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不吉な知らせ①
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昼食の時間になるまではぶらぶらと歩いて過ごした。この辺りは商業地区になっているようであり、買い物客と思われる人たちが多く歩いていた。
さすがにこの時間帯に武器を持った冒険者の姿はなかった。俺たちもただの買い物客だと思われていることだろう。
王都の治安は良好なようである。コリブリの街も治安は悪くはなかったが、ここはさらに良いみたいだ。ケンカをしている人さえ、見かけたことがなかった。
「平和ね~」
「そうだね、平和だね。今はこの大陸で戦争をしている国はないし、魔物の動きが活発になっているとも聞かないからね。このままじゃ、冒険者の仕事が無くなっちゃうかもね」
「それは困るわね。刺激が無くなって、すぐに退屈しちゃいそうだわ」
行き交う人たちは笑顔の人が多い。この笑顔を守るのも、冒険者の立派な仕事なのかも知れないな。
そんなことを話しているうちに、先ほどのカフェがランチタイムになったようである。少し早かったが、お店に向かった。そこではすでに満席に近い状態になっていた。
「もうこんなに人がいるんだ」
「人気のカフェみたいね。それならおいしいに決まっているわ。楽しみね」
一人用のカウンター席があいていたのでそこに座る。最近はリリアと一緒でも、一人分の席でお願いするようになった。二人分の席をお願いすると毎回店員さんを困惑させることになっていたからね。
「おすすめパスタと、デザートのプリンを下さい」
「かしこまりました。デザートは後でお持ちしますね」
店員さんが営業スマイルで注文を取る。少しすると、トマトソースがかかった、おいしそうなパスタが運ばれてきた。
それをリリアのお皿にお裾分けする。今のリリアはパスタを切ることができるのだ。
「それじゃ、食べようか。うん。これはトマトソースの味が濃くておいしい」
「さすがにこれよりも細いパスタはないみたいね。妖精サイズのパスタがあれば良かったんだけど……本当だわ。フェルが言う通り、ソースがおいしい」
パスタをさらに四分の一程度にカットして食べるリリア。サイズ感は全く違うけど、それでもおいしそうに食べていた。今度はリリアサイズの食事を提供してくれるシェフを探さないといけないな。こっちも難易度が高そうだぞ。
「お待たせしました。デザートのプリンです」
「ありがとうございます」
黄色い物体に茶色の液体が乗った食べ物が出てきた。これがプリン。どんな味がするのだろう。プリンをリリアの小さなお皿に取り分ける。もちろん、上の茶色い液体も一緒だ。
「変わった食べ物だけど、これ、何かプルンプルンしているな。スライムみたいだね」
「確かにそうだけど、スライムに例えるのはどうかと思うわよ。今から食べるのに」
リリアがムッとした顔をしている。そうだった、リリアはスライムが苦手だったんだっけ。あのヌメヌメとした感触が嫌いらしい。昔、襲われたことでもあるのかな? いやらしい。
恐る恐る、黄色の物体にスプーンを突き刺した。想像していた「跳ね返るような弾力」ではなく「ポテトサラダにスプーンを差し込むような感覚」だった。そのまま上に乗っている茶色の液体と共に口の中に入れる。
すぐに香ばしくて、甘い味が口の中いっぱいに広がった。甘くておいしい。黄色の部分は甘さが控えめになっているようで、滑らかに舌の上でとろけると、口の中で混じり合っていた。
「これはおいしい! リリアも食べてみてよ。驚くよ」
「どれどれ……お、おいしい! 何これ!? すごいものを作り出したわね。やるじゃない」
もしかしてと思って周囲を見渡すと、どのテーブルにもプリンがあった。なるほど、みんなこれを食べに来ていたのか。納得だ。癖になりそう。
一つのプリンを二人で分け合いながら食べたが、半分くらいはリリアが食べていたと思う。あの小さい体のどこに収まっているのか。体積、おかしくない?
さすがにこの時間帯に武器を持った冒険者の姿はなかった。俺たちもただの買い物客だと思われていることだろう。
王都の治安は良好なようである。コリブリの街も治安は悪くはなかったが、ここはさらに良いみたいだ。ケンカをしている人さえ、見かけたことがなかった。
「平和ね~」
「そうだね、平和だね。今はこの大陸で戦争をしている国はないし、魔物の動きが活発になっているとも聞かないからね。このままじゃ、冒険者の仕事が無くなっちゃうかもね」
「それは困るわね。刺激が無くなって、すぐに退屈しちゃいそうだわ」
行き交う人たちは笑顔の人が多い。この笑顔を守るのも、冒険者の立派な仕事なのかも知れないな。
そんなことを話しているうちに、先ほどのカフェがランチタイムになったようである。少し早かったが、お店に向かった。そこではすでに満席に近い状態になっていた。
「もうこんなに人がいるんだ」
「人気のカフェみたいね。それならおいしいに決まっているわ。楽しみね」
一人用のカウンター席があいていたのでそこに座る。最近はリリアと一緒でも、一人分の席でお願いするようになった。二人分の席をお願いすると毎回店員さんを困惑させることになっていたからね。
「おすすめパスタと、デザートのプリンを下さい」
「かしこまりました。デザートは後でお持ちしますね」
店員さんが営業スマイルで注文を取る。少しすると、トマトソースがかかった、おいしそうなパスタが運ばれてきた。
それをリリアのお皿にお裾分けする。今のリリアはパスタを切ることができるのだ。
「それじゃ、食べようか。うん。これはトマトソースの味が濃くておいしい」
「さすがにこれよりも細いパスタはないみたいね。妖精サイズのパスタがあれば良かったんだけど……本当だわ。フェルが言う通り、ソースがおいしい」
パスタをさらに四分の一程度にカットして食べるリリア。サイズ感は全く違うけど、それでもおいしそうに食べていた。今度はリリアサイズの食事を提供してくれるシェフを探さないといけないな。こっちも難易度が高そうだぞ。
「お待たせしました。デザートのプリンです」
「ありがとうございます」
黄色い物体に茶色の液体が乗った食べ物が出てきた。これがプリン。どんな味がするのだろう。プリンをリリアの小さなお皿に取り分ける。もちろん、上の茶色い液体も一緒だ。
「変わった食べ物だけど、これ、何かプルンプルンしているな。スライムみたいだね」
「確かにそうだけど、スライムに例えるのはどうかと思うわよ。今から食べるのに」
リリアがムッとした顔をしている。そうだった、リリアはスライムが苦手だったんだっけ。あのヌメヌメとした感触が嫌いらしい。昔、襲われたことでもあるのかな? いやらしい。
恐る恐る、黄色の物体にスプーンを突き刺した。想像していた「跳ね返るような弾力」ではなく「ポテトサラダにスプーンを差し込むような感覚」だった。そのまま上に乗っている茶色の液体と共に口の中に入れる。
すぐに香ばしくて、甘い味が口の中いっぱいに広がった。甘くておいしい。黄色の部分は甘さが控えめになっているようで、滑らかに舌の上でとろけると、口の中で混じり合っていた。
「これはおいしい! リリアも食べてみてよ。驚くよ」
「どれどれ……お、おいしい! 何これ!? すごいものを作り出したわね。やるじゃない」
もしかしてと思って周囲を見渡すと、どのテーブルにもプリンがあった。なるほど、みんなこれを食べに来ていたのか。納得だ。癖になりそう。
一つのプリンを二人で分け合いながら食べたが、半分くらいはリリアが食べていたと思う。あの小さい体のどこに収まっているのか。体積、おかしくない?
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