……それ以上は、いけません――」
冷静な口調で言った葉崎は、矢野の腕から逃れるように胸を押して身を捩る。
「えっ?」
思わず聞き返した矢野の腕を解いて、葉崎は視線を落として諭すように言った。
「駄目なんです。僕は君の気持ちに応えられる立場じゃない」
「でも、俺は……」
矢野が食い下がろうとするも、葉崎は目線を逸らしたままそれを遮るように言った。
「君は一時的な感情に惑わされているだけなんですよ。それに君、男が好きなわけじゃないでしょう? 君のような未来のある若者に僕は相応しくない。それに……」
自分でも飲み込みきれていない心の内を簡単に受け入れてもらえるなんて当然思っていなかった。それでも、葉崎の言い分には納得できない。男同士とか、年の差とか、もっともらしい言い分でいなされるのは腹が立つ。体の奥からふつふつと激しい感情が沸いてくるを抑えられない。
矢野は一方的に言い包めようとする葉崎の隙を突いて左手首を掴んだ。
「……勝手に決めつけるなよ! 俺は……先生のことが、本当に……っ!」
激情のままに声を荒げた矢野に、葉崎は驚いたように顔を上げた。
「……!」
表情を不安に歪ませた葉崎は掴まれた腕を解こうと後退りする。眼鏡の奥で揺れる瞳を捕らえた矢野は、吸い寄せられるように腕を引いて顔を近づけた。唇に仄かに熱を帯びた柔らかい感触が走る。
反射的に仰け反って倒れそうになった葉崎の背中を矢野が支えて、より密着した体勢で深く唇が重なった。心臓が激しく脈打っていく。
「っ……う」
微かに震える双唇を優しく喰むと、葉崎は苦しそうに喉を鳴らして身を捩る。怒りが発端だったはずの興奮が、明確な欲情へと輪郭を変えていくのがわかった。
力の抜けている華奢な腰を手のひらで弄りながら、僅かに開いた双唇の隙間から舌を捩じ込む。
「んぅっ」
逃げるように引っ込められた熱い舌に触れたとき、葉崎はビクリと痙攣して甘ったるい声を漏らした。その反応に矢野の劣情はますます燃え上がり、熱い口内を蹂躙しようとする。すると、葉崎は慌てたように顔を背けて矢野の胸を強く押した。
「っ……やめ、てください……」
濡れた唇から、荒い吐息と共に苦しそうな言葉が吐かれる。葉崎は狼狽した様子で、矢野から目を逸らして後退りした。
「僕たち教師は生徒のことを好きになってはいけないんです、絶対に。だから、僕は……」
葉崎は険しい顔をして床の一点を見つめ、一語一語を噛みしめるように低く掠れた声で言った。
「なぁ、それってどういう意味……」
面食らって立ち尽くしていた矢野が葉崎の肩を掴むと、葉崎はそれを手で払って厳しい瞳で矢野を見上げる。
「離してください。こんなところで……誰かに見られたら君にだって傷がつくんですよ」
「っ、先生……!」
縋る矢野に、葉崎は感情を殺したような厳しい口調でこう言った。
「仕事に戻ります。君も早く帰りなさい」
葉崎はもう矢野を見ることもせず、音を立ててドアを開けると逃げるようにその場から立ち去った。
「あー……クソっ……」
取り残された矢野は頭を抱えてその場にしゃがみ込む。いつの間にか降り出した雨が静かに窓を殴りつけている。
今後、葉崎と顔を合わせる機会は片手で数える程も残っていない。それに、もう合わせる顔もなくなってしまった。こんな幕引きを望んでいた訳じゃないのに。
「ほんと、訳わかんねぇ……」
どうしてこんなことになってしまったのか。矢野自身にもわからず途方に暮れた。
矢野は校舎内に入ると葉崎の影を探しながら職員室へと向かった。
「……失礼します」
勢いでドアを叩いたものの、開いた先に葉崎の姿はなかった。矢野に気がついた担任教師が声をかけてくる。
「矢野くん、どうしたの?」
「葉崎先生……いないっすか」
「葉崎先生は……えーっと、進路指導室で個人面談中じゃないかしら? もうすぐ戻ってくると思うけれど……ちょっと待っていたら?」
