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ざまぁなど知らぬ!
【閑話】巻き込まれる女子
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まったく、困りましたわね。
「ミリエッタ、お前、最近ダリル殿下と仲が良いらしいじゃないか」
ダリル殿下に人権の何たるかをレクチャー差し上げてから、こういう変な輩が湧いて仕方ありませんの。
ニヤニヤと厭らしい笑い方で近づいてきて…
こういう方は大体二種類に分かれますの。
ダリル様とロンバード様の結婚に反対されているかそうでないか…
「別に仲良くは御座いませんわ」
「ふぅん…じゃあ別に、俺がお前を嫁にしても構わないわけだ?」
どうやらこの方は、結婚支持派でらっしゃいますわね。
「いいえ?
私、偉そうにするだけの男は嫌いですわ」
「何だと!?」
そして「そうでない」方々もさらに二種類に分かれますの。
私を排除した事を手柄にロンバード様に取り入ろうとする方と、ダリル様に取り入ろうとする方。
嫌ですわ!
もっと別の方法でお側に仕えることもできますのに、無能を晒して平気だなんて!
「私、ダリル殿下にこの国を住み良い国へと変えて頂きたく、ご意見を差し上げているのですわ」
「は、女に国政を論じる事など無理に決まっているだろう。
もう少しましな嘘をついたらどうだ」
困った事に、この世界には女の数が少なすぎるのです。
だから女性の地位がごく一部を除いて異様に低い。
男どもにとって女を嫁に貰うことは一種のステータスであり、自分に金がある事をアピールする手段であり…
自分と同じ能力を持つ子を確実に産ませられる道具でもありますの。
男同士でも子どもは出来ますわ。
ですが子どもが自分と同じ能力で生まれてくるとは限りませんの。
具体的に言えば、魔術師に嫁いだ女性は魔術師の素養がある子を、騎士に嫁いだ女性は騎士の素養がある子を産める、という事。
ですから、もし夫が思っているのと違う能力を持った子が生まれたのなら、夫にもそういう能力が隠れている…ということになります。
だから生まれた子の素養を見れば、自分の隠された能力に気がつける…
出世できる可能性が広がりますわね?
ですから…
「お前のようなあばずれに、俺の子どもを生ませてやると言っているんだ」
「…これが貴族の子息…クレイジーね」
「何か言ったか?このあばずれが!」
ですから、こういううだつの上がらなさそうなのが女性を無理やり妊娠させ、生んだ子どもを取り上げたあげく素養の中身が分かったら捨てる…という糞みたいな現実があるんですの。
「はぁ…ボキャ貧のクソおこちゃまにはため息しか出ませんな」
「うるさい!婚約者のおられるダリル殿下に近づくなど、あばずれ以外の何者でも無いだろうが!」
五月蝿いですわね…
この歳からこんな下品な言葉を使うなんて、親はどういう教育をしているのかしら?
「お話はそれだけ?
ならもう失礼しますわ、くだらない」
「待て!俺の話はまだ終わっていない!」
「お話はともかく、人間は終わってますわ」
「何だと!?」
「ダリル殿下と仲が良くなかったら貴方に手籠めにされても良い、という理論が成り立つのは、あなたのイカれた頭の中だけでしてよ?」
さっさとかかってらっしゃいな。
「おい、お前ら!この女を教育してやれ!」
「はは、ようやくかよ!ぎゃっ!?」
「女は初めてだが、優しく…うわ!?」
「何だこれ!?」
実は最初から分かっていたのですよ?
陰に3人程隠れているという事くらいね!
「植物魔法ですわ♡
そこにじっとしておられるのですもの、私植え込みと勘違い致しましたの♡」
「ぎゃあぁ~~~…!!」
「~~~!!」
「……!」
「き、きさま、何を」
「蔦で繭を作って差し上げましたの。
出て来られた時には、一皮むけておられると良いのですけど…
それではごきげんよう」
「ぎゃあああ!!」
やれやれ、こんなところに4つも巨大な繭があるのでは目立ちますわね。
植え込みで隠しておいて差し上げましょう…
ん?
「~~!~~!」
おや、あれは…
「…タさーん、ミリエッタさーん!」
あらっ、セジュール様!?
