嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第8章 彼女と空

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「廉くん、カウンセリングいつからにしようか。」
間宮先生が話を戻した。
「・・・・。大学4月からなので・・・。それまでには人・・・大丈夫になりたい・・。」
「大学生か!今何年生?」
「・・・2年生・・・。」
「そっか!2年生か。成人式もあるね。僕は成人式でなかったんだよ!」
そう言って間宮先生が笑う。
「そうなんですか?そういう行事好きそうなのに。」
「残念。僕はああいう騒がしい場所は疲れちゃうから。それにこれでも真面目にカウンセラー目指してたくさん勉強してたんでね。」
「あら、先生みたいにイケメンなら女の子ちやほやされるために忙しいかと思ってました!」
失礼なことを言い始める母親に焦って、翔さんの後ろに逃げる。
こういう事言うと決まってみんなリアクションが大きくなるから怖い。
「あはは!廉くん、僕と白山さんはほぼ同期だから怒らないよ、こんな事で。」
「一応私のほうが先輩だけどね!!」
少し身長が高い翔さんだけど、さほど変わらないので少し腰をかがめて完全に隠れている。
「廉ちゃん、あなたどこまで人のこと苦手になったの?大丈夫よ?」
「・・・。」
「廉くん?」
「ってあぁ!!廉ちゃん、あいさつ終わらせたら早めに帰らなきゃ百々ちゃんが帰ってきちゃう!!」
「あ、百々ちゃんが帰ってくるまであと1時間くらいか・・・。」
「百々ちゃん?」
「妹です。」
「翔くん、兄弟たくさんだね!」
「まぁ。今の財力あってこんな感謝したことないです。」
「どうして?」
「そりゃ二人にたくさん貢げますから。」
「廉くんよかったね!お兄ちゃんたくさん買ってくれるって!」
「でも廉くん欲がないんだよなぁ~・・・。」
「翔くんそれは少し喜んであげたほうがいいかもしれないよ。」
そう言って苦笑いする間宮先生。
金遣いの荒くない弟なんだから確かに褒めてほしいかも。
「さ、他の先生や看護師さんに挨拶したら廉ちゃんもう帰るわよ!じゃ。間宮先生日程はまた翔くんか院長に!!よいお年を!!」
母親に手を引っ張られて連れていかれそうになるので少し急ブレーキをかけて「よいお年を・・・」と小さく言うと
間宮先生がにっこり笑って「よいお年を!!」って言ってくれた。
「廉くん、また来年ね~!!」
「翔さんよいお年を・・」
そのあとは色々下半期に見知ったスタッフの方々に挨拶をして急いで帰宅することになった。
「なんとかぎりぎり百々ちゃんの終わりまでに間に合ったわね。」
「うん。」
百々は自分で帰ってくるそうなので、ボスを少し構うことにした。

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