矢野の問いに担任教師は不思議そうにそう答える。
「いや、いいです……失礼しました」
考え無しで来てしまったので他の教師たちにあれこれ突っ込まれると困る。矢野は職員室のドアを閉じて、再び廊下を走り出した。
進路指導室は隣の校舎である二号館の二階にある。矢野は渡り廊下に足音を響かせながら人気のない二号館へと向かった。
二号館の一階には図書室があり普段は人の通りがあるのだが、今日は開いていないようで静まり返っている。
矢野が一段抜かしで階段を駆け上がり、指導室に着くまで誰ともすれ違うことはなかった。ドアの前で膝に手をついて息を切らしていると、中からガタガタと椅子を引く音が聞こえ、足音が近づいてくる。矢野はドアから少し離れて人が出てくるのを待った。
すぐに立て付けの悪い音とともにドアが開かれる。
「先生、ありがとうございました」
「ええ、試験までもう少しですからね、頑張ってください」
そう言って指導室から出てきたのは葉崎と、矢野とは面識のない女子生徒だった。恐らく葉崎のクラスの生徒だろう。
「はい。さようなら…………?」
女子生徒はチラリと矢野を見て不思議そうな表情で指導室を後にした。
葉崎はドアの前で女子生徒を見送ると、矢野に視線を向けた。目が合うと葉崎は一瞬顔を強張らせたが、すぐに穏やかな表情を見せながら言った。
「……矢野くん、どうしましたか?」
「俺も聞きたいことあるんですけど、ちょっといいすか」
矢野は息を切らしながら言う。
「進路の相談なら担任の先生に――」
葉崎は困惑した表情でそう言いながら矢野から目を逸らす。
「いいから、来て」
矢野はそう言って葉崎の腕を引き、強引に指導室へと連れ込んだ。
「ちょっ、なんですかいきなり……」
葉崎は掴まれた腕を払い、眉をひそめて矢野を見上げる。ドアを勢いよく閉めた矢野は逃げ腰の葉崎に詰め寄りながら言った。
「先生、学校辞めちゃうってどういうこと」
「……はぁ、もう君にまで広まっているんですね」
葉崎は一瞬言葉を詰まらせたが、諦めたようにため息をついて言った。
「マジなんだ……なんで? この前のアレ、俺に見られたから?」
「それは関係ありませんよ」
「じゃあなんで突然……俺、あのこと誰にも言ってないしこれからも言うつもりないんだけど」
「僕個人の問題です。君のせいではないですよ……まぁ、出会い系で知り合った男と揉めているところを生徒に見られている時点で教師失格ですけどね」
自嘲するように葉崎は言う。
「はっ……なんだよそれ……やっぱり俺のせいじゃん」
矢野が食い下がると、葉崎は困惑した表情を浮かべて言った。
「本当に違うんですよ……ただ、僕が教師になるような器の人間ではなかったというだけなんです」
「なにそれ。先生優しいし、教え方も上手くて生徒たちからも人気じゃん」
「……僕は君が思うほど良い先生ではないんですよ。そもそも、なんとなく流されてここまできてしまっただけで、やっぱり僕には向いていなかったんです」
言葉を選ぶように、ゆっくりとそう伝えた葉崎に矢野は返す言葉が見つからず沈黙した。
「もういいでしょう。いずれにしても君だって今年で卒業するんです。僕と関わりはなくなるんですから」
少し投げやりな口調で葉崎が続けると、矢野は湧き上がる喪失感に表情を歪ませながら拳をギュッと握りしめた。
「……嫌だ」
噛みしめていた唇から、掠れた言葉がこぼれる。燻っていた感情が溢れ出して、矢野は葉崎の体を強引に抱き寄せた。
「な、に……」
「俺だってわけわかんないよ……なんでこんなに先生のことが気になるのか……」
葉崎の耳元で矢野は胸が引き裂かれるような思いを噛みしめながら言う。