どうしてお一人でお越しですの!
お兄様はどうされまして!?
「ミリエッタ、お前、最近ダリル殿下と仲が良いらしいじゃないか」
ダリル殿下に人権の何たるかをレクチャー差し上げてから、こういう変な輩が湧いて仕方ありませんの。
ニヤニヤと厭らしい笑い方で近づいてきて…
こういう方は大体二種類に分かれますの。
ダリル様とロンバード様の結婚に反対されているかそうでないか…
「別に仲良くは御座いませんわ」
「ふぅん…じゃあ別に、俺がお前を嫁にしても構わないわけだ?」
どうやらこの方は、結婚支持派でらっしゃいますわね。
「いいえ?
私、偉そうにするだけの男は嫌いですわ」
「何だと!?」
そして「そうでない」方々もさらに二種類に分かれますの。
私を排除した事を手柄にロンバード様に取り入ろうとする方と、ダリル様に取り入ろうとする方。
嫌ですわ!
もっと別の方法でお側に仕えることもできますのに、無能を晒して平気だなんて!
「私、ダリル殿下にこの国を住み良い国へと変えて頂きたく、ご意見を差し上げているのですわ」
「は、女に国政を論じる事など無理に決まっているだろう。
もう少しましな嘘をついたらどうだ」
困った事に、この世界には女の数が少なすぎるのです。
だから女性の地位がごく一部を除いて異様に低い。
男どもにとって女を嫁に貰うことは一種のステータスであり、自分に金がある事をアピールする手段であり…
自分と同じ能力を持つ子を確実に産ませられる道具でもありますの。
男同士でも子どもは出来ますわ。
ですが子どもが自分と同じ能力で生まれてくるとは限りませんの。
具体的に言えば、魔術師に嫁いだ女性は魔術師の素養がある子を、騎士に嫁いだ女性は騎士の素養がある子を産める、という事。
ですから、もし夫が思っているのと違う能力を持った子が生まれたのなら、夫にもそういう能力が隠れている…ということになります。
だから生まれた子の素養を見れば、自分の隠された能力に気がつける…
出世できる可能性が広がりますわね?
ですから…
「お前のようなあばずれに、俺の子どもを生ませてやると言っているんだ」
「…これが貴族の子息…クレイジーね」
「何か言ったか?このあばずれが!」
ですから、こういううだつの上がらなさそうなのが女性を無理やり妊娠させ、生んだ子どもを取り上げたあげく素養の中身が分かったら捨てる…という糞みたいな現実があるんですの。
「はぁ…ボキャ貧のクソおこちゃまにはため息しか出ませんな」
「うるさい!婚約者のおられるダリル殿下に近づくなど、あばずれ以外の何者でも無いだろうが!」
五月蝿いですわね…
この歳からこんな下品な言葉を使うなんて、親はどういう教育をしているのかしら?
「お話はそれだけ?
ならもう失礼しますわ、くだらない」
「待て!俺の話はまだ終わっていない!」
「お話はともかく、人間は終わってますわ」
「何だと!?」
「ダリル殿下と仲が良くなかったら貴方に手籠めにされても良い、という理論が成り立つのは、あなたのイカれた頭の中だけでしてよ?」
さっさとかかってらっしゃいな。
「おい、お前ら!この女を教育してやれ!」
「はは、ようやくかよ!ぎゃっ!?」
「女は初めてだが、優しく…うわ!?」
「何だこれ!?」
実は最初から分かっていたのですよ?
陰に3人程隠れているという事くらいね!
「植物魔法ですわ♡
そこにじっとしておられるのですもの、私植え込みと勘違い致しましたの♡」
「ぎゃあぁ~~~…!!」
「~~~!!」
「……!」
「き、きさま、何を」
「蔦で繭を作って差し上げましたの。
出て来られた時には、一皮むけておられると良いのですけど…
それではごきげんよう」
「ぎゃあああ!!」
やれやれ、こんなところに4つも巨大な繭があるのでは目立ちますわね。
植え込みで隠しておいて差し上げましょう…
ん?
「~~!~~!」
おや、あれは…
「…タさーん、ミリエッタさーん!」
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