嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第9章 彼女の秘密

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異性の前だし、理紗さんとはあんまり仲良くないのにこんな姿見られて恥ずかしくて布団に潜り込みたいレベルでショック・・・。
「落ち着いたね。」
そう言って翔さんが膝から立たせてくれた。
恥ずかしくて下を向いたままの俺。
だって20歳だよ!?しかも俺が小柄ならまだしも170cmは超えてるわけで・・・。
「大丈夫。理紗は看護師だから恥ずかしくないよ。」
「そうそう、気にしてないよ。かわいかったし。」
そう言ってクスッと笑われて顔が赤くなる。
「理紗、余計に廉くん照れちゃったじゃん。」
「ごめんごめん。」
「廉くん。顔拭こう。汗も涙もすごいからね。」
毎回過呼吸は苦しくて汗も出るし涙も出る。
翔さんがすぐにホットタオルを作ってくれて顔を拭かれた。
「よし、OK。」
「廉くんが男の子でよかったね!女子なら今の拭き方ぶちぎれてたよ。」
「え?なんで?」
「今みたいな雑な拭き方は肌が傷つくでしょ!?」
「そう?」
俺は拭き方なんてどうでもいいな、すっきりしたし。
二人の痴話げんかを聞きながら俺は勉強再開。
しばらくしたころに直人さんがやってきた。
「廉くん、勉強進んだかな?」
「うん・・・。」
「あー。ちょっと前に過呼吸の発作で1時間くらい・・・。」
「え?大丈夫だったの!?ごめんね理紗さん。廉くんは大丈夫だった?」
「すみません、院長呼ぼうか迷って翔さんに連絡したら来るところだったって言うので。」
「それは別にいいよ。理紗さんも看護師さんだから。」
「ちょっと長い発作だったけど、抱っこでなんとか収まったよ。」
「薬使わなかったんだ。」
「うん、俺が着た頃にはあとちょっとで収まる感じだったから。」
「理紗さんの対応がよかったのかな?」
そう言ってにっこり直人さんが理紗さんに笑いかけた。
「廉くん、あんまり無理したらダメだよ?わかった?」
「うん」
「あ、翔。ちょっといいかい?」
翔さんと直人さんが席を外して理紗さんと二人きり。
「どうして・・・リスカ・・・。」
エアコンの音だけが聞こえていた空間で理紗さんに聞いた。
「え・・・?」
「前とは違う・・・。前は・・・跡・・・だった。」
「・・・・。いつから気づいてたの?」
「挨拶に来た日・・・。」
「そっか・・・。」
「誰にされた・・・?」
「大丈夫。心配しないで?気にしなくていいよ。これも本当に処理中にミスっただけだから。」
「泣くぞ・・・。いいの・・・」
「いや、どっかのアニメのセリフみたいな脅し方しないでよ。」
そう言って困ったように理紗さんが笑った。
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