嵐は突然やってくる

白うさぎ

文字の大きさ
78 / 530
第二章 翔の仕事

しおりを挟む
「はぁ!?」
「どうしたんだよ、翔。」
翔と文は二人で会議後、しっぽり居酒屋に来ていた。
焼き鳥を食べながら、最近のスタッフのことやブランドの話をしていたところに幹也から電話が入った。
『羽間が警察連れて帰ってきて!』
そこだけ聞いて文を連れてoliveに帰って来た。


『店長さんですか?』
「はい。すみません先月といい迷惑をかけまして・・・」
『何が起きたかご存知ですか?』
「いえ・・・ただ羽間が警察連れて帰ってきたことだけ・・・」
『弟さんになるんですかね?白山廉さん。」
「はい・・・。弟です。それが何か?』
『行方不明で。彼女がプレゼントを渡すのに呼び止めた後、何者かに連れさられたようなんです。』
羽間の横に幹也がいて幹也と翔の目が合うが幹也は首を振る。
羽間の手にはプレゼントだったのか箱が握られていた。
「それ、廉くんに渡す気だったの?」
「はい・・・私この間ひどいこと言って怖がらせてしまったのでお詫びにと思って。」
「見てもいい?」
「はい。」
中には違うメーカーを詰め合わせたのか高級お菓子が何種類か入っていてメッセージカードに『ひどいこと言ってごめんなさい。仲良くしてくれたらうれしいです。羽間未來』と書いてあった。
文が横から見る。
「羽間が犯人ではなさげだね。」
「うん。」
「とりあえず廉くんの居場所はすぐわかるかな。」
「あー、そういえばお前廉くんのストーカーだったね~」
廉くんのズボンには俺がGPSを付けているから場所がわかるのだ。
『ストーカー?』
「あ、弟のズボンにGPSつけてるんです。翔はブラコンなので。本人も知ってます」
以前の家出事件で最近便利な丸いGPSをキーホルダーみたいにしてベルトの通す紐部分につけられてた。
『そ、そうですか・・・。それで今どこに。』
「こっから30分かかる倉庫みたいです・・・。」
『そこってチンピラが集まるところですね。』
場所を見た警察がつぶやいた。
『15人は必要かもしれないな。すぐに集めて向かうぞ。お兄さん・・・あ、店長さんはどうされますか?』
「もちろん行きます。でも父と母と妹を一緒に連れていきますので少し時間かかるかもしれません。」
「先に行けば?おじさんたちなら俺連れていくし。」
「いいの?」
「いいよ。連絡だけしといて。」
「わかった。」
『じゃぁお兄さんパトカーへ。」
「はい。あ、幹也と羽間は警察の方が用なければもう帰っていいよ。」
「はい。」
「すみませんでした・・・」
「ん。」





「ん~。」
ここどこだろ。首痛いなぁ~・・・。

『起きたかくそがき。』
「んー!!!(くそがきじゃない!)」
『くそがきはくそがきだろうが!』
「ん!!!!(おとな!)」
『はぁ?どこがお前大人なんだよ!』
「ん。(ぜんぶ。)」
『あの何してんすか・・・』
別の男登場。なんか臭いし。見えないし。しゃべれないし。
怖いより不満。
『せっかくミクちゃんとやれると思ったのに。このクソガキに邪魔されちまって、あー!!!ストレス!』
ミクちゃんって羽間さんのことだよね?
ミクちゃん・・・?
『まさか本職の勤務先見つけるとは思わなかったけど、職場に行くのも思わなかったすよ。』
『すごいだろ?俺』
羽間さん副業してたんだ・・・。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

医者兄と病院脱出の妹(フリー台本)

ライト文芸
生まれて初めて大病を患い入院中の妹 退院が決まり、試しの外出と称して病院を抜け出し友達と脱走 行きたかったカフェへ それが、主治医の兄に見つかり、その後体調急変

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

たとえば、俺が幸せになってもいいのなら

夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語――― 父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。 弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。 助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写はすべて架空です。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

処理中です...