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第三章 二人の距離
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百々は花を棚に飾ると部屋にある小さな冷蔵庫からバニラ味のアイスを取りだした。
「一緒に食べよ~!!」
半分こする気のようでアイスの真ん中にスプーンで線を引くと、こちらにアイスを掬ったスプーンを差し出してきた。
「はい。口空けて」
この間のようにはいかないぞ!
布団をかぶり横を向く。
「廉ちゃん。死にたいなら一生食べなきゃいいよ。でも、その気はないでしょ?辛くても頑張って生きていかなきゃなんだから。」
結局アイスは百々が半分食べて冷蔵庫に戻した。
百々はしばらくするとバイトがあるから帰るね~と言って帰って行き、俺も外に久々に出て疲れてしまい眠りについた。
次に起きた時には夜中になっていた。
寝ていると唇が何かに濡れる感覚がした。
よだれかと思ってペロッとなめると少し甘い味。
お粥みたいな・・・。
それが目が覚めそうになるたびにその感覚がある。
不思議に思って頑張って目を開けると何かがさっと下に行くのを感じた。
「ごめんね、起こしちゃったかな?寝てていいよ~」
若い細身の男性が点滴を調整していた。
俺が起きたことに気づき頭を撫でてくる。
それに弱い俺は目をつぶってしまった。
絶対に一人じゃなかったよな・・・・もう一人ベッドの脇に隠れたよな・・・。
翌朝ベッドの脇を見ると何もいなかった。
でも、やっぱり匂いがした気がしたんだ・・・・
翔さんの。
「廉くーん。診察の時間だよ~」
入院してから直人さん以外に基本俺の担当の男性医師。
名前は覚えてないけどイマドキな人。
「昨日は妹さんと外に行ったんだって?百々ちゃんだっけ?」
「・・・」
「廉くんも美形だけど、妹さんも美人さんなんだってね!」
「・・・」
「もしもしするから少し冷いよ~」
いつも思うんだよ、俺もうすぐ20歳なのになんでみんな幼児扱いのような話しかけ方するんだって。
聴診って言ってくれたらわかるし!!
「心拍今日少し早いね。ま、正常範囲だから良しとしよう。」
「・・・・」
「体温測るよ~」
「・・・・」
「36.5ね。正常正常」
「・・・」
「廉くん、今日10倍粥頑張ってみようか。」
「・・・」
そう言って診察前に棚に置いていたのか、小さな器とスプーンを出してきた。
「はい。アーン。」
安定にプイッと外を見る。
「お外見ないでお口開けるよぉ~」
だから俺はガキじゃない!!なんだよお口って・・・。
「子供じゃないなら口開けれるよね?」
・・・こいつ・・・。
ギロッと睨むと「あ、ようやくこっち見た!!」と言って笑っている。
「はい。こっち見たついでにどーぞ」
断る。その手には乗らん!!
「はい、口に入れるよ~」
そう言って鼻をつままれて口が空いたと同時にスプーンを入れられた。
「今日はこれぐらいでいいかな。じゃぁまたお昼に来るね~」
決めたあいつのあだ名はサイコパスだ!
「一緒に食べよ~!!」
半分こする気のようでアイスの真ん中にスプーンで線を引くと、こちらにアイスを掬ったスプーンを差し出してきた。
「はい。口空けて」
この間のようにはいかないぞ!
布団をかぶり横を向く。
「廉ちゃん。死にたいなら一生食べなきゃいいよ。でも、その気はないでしょ?辛くても頑張って生きていかなきゃなんだから。」
結局アイスは百々が半分食べて冷蔵庫に戻した。
百々はしばらくするとバイトがあるから帰るね~と言って帰って行き、俺も外に久々に出て疲れてしまい眠りについた。
次に起きた時には夜中になっていた。
寝ていると唇が何かに濡れる感覚がした。
よだれかと思ってペロッとなめると少し甘い味。
お粥みたいな・・・。
それが目が覚めそうになるたびにその感覚がある。
不思議に思って頑張って目を開けると何かがさっと下に行くのを感じた。
「ごめんね、起こしちゃったかな?寝てていいよ~」
若い細身の男性が点滴を調整していた。
俺が起きたことに気づき頭を撫でてくる。
それに弱い俺は目をつぶってしまった。
絶対に一人じゃなかったよな・・・・もう一人ベッドの脇に隠れたよな・・・。
翌朝ベッドの脇を見ると何もいなかった。
でも、やっぱり匂いがした気がしたんだ・・・・
翔さんの。
「廉くーん。診察の時間だよ~」
入院してから直人さん以外に基本俺の担当の男性医師。
名前は覚えてないけどイマドキな人。
「昨日は妹さんと外に行ったんだって?百々ちゃんだっけ?」
「・・・」
「廉くんも美形だけど、妹さんも美人さんなんだってね!」
「・・・」
「もしもしするから少し冷いよ~」
いつも思うんだよ、俺もうすぐ20歳なのになんでみんな幼児扱いのような話しかけ方するんだって。
聴診って言ってくれたらわかるし!!
「心拍今日少し早いね。ま、正常範囲だから良しとしよう。」
「・・・・」
「体温測るよ~」
「・・・・」
「36.5ね。正常正常」
「・・・」
「廉くん、今日10倍粥頑張ってみようか。」
「・・・」
そう言って診察前に棚に置いていたのか、小さな器とスプーンを出してきた。
「はい。アーン。」
安定にプイッと外を見る。
「お外見ないでお口開けるよぉ~」
だから俺はガキじゃない!!なんだよお口って・・・。
「子供じゃないなら口開けれるよね?」
・・・こいつ・・・。
ギロッと睨むと「あ、ようやくこっち見た!!」と言って笑っている。
「はい。こっち見たついでにどーぞ」
断る。その手には乗らん!!
「はい、口に入れるよ~」
そう言って鼻をつままれて口が空いたと同時にスプーンを入れられた。
「今日はこれぐらいでいいかな。じゃぁまたお昼に来るね~」
決めたあいつのあだ名はサイコパスだ!
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