273 / 530
第9章 彼女の秘密
・
しおりを挟む
「仕事でちょっとね。ほら小児科だからさ。」
「うそつき・・・。」
「ごまかしは聞かないか・・・。」
そう言って理紗さんは深く椅子に腰かけた。
「やめよっかなぁ~。看護師。」
「・・・・。この病院に来れば?」
「お?院長息子からのスカウト?」
「・・・。俺は直人さんの実の子じゃないから、そんな権力ない。」
「廉くんもう一回言ってごらん。」
そう言って直人さんが部屋に戻ってきた。翔さんも。
俺の目の前に直人さんがしゃがむ。
「僕の目を見て今言った事、もう一回言ってごらん。」
直人さんが怒ってる顔してる・・・・。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
さっきの過呼吸のせいかフラッシュバックが早い。
「親父!!せっかく収まったのに!!もう廉くんがつらいから安定剤打つよ!」
「ヤダ!!来ないで・・・・!!ヤダヤダ!!ごめんなさい!!」
「廉くんごめん!僕が悪かった。つい。百合さん呼ぼうか?母さんの方が安心するでしょ?」
そう言ってスマホで電話をかけた。
母さんはすぐに院長室に看護師の格好で入ってきた。
「廉ちゃん?どうしたの?」
「百合さんごめん。今回は僕が悪い・・・。」
「どうしたの?直人さんが珍しいわね」
理紗さんは黙って隅っこに行っていた。
「百合さん実はもう今日二回目の発作なんだ。だから廉くんの体力も限界近いし安定剤打つよ」
「そうなの?廉ちゃん腕出すわよ」
長袖を少し上げられてすぐに安定剤を打たれた。
「眠っていいからね?」
そう言って母親が軽く肩を押してソファに横にさせてくれた。
「百合さん本当にごめんなさい。」
「いいわよ。廉ちゃんも別に怒ってないわ。」
「すまない・・・。廉くんもごめんね。」
「・・・。」
「そういえば廉ちゃん水分過呼吸の後取った?寝ちゃう前に一回飲ませとかないと脱水の方が怖いわ。」
「あ・・・。スポーツ飲料買ってくるよ。」
「うん。お願いね。」
直人さんが慌てて飲み物を買いに行ってくれたようだけど、安定剤のおかげでもう眠たくって・・・。
「廉ちゃん頑張ってもう少し起きてて。飲んだらすぐ寝ていいから。」
「んぅ・・・。」
「んぅじゃなくって。」
「廉くん、頑張れ~。」
翔さんもなんか応援してくれてるけどさ・・・。
すぐに直人さんが戻ってきてストローをさして母さんに渡した。
「はい、頑張って寝たままでいいから。」
「ん。」
三分の一頑張って飲んだところで、もう瞼が。
「寝ちゃったわね。さてと、私はまた仕事終わったら百々ちゃんのところに戻るわね。廉ちゃんの事お願いね。」
直人さんと翔さんがはーいと返事してるのは聞こえたけど、瞼はやっぱり開けれなかった。
「うそつき・・・。」
「ごまかしは聞かないか・・・。」
そう言って理紗さんは深く椅子に腰かけた。
「やめよっかなぁ~。看護師。」
「・・・・。この病院に来れば?」
「お?院長息子からのスカウト?」
「・・・。俺は直人さんの実の子じゃないから、そんな権力ない。」
「廉くんもう一回言ってごらん。」
そう言って直人さんが部屋に戻ってきた。翔さんも。
俺の目の前に直人さんがしゃがむ。
「僕の目を見て今言った事、もう一回言ってごらん。」
直人さんが怒ってる顔してる・・・・。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
さっきの過呼吸のせいかフラッシュバックが早い。
「親父!!せっかく収まったのに!!もう廉くんがつらいから安定剤打つよ!」
「ヤダ!!来ないで・・・・!!ヤダヤダ!!ごめんなさい!!」
「廉くんごめん!僕が悪かった。つい。百合さん呼ぼうか?母さんの方が安心するでしょ?」
そう言ってスマホで電話をかけた。
母さんはすぐに院長室に看護師の格好で入ってきた。
「廉ちゃん?どうしたの?」
「百合さんごめん。今回は僕が悪い・・・。」
「どうしたの?直人さんが珍しいわね」
理紗さんは黙って隅っこに行っていた。
「百合さん実はもう今日二回目の発作なんだ。だから廉くんの体力も限界近いし安定剤打つよ」
「そうなの?廉ちゃん腕出すわよ」
長袖を少し上げられてすぐに安定剤を打たれた。
「眠っていいからね?」
そう言って母親が軽く肩を押してソファに横にさせてくれた。
「百合さん本当にごめんなさい。」
「いいわよ。廉ちゃんも別に怒ってないわ。」
「すまない・・・。廉くんもごめんね。」
「・・・。」
「そういえば廉ちゃん水分過呼吸の後取った?寝ちゃう前に一回飲ませとかないと脱水の方が怖いわ。」
「あ・・・。スポーツ飲料買ってくるよ。」
「うん。お願いね。」
直人さんが慌てて飲み物を買いに行ってくれたようだけど、安定剤のおかげでもう眠たくって・・・。
「廉ちゃん頑張ってもう少し起きてて。飲んだらすぐ寝ていいから。」
「んぅ・・・。」
「んぅじゃなくって。」
「廉くん、頑張れ~。」
翔さんもなんか応援してくれてるけどさ・・・。
すぐに直人さんが戻ってきてストローをさして母さんに渡した。
「はい、頑張って寝たままでいいから。」
「ん。」
三分の一頑張って飲んだところで、もう瞼が。
「寝ちゃったわね。さてと、私はまた仕事終わったら百々ちゃんのところに戻るわね。廉ちゃんの事お願いね。」
直人さんと翔さんがはーいと返事してるのは聞こえたけど、瞼はやっぱり開けれなかった。
11
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
医者兄と病院脱出の妹(フリー台本)
在
ライト文芸
生まれて初めて大病を患い入院中の妹
退院が決まり、試しの外出と称して病院を抜け出し友達と脱走
行きたかったカフェへ
それが、主治医の兄に見つかり、その後体調急変
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる