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本編
79. 乙女は野獣を誘惑したい。 *
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良い時間になってアンネ達がおやすみなさいませと部屋を出て行って、そして一人部屋に残されたリィナはナイトガウンの胸元をきゅっと握りしめながら、フェリクスの部屋へと続くドアの前に立った。
やっぱり一応ノックはした方が良いわよね?と、小さくドアを叩いてから、そぉっとドアを開ける。
隙間から覗くようにして薄暗い部屋の中に向かって小さくフェリクスの名を呼んでみると、何やってんだと可笑しそうな声が返ってくる。
「別にノックなんてせずに入って来て良いんだぞ」
フェリクスの側からドアが開けられて、少しよろめいてしまったリィナは、けれどすぐにぽすんと大きな身体に受け止められる。
「で、でも、ふっ……夫婦、と言いましてもマナーは大事だと……思いますし……」
もじもじと自分のガウンの襟元を握っているリィナに、フェリクスはまぁなと返すと、ひょいとリィナを抱き上げる。
「ちっと透けてるくらいで、思ったより普通なんだな。あいつらの事だからまたとんでもねーもん着せのかと思ってたが……」
リィナの首筋に唇を落としたフェリクスに、リィナはうっと小さく呻くと、さり気なくガウンの胸元を寄せる。
その動きに気付いたフェリクスはふぅん?と口端を上げると、自分のベッドへとリィナを運んで、ゆっくり下ろした。
「中がとんでもねーわけだ」
ガウンの襟に手をかけられて、リィナはひゃっと声を上げて、ずりずりとベッドの上で後ずさる。
「あ、あの……あの、灯りを……消して……」
「そしたら見えねーだろ」
「見えなくて良いんですっ!見えなくて大丈夫ですから……!!」
「つってもなぁ……これ消したら真っ暗だぞ?」
顔を真っ赤にしてぎゅうっと襟元を握りしめたリィナに、フェリクスはこれ、とサイドテーブルの小さなランプを顎で示す。
「あ……あの、今夜は、お月様が明るい、です……よ?」
ランプの灯りも消してほしいと言えずに、そんな風に遠回しに訴えてみたリィナに、フェリクスは少し考えてニヤリと悪そうな笑みを浮かべる。
「ランプを消して窓際ですんのと、このままココですんのと、どっちが良い?」
そんな二択を提示されて、リィナは涙目になる。
「ランプを消して、ここで、が良いです……」
「──一体何を着せられてんだ、お前は」
少しからかって遊ぼうと思っていたフェリクスだったが、純粋に興味が勝ってしまって、ベッドのヘッドボードに背中をくっつけて逃げられなくなっているリィナの腕を引く。
「あっ──!」
あっけなくフェリクスの胸に飛び込んだリィナが気がついた時には、お腹の辺りで結ばれているガウンの紐にフェリクスの手がかかっていて、待って、と言った瞬間にはするりと解かれてしまった。
「やっ……!」
慌てて掻き合わせようとした手首をゆるりと捕まえられて、ガウンの肩が落とされる。
サテン地のガウンは、落ちないで!と願ったリィナの願いに反して、どこにも引っかかる事なくさらりとベッドの上へと落ちてしまった。
「………すげぇ」
ぼそりと落とされたフェリクスの一言にリィナは真っ赤になって、そして目の前のフェリクスの胸に抱き着く。
「あ、こら。ちゃんと見せろ」
「嫌です。やっぱり無理です……!」
抱き着いていれば見られる事はないと、リィナはぎゅうっとフェリクスのガウンを握りしめる。
「この部屋には俺しかいないし、どうせこの後全部見るのに、か?」
顎を持ち上げられて上向かされて、リィナはでもだって……と瞳を潤ませる。
「ほら、少しで良いから離れろって──それとも、俺に隠し事すんのか?」
「そっ……その言い方は……何だかずるい、です………」
それでもおずおずと身体を離したリィナに良い子だと囁いて、フェリクスはリィナの身体を自身の胸からやんわりと引き剥がす。
恥ずかしそうに僅かに身を捩っているリィナのその姿に、フェリクスは思わず溜め息ともつかない息を漏らした。
「あいつら、ホントよく見つけて来るよなぁ……」
感心したようなフェリクスの呟きに、リィナも思わずこくこくと頷く。
前回のような肩紐一本すらもなく剥き出しになった肩に、胸元と裾のレース以外は全て薄布になっていて──つまりはレースで僅かに隠された胸の上部と足の付け根に近い太腿以外は、リィナの身体が透けて見えている。
