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16話 私の出番が来たようだ(アンネリーゼ視点)
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父が再婚すると聞いた時、どうでもいいと思った。
どうせ継母なんてろくなもんじゃないだろう。実の母も最低だった。もう期待しないのが1番だ。
私は前世の記憶があった。
弟のリーンハルトの出産を終え、王都からこの辺境の地に戻ってきた母は毎日イライラして、私にあたっていた。
あの日は、母に叩かれ、突き飛ばされて壁に当たり頭を打った。意識を失い。丸一日意識が戻らなかった。その時に思い出したのだ。
前世の私は小説や漫画を読むのが好きだった。32歳で事故で亡くなった杏音という平凡な日本人だった。
そしてここは読んでいた小説「真実の愛に生きる」の世界だと気がついた。
アンネリーゼになって物心ついた頃から母に虐待されていた。躾と称して叩かれた。
暴力は叩かれるくらいだったが、毎日のように『あなたのようなダメな子はお父様もお祖父様もお祖母様もみんな嫌っているわ。生まれてこなければよかったのに』と言われていた。
『私に叩かれたと言ったところで、みんなはあなたが嘘をついていると思うわ。あなたの言うことを信じる人なんて誰もいないのよ』と言って笑うこともあった。
私は暗い子供だったと思う。父や祖父母のことも避けるようになった。いつも部屋の隅で本を読んでいる子供だった。
母はなんだかんだと理由をつけて王都に里帰りしていた。その時は、私も一緒に連れて行かれるのだが、基本、母方の祖父母は王都にあるグローズクロイツ家のタウンハウスで働いているので、家にはあまり帰ってこない。母は私を部屋に閉じ込め、夜会やお茶会へ遊びにいっていた。
母は煌びやかな世界が好きな人だったのだろう。王都で毎日夜会やお茶会に出席し、綺麗なドレスを着て、濃い化粧、キツい香水をつけ、踊ったり、お喋りしたりするのが好きだったようだが、辺境の地にはそんなものはなかった。
綺麗なドレスを着ても行くところもない。それに父は王都の男のように甘い言葉を囁いてはくれない。辺境の地でのストレスを私にぶつけていたのだろう。
小説のラストシーンは、主人公が、男児を産み、役目は終わった。あとは愛に生きると、真実の愛のお相手と手に手を取ってふたりで消える。
杏音の記憶が戻ってからは母に叩かれたり、罵られることは、それほど辛くなくなった。
32歳まで生きていた前世の私はかなり気が強く、図太かったからかもしれない。なんとか母との接触を避けながらその日がくるのをひたすら待った。
弟のリーンハルトが生まれてすぐ、母は小説どおり、姿を消した。
私は急に父や祖父母と打ち解けることはできず、弟と子供部屋に引きこもっていた。もう少し大きくなったら家を出て、前世の知識を活かして生きていこう。弟は跡取りだし、母の記憶もない。置いて行っても大丈夫だろうと思っていたら、急に父が再婚することになった。
「リーゼ、私は再婚しようと思うんだ。リーゼは母と呼ばなくてもいい。嫌いなら距離を置いてもいい。でも、とても良い人だから、仲良くなれると思う。私はこんな男だから、リーゼの気持ちになかなか気づいてやれない。リーゼが楽しいと思ってくれる家にするにはどうしたらいいのかよくわからないんだ。こんな父ですまない。でも、諦めないよ。リーゼが笑えるように私も頑張る。その人はね。不思議な人なんだ。リーゼのことをわかってくれる人だと思う。でもリーゼが嫌なら再婚はやめる。リーゼはどう思う?」
「お父様が思うようにして下さい」
あの時、私はそう言って部屋を出た。
父は見た目はゴリマッチョで威圧感があり、水属性の魔法を使うからか冷ややかな人に思われがちだが、とても穏やかで優しい人だ。私のことも大事に思ってくれている。
母が、私が父や祖父母を嫌っていると父や祖父母に話していたようだ。私をみんなから遠ざけていた。母のせいで私達の間には溝ができてしまっていた。
