嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第8章 彼女と空

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タクシーに乗って病院へ・・・。
「廉くん、落ち着いた?」
すぐに直人さんがお出迎えしてくれたけど、これでいいのか?
人出の少ない大晦日に院長直々ロビーでお出迎えしなくても・・・。
「だいじょうぶ。」
「よかった。警備会社すぐに来てくれた?」
「うん。早かった。」
「にしても、翔には自宅には急に来ないようにいってもらったほうがいいね。」
「そうね。直人さん、カウンセラーの先生まだいるわよね?」
「うん。間宮先生なら今2階のフロアにいるはずだよ。」
「ちょっと廉ちゃん挨拶ついでに顔合わせをと思って。」
「そっか。廉くん間宮先生はカウンセラーの先生でやさしいって評判の先生だからね。」
「うん・・・。」
「さ、行くわよ。百々ちゃんが帰ってきちゃう。」
「うー・・・。」
引っ張られるようにして2階のフロアに行く。
「あ、いた!間宮先生!!」
「あー!白山さんどうしました?」
「ちょっと、うちの息子のカウンセリング来年お願いしたくて。」
「息子さん?こんな大きな息子さんいたんですね!こんにちは。間宮です。」
「挨拶は?」
「こんにちは・・・。白山廉です・・・。」
「かっこいい名前ですね!これは翔くん溺愛してるでしょ。」
「あら?ばれてるわね」
母親が笑っていると、「俺の話?」
そう言って翔さんがニョキッと俺の後ろから顔を出した。
「翔くんが廉くんの事溺愛してたまらないでしょって話をしてたんだよ。」
笑う間宮先生と少し怖い空気を出している翔さん。
「廉くん、聞いたよ。怖かったね。」
ポンと頭に手を置かれる。
「翔くん、もし女の子と会ったら自宅には来ないように伝えてくれないかな?」
「わかってます。あと俺・・・本命がいるんで。」
「え・・・!?ホント!?どんな子!?」
カウンセラーの間宮先生が喰いついている。
「ちゃんと女の子ですよ?いっときますけど。」
「ますます気になるじゃない!いつできたの!?」
「ちょっと前・・・」
少し照れてる翔さん。
へー。ブラコン一途かと思ったけど、ちゃんと恋愛するんだ。
と拗ねてる自分がいるのに気づいた。
兄の恋愛に嫉妬してる自分はなんなんだ・・・。
次はちょっと怒りがわく、自分に。
「あれ?廉くんどうしたかな?」
間宮先生はすぐに俺の変化に気づいた。
「一人で百面相してるよ」
笑われるけど・・・。なんか複雑。
百々にだって今はわからないけどいた時もあるし・・・。
でもなんか翔さんはブラコンイメージで・・・
あーーーー!もう!モヤモヤする!!
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