もうこれは確実に"服"ではないなというくらいの透けっぷりで、ここまであからさまだと流石に萎える──わけもなく、『恥ずかし気に身を捩っている新妻』という本体のおかげで、フェリクスは簡単に昂った。
フェリクスはぴらりと胸の部分の、絶妙に頂きまでを隠している幾重か重なっているレースを指で持ち上げてみる。
現れた、既につんと上向いたそれに、フェリクスは口端を持ち上げた。
「恥ずかしい格好させられて、喜んでんのか?」
薄布の上から、ぷくりと膨らんでいるそこを舌先でつつくように刺激すると、リィナの身体が小さく揺れる。
「ち、ちが……」
「違うのか?」
ちゅっと薄布の上から頂きを吸うと、リィナがやぁっと身体を捩る。
捩った拍子に、胸に引っかかっているだけのような状態だった夜着が僅かにずり落ちた。
「あっ……」
慌てて自身を抱き締めるように胸元を隠したリィナに、フェリクスはこら、とリィナの手首をつかむ。
「隠すなつってんだろ」
「ち、ちが……あの、あの、少し待って下さぃ……」
あわあわと割座で座り直したリィナはずり落ちてしまったレースの部分を引き上げて元に戻すと、すーはーと深呼吸をしてから、フェリクスに向かって両腕を伸ばす。
「フェリクス様──だんな様。え、と、その……リィナのぜんぶ、たべてください……?」
『フェリクス様の甘々攻撃に勝つには、やはり先手必勝。こちらから誘惑してコントロールしてしまえば良いのです』
なんてアンネのアドバイスの元、セリフまで指定されて臨んだけれど、本来これは部屋に入って直ぐに、ガウンを脱ぎながら言うはずだった言葉で、そしてアンネのプランではそのままリィナがフェリクスをベッドへと誘う、という流れだった。
初っ端で崩れてしまった計画の立て直しを計ってみたものの、リィナ自身これで良いのかしらと思ってしまった為に僅かに語尾が疑問形になってしまって、誘惑など出来たような気がちっともしない。
ダメよ、アンネ。やっぱり私には誘惑なんて無理だわ──
と心の中でアンネに訴えて、伸ばした腕を下ろしかけたところで、その腕をフェリクスに掬われる。
「ったく、どうせアンネの入れ知恵だろ」
ぐっと腕を引かれて、フェリクスの腕の中に収められて、くしゃりと前髪を上げられた額に、目尻に、耳朶に、頬に、
啄むようなキスが降ってくる。
フェリクスの唇が触れる度に、リィナは固まってしまっていた身体が溶かされて行くような気分になって、無意識に強張っていた身体から力を抜いた。
「目の前に美味そうな果実が転がってんのに、食わねぇって選択肢はねーよな」
もたれるようにフェリクスに身体を預けたリィナは顎を持ち上げられて、食むように唇を重ねられる。
ゆっくり離れていく唇を追うように腕を持ち上げて、リィナはフェリクスの唇をそっと撫でる。
「──呆れないで、たべてくれますか?」
その言葉に、ニヤリと笑ったフェリクスがリィナの手を取って、その甲に唇を落とす。
「可愛い妻の、望み通りに」
可愛い、だなんて言われて、しかも妻とも言われて、リィナは真っ赤になって俯きながらもフェリクスの前に膝立つと、腕で胸を隠す様にしながら夜着の胸元を引く。
はらりと肌を滑り落ちて、腰に引っかかって止まった夜着はそのままに、リィナはフェリクスを見上げておずおずと手を伸ばした。
「フェルさま……たべてください……」
「もう少し愉しみたかったとこだが──」
フェリクスが意地悪そうに笑ったかと思ったら、伸ばした手を絡めとられて、リィナの視界がくるんと回った。
ぽすんと柔らかな枕に頭が沈んで、フェリクスが覆いかぶさってくる。
「次からは着たまま愉しめるやつにしろって言っとけ」
こんな簡単に落ちるとか脱がす愉しみがなくなったじゃねーかと呟いたフェリクスに、リィナはぷるぷると首を振る。
「そ……そんな恥ずかしいこと、言えません………」
「なら前のやつの方が良かった、でも良いぞ」
「そんな事言ったら、アンネ達がまた変なの買って来ちゃうじゃないですか……!」
「今更透けてる服の一枚や二枚増えたって良いじゃねーか」
ぷるぷるぷると首を振るリィナに、まぁどうせすぐに脱がすから、最初から何も着てなくても良いけどなと笑ったフェリクスに、リィナはそれもちょっと……と瞳を潤ませた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
当初オフショルダーを想定していましたが、何かあっさり落ちたので、多分ベアトップだったんだとおもいます(テキトー)
