嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第8章 彼女と空

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「翔君、どうやって出会ったの?」
母親が目を輝かせて聞くと・・・。
「いや、病院のナースに紹介されて・・・。それで、まあいい子だなぁって・・・。」
「もしかして、小児科のナース!?」
「あー。小児科といっても違う病院の子なんだけどね。」
「違う病院のナースか・・・。」
「同じ看護大卒の子みたいで。元気で明るくていい子です。あと確か柔道で大会出るくらい強かったみたいです。」
「体育会系女子なんだ」
「廉くん、5日会っても大丈夫かな?」
「うん。・・・・席途中で外したらごめんなさい・・・。」
「いいんだよ。怖いのは仕方ないよ。あ、それとも親父の作戦ぱくってナース服で来てもらう?」
そういえば始めて直人さん見た時にパニックになってそれからは直人さんしばらく白衣着てきたりしたな・・・。
あれもう半年も前なんだ。
「あったね!そんなことも!」
「大丈夫・・・。たぶん。」
ボスが俺が少し緊張してしまったのが伝わったのかそばに座ってこちらをじっと見る。
「大丈夫だよボス。ありがとう。」
「ボスはすっかり廉ちゃんのセラピードックね。」
「5日は翔くん1日お休みなの?」
「いや、仕事で挨拶は19時くらいになりそう。遅い時間で申し訳ないけど・・。」
「いいえ。私もその日は早番だし、直人さんはたぶん休みとれるとは思うから。廉ちゃんはずっとお家にいるし、百々ちゃんはお勉強だしね。」
「年明けたから百々頑張らないとね。」
「うん・・・。」
「百々、大丈夫だよ。俺の妹なんだから。」
「うん!」
「廉くんも、大学再開目指して頑張ろうね。」
「・・・はい。」
「まあ廉ちゃんは頭はいいから心配ないわね。」
「廉ちゃん百々にお勉強教えるの忘れないでね!」
「はいはい。」
「あと廉ちゃんはカウンセリングもあるからね。」
「あ・・・。うん。わかってる・・。」
「間宮先生は優しかったでしょ?」
「うん。」
「人気なのよ?イケメンで優しくて。」
「確かに間宮先生結構患者多いかも。」
「翔くんはナースとご年配の患者様に人気ね」
扉が開いて直人さんがやってきた。
「もう起きたの?まだ寝ていても大丈夫なのに・・。」
母親が心配そうに言う。
「大丈夫だよ。しっかり寝れたよ。廉くん、顔色いいね。百々ちゃんも。」
そう言って頭を二人とも撫でられる。
この家族の不思議は年齢より10個以上下の子に対する対応を普通にしてくるところ。
なんか俺も慣れちゃったけど・・。
「あ、直人さん5日19時に翔くん彼女連れてくるって!」
「百合さん嬉しそうだね。わかった、その時間までに帰ってくるよ。5日だね。」
「うん、よろしく。俺、ちょっと今から出かけてくる。明日の準備しとかないと。」
そういって翔さんはoliveへ明日の初売りの準備をしに行った。
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