杏音としてはめんどくさいから、そのままでも良かったが、アンネリーゼとしてはやはり父や祖父母に愛されたいと思っている。でも、長い間、母から洗脳されていたので、父や祖父母と上手く話をすることができないでいた。
父は再婚した。私はその人を見て驚いた。小さくて華奢で庇護欲をそそるようなら外見。父より12歳年下の18歳だと言う。
お父様大丈夫か? と思った。
ただその人は母とは全く違う匂いがした。私にお義母様と呼ばなくても呼んでも、好きにすればいいと言った。決して突き放しているわけではなく、私をひとりの人間として、話をしているように思えた。
一緒に食べたいと朝食に誘ってくれた。
リーンハルトが食卓を汚しても怒らない、叩かないと言った。
汚しても拭けばいいと普通に言った。
この人は母とはちがう。見た目は可愛いが中身はかっこいい気がする。
そして、なんと父達と魔獣討伐に出かけ、大活躍したらしい。騎士達が女神、聖女と崇め奉っていた。めっちゃ強くて、めっちゃ早くて、飛び回っていたそうだ。しかも回復魔法や増強魔法が使えるらしい。やっぱりかっこいいな。
私は転生の話をしてみることにした。この人なら否定しないんじゃないか? ちゃんと聞いてくれるんじゃないかと。
私の予想はピタリだった。いや、その上をいった。
義母は、私、アンネリーゼ、そして杏音まで認めてくれた。アンネリーゼを抱きしめ、杏音を労ってくれた。
私はこの人について行こうと思う。私がアンネリーゼとしてここに転生したのはこの人と一緒にこの辺境の地を素晴らしい場所にするためだ。
小説はあの母が去るところで終わる。この世界は小説が終わったあとの世界。それなら私達の可能性は無限だ。退場した人に囚われることなどない。
私は私のやりたいことをやる。それには義母が必要だ。
義母は私の心に灯りを灯してくれた。希望の光を灯してくれた。
この人と一緒にいれば必ず幸せになれる気がする。
やるぞ~! 私の力、発揮するぞ~!
私はベランダで拳を突き上げ叫んだ。
やっと私の出番が来たようだ。
どうせ継母なんてろくなもんじゃないだろう。実の母も最低だった。もう期待しないのが1番だ。
私は前世の記憶があった。
弟のリーンハルトの出産を終え、王都からこの辺境の地に戻ってきた母は毎日イライラして、私にあたっていた。
あの日は、母に叩かれ、突き飛ばされて壁に当たり頭を打った。意識を失い。丸一日意識が戻らなかった。その時に思い出したのだ。
前世の私は小説や漫画を読むのが好きだった。32歳で事故で亡くなった杏音という平凡な日本人だった。
そしてここは読んでいた小説「真実の愛に生きる」の世界だと気がついた。
アンネリーゼになって物心ついた頃から母に虐待されていた。躾と称して叩かれた。
暴力は叩かれるくらいだったが、毎日のように『あなたのようなダメな子はお父様もお祖父様もお祖母様もみんな嫌っているわ。生まれてこなければよかったのに』と言われていた。
『私に叩かれたと言ったところで、みんなはあなたが嘘をついていると思うわ。あなたの言うことを信じる人なんて誰もいないのよ』と言って笑うこともあった。
私は暗い子供だったと思う。父や祖父母のことも避けるようになった。いつも部屋の隅で本を読んでいる子供だった。
母はなんだかんだと理由をつけて王都に里帰りしていた。その時は、私も一緒に連れて行かれるのだが、基本、母方の祖父母は王都にあるグローズクロイツ家のタウンハウスで働いているので、家にはあまり帰ってこない。母は私を部屋に閉じ込め、夜会やお茶会へ遊びにいっていた。
母は煌びやかな世界が好きな人だったのだろう。王都で毎日夜会やお茶会に出席し、綺麗なドレスを着て、濃い化粧、キツい香水をつけ、踊ったり、お喋りしたりするのが好きだったようだが、辺境の地にはそんなものはなかった。
綺麗なドレスを着ても行くところもない。それに父は王都の男のように甘い言葉を囁いてはくれない。辺境の地でのストレスを私にぶつけていたのだろう。