フェリクスさんが変態なのは………もうフェリクスさんが変態でいーかな。
変態夫婦と変態侍女……(薄笑い)
ちなみに次回はF氏(笑)のもだもだタイムが挟まりますm(__)m
やっぱり一応ノックはした方が良いわよね?と、小さくドアを叩いてから、そぉっとドアを開ける。
隙間から覗くようにして薄暗い部屋の中に向かって小さくフェリクスの名を呼んでみると、何やってんだと可笑しそうな声が返ってくる。
「別にノックなんてせずに入って来て良いんだぞ」
フェリクスの側からドアが開けられて、少しよろめいてしまったリィナは、けれどすぐにぽすんと大きな身体に受け止められる。
「で、でも、ふっ……夫婦、と言いましてもマナーは大事だと……思いますし……」
もじもじと自分のガウンの襟元を握っているリィナに、フェリクスはまぁなと返すと、ひょいとリィナを抱き上げる。
「ちっと透けてるくらいで、思ったより普通なんだな。あいつらの事だからまたとんでもねーもん着せのかと思ってたが……」
リィナの首筋に唇を落としたフェリクスに、リィナはうっと小さく呻くと、さり気なくガウンの胸元を寄せる。
その動きに気付いたフェリクスはふぅん?と口端を上げると、自分のベッドへとリィナを運んで、ゆっくり下ろした。
「中がとんでもねーわけだ」
ガウンの襟に手をかけられて、リィナはひゃっと声を上げて、ずりずりとベッドの上で後ずさる。
「あ、あの……あの、灯りを……消して……」
「そしたら見えねーだろ」
「見えなくて良いんですっ!見えなくて大丈夫ですから……!!」
「つってもなぁ……これ消したら真っ暗だぞ?」
顔を真っ赤にしてぎゅうっと襟元を握りしめたリィナに、フェリクスはこれ、とサイドテーブルの小さなランプを顎で示す。
「あ……あの、今夜は、お月様が明るい、です……よ?」
ランプの灯りも消してほしいと言えずに、そんな風に遠回しに訴えてみたリィナに、フェリクスは少し考えてニヤリと悪そうな笑みを浮かべる。
「ランプを消して窓際ですんのと、このままココですんのと、どっちが良い?」
そんな二択を提示されて、リィナは涙目になる。
「ランプを消して、ここで、が良いです……」
「──一体何を着せられてんだ、お前は」
少しからかって遊ぼうと思っていたフェリクスだったが、純粋に興味が勝ってしまって、ベッドのヘッドボードに背中をくっつけて逃げられなくなっているリィナの腕を引く。
「あっ──!」
あっけなくフェリクスの胸に飛び込んだリィナが気がついた時には、お腹の辺りで結ばれているガウンの紐にフェリクスの手がかかっていて、待って、と言った瞬間にはするりと解かれてしまった。
「やっ……!」
慌てて掻き合わせようとした手首をゆるりと捕まえられて、ガウンの肩が落とされる。
サテン地のガウンは、落ちないで!と願ったリィナの願いに反して、どこにも引っかかる事なくさらりとベッドの上へと落ちてしまった。
「………すげぇ」
ぼそりと落とされたフェリクスの一言にリィナは真っ赤になって、そして目の前のフェリクスの胸に抱き着く。
「あ、こら。ちゃんと見せろ」
「嫌です。やっぱり無理です……!」
抱き着いていれば見られる事はないと、リィナはぎゅうっとフェリクスのガウンを握りしめる。
「この部屋には俺しかいないし、どうせこの後全部見るのに、か?」
顎を持ち上げられて上向かされて、リィナはでもだって……と瞳を潤ませる。
「ほら、少しで良いから離れろって──それとも、俺に隠し事すんのか?」
「そっ……その言い方は……何だかずるい、です………」
それでもおずおずと身体を離したリィナに良い子だと囁いて、フェリクスはリィナの身体を自身の胸からやんわりと引き剥がす。
恥ずかしそうに僅かに身を捩っているリィナのその姿に、フェリクスは思わず溜め息ともつかない息を漏らした。
「あいつら、ホントよく見つけて来るよなぁ……」
感心したようなフェリクスの呟きに、リィナも思わずこくこくと頷く。
前回のような肩紐一本すらもなく剥き出しになった肩に、胸元と裾のレース以外は全て薄布になっていて──つまりはレースで僅かに隠された胸の上部と足の付け根に近い太腿以外は、リィナの身体が透けて見えている。
もうこれは確実に"服"ではないなというくらいの透けっぷりで、ここまであからさまだと流石に萎える──わけもなく、『恥ずかし気に身を捩っている新妻』という本体のおかげで、フェリクスは簡単に昂った。
フェリクスはぴらりと胸の部分の、絶妙に頂きまでを隠している幾重か重なっているレースを指で持ち上げてみる。
