309 / 530
第11章 甘えるということ
・
しおりを挟む
「廉くん。ただいまー、寝てていいから診察させてね~」
「ん・・・?」
「あー。起きた。はいこっからが大変だよ」
そう言って百々がけらけら笑ってる。
俺は布団をかぶって診察させません体制。
そのまま足元の方に移動してベッドと壁の隙間にフィットした。
といってもこの部屋も大きいのでそのスペースも全然広いのだけど。
「廉くん、もしもししかしないからさ。べーはしないよ?」
あー・・・。その幼児に診察するときの用語出されると余計顔出す気しない!!
なんで俺の周りは俺を年相応に扱ってくれないんだか・・・。
「うっ・・・!」
いきなり重さが来て布団をガリガリされる。
「やめて…ボス。」
と小さな声で言うとワン!と吠えるボス。
「ボス、辞めてあげて?」
翔さんの声でボスが引っかくのを辞めた。
「廉くん、理由は聞かないからとりあえず診察だけさせてくれないかな?」
「もー廉ちゃん!!」
バッと百々によって布団が取られた。
「あー・・・。蕁麻疹出てるね。汗とストレス両方からかな・・・。」
そう言って首元を触られた。
「あれだけ汗かいてたらそりゃできるよね。苦しそうだったし。」
隅っこにいるため必然的に翔さんが前に来たことで逃げれずもう逃げることは無理。
「服の上からで聴診するね。」
体育座りで小さくなってるので腕の下から翔さんが聴診してくる。
「心拍早いね。でも元気元気。」
「廉ちゃん、顔上げてみて?」
「あらま。汗で髪の毛固まってるね。体温測って38℃切ってたらシャワー浴びてきていいよ。」
出された体温計を脇に挟む。
体温計が鳴ったので見ると37.5℃。
「お、下がってるじゃん。じゃあシャワー浴びておいで。すっきりするから。」
あれ?そういえば理紗さんがいない。
「理紗なら一回自宅に帰ってるよ。さすがに何泊もする荷物は持ってきてなかったし。」
「・・・。」
「廉ちゃん、ご飯おうどんママがやわやわに湯がいてくれるみたいだからもう作ってもらうね。」
「ん・・・。」
ストレスから来ている熱のためあまり普通の風邪よりかはしんどくはない。
全くしんどくないわけではないけど、咳が出るわけでもないのでその分は楽。
シャワーを終えて出ると部屋で翔さんがすでにバスタオルを持ってスタンバイしていた。
「おいで。」
少し戸惑って待っていると、翔さんが立って俺を勉強机の椅子に座らせた。
そのままバスタオルでワシャワシャと髪の毛を拭かれる。
「廉くんヘアオイルしてみる?ちょっと癒される香りのがあるよ。」
そう言って準備していたのかヘアオイルを手に取って、髪の毛になじませてくる。
ドライヤーをされて最後に髪の毛をブラシで整えられた。
「はい。おしまい!さて百合さんが作ってくれたおうどんできてるはずだから下に行こうね。」
「ん・・・?」
「あー。起きた。はいこっからが大変だよ」
そう言って百々がけらけら笑ってる。
俺は布団をかぶって診察させません体制。
そのまま足元の方に移動してベッドと壁の隙間にフィットした。
といってもこの部屋も大きいのでそのスペースも全然広いのだけど。
「廉くん、もしもししかしないからさ。べーはしないよ?」
あー・・・。その幼児に診察するときの用語出されると余計顔出す気しない!!
なんで俺の周りは俺を年相応に扱ってくれないんだか・・・。
「うっ・・・!」
いきなり重さが来て布団をガリガリされる。
「やめて…ボス。」
と小さな声で言うとワン!と吠えるボス。
「ボス、辞めてあげて?」
翔さんの声でボスが引っかくのを辞めた。
「廉くん、理由は聞かないからとりあえず診察だけさせてくれないかな?」
「もー廉ちゃん!!」
バッと百々によって布団が取られた。
「あー・・・。蕁麻疹出てるね。汗とストレス両方からかな・・・。」
そう言って首元を触られた。
「あれだけ汗かいてたらそりゃできるよね。苦しそうだったし。」
隅っこにいるため必然的に翔さんが前に来たことで逃げれずもう逃げることは無理。
「服の上からで聴診するね。」
体育座りで小さくなってるので腕の下から翔さんが聴診してくる。
「心拍早いね。でも元気元気。」
「廉ちゃん、顔上げてみて?」
「あらま。汗で髪の毛固まってるね。体温測って38℃切ってたらシャワー浴びてきていいよ。」
出された体温計を脇に挟む。
体温計が鳴ったので見ると37.5℃。
「お、下がってるじゃん。じゃあシャワー浴びておいで。すっきりするから。」
あれ?そういえば理紗さんがいない。
「理紗なら一回自宅に帰ってるよ。さすがに何泊もする荷物は持ってきてなかったし。」
「・・・。」
「廉ちゃん、ご飯おうどんママがやわやわに湯がいてくれるみたいだからもう作ってもらうね。」
「ん・・・。」
ストレスから来ている熱のためあまり普通の風邪よりかはしんどくはない。
全くしんどくないわけではないけど、咳が出るわけでもないのでその分は楽。
シャワーを終えて出ると部屋で翔さんがすでにバスタオルを持ってスタンバイしていた。
「おいで。」
少し戸惑って待っていると、翔さんが立って俺を勉強机の椅子に座らせた。
そのままバスタオルでワシャワシャと髪の毛を拭かれる。
「廉くんヘアオイルしてみる?ちょっと癒される香りのがあるよ。」
そう言って準備していたのかヘアオイルを手に取って、髪の毛になじませてくる。
ドライヤーをされて最後に髪の毛をブラシで整えられた。
「はい。おしまい!さて百合さんが作ってくれたおうどんできてるはずだから下に行こうね。」
12
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
医者兄と病院脱出の妹(フリー台本)
在
ライト文芸
生まれて初めて大病を患い入院中の妹
退院が決まり、試しの外出と称して病院を抜け出し友達と脱走
行きたかったカフェへ
それが、主治医の兄に見つかり、その後体調急変
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる