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凶事の始まり
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魔使具人形が飛び去るのを確認すると、ポピッカは再び腰の袋から薄い板のようなゴーグルを取り出して装着する。
「このシンクログラスを通じて、私はあの人形の見たもの聞いたものをそのまま受け取る事が出来ますの。今、地下6階の後半部分を飛んでおりますわ」
ポピッカは少し首を振りながら、遠くの方を見ているような動作をした。
「よぉ、一人で見てないで、それ、俺にも貸してくれよ」
ゲルドーシュが、おもちゃを欲しがる子供のような声で申し出る。
「ダメですわ。これは私とあの子をつなぐ大事な接点ですもの。外してしまってはコントロールが上手く出来ませんの。ただ、私とあの子が見ているものを、皆さんにもお見せする事は可能ですわ」
そういってポピッカは、顔に装着している魔使具のボタンを押す。すると魔使具に刻まれているスリットのような部分から光が放たれ、凄まじいスピードで過ぎ去っていくダンジョンの壁や床を映し出した映像が、1メートルくらい先の空中に浮かび上がる。
「おぉ!なんだこれ?。まるで魔法みたいだな!!」
ゲルドーシュが、素っ頓狂な声をあげた。
いや、だから魔法なんだって……。彼以外の皆がそう思ったろうが、もちろん誰も口にはしない。
「これは素晴らしい!。遠距離操作でこれだけのスピードを出しているにもかかわらず、周囲の壁にぶつからないなんて! しかも曲がり角での様子を見ると、遠心力を無効化する魔法も含まれているようですな」
先ほどまでの重苦しい雰囲気もどこ吹く風、この手のアイテムには目がない”マニア”と化したザレドスが歓喜する。
映し出された映像を見ると、人形は既に地下6階の中頃付近に到達しているようだ。このままいけば、早晩、使い魔が任務を完遂出来なかった理由もわかるだろう。
「でもよぉ、こんな便利なもん持ってるんだったらさ、あの人形で未踏破部分をチャチャッと調べた方が早かったんじゃねぇのか?」
ゲルドーシュが、ふと疑問を口にする。
「あなたにしては、まともな事を言いますわね。ただ残念な事にそれは叶いませんの。あの子を動かすにはそれなり以上のマジックエッセンスを消費しますし、細かい部分など、やはり人の目で見るようには行きませんもの」
何ひとつ見逃さないよう集中するポピッカが、片手間に戦士の疑問にこたえた。
早々に地下6階を通り抜け、地下5階、地下4階、地下3階、地下2階と魔使具人形は飛び続ける。ボクは魔使具人形の形態や仕様を見て、ふと”ポピッカはもしかして……”と思ったのだけれど、それは後に的中する事となった。
「あっ!」
地下2階の序盤付近に到達した魔使具人形からの映像が映し出されると、皆が一斉に叫んだ。なんと、地下1階への階段があるはずの場所が、瓦礫の山と化しているではないか。これでは連絡用の使い魔が地上へ抜け出る事は適わない。
「夕べの奇妙な音は、この崩落のものだったんですな……」
呆然とした口調でザレドスが言った。
「おい、なんだよこりゃ。どうなってるんだよ、ええっ!?」
ゲルドーシュの狼狽した雄たけびが、ダンジョン内に空しく響く。
「おちつけ、ゲル! 騒いでも何も解決しないぞ!!」
ボクは厳しく戦士をねめつける。パニックはいったん広がると、後はどうしようもなくなる。混乱の芽は早いうちに摘まねばならない。突然の叱責にゲルドーシュは呆気にとられ、結果として落ち着きを取り戻す。
「いや、正直これは予想していなかった。太古のダンジョンであればこういった事も珍しくはないけれど、ここは比較的新しい迷宮だし、ボクらがあそこを通った時もこれだけ激しく崩れる兆候は見られなかったと思う。どうだい、ザレドス」
「そうですね。私は通る場所全てを探査用魔使具で見ていましたが、ダンジョンが崩壊するほどヒビが入っていたり歪んでいたという事は絶対にありません」
細工師は自信をもって断言した。
「じゃぁ、何で崩れたんだよ。おかしいじゃねぇか」
落ち着きを取り戻したとはいえ、いまだ狼狽状態にあるゲルドーシュが問い詰める。
「ポピッカ、あそこに転がっている瓦礫の、ほんの小さなもので良いですから、持ち帰る事は出来ませんか?」
ザレドスが僧侶に要望した。
「えぇ、それでは……」
ポピッカは魔使具人形を地上に降ろし、適当な瓦礫を物色する。そして直径3cmほどの小さい破片を彼に示した。
「えぇ、これで十分です」
ザレドスが答えると魔使具人形はその小片を拾い、再び辺りの様子を伺いだした。階段部分は既に原形を留めておらず、そればかりかアリの這い出る僅かな隙間すら見つからない。
「では、念のため」
ポピッカが新たな呪文を唱え始める。
映し出された映像は歪み、更には全体が暗黒に包まれたように閉ざされた。
「これは、思った以上に深刻ですわね」
彼女が深い溜息をつく。
「なんだよ、どういうことだよ」
ゲルドーシュが僧侶に食って掛かった。
「落ち着いて、ゲル。皆さんも心を穏やかにして聞いて下さいましね。今、簡易的にですがあの子を通じて透視魔法を使ってみましたの。その結果、皆さんもご覧になった通り、地下2階の天井部分は先が全く見通せません……」
つまり……?。恐らく彼女以外の皆が、そう心の中でつぶやいたろう。
「地下1階部分は相当量、いえ場合によっては、全面的に崩落している可能性がありますわ」
「このシンクログラスを通じて、私はあの人形の見たもの聞いたものをそのまま受け取る事が出来ますの。今、地下6階の後半部分を飛んでおりますわ」
ポピッカは少し首を振りながら、遠くの方を見ているような動作をした。
「よぉ、一人で見てないで、それ、俺にも貸してくれよ」
ゲルドーシュが、おもちゃを欲しがる子供のような声で申し出る。
「ダメですわ。これは私とあの子をつなぐ大事な接点ですもの。外してしまってはコントロールが上手く出来ませんの。ただ、私とあの子が見ているものを、皆さんにもお見せする事は可能ですわ」
そういってポピッカは、顔に装着している魔使具のボタンを押す。すると魔使具に刻まれているスリットのような部分から光が放たれ、凄まじいスピードで過ぎ去っていくダンジョンの壁や床を映し出した映像が、1メートルくらい先の空中に浮かび上がる。
「おぉ!なんだこれ?。まるで魔法みたいだな!!」
ゲルドーシュが、素っ頓狂な声をあげた。
いや、だから魔法なんだって……。彼以外の皆がそう思ったろうが、もちろん誰も口にはしない。
「これは素晴らしい!。遠距離操作でこれだけのスピードを出しているにもかかわらず、周囲の壁にぶつからないなんて! しかも曲がり角での様子を見ると、遠心力を無効化する魔法も含まれているようですな」
先ほどまでの重苦しい雰囲気もどこ吹く風、この手のアイテムには目がない”マニア”と化したザレドスが歓喜する。
映し出された映像を見ると、人形は既に地下6階の中頃付近に到達しているようだ。このままいけば、早晩、使い魔が任務を完遂出来なかった理由もわかるだろう。
「でもよぉ、こんな便利なもん持ってるんだったらさ、あの人形で未踏破部分をチャチャッと調べた方が早かったんじゃねぇのか?」
ゲルドーシュが、ふと疑問を口にする。
「あなたにしては、まともな事を言いますわね。ただ残念な事にそれは叶いませんの。あの子を動かすにはそれなり以上のマジックエッセンスを消費しますし、細かい部分など、やはり人の目で見るようには行きませんもの」
何ひとつ見逃さないよう集中するポピッカが、片手間に戦士の疑問にこたえた。
早々に地下6階を通り抜け、地下5階、地下4階、地下3階、地下2階と魔使具人形は飛び続ける。ボクは魔使具人形の形態や仕様を見て、ふと”ポピッカはもしかして……”と思ったのだけれど、それは後に的中する事となった。
「あっ!」
地下2階の序盤付近に到達した魔使具人形からの映像が映し出されると、皆が一斉に叫んだ。なんと、地下1階への階段があるはずの場所が、瓦礫の山と化しているではないか。これでは連絡用の使い魔が地上へ抜け出る事は適わない。
「夕べの奇妙な音は、この崩落のものだったんですな……」
呆然とした口調でザレドスが言った。
「おい、なんだよこりゃ。どうなってるんだよ、ええっ!?」
ゲルドーシュの狼狽した雄たけびが、ダンジョン内に空しく響く。
「おちつけ、ゲル! 騒いでも何も解決しないぞ!!」
ボクは厳しく戦士をねめつける。パニックはいったん広がると、後はどうしようもなくなる。混乱の芽は早いうちに摘まねばならない。突然の叱責にゲルドーシュは呆気にとられ、結果として落ち着きを取り戻す。
「いや、正直これは予想していなかった。太古のダンジョンであればこういった事も珍しくはないけれど、ここは比較的新しい迷宮だし、ボクらがあそこを通った時もこれだけ激しく崩れる兆候は見られなかったと思う。どうだい、ザレドス」
「そうですね。私は通る場所全てを探査用魔使具で見ていましたが、ダンジョンが崩壊するほどヒビが入っていたり歪んでいたという事は絶対にありません」
細工師は自信をもって断言した。
「じゃぁ、何で崩れたんだよ。おかしいじゃねぇか」
落ち着きを取り戻したとはいえ、いまだ狼狽状態にあるゲルドーシュが問い詰める。
「ポピッカ、あそこに転がっている瓦礫の、ほんの小さなもので良いですから、持ち帰る事は出来ませんか?」
ザレドスが僧侶に要望した。
「えぇ、それでは……」
ポピッカは魔使具人形を地上に降ろし、適当な瓦礫を物色する。そして直径3cmほどの小さい破片を彼に示した。
「えぇ、これで十分です」
ザレドスが答えると魔使具人形はその小片を拾い、再び辺りの様子を伺いだした。階段部分は既に原形を留めておらず、そればかりかアリの這い出る僅かな隙間すら見つからない。
「では、念のため」
ポピッカが新たな呪文を唱え始める。
映し出された映像は歪み、更には全体が暗黒に包まれたように閉ざされた。
「これは、思った以上に深刻ですわね」
彼女が深い溜息をつく。
「なんだよ、どういうことだよ」
ゲルドーシュが僧侶に食って掛かった。
「落ち着いて、ゲル。皆さんも心を穏やかにして聞いて下さいましね。今、簡易的にですがあの子を通じて透視魔法を使ってみましたの。その結果、皆さんもご覧になった通り、地下2階の天井部分は先が全く見通せません……」
つまり……?。恐らく彼女以外の皆が、そう心の中でつぶやいたろう。
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