嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第1章 はじめまして。家族になった日

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「ひろ...」
「うわー、帰りたいな、前の家に。」
「百々ちゃん、お口が悪いわよ。」
「あははは」
「廉ちゃん、百々と同じ部屋がいいよね?」
「え、別にどうでも。」
「いいよね?レ・ン・ちゃ・ん」
「ハイ...」
さっきの玄関のこと以来百々が俺のそばを離れない。
本当に守っているらしい、百々の中では。
「百々ちゃん、いくら兄妹でも同室はダメよ?廉ちゃんだって彼女連れてきて百々ちゃんいたら困るでしょ?」
「え?まあ今はいないから。」
「廉くん過去はいたんだ。」
「当たり前でしょ!!」
「まあ廉くん顔も整ってるもんね」
「廉ちゃんはなんとなくで付き合ってたけど。」
「廉ちゃん?ママはそんなチャラ男に育てた覚えはないわよ?」
「チャラ男」
翔さんがチャラ男でケラケラ笑ってる。
確かになんとなくで付き合ってた。
だって毎日告白しにこられて迷惑で、付き合ったらこなくなると思ったら、毎日教室に来て抱きついてきた。
結果無視をしていたら、LINEで別れを告げられた。
その話を昔百々にしたら、翔さんと同じく爆笑していた。
「じゃあ、付き纏い女の対処法教えてよ。」
「あら、付き纏われてたの?」
「うん、めんどくさいから付き合ってみたら、余計に付き纏われて冷たくしたら別れられたし、近づいてこなくなった」
「で、廉ちゃんは同じことを5回繰り返してたよ。」
「廉くん、それは女性が可哀想だよ」
「知らないですよ、俺は彼女はまだいらないのに付きまとうから願いを叶えただけです。」
「廉ちゃんの将来の彼女はこのこと知ったらどう思うかしら」
早くも頭を抱える母親。
俺は恋愛にいい印象ないから。
「廉ちゃんにはずっと百々という可愛い妹がいるから彼女なんて不要だもん!」
「百々重たい」
腕にしがみつく百々に文句は言うが機嫌を損ねるのは面倒なのでほっといた。
「さあ、二人は翔くんにお部屋案内してもらって」
「二人とも2階にいくよ」
「「...」」
「懐かないね~」
翔さんの苦笑いを尻目にスタスタ先に2階へ上がった。
「右だよ。」
2階も普通の家よりだいぶん広い。
「二人とも部屋の扉に名前が下がってるでしょ?」
アルファベットでREN、MOMOとネームプレートがあった。
「廉ちゃんの部屋からー!!」
扉を開けると真っ白な床や壁、家具。
ベッドカバーも白い。
洗濯大変そー。汚れ目立つー。とでかかった言葉は飲み込んだ。
「意外とおしゃれ。今時だね。」
「百々ちゃんの部屋も同じ感じだよ。ポイントで薄いピンクが入ってるだけ。」
百々の部屋を開けると確かに。
俺たちのためにリフォームされたのか傷一つなかった。
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