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ざまぁしやがれください!
順調、順調!
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今日は偶然にも、進学試験の成績発表日だ。
いや偶然なのは、天気が良くてこの季節にしては気温が高めって事の方か。
というわけで、成績が大々的に張り出された後、俺は計画通りに、昼休みセジュールを噴水前に呼び出した。
「学年1位おめでとう、セジュール」
「有難う御座います…兄上」
「…学園始まって以来の、3学年飛び級だって?」
「はい」
「さすがセ…じゃなくって、えー…あっ、
おとうとのくせになまいきだぞ!!」
俺はセジュールの肩を思いっ切り殴る。
そうして朝に付けたバフがちゃんとまだ効いているかを確認して、お腹をうんせと蹴る。
うん、めっちゃ固い、出来てる出来てる。
セジュールは蹴られた演技で後ろにヨタヨタと下がる。
おー、なかなか上手い…じゃなくて、えーと…
「そう、俺より目立つなって、いってるだろー!」
「で、でも、僕はっ!」
「うるさい!かわいくないんだよ!…えーと」
「『弟なら弟らしく兄を立てろ』」
「おとーとならおとーとらしく兄をたてろー!」
そして、両肩をドーン!と突く。
セジュールは派手に噴水の池に落ちる。
「これにこりたら、ら…ら…えっと…
……いいな!分かったか!!」
「……はい」
「……」
俺は周りの反応を確かめる。
いい感じでみんなザワついてる…よし。
噴水の傍ではセジュールの友だちが心配そうにこっちを見てる…よし!
「いーきになるなよ!ふん!!」
捨て台詞を吐いて、俺は噴水を後にする。
たくさんの人が俺を遠巻きにして、ヒソヒソしてる…うんうん、いいぞ!
作戦は大成功だ!
俺はスキップしそうな自分を抑えて、食堂へ急いだ。
***
食堂へ行くと、入口で俺の婚約者であるダリル様に捕まった。
すっごい不機嫌そうな顔で、俺の腕を掴んで、いつもの席に引きずっていく。
注文する暇も無かったので、仕方なく大声でオーダーする。
「おっちゃーん!俺、Aランチー!」
「あいよー!」
食堂のおっちゃんとは顔見知りなので、支払いは食った後でも大丈夫。
ちなAランチは一番安いメニュー。
お肉が無いけど背に腹は代えられない。
席について、俺のAランチとダリル様のスペシャルランチが届いたところで、ダリル様が俺を睨みつけて言う。
「…今日のアレは何だ」
「アレとは?」
「噴水前で弟とじゃれていたアレだ」
「いや、別にじゃれてた訳じゃなくて」
「じゃあ何だ」
「虐めです!」
「…はきはきと答える事か、馬鹿」
「いやぁ、俺、悪役令息なんでー。
……いただきます」
飯は冷めないうちに食う、これ大事…
あ、そうそう、忘れてた。
ダリル様のランチの全体をしっかり視界に入れて…っと。
「鑑定…ヨシ、殿下のお食事は今日も無毒!」
「……」
「さ、さ!飯はあったかいうちに食べないと」
「……ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして」
ダリル様は王子様だから、食べる物に毒が入ってないかいちいち確認しなきゃならない。
ま、即死級の毒でなきゃ解毒の魔法で何とかなるけどね!
法律でそう決まってるんだってさ。
王族って大変だね。
俺はスープを一口飲む。
ダリル様は相変わらず不機嫌だ…
この調子なら、早いうちに作戦は成功するに違いない。
ふふふ。
「…俺は、お前としか結婚しないぞ」
「えっ何で?」
ダリル様の唐突な科白に俺はびっくりして、うっかり素になって聞いてしまった。
するとやっぱり不機嫌なまま、ダリル様は言った。
「決まっているだろう、お前を愛しているからだ。
その上家柄も問題無いし、能力も充分過ぎる。
反対する者は少数派だ、お前の弟とかな」
「えっ、セジュールが?……やっぱり」
「まあ、いざとなれば決闘でもして奪うだけだ」
「へ…へぇー…」
決闘も辞さないって、やっぱ親父と…かなぁ。
……はっ!!
「もしかして、俺と…」
「何故そうなる」
ううん、やっぱすぐには無理か…。
けど、ダリル様の様子を見るに、ちょっと効いてる…気がするな。
よし、しばらくはこの作戦を続行だ…
ダリル様、お覚悟!!