現れた、既につんと上向いたそれに、フェリクスは口端を持ち上げた。
「恥ずかしい格好させられて、喜んでんのか?」
薄布の上から、ぷくりと膨らんでいるそこを舌先でつつくように刺激すると、リィナの身体が小さく揺れる。
「ち、ちが……」
「違うのか?」
ちゅっと薄布の上から頂きを吸うと、リィナがやぁっと身体を捩る。
捩った拍子に、胸に引っかかっているだけのような状態だった夜着が僅かにずり落ちた。
「あっ……」
慌てて自身を抱き締めるように胸元を隠したリィナに、フェリクスはこら、とリィナの手首をつかむ。
「隠すなつってんだろ」
「ち、ちが……あの、あの、少し待って下さぃ……」
あわあわと割座で座り直したリィナはずり落ちてしまったレースの部分を引き上げて元に戻すと、すーはーと深呼吸をしてから、フェリクスに向かって両腕を伸ばす。
「フェリクス様──だんな様。え、と、その……リィナのぜんぶ、たべてください……?」
『フェリクス様の甘々攻撃に勝つには、やはり先手必勝。こちらから誘惑してコントロールしてしまえば良いのです』
なんてアンネのアドバイスの元、セリフまで指定されて臨んだけれど、本来これは部屋に入って直ぐに、ガウンを脱ぎながら言うはずだった言葉で、そしてアンネのプランではそのままリィナがフェリクスをベッドへと誘う、という流れだった。
初っ端で崩れてしまった計画の立て直しを計ってみたものの、リィナ自身これで良いのかしらと思ってしまった為に僅かに語尾が疑問形になってしまって、誘惑など出来たような気がちっともしない。
ダメよ、アンネ。やっぱり私には誘惑なんて無理だわ──
と心の中でアンネに訴えて、伸ばした腕を下ろしかけたところで、その腕をフェリクスに掬われる。
「ったく、どうせアンネの入れ知恵だろ」
ぐっと腕を引かれて、フェリクスの腕の中に収められて、くしゃりと前髪を上げられた額に、目尻に、耳朶に、頬に、
啄むようなキスが降ってくる。
フェリクスの唇が触れる度に、リィナは固まってしまっていた身体が溶かされて行くような気分になって、無意識に強張っていた身体から力を抜いた。
「目の前に美味そうな果実が転がってんのに、食わねぇって選択肢はねーよな」
もたれるようにフェリクスに身体を預けたリィナは顎を持ち上げられて、食むように唇を重ねられる。
ゆっくり離れていく唇を追うように腕を持ち上げて、リィナはフェリクスの唇をそっと撫でる。
「──呆れないで、たべてくれますか?」
その言葉に、ニヤリと笑ったフェリクスがリィナの手を取って、その甲に唇を落とす。
「可愛い妻の、望み通りに」
可愛い、だなんて言われて、しかも妻とも言われて、リィナは真っ赤になって俯きながらもフェリクスの前に膝立つと、腕で胸を隠す様にしながら夜着の胸元を引く。
はらりと肌を滑り落ちて、腰に引っかかって止まった夜着はそのままに、リィナはフェリクスを見上げておずおずと手を伸ばした。
「フェルさま……たべてください……」
「もう少し愉しみたかったとこだが──」
フェリクスが意地悪そうに笑ったかと思ったら、伸ばした手を絡めとられて、リィナの視界がくるんと回った。
ぽすんと柔らかな枕に頭が沈んで、フェリクスが覆いかぶさってくる。
「次からは着たまま愉しめるやつにしろって言っとけ」
こんな簡単に落ちるとか脱がす愉しみがなくなったじゃねーかと呟いたフェリクスに、リィナはぷるぷると首を振る。
「そ……そんな恥ずかしいこと、言えません………」
「なら前のやつの方が良かった、でも良いぞ」
「そんな事言ったら、アンネ達がまた変なの買って来ちゃうじゃないですか……!」
「今更透けてる服の一枚や二枚増えたって良いじゃねーか」
ぷるぷるぷると首を振るリィナに、まぁどうせすぐに脱がすから、最初から何も着てなくても良いけどなと笑ったフェリクスに、リィナはそれもちょっと……と瞳を潤ませた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
当初オフショルダーを想定していましたが、何かあっさり落ちたので、多分ベアトップだったんだとおもいます(テキトー)
フェリクスさんが変態なのは………もうフェリクスさんが変態でいーかな。
変態夫婦と変態侍女……(薄笑い)
ちなみに次回はF氏(笑)のもだもだタイムが挟まりますm(__)m
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