小説のラストシーンは、主人公が、男児を産み、役目は終わった。あとは愛に生きると、真実の愛のお相手と手に手を取ってふたりで消える。
杏音の記憶が戻ってからは母に叩かれたり、罵られることは、それほど辛くなくなった。
32歳まで生きていた前世の私はかなり気が強く、図太かったからかもしれない。なんとか母との接触を避けながらその日がくるのをひたすら待った。
弟のリーンハルトが生まれてすぐ、母は小説どおり、姿を消した。
私は急に父や祖父母と打ち解けることはできず、弟と子供部屋に引きこもっていた。もう少し大きくなったら家を出て、前世の知識を活かして生きていこう。弟は跡取りだし、母の記憶もない。置いて行っても大丈夫だろうと思っていたら、急に父が再婚することになった。
「リーゼ、私は再婚しようと思うんだ。リーゼは母と呼ばなくてもいい。嫌いなら距離を置いてもいい。でも、とても良い人だから、仲良くなれると思う。私はこんな男だから、リーゼの気持ちになかなか気づいてやれない。リーゼが楽しいと思ってくれる家にするにはどうしたらいいのかよくわからないんだ。こんな父ですまない。でも、諦めないよ。リーゼが笑えるように私も頑張る。その人はね。不思議な人なんだ。リーゼのことをわかってくれる人だと思う。でもリーゼが嫌なら再婚はやめる。リーゼはどう思う?」
「お父様が思うようにして下さい」
あの時、私はそう言って部屋を出た。
父は見た目はゴリマッチョで威圧感があり、水属性の魔法を使うからか冷ややかな人に思われがちだが、とても穏やかで優しい人だ。私のことも大事に思ってくれている。
母が、私が父や祖父母を嫌っていると父や祖父母に話していたようだ。私をみんなから遠ざけていた。母のせいで私達の間には溝ができてしまっていた。
杏音としてはめんどくさいから、そのままでも良かったが、アンネリーゼとしてはやはり父や祖父母に愛されたいと思っている。でも、長い間、母から洗脳されていたので、父や祖父母と上手く話をすることができないでいた。
父は再婚した。私はその人を見て驚いた。小さくて華奢で庇護欲をそそるようなら外見。父より12歳年下の18歳だと言う。
お父様大丈夫か? と思った。
ただその人は母とは全く違う匂いがした。私にお義母様と呼ばなくても呼んでも、好きにすればいいと言った。決して突き放しているわけではなく、私をひとりの人間として、話をしているように思えた。
一緒に食べたいと朝食に誘ってくれた。
リーンハルトが食卓を汚しても怒らない、叩かないと言った。
汚しても拭けばいいと普通に言った。
この人は母とはちがう。見た目は可愛いが中身はかっこいい気がする。
そして、なんと父達と魔獣討伐に出かけ、大活躍したらしい。騎士達が女神、聖女と崇め奉っていた。めっちゃ強くて、めっちゃ早くて、飛び回っていたそうだ。しかも回復魔法や増強魔法が使えるらしい。やっぱりかっこいいな。
私は転生の話をしてみることにした。この人なら否定しないんじゃないか? ちゃんと聞いてくれるんじゃないかと。
私の予想はピタリだった。いや、その上をいった。
義母は、私、アンネリーゼ、そして杏音まで認めてくれた。アンネリーゼを抱きしめ、杏音を労ってくれた。
私はこの人について行こうと思う。私がアンネリーゼとしてここに転生したのはこの人と一緒にこの辺境の地を素晴らしい場所にするためだ。
小説はあの母が去るところで終わる。この世界は小説が終わったあとの世界。それなら私達の可能性は無限だ。退場した人に囚われることなどない。
私は私のやりたいことをやる。それには義母が必要だ。
義母は私の心に灯りを灯してくれた。希望の光を灯してくれた。
この人と一緒にいれば必ず幸せになれる気がする。
やるぞ~! 私の力、発揮するぞ~!
私はベランダで拳を突き上げ叫んだ。
やっと私の出番が来たようだ。
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