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第1章 はじめまして。家族になった日
家出
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「まずは、スマホの契約か...」
今まで使ってたのとは別の携帯会社でスマホを購入。格安SIMで。
19歳で家を飛び出て良かったのは、身分証明書さえあればほぼなんでもできるってとこ。
「次は、大学は少し休学するか...」
あの人たちは絶対待ち伏せするだろう。
じゃあ、休学するしかない。
国立大学の場合、休学中は全額免除だからラッキーだ。
「家はしばらく...いっそ福岡のビジネスホテルに行くか!!」
なんだか楽しくなってきた!
すぐに旅行会社でチケットをとり(少し安くなる)、早速新幹線に乗り込んだ。
「初めての福岡だ...」
長旅の末ついた福岡はとっても賑やかだった。
夜に着いたのだが、屋台がありラーメンを啜る。
「美味しい!」
「お、にいちゃん良い食べっぷりやね。」
「ぉ、美味しいです...」
「そりゃ良かった!」
声は大きいがおじさんは怖くなかった。
ラーメンを食べ終え、今日のビジネスホテルに泊まる。
一週間だけ安いビジネスホテルへ泊まり、仕事を決めることにした。
勉強ももちろんきちんとする。
「今頃百々たちなにしてるかな...」
なんて思いながらホテルのベッドで眠りについた。
その頃、百々たちはもちろん大騒動になっていた。
廉が出て行って3時間後百々は帰宅した。
てっきり寝てるかと思っていた。
「廉ちゃん?ただいま~、アイス食べる~?さっき食べなかったでしょ?」
百々は部屋を見渡した。
廉のベッドは綺麗にぺったんこ。
トイレも風呂も見たがいない。
スマホは窓際の勉強机に置いてあった。
ノートをちぎって書いたのか、方眼用紙には「ありがとう。勉強頑張ってね!れん」
の文字が。
「ウソ...だよね?」
自分が廉の尻を叩くつもりで言った言葉が悪かったのか廉はこの家を出ていた。
明日はバイトに行くと言っていたのを思い出して廉のスマホからバイト先へかける。
すると急に申し訳ないが今日で辞めさせて欲しいと連絡があったと返答があった。
廉は本気で出て行ったと百々は気づいた。
急いで母親、百合に連絡する。
百合は直人と翔に連絡したのか、すぐにみんな帰ってきた。
「百々ちゃん!?」
「ママ...ごめんなさい、百々が廉ちゃん追い込んだ...」
「どういうこと?」
「廉ちゃんに過去の事、ちゃんと直人さんと翔さんに話すべきって話したの。その時に、百々が2人と仲良くなったら1人だよって...」
直人と翔は黙って聞いていた。
「廉ちゃんその時、自分がいたらみんなが前に進めないから、またパニック出たら出て行くって話してたの...」
「そっか。百々ちゃんなりに廉くんと僕たちが早く仲良くなるように考えてくれたんだね。廉くんは戸惑っちゃったか。」
「ごめんなさい...」
「にしても、廉ちゃんスマホ置いて行くあたり本気ね。」
「百合さんなんか楽しんでる?」
今まで使ってたのとは別の携帯会社でスマホを購入。格安SIMで。
19歳で家を飛び出て良かったのは、身分証明書さえあればほぼなんでもできるってとこ。
「次は、大学は少し休学するか...」
あの人たちは絶対待ち伏せするだろう。
じゃあ、休学するしかない。
国立大学の場合、休学中は全額免除だからラッキーだ。
「家はしばらく...いっそ福岡のビジネスホテルに行くか!!」
なんだか楽しくなってきた!
すぐに旅行会社でチケットをとり(少し安くなる)、早速新幹線に乗り込んだ。
「初めての福岡だ...」
長旅の末ついた福岡はとっても賑やかだった。
夜に着いたのだが、屋台がありラーメンを啜る。
「美味しい!」
「お、にいちゃん良い食べっぷりやね。」
「ぉ、美味しいです...」
「そりゃ良かった!」
声は大きいがおじさんは怖くなかった。
ラーメンを食べ終え、今日のビジネスホテルに泊まる。
一週間だけ安いビジネスホテルへ泊まり、仕事を決めることにした。
勉強ももちろんきちんとする。
「今頃百々たちなにしてるかな...」
なんて思いながらホテルのベッドで眠りについた。
その頃、百々たちはもちろん大騒動になっていた。
廉が出て行って3時間後百々は帰宅した。
てっきり寝てるかと思っていた。
「廉ちゃん?ただいま~、アイス食べる~?さっき食べなかったでしょ?」
百々は部屋を見渡した。
廉のベッドは綺麗にぺったんこ。
トイレも風呂も見たがいない。
スマホは窓際の勉強机に置いてあった。
ノートをちぎって書いたのか、方眼用紙には「ありがとう。勉強頑張ってね!れん」
の文字が。
「ウソ...だよね?」
自分が廉の尻を叩くつもりで言った言葉が悪かったのか廉はこの家を出ていた。
明日はバイトに行くと言っていたのを思い出して廉のスマホからバイト先へかける。
すると急に申し訳ないが今日で辞めさせて欲しいと連絡があったと返答があった。
廉は本気で出て行ったと百々は気づいた。
急いで母親、百合に連絡する。
百合は直人と翔に連絡したのか、すぐにみんな帰ってきた。
「百々ちゃん!?」
「ママ...ごめんなさい、百々が廉ちゃん追い込んだ...」
「どういうこと?」
「廉ちゃんに過去の事、ちゃんと直人さんと翔さんに話すべきって話したの。その時に、百々が2人と仲良くなったら1人だよって...」
直人と翔は黙って聞いていた。
「廉ちゃんその時、自分がいたらみんなが前に進めないから、またパニック出たら出て行くって話してたの...」
「そっか。百々ちゃんなりに廉くんと僕たちが早く仲良くなるように考えてくれたんだね。廉くんは戸惑っちゃったか。」
「ごめんなさい...」
「にしても、廉ちゃんスマホ置いて行くあたり本気ね。」
「百合さんなんか楽しんでる?」
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