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第512話 ゆるゆる相談
しおりを挟む「で? ケント。エリーともっと進みたい気持ちはまだあるのか?」
食事会が終わってから、エディに別室にと呼ばれたので何だろうと思ったら……エリーちゃんとの進展についてだった。まあ、この間相談したから、その内容だよね!
「ある……けど」
「ヘタレ過ぎて手出ししにくいのか」
「だって、あんなにも可愛い子が僕の彼女って思うと……まだちょっと信じられない部分もあるから」
「付き合って半年くらい経つのに?」
「エディはどうなの!?」
「見合いの縁談は山ほど来るが、全部蹴ってる」
「……好きな子でもいるの?」
「いんや? ピンと来ないだけだ」
「なんだ~……」
とっくに婚約者さんとか居そうな立場なのに、恋愛したいってことかな? その時は全力で応援するけどね。ともかく、僕の方は悩みが加速して全然進展がない状態だけど。
「俺のことはいいだろう? ケントの問題が優先だ」
「…………触ってみたいのはあるけど」
「一回は出来たんなら、加速させればいいだろう?」
「あんな大胆にもう出来ないよ!?」
「意味わからん!? キスしたいって言ってたじゃないか!?」
「だってぇ……」
プルプルふるふるの柔らかい唇に……ちゅっとしたら止まらない自信がないんだ。絶対気持ち良くてもっとを求めてしまう可能性が強い。お互い初めてなのに、成り行きで体を繋ぐ関係まで発展したらエリーちゃんに失礼だろ思う!!
そんながっついた男になんてなりたくないよ!!
「……ああ言えばこう言う。君は恋愛に対して変に構え過ぎじゃないか? もっと欲望通りに動けばいいだろう?」
「……嫌われない?」
「だったら付き合ってもいないし、この前のハグで拒否されてたはずだが?」
「……なかった」
と言うことは、エリーちゃんも待っててくれている?
僕と……キスとか色々したいのかな?
そう思うと、今違う部屋でお師匠さん達と待機しているエリーちゃんを……迎えに行ってあげたいと思いがふくらんだ。
でも、流石にお城の中でキスするのはいけないよね。
「なんだったら、部屋貸すぞ?」
「……やめて。自分が性犯罪者になる気がするから」
「あつらえるくらい、おかしくないぞ?」
「そう言うのは、自分で何とかするから!?」
「はいはい」
貞操概念の差が大きいのはなんとなく感じてたけど……ちょっと緩いな、こっちの世界。
だから感覚が色々違うのかもしれない。お師匠さんの場合は、レイアさんと済ませているのかな? プロポーズはするって言ってたけど……。
とりあえず、男としてもう少し成長出来るように頑張るんだ!! 諏方賢斗!!
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