いや偶然なのは、天気が良くてこの季節にしては気温が高めって事の方か。
というわけで、成績が大々的に張り出された後、俺は計画通りに、昼休みセジュールを噴水前に呼び出した。
「学年1位おめでとう、セジュール」
「有難う御座います…兄上」
「…学園始まって以来の、3学年飛び級だって?」
「はい」
「さすがセ…じゃなくって、えー…あっ、
おとうとのくせになまいきだぞ!!」
俺はセジュールの肩を思いっ切り殴る。
そうして朝に付けたバフがちゃんとまだ効いているかを確認して、お腹をうんせと蹴る。
うん、めっちゃ固い、出来てる出来てる。
セジュールは蹴られた演技で後ろにヨタヨタと下がる。
おー、なかなか上手い…じゃなくて、えーと…
「そう、俺より目立つなって、いってるだろー!」
「で、でも、僕はっ!」
「うるさい!かわいくないんだよ!…えーと」
「『弟なら弟らしく兄を立てろ』」
「おとーとならおとーとらしく兄をたてろー!」
そして、両肩をドーン!と突く。
セジュールは派手に噴水の池に落ちる。
「これにこりたら、ら…ら…えっと…
……いいな!分かったか!!」
「……はい」
「……」
俺は周りの反応を確かめる。
いい感じでみんなザワついてる…よし。
噴水の傍ではセジュールの友だちが心配そうにこっちを見てる…よし!
「いーきになるなよ!ふん!!」
捨て台詞を吐いて、俺は噴水を後にする。
たくさんの人が俺を遠巻きにして、ヒソヒソしてる…うんうん、いいぞ!
作戦は大成功だ!
俺はスキップしそうな自分を抑えて、食堂へ急いだ。
***
食堂へ行くと、入口で俺の婚約者であるダリル様に捕まった。
すっごい不機嫌そうな顔で、俺の腕を掴んで、いつもの席に引きずっていく。
注文する暇も無かったので、仕方なく大声でオーダーする。
「おっちゃーん!俺、Aランチー!」
「あいよー!」
食堂のおっちゃんとは顔見知りなので、支払いは食った後でも大丈夫。
ちなAランチは一番安いメニュー。
お肉が無いけど背に腹は代えられない。
席について、俺のAランチとダリル様のスペシャルランチが届いたところで、ダリル様が俺を睨みつけて言う。
「…今日のアレは何だ」
「アレとは?」
「噴水前で弟とじゃれていたアレだ」
「いや、別にじゃれてた訳じゃなくて」
「じゃあ何だ」
「虐めです!」
「…はきはきと答える事か、馬鹿」
「いやぁ、俺、悪役令息なんでー。
……いただきます」
飯は冷めないうちに食う、これ大事…
あ、そうそう、忘れてた。
ダリル様のランチの全体をしっかり視界に入れて…っと。
「鑑定…ヨシ、殿下のお食事は今日も無毒!」
「……」
「さ、さ!飯はあったかいうちに食べないと」
「……ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして」
ダリル様は王子様だから、食べる物に毒が入ってないかいちいち確認しなきゃならない。
ま、即死級の毒でなきゃ解毒の魔法で何とかなるけどね!
法律でそう決まってるんだってさ。
王族って大変だね。
俺はスープを一口飲む。
ダリル様は相変わらず不機嫌だ…
この調子なら、早いうちに作戦は成功するに違いない。
ふふふ。
「…俺は、お前としか結婚しないぞ」
「えっ何で?」
ダリル様の唐突な科白に俺はびっくりして、うっかり素になって聞いてしまった。
するとやっぱり不機嫌なまま、ダリル様は言った。
「決まっているだろう、お前を愛しているからだ。
その上家柄も問題無いし、能力も充分過ぎる。
反対する者は少数派だ、お前の弟とかな」
「えっ、セジュールが?……やっぱり」
「まあ、いざとなれば決闘でもして奪うだけだ」
「へ…へぇー…」
決闘も辞さないって、やっぱ親父と…かなぁ。
……はっ!!
「もしかして、俺と…」
「何故そうなる」
ううん、やっぱすぐには無理か…。
けど、ダリル様の様子を見るに、ちょっと効いてる…気がするな。
よし、しばらくはこの作戦を続行だ…
ダリル様、お覚悟!!
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