「先生が学校辞めちゃうって聞いて焦ったし、ショックだった。それ以上に先生からもう関係なくなるって言われて……すげぇ嫌だった。誰かに対してこんな気持ちになるの初めてで、頭ん中ぐちゃぐちゃなんだけど……俺、先生のことが……」
矢野は泣き出しそうになるのを堪えながら、腕の力をギュッと強めた。スーツ越しの厚みのない体がピクリと震える。胸の中で黙り込んでいた葉崎が静かに口を開いた。
「っ……それ以上は、いけません――」
冷静な口調で言った葉崎は、矢野の腕から逃れるように胸を押して身を捩る。
「えっ?」
思わず聞き返した矢野の腕を解いて、葉崎は視線を落として諭すように言った。
「駄目なんです。僕は君の気持ちに応えられる立場じゃない」
「でも、俺は……」
矢野が食い下がろうとするも、葉崎は目線を逸らしたままそれを遮るように言った。
「君は一時的な感情に惑わされているだけなんですよ。それに君、男が好きなわけじゃないでしょう? 君のような未来のある若者に僕は相応しくない。それに……」
自分でも飲み込みきれていない心の内を簡単に受け入れてもらえるなんて当然思っていなかった。それでも、葉崎の言い分には納得できない。男同士とか、年の差とか、もっともらしい言い分でいなされるのは腹が立つ。体の奥からふつふつと激しい感情が沸いてくるを抑えられない。
矢野は一方的に言い包めようとする葉崎の隙を突いて左手首を掴んだ。
「……勝手に決めつけるなよ! 俺は……先生のことが、本当に……っ!」
激情のままに声を荒げた矢野に、葉崎は驚いたように顔を上げた。
「……!」
表情を不安に歪ませた葉崎は掴まれた腕を解こうと後退りする。眼鏡の奥で揺れる瞳を捕らえた矢野は、吸い寄せられるように腕を引いて顔を近づけた。唇に仄かに熱を帯びた柔らかい感触が走る。
反射的に仰け反って倒れそうになった葉崎の背中を矢野が支えて、より密着した体勢で深く唇が重なった。心臓が激しく脈打っていく。
「っ……う」
微かに震える双唇を優しく喰むと、葉崎は苦しそうに喉を鳴らして身を捩る。怒りが発端だったはずの興奮が、明確な欲情へと輪郭を変えていくのがわかった。
力の抜けている華奢な腰を手のひらで弄りながら、僅かに開いた双唇の隙間から舌を捩じ込む。
「んぅっ」
逃げるように引っ込められた熱い舌に触れたとき、葉崎はビクリと痙攣して甘ったるい声を漏らした。その反応に矢野の劣情はますます燃え上がり、熱い口内を蹂躙しようとする。すると、葉崎は慌てたように顔を背けて矢野の胸を強く押した。
「っ……やめ、てください……」
濡れた唇から、荒い吐息と共に苦しそうな言葉が吐かれる。葉崎は狼狽した様子で、矢野から目を逸らして後退りした。
「僕たち教師は生徒のことを好きになってはいけないんです、絶対に。だから、僕は……」
葉崎は険しい顔をして床の一点を見つめ、一語一語を噛みしめるように低く掠れた声で言った。
「なぁ、それってどういう意味……」
面食らって立ち尽くしていた矢野が葉崎の肩を掴むと、葉崎はそれを手で払って厳しい瞳で矢野を見上げる。
「離してください。こんなところで……誰かに見られたら君にだって傷がつくんですよ」
「っ、先生……!」
縋る矢野に、葉崎は感情を殺したような厳しい口調でこう言った。
「仕事に戻ります。君も早く帰りなさい」
葉崎はもう矢野を見ることもせず、音を立ててドアを開けると逃げるようにその場から立ち去った。
「あー……クソっ……」
取り残された矢野は頭を抱えてその場にしゃがみ込む。いつの間にか降り出した雨が静かに窓を殴りつけている。
今後、葉崎と顔を合わせる機会は片手で数える程も残っていない。それに、もう合わせる顔もなくなってしまった。こんな幕引きを望んでいた訳じゃないのに。
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